6月1日6月1日ロッテが、今季3度目の先発全員安打で13得点を挙げ5位へと浮上した。ロッテは1点リードで迎えた2回、里崎の3号ソロ、福浦の自身初となる6号満塁ホームランなど打者一巡の猛攻で一挙6点をあげ、終盤にも着実に加点した。ロッテ先発小林宏は6回を投げ3失点で4勝目をマークし、ダイエー戦の去年からの連勝を3に伸ばした。ダイエー先発の杉内は、7安打で7失点と今季最短の2回で降板。なお、この試合でダイエー城島が史上220人目となる通算1000本安打を達成した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 1 | 13 |
| 福岡ダイエー | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 |
連勝すらなく月間借金10で終わった5月にオサラバするように、ロッテが6月初戦で圧勝した。先発全員安打の猛攻でダイエーを粉砕。オリックスが敗れたため、5月2日以来となる最下位脱出を果たした。
バレンタイン監督も「選手はより良いプレーをしてくれた」と称えた。実は試合前、下位に低迷するチームを危惧した瀬戸山球団代表が「ドラフトでは10人ぐらい欲しい。（それで10選手が戦力外になるのは）仕方がない。弱肉強食の状態をつくらないとチームは良くならない」と断言。現有戦力の奮起を促す意味も込め、オフのチーム再編を口にした。その声が耳に入ったかは定かではないが、ナインは危機感を胸に戦った。
4月27日以来の4勝目を挙げた先発の小林宏は「今日は絶対に勝ちたかった。でもあれだけ点を取ってくれたらもっと投げないと」と厳しい表情を見せた。左ひざ半月板損傷が癒え、2回に3号ソロを放った里崎は「最終回にドタバタしたのが自分的には気に入らない」と不満を口にした。勝利に飢えたナインに、強い気持ちが芽生え始めた。
幸先良いスタートだ。5月は連勝すらなかったロッテが、6月を白星でスタートした。初回に1点を先制すると、2回には左ひざ半月板損傷が癒えたばかりの里崎のソロ、福浦の満塁弾などで一挙6点。その後も先発全員安打の猛攻でダイエーに圧勝した。オリックスが敗れたため5位に浮上。5月2日以来となる最下位脱出を果たした。
バレンタイン監督も「選手はより良いプレーをしてくれたし、順位が上がったということは、結果がついてきたんじゃないかな」と瀬戸際でのナインの踏ん張りを称えた。試合前、下位に低迷するチームを危ぐする瀬戸山代表が「ドラフトでは10人ぐらいの選手が欲しい。（10選手が戦力外になるのも）仕方がない。定年までやる職業じゃないし。弱肉強食の状態をつくらないとチームは良くならない」と、オフのチーム再編を口にした。ナインはそんな状況に危機感を持って戦った。
この日、先発し4月27日以来の4勝目を挙げた小林宏は「あれだけ点を取ってくれたらもっと投げないと」。里崎は「最終回にドタバタしたのが、自分的には気に入らない」と不満を口にした。ナインに、より完璧な勝利を求める強い欲求が芽生え始めた証拠だった。
連勝すらなく月間借金10で終わった5月にオサラバするように、ロッテが6月初戦で圧勝した。先発全員安打の猛攻でダイエーを粉砕。オリックスが敗れたため、5月2日以来となる最下位脱出を果たした。
バレンタイン監督も「選手はより良いプレーをしてくれた」と称えた。実は試合前、下位に低迷するチームを危ぐした瀬戸山球団代表が「ドラフトでは10人ぐらい欲しい。（それで10選手が戦力外になるのは）仕方がない。弱肉強食の状態をつくらないとチームは良くならない」と断言。現有戦力の奮起を促す意味も込め、オフのチーム再編を口にした。その声が耳に入ったかは定かではないが、ナインは危機感を胸に戦った。
4月27日以来の4勝目を挙げた先発の小林宏は「今日は絶対に勝ちたかった。でもあれだけ点を取ってくれたらもっと投げないと」と厳しい表情を見せた。左ひざ半月板損傷が癒え、2回に3号ソロを放った里崎は「最終回にドタバタしたのが自分的には気に入らない」と不満を口にした。勝利に飢えたナインに、強い気持ちが芽生え始めた。
こんな試合が見たかった。ロッテが先発全員安打＆得点でダイエーに爆勝。5月2日以来30日ぶりに最下位を脱出した。「全員が貢献してくれると勝率は上がる。できない状態が続いたけど、今日は結果がついてきてくれた」と大勝にボビー・スマイルも飛び出した。
昨年1勝5敗と苦しんだ杉内から2回で7点を奪ってKO。初回にベニーの適時打で先制すると2回も里崎のソロなどで2点を奪い、極めつけが2死からの福浦の一撃だ。6号はプロ11年目で初の満塁弾。カーブが2球外れた後の直球を読み切り「打った瞬間分かる会心の一撃」と振り返った。
連勝がなかった5月は借金10。左翼席に「死ぬ気で闘え！」の横断幕が張り出されたが、最近10戦は5勝4敗1分けだ。指揮官が求めていたデータとDVD映像を組み合わせた解析プログラムも機能し始め、状態は上向き。故障者続出の象徴だった里崎も左ひざ半月板手術から復帰4戦目のアーチに「今月5つは（借金を）返したい」と鼻息が荒い。2日は黒木が先発。3年ぶりの復活勝利なら勢いがつく。
先発全員安打＆全員得点と打線爆発。自身初のグランドスラムを含む5打点の福浦は「嬉しかったです。こういう試合を続けていきたい」と笑顔を見せた。チームは約1ヶ月ぶりの最下位脱出。バレンタイン監督は「今日のように全員がいい仕事をして勝利に貢献してくれれば、それなりの順位になってくるだろう」と、久しぶりに穏やかな表情だった。
福浦のプロ入り初となる6号満塁アーチで、30日ぶりに最下位脱出だ。2回2死満塁から杉内の直球を狙い打ち。「本塁打そのものより、打点を挙げられたことも嬉しいね」と6回の左犠飛も含めて5打点の内容に満足げ。チームも波に乗って先発全員の17安打13得点と打ちまくった。バレンタイン監督も「いいプレーができれば順位も上がる。今日はその結果だ」とナインを称えた。