わたしはかもめ2004年鴎の便り(6月)

便

6月9日

オリックス7−17千葉ロッテ(ヤフーBB)

ロッテが今季4度目となる先発全員安打で、今季最多となる23安打最多得点となる17得点、先発全員得点を記録し、ヤフーBBスタジアムでの連敗を6で止めた。ロッテは同点で迎えた3回福浦の適時打で勝ち越すと、4回に2点、5回には相手エラーを絡め4本のタイムリーで6点を挙げ、その後も着実に加点した。渡辺俊は5勝目。なお、この試合でロッテの初芝が通算85人目となる1500本安打を達成した。

123456789R
千葉ロッテ20126040217
オリックス2000203007
福浦
「勝ててよかった。自分の4安打はたまたま。チームも自分も、このまま調子を維持できるかが大切。これからだよ。」
「自分のバッティングが戻ったという訳にはいかない。もっと打たないと…。いい当たりが正面となって、今日もダメだと思った。でも、その後打ち損じがヒットになってホッとした。タイミングがまだ前ですね。(スライディングは)自分は正当なスライディングをした。日本語で何か言ってきたので向った。これからも向って来たら強く出るつもり。」
渡辺俊
「調子は良かったと思います。初回に2点を先制してもらったのに…。その直後をきっちり抑えなないといけないですね。こういうゲーム展開ならスイスイ行かなければいかないと…。5回、6回とバタバタした。それが今日の反省点です。」

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火つけ李4安打、ロッテ爆発23安打17点[ニッカン]

荒ぶる魂が打線に火をつけた。4回表。ロッテ先頭の李が一安で出塁。続く初芝の二ゴロで、二塁へ猛烈スライディングを仕掛けた。避けようとした遊撃斉藤を転倒させ併殺を阻止。直後に文句を言いながら近寄ってきた斉藤とにらみ合った。

2軍調整中にバレンタイン監督から「もっとアグレッシブなプレーをして欲しい」としったされ変身。二塁でのプレーは乱闘にはならなかったが、その後の打席でも気迫を見せた。二塁打2本を含む来日初の1試合4安打。力でオリックスからの雑音を封じた。

試合後も李の言葉は力強かった。「あれは正当な滑り込み。遊撃手が早く避ければいいんですよ」。バレンタイン監督も「ああいうプレーは大好きだ。チームの勝利に貢献したんだから」と評価した。李に触発された打線は、先発全員安打で、今季チーム最多の23安打17得点と大勝した。

李は5、6日に相手の近鉄中村と話す機会があった。シドニー五輪で対戦した中村は「あの時のように三振してもいいから思い切り振るべき」と助言。李も納得の表情を見せた。もともと「僕は(熱い気質の)大邱市生まれ。そういう部分があります」という。韓国時代の荒々しさを出し始めた主砲に、「頼もしいね」とバレンタイン監督も笑顔だった。

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初芝1500安打

初芝が史上85人目となる通算1500安打を達成した。先頭打者として向かえた2回表、フィリップスの内角球に詰まりながらも、フルスイングでレフト前に落とした。試合後、汗びっしょりでベンチから出てきた初芝は「いい感じで集中できているから。2000本安打?あと10年ぐらいプレーできればね」と笑顔で球場を後にした。

通算1500安打=初芝
9日のオリックス13回戦(ヤフーBB)の2回、フィリップスから左前安打を放って達成。プロ野球85人目。初安打は、89年6月4日のオリックス10回戦(西京極)で記録している。
初芝
「まだまだ上にいっぱいいるから。でも、85人しかいない記録に到達したことには満足しているよ。今シーズンは、集中出来ているから結果が出ていると思う。(2000本は)あと10年ぐらい出来たらね。」

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ロッテが今季最多の23安打17得点[スポニチ]

ロッテはいずれも今季最多となる23安打&17得点。今季6戦全敗だったヤフーBBの呪縛を打ち破ったのは李承Yだ。来日初の4安打と闘志あふれるプレーで爆勝を演出した。

「何か言ってきたから言い返したんだ」と興奮気味に振り返ったのは4回だ。内野安打で出塁すると続く初芝の二ゴロで併殺崩しのスライディング。左足を取られた遊撃・斉藤と口論になり、相手ナインもベンチを飛び出したが「向こうが強く出れば私も強く出る」とひるまない。バレンタイン監督も「頼もしい」と称えた走塁でこの回の2点につなげ、その後もバットで貢献した。1軍復帰に際し指揮官から「グラウンドで喜怒哀楽を見せろ」と言われた。優等生でいることを余儀なくされていた韓国の国民的英雄が殻を破れば、低迷ロッテの起爆剤になる。

渡辺俊
「先制直後は抑えないと。打線がすぐ点を取ってくれて打者に集中できました。」(6回4失点で5勝目)
初芝
「上には上がいるが、85人しかいない記録には満足。今後も上を目指し頑張ります。」(1500安打達成)

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ロッテ17得点大勝!李が来日初の4安打[サンスポ]

李承Yが来日初の4安打。4回には闘志あふれるスライディングで併殺を崩し、遊撃・斉藤と言い争うシーンも。「相手が何か言ってくるなら私も強く出ますよ」。語気を強める姿は“優等生”だったこれまでとは違う。前日(8日)にバレンタイン監督らと会食。遠征先でもあまり外出しない李だけに、いい気分転換となった。今季最多の23安打&17得点で、ヤフーBBでの連敗を6で止めた同監督も「打線全体の歯車がかみ合ったいい試合だったね」と破顔一笑。

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李承Y、怒りの4安打[報知]

李承Yが闘志全開で来日初の1試合4安打をマークした。火をつけた一触即発の場面は、4回無死から一塁走者として、初芝が放った二ゴロで果敢なスライディングで併殺阻止。このとき遊撃・斉藤と睨み合った。「足をよけるのは相手の方。正当な走塁だったし、相手が強く出ればこっちも向かっていく」と強気。前日(8日)に堀、小宮山と共に李を夕食に誘ったバレンタイン監督も「たくさん打って気分がいいだろう」と満足げだった。

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初芝1500安打達成[ニッカン]

初芝清内野手が2回の左前打で、16年目の1500安打を達成した。嬉しい金字塔到達に「まだまだ上がいるからね」と、照れ笑いを浮かべた。昨年は63試合と出場試合数は激減したが、今季も出場した試合では必ず好結果を残している。「集中できているから」と37歳。この日2安打で2000安打へ向けて、あと499本。これには「あと10年できたらね」だった。

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