わたしはかもめ2004年鴎の便り(6月)

便

6月18日

千葉ロッテ3−7福岡ダイエー(千葉マリン)

ダイエーは、1965年に前身の南海がマークして以来の10連勝で、貯金を今季最多の18に伸ばし、2位西武とのゲーム差を2.5に広げた。ダイエーは2回に城島の今季チーム通算100本目、リーグトップタイとなる23号ソロで1点を先制。その裏に同点に追いつかれるが、3回に井口の13号2ランで勝ち越すとその後も着実に加点し、今季2度目の毎回安打・今季4度目の先発全員安打を記録した。先発の和田は7回を3失点で自身5連勝6勝目。ロッテは先発・小林宏が12安打6失点で降板、チームの借金は10となった。

123456789R
福岡ダイエー0131100107
千葉ロッテ0100020003
小林宏
「変化球にキレが無かったし、ボールを低目に集めることもできなかったです。粘りきれなかった僕の責任です…。」
藤田
「状態としては悪くなかったけど…。あの1点で決まってしまった。あそこで踏ん張らなければいけなかった。」

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試合後に特守!!

試合後、若手2人が志願の特守を行った。最高風速9キロメートルの中、20歳の三塁今江が5回にフライを落球。19歳の遊撃西岡は6回に中堅ベニー、左翼フランコと飛球をお見合いし、安打にしてしまった。約20分間フライを追いかけた今江は「相手チームが捕ってるのに、僕が捕ってないなんて。出してもらってるのに、やだなダメですよ」と気を引き締めていた。

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業務提携

ダイエーとロッテの業務提携が18日、分かった。ロッテが福岡ドームに広告看板を出し、見返りにダイエーがロッテのチケットを買い取り、首都圏の取引先に配布する。ロッテ狭間営業部長は「集客力アップのためです。野球界の発展のためで、合併はまったく関係ありません」と苦笑い。ロッテ側は一、三塁側の内野フェンスに広告を出し、チケットは福岡ドームを運営する(株)ホークスタウンが買う。今春、元ダイエーの瀬戸山代表がロッテに就任した経緯から話が進んだようだ。

◇入団会見

トレードでロッテに入団した前阪神の平下晃司外野手(26)が、千葉マリン球場で入団会見を行った。背番号は「24」。ロッテからトレードで阪神に移籍した立川隆史外野手(28)も兵庫・西宮市の球団事務所で入団会見を行い、背番号は「45」。

◇渡韓

ロッテ瀬戸山隆三球団代表が、来季の韓国での対ダイエー公式戦開催を要請するため渡韓した。韓国野球委員会(KBO)などを表敬訪問した。

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ロッテ借金「10」に逆戻り…序盤から敗戦ムード[サンスポ]

借金「10」に逆戻り。小林宏が打ち込まれると、序盤から敗戦ムードが漂った。打線もあと1本が出ないお決まりのパターン。「いくつかの回で、簡単にアウトを取らせすぎた」とバレンタイン監督。口をブーブー鳴らし、憮然とした様子だった。試合後、本拠地の強風に慣れるため、志願のフライ捕球練習をした西岡と今江の姿が救い?

小林宏
「変化球に切れがなかったし、低めに集められなかった。」

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ロッテ&ダイエーが“業務提携”[スポニチ]

ロッテとダイエーが異例の“営業提携”を結ぶことが18日、明らかになった。ロッテ本社が福岡ドームに広告を出す見返りとして、ダイエー側が千葉マリンの後半戦20試合限定の予約席を購入。これをダイエー本社が首都圏の取引先に配布するなど活用する。

今回の“提携”は、観客動員の大幅増を目指すロッテがダイエーに申し入れたもので、狭間営業部長は「球界とパ・リーグ発展のため(ダイエーの)高塚オーナー代行に骨を折っていただきました」と説明。福岡ドームの運営母体で予約席を購入するホークスタウン担当者は「お互いに営業で協力していこうということです」と強調した。

オリックスと近鉄の合併問題で球界が大きく揺れる中、球団が赤字経営のロッテと身売り問題が取り沙汰されるダイエーとの営業面での“提携”だけに、今後の展開が注目を集めそうだ。

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ロッテとダイエー支え合います[報知]

ロッテ・瀬戸山隆三代表が18日、2005年に韓国・ソウルでダイエーとの公式戦開催を目指し、渡韓。韓国野球委員会と開催予定地の蚕室(チャムシル)球場を本拠地とする斗山、LGの両球団を表敬訪問した。近鉄・オリックスの合併に伴い「次の合併」とささやかれる両球団。韓国での開催計画は、前ダイエー球団代表の瀬戸山代表が動いていた。「来季はリーグ自体がどうなるか分からないが、やる方向で話を進めたい」とし、韓国側からは「歓迎する」と了解を得た。

またロッテは、定価5000万円という福岡ドームの内野フェンス両側に「ロッテ」の看板広告を出すことを決定。その見返りとして、福岡ドームを保有するホークスタウンは千葉マリンの後半戦限定シーズン席を大量購入することになった。ダイエーにとって他球団のチケット購入は初めてとなるが、ダイエーから引き抜かれた狭間営業部長は「集客力アップのための協力」と説明。福岡ドーム広報営業部も「(合併話とは)時期が重なっただけで関係ない」とし、パ・リーグ発展への協力関係であることを強調した。

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平下がロッテ移籍会見「活躍したい」[ニッカン]

阪神からロッテに移籍した平下晃司外野手が18日、千葉マリンスタジアムで記者会見し「阪神では出番がなく、もっと1軍でやりたいと思っていた。千葉マリンで活躍したい」と抱負を話した。

背番号は「24」。この日からチームに合流した。会見に同席したバレンタイン監督は「スピードもあり、体も強い。好きなタイプの選手だ」と話した。平下は立川との交換トレードで移籍し、近鉄−阪神−ロッテと3球団目。スイングの速さに定評がある。

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ダイエーがロッテのチケット販売に協力[ニッカン]

福岡ドームを所有するホークスタウンが、ロッテのチケット販売に協力することが18日、分かった。ロッテが福岡ドームに看板広告を出すことが決まり、その見返りとして、千葉マリンスタジアムで行われるロッテ主催のダイエー戦のチケットを購入することになった。福岡ドームの関係者は「関東での取引先に配布することも考えている」と話した。

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渡辺オーナー、「選手枠撤廃」を示唆[ニッカン]

巨人渡辺恒雄オーナーが18日、球団の支配下選手数の「無制限化」を主張した。この日、パ・リーグのオリックス、近鉄合併問題浮上以来初めて、両球団の対戦がヤフーBBスタジアムで行われた。合併が正式決定すれば、選手の今後が大きな焦点となる。渡辺オーナーは、全員救済のため持論の無制限論を展開した。また1リーグ制になった場合を仮定し、巨人はもちろんセ・リーグ各球団が今以上の球団を相手にすることになり、補強の必要性も示唆。新球団の「いいとこ取り」を許さない姿勢をあらためて示した。

渡辺オーナーが、支配下選手枠について持論を展開した。合併問題浮上後、初めてオリックスと近鉄が対戦したこの日夕、都内のホテルで巨人土井球団社長、三山球団代表らと会食。その後、報道陣の前で約10分も、合併問題、今後の展開について語った。

同オーナーが強調したのは選手救済。現在、オリックスの支配下選手は66人。近鉄が68人。現行の70人枠だと合併により、力のある選手はいいが、64人が溢れる計算になる。

渡辺オーナー
「選手を救済できないと意味がない。選手を救済するためには、できれば枠を無制限にしてだよ、支配下選手の枠を。80にすることになっているよ、57条の2項で。80じゃ足りなくなる可能性があるから、ある程度制限を外して全選手を救済する。社会人野球もリストラが進んでいる。そういう人達も救済できるぐらい底辺を広げたらいいんじゃないかね。」

これまでも支配下枠の撤廃を主張していた。ただ現状として経営的に受け入れに苦しむ球団が多く、難色を示すことは予想される。そのためには現行の70人を撤廃して救済する。巨人としても受け皿を用意する。ただ、そのためのルール作りが必要だとも主張する。

渡辺オーナー
「救済を他の球団に頼む以上、いいとこ取りは許さない。優先権取ってだよ、好きな選手を総取りにして、いらない選手は他の球団が救済なんて。優先権は合理的に制限されるべきじゃないか。」

さらに1リーグ制を前提にした発言も飛び出した。1リーグ制になった場合、パ球団にとって、集客力、放送権でドル箱といわれる巨人戦を組めるメリットが囁かれる。その中でも、巨人は常勝を求められる現実がある。

渡辺オーナー
「巨人は1番犠牲にならなければいかんのだよ。今までは5球団のエースを相手にしていれば良かった。今度10球団になったら9球団のエースを相手にしなきゃいけない。巨人が1番不利になる。損するんだよ。『(セ6、パ5の)11球団で1リーグ作ればいい』。こんなことはできっこない。それは反対する。パはなにもしないで、たまたま1つ吸収合併が起きて、あとは全部セの方がだな、パ以上に犠牲を払って救済しろなんて、そりゃムチャな話だよ。」

合併問題で球界再編が急浮上した後、初めて具体的な数字も口にした。相手球団数が増える以上、選手の振り分けについて当該球団の自由にはさせないという姿勢を示唆した。

またダブルフランチャイズ制度については、現行の協約に照らせば、異議を唱えた阪神の言い分は正しいとしながらも「(日本ハムも)東京ドームで12試合やっているんだから。前例はある」として柔軟な運用を求めた。

問題はまだ数多いが、全ては21日の実行委員会を経て、7月7日のオーナー会議で初めて具体化する。

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宮内オーナー、阪神にW本拠地説明[ニッカン]

阪神久万俊二郎オーナー(電鉄本社会長)が18日、大阪市内の電鉄本社でオリックスの宮内オーナー、小泉球団社長の訪問を受け、今回の合併をめぐる本拠地問題で説明を受けた。

久万オーナーは前日、近鉄とオリックス側が大阪、兵庫のダブルフランチャイズを要求したことに強く反発。しかしこの日の会談に同席した野崎球団社長によると、宮内オーナーから「挨拶が遅れて申し訳ない。(本拠地は)まだ2ヶ所にするのか断定できない状態だが、最終的に(阪神には)迷惑をかけない」と説明を受け、阪神側は一応の理解を示した。

同球団社長はまた「(新球団は)宮内オーナーが主導権を握ると感じた」と印象を語り「特別扱いならばウチも一緒(兵庫と大阪)にして欲しい」との考えを示した。

一方、宮内オーナーはヤフーで近鉄戦を観戦。オリックスが快勝も「複雑な対戦になりましたね。私は野球が大好きなので邪念なしに見ることはできましたが」と話した。

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西武代表、合併問題早期解決を要望[ニッカン]

近鉄、オリックスの合併が決定した場合1リーグ制への移行を支持した西武星野好男球団代表は18日、遠征先の北海道・旭川で「まず近鉄とオリックスの問題をスピーディーに解決することが先決。1リーグ制は、パ・リーグが5球団になってからの議論になるから」と早期解決の要望を示した。前日17日にはパ緊急理事会の内容を堤オーナーに報告。堤オーナーも納得しているという。だがパ5球団になった場合のリーグ運営には「難しいよ。(5球団で)工夫すると言う人もいるが、5球団でのリーグ戦となればパのレベルが下がるだけだし、ファンの興味も薄れる。営業的に苦しくなるだけです」とあらためて1リーグ制移行の球団方針を強調した。

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