わたしはかもめ2004年鴎の便り(6月)

便

6月24日

4位以下なら全員減俸[ニッカン]

◇球団代表が示唆

ロッテナインが今オフ、大減俸の嵐に見舞われる可能性がでてきた。瀬戸山隆三球団代表は24日、「チームがこのままなら給料は上げられない。個人成績は全く関係ありません」と、下位に低迷すればほぼ全選手が年俸ダウンすることを示唆。ナインの奮起をうながした。

同代表は25日に、西武と北陸シリーズを戦う金沢に入る。宿舎でナインに近鉄とオリックスの合併の事情説明を行うが「とにかく今はプレーオフに向けて頑張ってくれ。ゴタゴタを集中できない理由にするのは許さんよ」と伝えるつもりだ。これは調子の上がらないチームへのしった激励にほかならない。瀬戸山代表は「必ずね、やってくれるでしょう」と5位低迷からの脱出、そして3位以内でのプレーオフ進出を期待する。

元々今季はバレンタイン監督の意向で、多くの選手が個人ではなくチーム成績に基づくオプション契約を結んでいる。3位以上は順位によって出来高が付く形式だ。一方、瀬戸山代表の発言は、4位以下なら減俸という事実上の「逆オプション」。選手は最後まで個人成績に走らず、チームの勝利に向かって邁進するしかない。

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李ナイキと5年契約

李承Y内野手が、ナイキと異例の長期契約を結んだことが24日、分かった。先週、李は韓国ナイキの関係者と千葉マリンで会談。09年4月までの5年契約を締結した。韓国人選手ではレンジャーズ朴賛浩の4年を超える最長契約で、ナイキジャパン関係者は「日本の他の選手の契約内容は言えませんけど、そうそうある話ではありません」。現在、打率2割2分9厘、8本塁打、30打点と納得のいく数字は残せていないが調子は上向きで、周囲の期待も大きくなっている。

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黒木球宴明け復帰

右ひじの張りで10日に登録抹消された黒木が、球宴明けにも実戦復帰する可能性が出てきた。この日、荘2軍投手コーチが「ひじから指先に痺れがあるけど、通院して体のどこが神経を圧迫しているか調べてます。原因が分かればテーピングとか対処できる。今も球は投げられるし、球宴明けには大丈夫なんじゃないですか」と話した。黒木も「今投げろと言われれば、試合でも投げられる。肩が調子良いから投げ過ぎて、周りの筋肉がびっくりしたのでは」と笑顔で話していた。

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ヤクルト田中が移籍後初勝利

ロッテからトレードで移籍した田中が、移籍後初勝利を挙げた。左打者の内角を突くシュートを効果的に使い、8回1イニングを三者凡退に切り抜けた。若松監督は「トレードで取って本当に良かった」。田中も「そう言ってもらえると嬉しいです。自分の力を出すことだけを考えてました。これからもチームに貢献したいです」と話した。

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田中が移籍後初勝利[スポニチ]

4番手で1回を無失点のヤクルト・田中が嬉しい移籍初勝利を挙げた。今季途中にロッテから移籍。5月30日の広島戦(千葉マリン)でセ・リーグ初登板してから今日が10試合目。シュートを武器に通算9回1/3を投げて防御率0.96と結果を残している左腕に若松監督も「いなかったらと思うとゾッとするね」と感謝しきり。「自分なんか、いつクビ切られてもおかしくないですから」と、どこまでも謙虚な田中は今後もフル回転する。

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ヤクルト・田中、移籍初勝利[報知&サンスポ]

仕事人にようやく白星がついた。同点の8回、4番手の田中が自慢のシュートで横浜打線を3者凡退に仕留めると、その裏にチームが勝ち越し。待望の移籍初勝利が転がり込んだ。

5月下旬に交換トレードでロッテから移籍。左打者へのワンポイントを主戦場に10試合に登板し、防御率0.96。環境が変わって見事に“化けた”形だが、そんな男にも最近、心配事がある。近鉄・オリックスの合併問題だ。パ・リーグ出身だけに「寂しい」のはもちろんだが、本当の悩みは各球団による余剰選手の引き受け。「余った選手が入ってきたら、僕が首を切られるかもしれない。心配でしようがないですよ」セ・リーグに“避難”はしたが、実績を考えると他人事ではない。

今では毎朝、スポーツ新聞で合併問題の記事を読みあさるのが日課。「事態の推移はチェックしていますよ」と苦笑する。若松監督は「彼がいなかったらと思うとぞっとする」と実力を評価するが、枕を高くして寝るには、もう少し結果を残す必要がありそうだ。

田中
「自分の力を出すことだけ考えてます。(パの合併問題で)選手が増えていつクビになるかわからない。毎日、新聞を見て事態を見守ってます。」
ヤクルト・伊東投手コーチ
「コントロールがいいしシュートもいい。ウチにとってトレードはプラスだった。大きいね。」

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渡辺オーナー、1リーグ反対派を批判[ニッカン]

巨人渡辺恒雄オーナーが24日、1リーグ制に反対するセ各球団のオーナーを痛烈批判した。「極端に言えば10でも難しい(多い)んだよ。だからセはみんな損だ損だって言うけど、巨人はもっと損するんだよ。もっと各オーナーには長期的な視野に立ってもらいたい」。反対派に対して「ケツの穴の狭い人たちと、いつまで話したってきりがないね。9月の段階でどういうふうになるか見た上で、戦略の根本的な転換をしなきゃいかん」とまで話した。7月と9月に予定される2度のオーナー会議を通じ、強硬手段も辞さない考えも口にした。

強く訴えたのは、理想とする1リーグ制に向けた協約改正の必要性だった。「多数決で押し切れることは押し切れるけれども、小異を捨てて大同につくということで協約改正をやらんとどうにもならんよ。それを嫌だっていうならコミッショナーに一任するか。そうでなければ有志連合でいくしかないのかな。新リーグだよ」。改正には12球団のうち9球団の賛成が必要(3/4以上)とあって、これまでも口にしてきた新リーグ構想を持ち出してまで、反対派にプレッシャーをかけた形。最後には「日本のプロ野球が野垂れ死にしていいんですかということだよ。潰れる野球に心中するのは嫌だな」という強い口調も飛び出した。

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BuとBW、新会社設立して合併[ニッカン]

オリックスと近鉄の合併問題で、オリックスによる吸収合併の形はとらず、いったん両球団を解散して新たに運営会社を設立し合併することで、親会社のオリックス、近畿日本鉄道双方が基本的に合意したことが24日、分かった。来月1日のパ・リーグ臨時理事会に提案する見通し。本拠地は大阪に軸を置くことでも一致した。

合併には新会社方式と、どちらかを解散し他方を存続会社にする吸収合併方式の2通りがある。一般的には、新会社方式の方がより合併に費用や時間がかかるため、どちらか一方を存続させるケースが多い。だが、両社は合併後の球団社員同士の融和や双方のファン感情に配慮。また両球団がともに非上場で、新たに会社を設立しても手続きがそれほど煩雑ではないため、新会社方式で合意した。新会社の株式は、経営を主導するオリックスが大半を持つ見込みだ。

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