わたしはかもめ2004年鴎の便り(6月)

便

6月26日

千葉ロッテ2−9西武(金沢)

西武が今季4度目の3連勝、今季最多の貯金15で首位ダイエーとのゲーム差を1.5に縮めた。西武は1回、カブレラが復帰後初打点となる適時三塁打を放ち1点を先制。その後も和田のリーグトップタイの25号2ラン、貝塚の4号3ランなど、5回まで毎回安打、毎回得点で8点を挙げ、さらに9回には貝塚のこの試合2本目の5号ソロでダメを押した。西武先発・許は7回を6安打1失点に抑え、今季初の先発登板勝利で4勝目。ロッテは再び今季最多タイの借金12。なお、ロッテ・堀は史上86人目となる通算1500本安打を達成した。

123456789R
西武1121300019
千葉ロッテ1000000102
小林宏
「全て自分が悪いんです。全てを考え直さないといけない。このままのピッチングでは通用しない…。」
「1500安打は素直に嬉しいです。すっと調子が悪かったからね。3安打も久しぶり。チームも自分も絶対にこのままじゃ終わらないですよ。500本?それよりも目先の1本ですよ。」

ページトップ

バレンタイン監督遠吠え「審判が…」

バレンタイン監督の主張も虚しいだけだった。「小林宏は球威がなかった。だが、振り逃げと、ハーフスイングを審判がちゃんと見てくれなかった場面と、本当なら2つ三振を取れていたはずなんだ」。試合後のコメントも、遠吠えにしか聞こえなかった。

5回表、先頭フェルナンデスに振り逃げされ、1死後、和田に四球を与えた。バレンタイン監督は、和田のハーフスイングがホールとなると抗議。しかし認められず、続く貝塚に3ランを浴びた。同監督にすれば、2人が三振で3点はなかった、ということになる。

だが、わずかに得点の賓打では結果は同じだろう。借金も再び今季最多タイの12となった。右ひじ痛で出場選手登録を抹消されたミンチーに代わり、27日は左腕セラフィニが先発する。バレンタイン監督は「とにかく良い投球をして欲しい」と祈るように話した。

ページトップ

堀1500安打

35歳のベテラン堀が初回に左前打を放ち、通算1500安打を達成した。この日は第3、第4打席にもヒットを放ち、猛打賞。「チーム状態も、自分も調子悪いんで。何でもいいからきっかけになれれば」と今後を見据えていた。

通算1500安打=堀(ロッテ)
26日の西武15回戦(金沢)の1回、許から左前安打を放って達成。プロ野球86人目。初安打は89年4月14日の近鉄1回戦(川崎)で記録している。

ページトップ

選手に経過説明

ロッテ瀬戸山隆三代表が26日、2軍の浦和球場を訪れて、近鉄・オリックス合併問題の経緯説明を行った。同代表は前日25日には金沢遠征中の1軍選手に同様の説明をして、来季のプロ野球運営に対するナインの不安を和らげた。この日も「別に質問などはありませんでした。事実をそのまま述べただけです」と話した。

ページトップ

小林宏が5回途中8失点[サンスポ]

小林宏は5回途中8失点。再三の拙守に足を引っ張られ、バレンタイン監督は「確かに彼本来の速球ではなかったが、それよりバックがもっと彼に余裕を持たせてあげないと」とかばったが、本人は「自分が悪い。全部、考え直さないと。このままでは通用しない」とうなだれた。

ページトップ

ロッテ再び借金12[スポニチ]

先発・小林宏の不調が、ロッテの流れを変えた。5回まで毎回失点で4回1/3を9安打8失点。初回に福浦の適時打で同点としてもらいながら、立ち直れず「全部を変えないと。このままでは通用しない」と反省した。投打がかみ合わず、借金は今季ワーストタイの12となり、バレンタイン監督は「(小林宏は)本来のボールではなかった。今日は打線の助けもなかった」と嘆いていた。

ページトップ

小宮山5回3失点(ファーム)[ニッカン]

21日に今季初めて1軍登録を抹消され、2軍調整中の小宮山悟投手が先発登板した。1回に湘南吉村に先制12号2ランを許すと、5回にも1点を失い、5回5安打3失点で降板した。この日最速141キロだったが、4四死球と自慢の制球を乱した。味方打線の逆転で勝ち投手にはなったが、ネット裏では「三振ゼロではねえ。1軍では…」との声が出ていた。

試合は、ロッテが4回に喜多の3号3ランで逆転勝ち。喜多は、湘南秦のカーブを右翼席に運び、4月25日以来となる久しぶりの1発。ロッテは連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。

ページトップ

「合併反対」ファン署名活動、目標36万人[ニッカン]

オリックスと近鉄の球団合併に反対する署名運動が始まっている。応援する球団の枠を超えて、有志約20人が自然発生的に集まり「バファローズ・ブルーウェーブのチーム存続を訴える会」を結成。試合開催日に球場近辺で街頭署名活動を行っており、この1週間でその数は6000人を突破した。

会を設立した新熊康助代表(会社員)は「球団が1つ消滅することには断固反対します。両球団のファンだけに限らず(署名の)反応はいいです」と手応えを口にした。この日は大阪ドーム、神宮、東京ドームに出向き、両球団存続を訴えた。98年にサッカーのJ1横浜フリューゲルスが吸収合併され消滅した時、約36万人の署名を集めているが、同会では7月7日のオーナー会議までに、同数の署名を目標に掲げている。最終的には存続を希望するファンの切実な声として、近鉄球団に手渡す予定。新熊代表は「市民球団化なども視野に入れながら、チームを存続させて欲しい」と球界再編の動きに一石を投じた。

ページトップ