わたしはかもめ2004年鴎の便り(7月)

便

7月2日

福岡ダイエー1−13千葉ロッテ(福岡ドーム)

ロッテが15安打で13点を挙げ今季初の5連勝。1点を先制したロッテは、同点に追いつかれた直後の4回、今江の犠飛で勝ち越しに成功。6回には堀の4号3ランなどで4点、7回には今江、堀、西岡の3連続適時打で3点を追加するなど後半4イニングで11点を挙げ、ダイエーを突き放した。ロッテ先発の小林宏は7回を被安打6、奪三振7、四死球2、112球で今季ダイエー戦3勝目。ダイエーは投手陣が打ち込まれ今季9度目、対ロッテは5度目の2ケタ失点。

123456789R
千葉ロッテ10010432213
福岡ダイエー0010000001
小林宏
「低めに丁寧に投げることが出来ました。1発があるバッターが多いので、低めに投げることを心掛けたのが良かったですね。ホームランは甘いボールでしたが、自分の中では吹っ切れましたね。打線も援護してくれて、かなり楽になりました。」
バレンタイン監督
「若い選手もベテランも全員が良いバッティングをしてくれた。それぞれが持ち場で力を発揮してくれたね。」

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今季初5連勝

小林宏が約1ヶ月ぶりに白星を手にした。「調子は良くなかったけど、手稲にに投げられた」。最近2試合はいずれも6点以上失ってのKO。「体が早く開かないように気を付けた。今日は上手く修正できた」。この日は得点圏に走者を背負うシームもあったが、そこから粘って7回を1失点の好投だった。チームも今季初の5連勝。バレンタイン監督は「いい野球ができている。5連勝すべき力はあると思う」とうなずいていた。

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ベニー死球退場

ベニー・アグバヤニ外野手がダイエー戦(福岡ドーム)の4回の打席で右手の人さし指と中指に死球を受け、そのまま交代。福岡市内の病院で検査を受け、骨には異常はなかった。

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ロッテが13点で5連勝![スポニチ]

今季初の5連勝にバレンタイン監督の言葉が弾んだ。「今はいい野球ができてるからね。5連勝すべき力がある」。15安打13得点と打線の爆発も大きかったが、勝利の立役者は先発・小林宏。7回を6安打1失点に抑え、今季5勝のうち3勝がダイエー戦という鷹キラーだ。「1発のある打者が多いので、低めに丁寧に投げました」。3位・日本ハムに0.5ゲーム差に接近しプレーオフ出場の3位以内も見えてきた。

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ロッテ今季初の5連勝!小林宏が1ヶ月ぶり白星[サンスポ]

小林宏が約1ヶ月ぶりに白星。「調子はよくなかったけど、丁寧に投げられた」とホッ。最近の2試合は6点以上を失ってのKO。「体が早く開かないように気を付けた。今日はうまく修正できた」。この日は得点圏に走者を背負うシーンもあったが、そこから粘って7回1失点の好投だった。

バレンタイン監督
「いい野球ができている。5連勝すべき力はあると思う。」

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ロッテ15安打13得点で連勝[報知]

投打がかみ合ったロッテが今季初の5連勝だ。先発の小林宏が低めへの徹底した制球で、ダイエー打線を7回6安打1失点に抑えた。「1発がある打者ばかり。丁寧に投げました」。5勝のうち3勝をダイエーから挙げる“タカ・キラー”ぶり。

小気味のいい小林宏の投球リズムに、打線が援護射撃で応えた。1点リードの6回1死二塁。橋本が「狙い通り」という右越えの適時二塁打。さらに一、二塁から掘の右翼席への4号3ランで突き放した。「久しぶりの1発。嬉しい」と笑顔で振り返った。

終わってみれば15安打13得点の猛攻で首位・ダイエーに圧勝。「今季初の5連勝?最後でないことを願うよ。非常にいい野球ができている」とバレンタイン監督も満足した。3位・日本ハムが敗れ、その差は0.5ゲーム。プレーオフ圏内にピタリとつけている。

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ロッテ、今季初の5連勝![ニッカン]

小林宏が約1ヶ月ぶりに白星を挙げた。「調子は良くなかったけど、丁寧に投げられた」とほっとした様子だった。最近の2試合は、いずれも6点以上失ってのKO。「体が早く開かないように気を付けた。今日はうまく修正できた」。この日は得点圏に走者を背負うシーンもあったが、そこから粘って7回を1失点の好投だった。チームも今季初の5連勝と波に乗り、バレンタイン監督は「いい野球ができている。5連勝すべき力はあると思う」と頷いていた。

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お粗末、12球団会議不毛な4時間[ニッカン]

球界首脳のお粗末ぶりがクローズアップされた。近鉄、オリックスの合併問題を話し合う12球団臨時代表者会議が2日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で行われた。前日1日、パ・リーグ臨時理事会で了承された合併具体案について、セ・リーグ側から疑問が噴出。優先保有選手、ダブルフランチャイズなどの問題で紛糾し、3時間50分かけても合意は得られなかった。一方で、合併後の5球団でリーグをどう運営するか、パだけではなく、セ・リーグからも意見は出ずじまい。2リーグ維持なのか、1リーグ移行を目指すのか。肝心な部分を置き去りにする情けなさだった。

◇パ合併具体案にセ反発

午後3時に始まった12球団臨時代表者会議。前日、パ・リーグ臨時理事会で大筋で了承された合併の具体案は、セ・リーグからの相次ぐ質問で紛糾した。会見したセ豊蔵一会長は「議論が重複した。もう少し時間がかかる」と振り返った。主な異論は

(1)
28人のプロテクト(優先保有選手)
(2)
大阪、兵庫のダブルフランチャイズ
(3)
合併方式の問題

の3点だった。1については28人中、新人、若手の割合はどうなるのか。複数年、FA選手はどうなるのか。2については兵庫を本拠地とする阪神から変わらぬ拒否があった。3については、吸収合併ではないという認識を他球団はもったが、では具体的に法律上、商法上、どういう合併になるのか、という点だ。パ・リーグとして即答できず、ほとんどが継続審議になった。パ村田事務局長は「パ・リーグはすんなりと理解したんだけど、セ・リーグは色々な疑問点があるんだね。揉めるということではなく、説明できないところも随分(セから)指摘された。だから時間がかかった」と説明した。

12球団の合意が得られれば、会議を実行委員会に「格上げ」して合併を正式に承認する可能性もあった。しかし、豊蔵会長は「連絡調整会議のようなものになった。議論が重複して時間ばかりかかった」と表現した。合併協力で意思統一されているが、中身が進まない。6月21日の実行委員会で合併案は複数球団から反発を受け、継続審議。事実上、再び“差し戻し”だ。この問題に対し「検討委員会」を設けることも考慮された。7日のオーナー会議前の5日にも、再び臨時代表者会議が招集される。

◇エゴ滑稽

プロ野球の球団経営にあたる幹部が集まったこの日の会議は、3時間50分にも及んだ。ただその中身は、とても論議を尽くしたとは思えない内容で、何ひとつ前進しなかった。

オリックス、近鉄の合併問題に端を発した球界では、「1リーグ制」の題目だけが独り歩きするばかりで、球界をどのように運営するのかといった根本的な議論がなされない。各球団の思惑とエゴ、セ、パ対立の構図は不思議を通り越し、そこに蠢く“いい大人”達の姿が滑稽でならない。

会議を終えた首脳達が口々に言うセリフがある。「もう1度、この内容を持ち帰ってオーナーと相談します」。ほとんどの幹部は、こう言い残して会場を去った。実際の球界は彼らが揃っても、何も決まらないシステムになっているようだ。この日の会議は、球界内の議決機関である実行委員会に等しい位置付けにある。何度も同じメンバーで話し合いをして方向性すら導けないなら、全ての問題をオーナー会議に託す方が話しが早い。

◇重箱の隅

前日のパ・リーグ緊急理事会では、合併に伴うプロテクト(優先保有)枠、ダブルフランチャイズが一応の合意をみた。ただ合併を了承しておきながら、一方で日程が組めないため「パ5球団で運営は厳しい」と主張。そう言っておきながら、12球団の会議に臨めば、再編問題には、誰1人触れようとしない。

今回の合併は、球界の過渡期を証明している。本当に1リーグで成り立つのか、それともセ、パ両リーグ存続がベターか。そういった論議をせず、それぞれが「球界のため」と能書きだけはいう。だが実際は、枝葉ばかりで重箱の隅をつつく話し合いにしかならないのは理解に苦しむ。近鉄首脳は取材陣を避けるように会場を出た。そもそも説明責任がある当該球団のはずなのにと思うと、情けなくて追いかける気力も失った。

◇巨人依存

IT企業のライブドアが近鉄球団の買収に名乗りをあげた。「11球団1リーグ」でもスムーズに球界が運営できないなら、この新鋭の買収案が論議されてもいいのではないか。巨人渡辺オーナーが「知らない人が入る訳にはいかないだろう。僕も知らない人が」と言うと、全てが右にならえで、球界は巨人主導の“ぶら下がり体質”で進んでいるのが悲しい現実だ。

ここは、議決権がないとはいえ、正念場を迎える現状に、根来コミッショナーが「冷却期間を置くべき」と提案するなど、強い指導力をもって球界を導けないものだろうか。ファンの声が置き去りにされ、選手達の訴えも通らない。こんな球界では、いくら1リーグになっても同じことを繰り返す。プロ野球はいったい誰のものなのか。ファンに愛想を尽かされる前に、目を覚ませ。

◇渡辺オーナー認めた「代表レベルじゃ無理だよ」

12球団代表者会議の「お粗末」ぶりを認めた?巨人渡辺オーナーは会議の紛糾ぶりを聞き「無理だよ。代表レベルの会議じゃ」と言い放った。都内のホテルで土井球団社長、三山球団代表らと会食し、会議の報告を受けた。紛糾した問題点について「どこかで妥協できるんじゃないか。7月7日(のオーナー会議)にケリがつかなくても9月上旬まで頭を冷して、最終的に納得する決着つけりゃできるんだよ、球界再編は」と語り、9月上旬招集予定の臨時オーナー会議での決着に自信を見せた。

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12球団が買収完全黙殺

◇説明だけ

インターネット関連事業「ライブドア」が表明した近鉄バファローズの買収計画については、12球団首脳が集まった代表者会議でも支持の声はあがらなかった。「どういう話だったのか、詳しい経緯を聞きたい」(ヤクルト倉島常務)などセ各球団からも状況説明を求める声が上がり、近鉄側が会議の途中で、ここまでの交渉内容を報告した。

近鉄側は「オリックスと合併作業を進めており、応じられる話ではない」と、前日のパ・リーグ臨時理事会同様、既に終わった話だと説明。あらためて売却の可能性を否定した。他球団の出席者は「買収拒否」の説明に頷きながら、特に意見が出る訳でもなく静かに耳を傾けるだけだった。

◇合併推進

結局、ライブドアの買収計画に理解を示す球団は皆無だった。ヤクルト倉島常務は「交渉のテーブルに着く?そんな意見など出なかった。意見できるような問題ではないだろう」と話した。ヤクルトに限らず、他球団も買収より合併推進を支持。ライブドアに関する話題は、会議の中で大きな時間を占めるものではなかった。

2日前の会見で「(球界に)一石を投じたい」としたライブドアの堀江貴文社長の熱意は、12球団から完全黙殺されたともいえる。そんな四面楚歌の状況にも、同社長は4日の近鉄−オリックス戦(大阪ドーム)観戦を決めている。自らホームグラウンドに足を運ぶことで、バファローズ存続を願うファンの心情に訴える。

◇ノリ不満「あとは上が見殺しにするかどうかや」

近鉄ナインから、不満の声があがった。球団から現場に現状説明がなされていないことに、控えめな発言に終始してきた主砲中村も声を出した。この日のオリックス戦後、淡々とした口調ながら「(代表者会議のことを)オレらに聞いても一緒。一生懸命プレーするだけ。あとは上が見殺しにするかどうかや」ときっぱり。一連の合併問題やライブドアの名乗りにも、これまでは「ノーコメント」「試合に集中しAクラスを目指すだけ」などと答えていた。

また、礒部選手会長は「球団社長でもどなたでもいいですから(現状についての)話を直接、して欲しい」と訴え、近鉄の選手会役員が球団と話し合う可能性を明かした。球団をめぐる状況はめまぐるしく動いているというのに、梨田監督ら首脳陣に対しても説明がなされていない。労組・プロ野球選手会は、球界がライブドアの買収にNOの姿勢を示したことに強い不快感を表明している。礒部会長は「近鉄独自でも今後のことを話し合いたい」と、強い決意を滲ませた。

◇社長逃げた!?

近鉄小林球団社長は100人以上の報道陣が待つ出口を避けて代表者会議の行われたホテルを後にした。前日の緊急理事会で認められた合併案を却下される形になり、落胆したのか残したコメントもわずか。「細かいことをもっと詰めないとダメという話し合いだった。7日のオーナー会議で承認されそうか?分からない」と言い残し、足高球団代表とともにタクシーに乗り込んだ。

オリックス・小泉球団社長
「継続して議論していくということ。会議が長引いた原因はプロテクト枠の部分?それも含めてです。」
ロッテ・瀬戸山代表
「プロテクト28人の内容についての話に時間を要した。真司、複数年契約している選手、FA権を取得してる選手はどうするのかなど、色々な問題がある。1番大事なのは選手。1リーグの話は出ませんでした。」
ダイエー・佐藤球団代表
「プロテクト案の28人に関して、セ・リーグの方から『新人は何人含むのか?』とか、もう少しはっきり細かい数字を出してくれと言われた。我々はパ・リーグとして(案を)まとめているので(両球団の)援護射撃のようなもの。とにかく時間をかけて徹底的にやった方がいい。」
日本ハム・小嶋オーナー代行
「プロテクトの件は(28人という)活字が独り歩きしている。セ・リーグに対し、中身についての確認や説明には時間がかかる。合併の形式によっても対応が違うだろうし、人数についても10球団それぞれ考えがあるから。各球団で持ち帰り、オーナーらと話をし、オーナー会議の前にもう1度集まって話し合うことになります。」
巨人・三山球団代表
「基本的には豊蔵会長のおっしゃったことが全て。ただ大きな意味があったのは、全球団で(選手を)救済していくことが大事だから、70人から80人に(選手枠)の拡大をしようということで合意したことです。」
阪神・野崎球団社長
「フランチャイズに関しては結論が出なかったし、プロテクトも人数と中身について色んな話が出た。セ・リーグの方が足並みは揃っていたと思う。阪神としては、従来通りのスタンスを伝えることはできた。」
中日・伊藤球団代表
「28人のプロテクトについては了承までに至っていない。13人の新人が含まれるという話も出ていない。ダブルフランチャイズに関して、今回は阪神さんがかかわる問題となったが、今後のこともあるのでキチッとしなければいけない。いずれにしても持ち帰って話しをすることになった。1リーグのことは一切話は出なかった。」
ヤクルト・倉島球団常務
「プロテクトに関しては、各球団から色々と意見が出た。どこかで落としどころを考えないといけないけど、お互いの意見があるから、簡単にはいかないだろうね。今日は議論する場であって決める場ではない。持ち帰って、意見をまとめます。」
広島・鈴木副本部長
「各球団が素朴な疑問をぶつけたということです。広島としてはタイムスケジュールの確認など。具体的なことは決まっていないからこれからでしょう。フランチャイズの問題も持ち帰りですね。」
横浜・山中専務
「かんかんがくがくの議論になりました。地域権の問題もそうですし、プロテクトの28人枠も、外国人は含まない、新人、複数年選手は含める、ということなどが出ました。みんな持ち帰って再検討するということです。」

◇根来コミッショナー「ノーコメント」

根来コミッショナーは会議後、「僕はノーコメントだよ」といつになく言葉少なに事務局を後にした。前日、パ・リーグ臨時理事会の報告に訪れたパ小池唯夫会長に提案した新人など若い選手の救済措置についても「何も提案しなかった」と言う。「今日は公式の会議じゃないから」としながら「早く決めてくれと頼んだよ」と話していた。

◇古田会長は静観

労組プロ野球選手会の古田会長は、静観の構えを見せた。この日、都内で行われた代表者会議に関して、議決がないこともあり「正式に何も決まってない段階で、何か行動を起こしたり、話したりというのはできません」。

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重光オーナー「合併話あれば検討します」

ロッテが球団合併の話を持ちかけられた場合、検討する可能性があることが2日、分かった。この日、重光武雄オーナーが都内の自宅で明らかにした。「企業として、合併の相談を受けた場合、検討に値するか?」という質問に「それはあります」と答えた。ただ、現時点では「そういう話はまったくない。巨人渡辺オーナーや西武堤オーナーからの連絡?それもないし、会ってもいないです」とも話した。

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ロッテが再編のカギ「合併は得策」[スポニチ]

球界再編で動向が注目されるロッテの重光武雄オーナーが2日、他球団との合併に強い意欲を見せた。都内の自宅で報道陣に対応。合併について「いい話があれば得策だと思いますよ。(球界の)総意として合意が得られれば、いいんじゃないですか」と明確な姿勢を打ち出した。

長期低迷に悩むロッテの赤字は34億円と言われている。これまでも「30億や40億円の赤字を出している球団もあるようだが、うちも同じようなものだからね。企業としては限界に近い」と漏らしていたが、ロッテ本社社長としての苦悩は深まるばかり。この日は合併相手との負担共有をメリットに挙げ「(経営者の)責任感もあるので(合併で赤字負担を)減らしたい」と言い切った。

ロッテ単独での球団経営を事実上断念するとも受け取れる発言。「単独経営より合併の方がいいのか」との質問にも「そうですね」と答えた。水面下で進むヤクルトとの合併については「聞いていません」とだけ話したが、ヤクルトとの交渉が不調に終わった場合でも他球団との合併を模索するのは確実。この重光オーナーの発言を伝え聞いた瀬戸山球団代表は「今はどこのオーナーがそう考えても不思議ではない。球界を良くしていこうという意欲の表れだと思います。合併の現実性があるかないかは別の話」と説明したが、いずれにしてもロッテが今後の球界再編のカギを握ることは確かだ。「こちらが言ったことが全部通るとは限らないからね。皆さんの意見を聞きながらやっていきたい」と重光オーナー。他球団との協力態勢を尊重しながら、合併へ向け親会社としての覚悟はできているようだった。

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パ・リーグ合併案にセ・リーグ反発[ニッカン]

午後3時に始まった12球団臨時代表者会議。前日、パ・リーグ臨時理事会で大筋で了承された合併の具体案は、セ・リーグからの相次ぐ質問で紛糾した。会見したセ豊蔵一会長は「議論が重複した。もう少し時間がかかる」と振り返った。

主な異論は、合併に関し

(1)
28人のプロテクト(優先保有選手)
(2)
大阪、兵庫のダブルフランチャイズ
(3)
合併方式の問題

の3点だった。

1については28人中、新人、若手の割合はどうなるのか。複数年、FA選手はどうなるのか。2については兵庫を本拠地とする阪神から変わらぬ拒否があった。3については、吸収合併ではないという認識を他球団は持ったが、では具体的に法律上、商法上、どういう合併になるのか、という点だ。パ・リーグとして即答できず、ほとんどが継続審議になった。パ村田事務局長は「パ・リーグはすんなりと理解したんだけど、セ・リーグはいろいろな疑問点があるんだね。揉めるということではなく、説明できないところも随分(セから)指摘された。だから時間がかかった」と説明した。

12球団の合意が得られれば、会議を実行委員会に「格上げ」して合併を正式に承認する可能性もあった。しかし、豊蔵会長は「連絡調整会議のようなものになった。議論が重複して時間ばかりかかった」と表現した。合併協力で意思統一されているが、中身が進まない。6月21日の実行委員会で合併案は複数球団から反発を受け、継続審議。事実上、再び“差し戻し”だ。この問題に対し「検討委員会」を設けることも考慮された。7日のオーナー会議前の5日にも、再び臨時代表者会議が招集される。

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セから異論反論、パ案差し戻し…12球団代表者会議[サンスポ]

プロ野球の12球団代表者会議が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、パ・リーグ側が理事会で合意したオリックス、近鉄合併後のプロテクト選手28人、ダブルフランチャイズ案などについてセ・リーグ各球団から異論が噴出。事実上の差し戻しを要求された。1リーグ制移行をにらんでセ6球団が団結、パ側を牽制した格好で、7日にオーナー会議を控えながら、足並みが揃わない球界の現状を露呈することとなった。

午後3時から始まった各球団の代表クラスによる会議は、約3時間半にも及んだ。途中、トイレに立つ関係者もいたが、その表情は強張ったまま。結局、話し合いは“継続”というだけで、この日は最後まで決着を見ることなかった。

「(1日の)パ・リーグの理事会の議論を今日は12球団に説明、議論させてもらった。ただ、いずれも話し合いに時間がかかる。できれば、また近いうちに話を…」。歯切れの悪い会見は豊蔵セ・リーグ会長。結果的に何1つ議決、承認されず、話し合いはセとパの平行線ばかりが強調されてしまった。

前日のパ理事会ではオリックス、近鉄の両球団から合併具体案が提示され、承認を得たが、注目は28人というプロテクト選手の数と、兵庫、大阪の“ダブルフランチャイズ”要求案だった。

プロテクト数は1日の時点で既に阪神・久万オーナーから「いいとこ獲り」と指摘があったほか、巨人・渡辺オーナーも「外国人と新人選手を別枠にする訳にはいかない」と28人の内訳について異論が出ていた。またダブルフランチャイズも、兵庫が保護地域の阪神から反対されるのは必至とみられていた。

しかし、実際にこの日の会議では、28人の中で新人、複数年契約選手などの扱いをめぐってセ球団が質問攻め。フランチャイズについても「阪神さんの意向に同感との意見がありました」(豊蔵会長)とセが一致団結。パが前日認めた具体案を再び差し戻させるような動きに出てきた。

セ・リーグにはパ側の安易な合併、1リーグ制移行案などに嫌悪感を示している球団も少なくない。この日は12球団代表者会議を前に、セ側だけで連盟事務所に集結。事前に今回の具体案に対する疑問点を洗い出すなど、パとの“対決姿勢”をあらわにしていた。

「セ・リーグの方が足並みは揃っていたと思います」は阪神・野崎球団社長。パ側が望む1リーグ制になれば巨人戦が減って放映権料なとの収入がダウン、いや応なしに再編の波に飲み込まれるセ・リーグが、パ側を牽制した形だ。

ただオーナー会議を7日に控え、合併の大筋承認という部分を除き、先は見えてこないのが現状。プロテクトが何人か、本拠地がどこかという前に、来季は1リーグなのか、それとも2リーグなのか。週明けには再び12球団による会議が招集されそうだが、差し戻しと先送りの連続…。トンネルの出口はまだ遠い。

◇支配下選手数「80人」で合意

この日はオリックス80%、近鉄20%の出資比率、また経営主体をオリックスにする説明なども行われたが、セ側からは新会社の形態の詳細の早期決定を促す意見も寄せられた。また、新球団名に関しては当事者同士の話し合いに一任すること、現行70人までとされている支配下選手数について、野球協約五十七条の二を適用し、定められた期間、80人に拡大することで合意した。

根来泰周コミッショナー
「今日は公式の会議ではない。議論をしているだけ。」
パ・リーグ・村田繁事務局長
「(合併条件を)パ・リーグではすんなり理解したんだけど、セ・リーグは色々な疑問点があるんだね。揉めるということではなく、説明できないところも随分、(セ・リーグから)指摘された。だから時間がかかった。」
豊蔵一セ・リーグ会長
「パの案件の全部にはOKが出なかった。もう少し、ある程度中身を用意して(オーナー会議に)示せればいいと思っていたがそこまではいかなかった。7日のオーナー会議で(正式合併が)決まる、決まらないの話にはならないと思う。」
近鉄・小林哲也球団社長
「プロテクト選手のことを含めて、細かいことをもっと詰めないと駄目という話が出た。」
オリックス・小泉隆司球団社長
「継続して議論をしていこうということです。(揉めたのは)28人枠のことを含め、色々議論したから。」
阪神・野崎勝義球団社長
「フランチャイズに関しては結論が出なかったし、プロテクトも人数と中身について色んな話が出た。セ・リーグの方が足並みは揃っていたと思う。阪神としては、従来通りのスタンスを伝えることはできた。」
中日・伊藤一正球団代表
「一緒になることにはどこも今の時点で異論はない。合併形態とか新会社の形を決めて話を進めていくのが大事だという意見が出た。」
巨人・三山秀昭球団代表
「全球団での救済が大事なので(支配下選手数を)70人から80人に枠を拡大しようということで合意した。」
ヤクルト・倉島今朝徳球団常務
「落としどころを探る必要がある。プロテクトは各球団からいろんな意見が出て、まとまらなかった。フランチャイズは阪神から異論があった。セ・リーグとしては阪神と同じ(異論)意見。」
広島・鈴木清明球団副本部長
「まだ解決する問題がいっぱいある。(広島として聞いたのは)タイムスケジュールをどう進めるのかです。遅い印象?そうだね。持ち帰って検討してみる。」
横浜・山中正竹球団専務
「非常に長い時間、白熱した議論になったが、結論に至っていない。28人についても外国人は対象外で、新人と複数年選手は入れるということだったが、具体的な数字についてもこれから。」
ロッテ・瀬戸山隆三球団代表
「結論は出なかった。時間が長かったのは、セから色々な質問が出たから。1番はやはり選手の分配。28人という数については減らせとも言っていないが、中身に注文がついた。」
西武・星野好男球団代表
「会議の大半はプロテクト数の話。基本的に納得はしているが、複数年契約、自由獲得選手、新人など明確になっていない部分が多い。近鉄、オリックスは『紳士的にやる(選出する)から任せて欲しい』ということだった。セの球団も28という数字に理解は示しているが、もう少し検討したいと…。」
ダイエー・佐藤賢二球団代表
「説明に時間はかかると思う。セには、あまりに強いチームになるのは困る、という意見があるかもしれない。時間を区切るのではなく、徹底的に話し合った方がいい。」

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巨人・渡辺オーナー「合併球団にメリットを」[サンスポ]

巨人・渡辺恒雄オーナーは2日、都内で合併球団のプロテクト選手数について「(合併して)強い球団になることに意味がある。ある程度のメリットを与えないと気の毒だ」と従来の姿勢を軟化、オリックスと近鉄の案に理解を示した。

その一方で兵庫、大阪のダブルフランチャイズ案については「(阪神の)久万さんと相談したいと思っている。巨人と阪神は昭和10年来の同盟関係がある。阪神の反対することに反対する訳にはいかない。中日もしかりだ」と、阪神に配慮する方針を強調した。

この日の12球団代表者会議については「代表レベルの会議では無理」とオーナー間で妥協案を調整することを示唆。来季の運営を含めた球界再編は「7日のオーナー会議までにケリがつかなくても、(臨時オーナー会議開催予定の)9月上旬まで頭を冷やして最終的に納得のいく決着がつけばいい」との見通しを明かした。

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合併案にセが異論[報知]

◇12球団代表者会議

近鉄、オリックスの合併問題を協議する12球団代表者会議が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局会議室で開催された。1日のパ・リーグ臨時理事会で了承された合併具体案が報告されたが、会議は約4時間に及び、優先保有(プロテクト)選手28人の内訳、新球団が主張する大阪、神戸のダブルフランチャイズ制についてセ・リーグから異論が噴出。明確な結論が出ないまま、改めて7日のオーナー会議前に、代表者会議が再招集されることになった。

午後3時から始まった会議が終了したのは、午後7時前。記者会見に臨んだセ・リーグの豊蔵一会長(実行委員会議長)は「セ・リーグ側からは様々な意見が出た。議論が重複し、時間ばかりが掛かった」と説明した。会議は進行具合によっては、合併を承認する「実行委員会」に格上げされる可能性もあった。しかし、何ら結論は出ず。1日のパ・リーグ臨時理事会で了承された具体策は「(パの)議事録を見たが、中身は何もなかった」(阪神・野崎球団社長)との内容で、セの6球団からの質問攻めにあった。

まず、問題となったのが新球団がプロテクトする選手について。28人という数字と「外国人選手を含まない」とのパ案には大筋、理解を得られた。しかし、今季終了後にフリーエージェント(FA)権を取得する選手、複数年契約を結んでいる選手、また、新人選手を優先的に28人に含めるかなど、セ側の問いかけに対してパは明確な答えを出せなかった。

もう1つ、問題とされたのがダブルフランチャイズ制だ。6月21日の実行委員会で、兵庫に本拠地を置く阪神が意義を唱えたが、この日も反対を表明した。「阪神として、従来通りのスタンスを伝えた」と野崎社長。他の5球団からも「セ・リーグとして阪神と同意見」(ヤクルト・倉島球団常務)との意見が出され、阪神を後押しした。

合併形態についても詳細が示されず「長い時間の白熱した議論になったが、何も結論に至っていない」と横浜・山中球団専務が振り返るように、実りある会議にはならなかった。豊蔵会長は「もう少し中身を議論して(オーナー会議に)示したかったが、そこまで至らなかった」と言い、7日のオーナー会議までに再度、代表者会議を開催することを決めた。合併への具体案はことごとく継続審議となり、オーナー会議で合併が正式承認される可能性は低くなった。

◇渡辺オーナー歩み寄り促す

巨人・渡辺恒雄オーナーは2日夜、12球団代表者会議でプロテクト選手の具体的な中身などが決まらなかったことに「無理だよ、代表者レベルの会議じゃ」と話し、その上で「オーナーの間で妥協すべきことは妥協しないと」と、各球団オーナーによる歩み寄りを促した。

会議の内容について、三山球団代表から報告を受けた渡辺オーナーは「強い球団を作るのに意義がある。12(球団)を10、できれば8にして、みんな強い球団にしてメジャーに伍するぐらいの強力球団にしようと。合併する球団にはある程度メリットを与えないと気の毒すぎる」とオリックス、近鉄両球団への一定の理解も示した。

その一方で「だからといって限度がある。(オリックスの)宮内さんもその限度内で考えますと言ってんだから、それを信頼している」と続けた。また、新球団のダブルフランチャイズ案について「阪神の反対することに反対する訳にはいかない。巨人と阪神はいつも同調している」とし、反対する阪神を支持する姿勢を明確に示した。

近鉄・小林哲也球団社長
「プロテクト選手のことも含めて、細かいことをもっと詰めないとダメという話が出た。オーナー会議で承認を得られそうか?分かりません。」
オリックス・小泉隆司球団社長
「継続して議論をしていこうということです。(もめたのは)28人枠のことを含め、色々議論したから。」
阪神・野崎勝義球団社長
「フランチャイズに関しては結論が出なかったし、プロテクトも人数と中身についていろんな話が出た。セ・リーグの方が足並みは揃っていたと思う。阪神としては、従来通りのスタンスを伝えることはできた。」
中日・伊藤一正球団代表
「一緒になることにはどこも今の時点で異論はない。合併形態とか新会社の形を決めて話を進めていくのが大事だという意見が出た。」
巨人・三山秀昭球団代表
「全球団での救済が大事なので(支配下選手数を)70人から80人に枠を拡大しようということで合意した。」
ヤクルト・倉島今朝徳球団常務
「プロテクトは各球団から色んな意見が出て、まとまらなかった。フランチャイズは阪神から異論があった。セ・リーグとしては阪神と同じ(異論)意見。」
広島・鈴木清明球団副本部長
「(広島として聞いたのは)タイムスケジュールをどう進めるのか。遅い印象?そうだね。持ち帰って検討してみる。」
横浜・山中正竹球団専務
「結論に至っていない。28人についても外国人は対象外で、新人と複数年選手は入れるということだったが、具体的な数字についてもこれから。」
根来泰周コミッショナー
「ボクからは何も言うことはありませんよ。今日は公式の会議ではないし、議論しただけですから。」
パ・リーグ・村田繁事務局長
「(合併条件を)パ・リーグではすんなり理解したんだけど、セ・リーグは色々な疑問点があるんだね。揉めるということではなく、説明できないところも随分、(セ・リーグから)指摘された。だから時間がかかった。」

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合併具体案は暗礁へ[スポニチ]

異論噴出、合併具体案が暗礁に乗り上げた。12球団代表者会議が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれた。合併で合意している近鉄、オリックスは前日のパ・リーグ臨時理事会で了承されたダブルフランチャイズ制、プロテクト選手28人などの合併具体案を提示したが、セ6球団はプロテクト選手の内訳などで異論を唱え、結論は先送りされた。

約4時間の会議を終え、コミッショナー事務局を出た各球団の代表者達は一様にグッタリしていた。会見に臨んだ豊蔵一セ・リーグ会長も疲れ果てていた。

豊蔵一セ・リーグ会長
「パの理事会で議論したことを12球団で話し合った。議論は重ねられたが決めることはできなかった。議論が重複して時間ばかりかかって…。」

近鉄、オリックスは

(1)
大阪、兵庫のダブルフランチャイズ
(2)
プロテクト選手28人
(3)
合併の株式比率はオリックス80%、近鉄20%

などの“合併具体案”を説明。これにセ6球団が待ったをかけた。質問が集中したのはプロテクト選手問題で、横浜・山中球団専務は「プロテクトは数、配分の仕方ともに問題がある。外国人はプロテクト外だけど、入団1年目を含めた若い選手、複数年選手とかFA選手をどうするか」と注文をつけた。

近鉄、オリックスの合併案では28人の内訳について「新人選手には配慮する」という以外は具体的な内容は詰められていない。近鉄・中村、オリックス・村松らの複数年契約選手をプロテクトするかは「まだこれから話し合う」(オリックス・小泉球団社長)段階。既にFA資格を取得しているか、今季中にFA資格を得る選手をプロテクトするかどうかも示されていない。対象の選手は近鉄・大村ら両球団合わせて11選手。仮にプロテクトを外れ、ウエーバー対象選手となった場合を考えると他球団は手を出しにくい選手となる。

28人の枠設定そのものにも異論が出るなど、セ・リーグ側は「いいとこ取り」を許さぬ厳しい姿勢で一致。結局、12球団で合意に達したのは選手救済のため野球協約第57条の2を適用し、選手枠を70人から80人に拡大するという点だけだった。

プロテクト問題は来季に向けた編成、ドラフト戦略を考慮すると早期の合意が求められている。12球団代表者は7日のオーナー会議前にもう1度集まり最終的な詰めを行うとしているが「小異を捨てて大同についてほしい」という根来コミッショナーの願いは簡単にかないそうもない。

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12球団代表者会議を開催、セにも説明[ニッカン]

プロ野球の12球団代表者会議が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で午後3時から始まり、1日のパ・リーグ臨時理事会で近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの両球団から提示された具体的な合併方式について、セ・リーグ6球団の関係者にも再度説明が行われた。

2球団が提案した内容は、経営主体をオリックスとし、合併後の新球団が優先的に保有する選手数を28人とすることなど。7日に行われる12球団オーナー会議でさらに議論される。

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宮内オーナー、2軍も再編プラン[ニッカン]

オリックス宮内義彦オーナー(本社会長)が2日、都内の自宅で、初めて具体的な球界再編構想を披露した。これまで掲げていた1リーグ制を発展させた形で、1軍だけでなく2軍も再編するというもの。「今迄影だった2軍を表に出して地方展開するんです。何年かの間にできれはとボクは思っている」。計画の核となるのは、2軍が1軍と別の地域をフランチャイズとするマイナーリーグ創設計画だ。

米国式マイナー組織をモデルにしているが、注目すべきは社会人野球をも対象の一部としているところ。「世界的に強い上(1軍)をつくって、さらに底辺を広げていきたい。社会人とシームレス(継ぎ目がない)になるとどんどん広がっていくでしょう」と構想を披露していた。

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ヤクルト「ロッテと合併」報道否定[報知]

ヤクルトの多菊善和球団社長が2日、一部紙で「ヤクルトとロッテが合併へ」と報道されたのを受け、都内で取材に応じ「バカじゃないか。そんな話はありえない。当たり前だ」と合併の可能性を否定。またホームページでも「ヤクルト球団は合併いたしません」との声明を発表した。

同社長は、午後には東京・港区のヤクルト本社で堀澄也オーナーと会談。報道に不快感を示すとともに、選手保有のプロテクト数や今後のリーグ運営について「全体の流れる方向に賛成しようという意見で一致した」(多菊社長)と7日のオーナー会議の決定に従う方針を確認した。

一方のロッテも対応に追われた。12球団代表者会議でも合併の噂が取り沙汰された。瀬戸山隆三球団代表は「冒頭でヤクルトさんから『事実無根です』というお話があった。私も『おっしゃるとおりです』と答えた」と話した。

同夜にはロッテ・重光武雄オーナーも都内で報道陣に対応。「合併してくれという申し出はない。言った覚えもない」と説明したが、企業として合併の相談があれば検討するか?との問いには「それはそうでしょうね」と含みを持たせ、明確な回答は避けた。

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ヤクルト、ロッテが合併報道を全面否定[サンスポ]

一部で合併が報じられたヤクルトとロッテの両球団は2日、揃って報道を全面否定した。この日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われた12球団代表者会議の冒頭で、倉島常務連盟担当が「全くの事実無根です」と否定。球団事務所には、報道に対する問い合わせが殺到したため、急遽球団ホームページ上で「合併いたしません」と説明した。

さらにヤクルト・多菊球団社長は東京・東新橋のヤクルト本社で同社社長の堀オーナーと会談。多菊社長は「合併はない。オーナーもありえないとおっしゃっていた」と明言。また、7日のオーナー会議で議論が1リーグ制へ向かった場合「球界全体の流れに賛成する」とする方針も固めた。

一方、ロッテは重光オーナーが「(合併は)全くない。聞いたこともない」と否定。しかし、今後、合併話を持ちかけられた場合については「それは(検討に)値するでしょうね」と話した。

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ロッテ、ヤクルトとの合併を否定[ニッカン]

ロッテの重光武雄オーナーは2日、一部で報道されたヤクルトとの合併について「全くない。聞いた事もない」と否定した。

現時点でヤクルトを含めて合併話が持ち掛けられた事実はないという。しかし、今後合併について検討する用意があるかとの問いに、重光オーナーは「それは値するでしょうね」と返答した。

1リーグ制導入に関しては、従来通り「1リーグどうこうに限れば、それが1番いいと思う」と持論を展開した。だが、オーナー間での具体的な話し合いや、1リーグ制移行に向けた相互間の連絡については「ない」と話した。

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