わたしはかもめ2004年鴎の便り(7月)

便

7月4日

福岡ダイエー7−0千葉ロッテ(福岡ドーム)

ダイエーが倉野、山田、三瀬の完封リレーで連敗を3で止め、首位を守った。1回、バルデス、城島の適時打で3点を先制すると、3回にも城島がこの日3打点目、今季78打点目となる犠飛で1点を追加。7回には松中の2試合連続となる26号3ランも飛び出した。投げては先発倉野が6回を3安打に抑え、続く山田、三瀬もロッテ打戦を封じ込んだ。ダイエーは、今季5度目の完封勝ちで、対ロッテとの連敗も3で止めた。一方、ロッテは、ダイエー投手陣に三塁も踏めないという内容で、連勝も6でストップ。借金7となった。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
福岡ダイエー30100030x7
高木
「初回が全て。自分の思う通りに投げることができなかった。チームがここまでいい流れできていたのに…。申し訳ないです…。」

ページトップ

連勝6で止まる

連勝が6で止まった。バレンタイン監督は先発高木の立ち上がりを悔やんだ。「1回に高木が3点を取られ、追いつくのが難しい形になったね」。連勝中は好調だった打線も5安打無得点に終わり「いい打撃はあったが、正面をついたし、好守に阻まれたりした」と同監督。勝てば日本ハムと入れ替わり3位浮上だったが、完敗とあって表情は冴えなかった。

高木
「1回が全て。カウントを悪くして、ストライクを取りにいったところを打たれた。」

ページトップ

ロッテ連勝止まった[報知]

ロッテの連勝が6でストップした。初回、先発の高木がダイエー打線に捕まって3失点。「自分の思う投球が出来なかった」と4回2/3で7安打4失点の投球を反省した。「今1つの立ち上がりを攻められた」とバレンタイン監督も序盤の失点を悔やんでいた。打線もダイエー投手陣の前に沈黙。5安打無得点と、2戦連続2ケタ安打、得点の勢いは無かった。「打球はいい当たりが多かった。正面をついたりして、ついてなかっただけ。いい状態は続いている」と指揮官は6連勝中に59得点した打線を責めなかった。

これで、6月21日からの長期ロードが終了した。戦績は7勝4敗と大きく勝ち越し。「自信につながっていくと思います。ダイエーに勝ち越し?自信をつけて、千葉に帰れると思う」とバレンタイン監督。前半戦、残り3試合も全力で戦うと誓っていた。

ページトップ

ライブドア社長、渡辺オーナーに挑戦状![ニッカン]

大阪ドームが前代未聞の大パニックに包まれた。近鉄球団の買収に乗り出すことを表明した大手IT総合企業「ライブドア」(本社・東京都新宿区)の堀江貴文社長が4日、近鉄−オリックス17回戦(大阪ドーム)をスタンド観戦した。右翼スタンドから、時ならぬ“ホリエコール”が起こった試合後は、球場外でマイクによる大演説。買収への強い意欲を示すなど、オリックスとの合併、1リーグ制導入に反対するファンに向かっての、大パフォーマンスとなった。

◇まるで救世主

大阪ドームが激震に包まれた。世間は参院選の真っただ中だが、この日に限っては間違いなく、どの候補者より聴衆を引きつけた“時の人”。試合後、堀江社長は、約1000人のファンにもみくちゃにされながら球場を出てきた。ホーム用ユニホームの上にハッピを着込んで現れると、どこからともなく「ホリエっ!ホリエっ!」の大合唱に包まれた。「プロ野球を(巨人オーナー)ナベツネの思い通りにさせるな!」、「合併反対!」…。絶叫しながら署名運動を続けるファンは、まるで救世主を迎えるように、突然、そこにやって来た堀江社長にハンドマイクを託した。

堀江社長
「(今日の試合を見て)すごい感動しました!ナベツネさんも、(オリックスオーナー)宮内さんも、1回ここに来て応援して欲しいと思います。そうすれば、合併なんてできる気持ちにならない。僕のできることがあったら、できるだけ頑張ります。」

球界への参画を明らかにしたものの、買収を申し出た近鉄球団、そして巨人渡辺オーナーら“球界の見えない大きな壁”に拒絶され、逆風にさらされている。そんな劣勢にあっても、近鉄買収へ不退転の気持ちをアピールした堀江社長に、猛牛ファンは絶大なエールを送った。

◇球団への反抗

堀江社長にとって、大阪ドームでの観戦は初体験だった。この日朝、東京都内でテレビ朝日系の番組に生出演した後、その足で空路大阪入り。タクシーで乗りつけると、走りながら球場内に入っていった。関係者とともに近鉄ベンチの真上に座ってホットドッグとビールを買い込んで応援。近くのファンから握手攻めにあいながら試合の行方を追い続けた。

その後、7回には大勢のファンが陣取る右翼スタンドに移動。すると、たちまち「ホリエコール」が起こった。大阪ドーム開場以来、近鉄戦で監督、選手以外の一般人の名前がスタンドに轟いたのは、もちろん初めて。経営悪化で丸投げ状態の近鉄への反抗と、ライブドアに経営を任せたいとするファンの声が、大きなうねりとなってスタンドに渦巻いた。堀江社長が右翼席に座ると、北川が同点弾、水口に逆転打が飛び出して近鉄に白星が転がり込んだ。まさに“拾う神”の出現に、ドーム内外は騒然となった。

◇テレビ生出演で経営陣を批判

堀江社長はこの日、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に生出演した。番組の中では「1リーグになると日本シリーズがなくなり、優勝争いが1つになって盛り上がりに欠ける」と反論。近鉄の球団経営が厳しくなったことについて「歴史のある会社でも、経営陣が老齢化している」と厳しく指摘した。これを受けた形で近鉄小林球団社長は大阪ドームで「手順というものがあるべきだ。直接(こちらに)電話をするとか何もない」とライブドア側を批判した。

◇買収へ時間なし、残る方法は球界首脳への直訴

近鉄ファンを見方につけた堀江社長のパフォーマンスは、選手による合併反対の署名活動にまで波及し、世論をも巻き込もうとしている。だが、買収へのハードルは依然として高く、タイムリミットも迫っている。早ければ5日にも、再度12球団臨時代表者会議が開かれる。この席で、2日の同会議で紛糾した問題がクリアされるかどうかは不明だが、7日のオーナー会議で、具体案は後で煮詰めるにしても両球団の合併が勝因される可能性はある。そうなれば球界参入への門戸は、限りなく閉ざされる。

堀江社長が次に起こすアクションは、球界首脳への直訴。近鉄が「もう終わった話」と相手にしない以上、トップダウンに委ねるしかない。根来コミッショナーや「お会いする必要はないよ。(買収問題は)過去形だから。全て」と一蹴された巨人渡辺オーナーへの働きかけだ。ただこの日のパフォーマンスで、より一層の「逆風」を受ける可能性は高い。それでも球界参入への熱意は高いはず。「玉砕」覚悟で門戸をこじ開けなければ、道は開けない。

ページトップ

近鉄ノリ合併反対へ街頭署名に立つ![ニッカン]

◇ファンのためチームのため…近鉄ナインが動き出した

ファンの支持を得るべく「合併反対!」のメッセージを掲げ、ノリら猛牛ナインが街頭に立つ。近鉄の礒部公一選手会長、大村直之同副会長ら選手会役員が4日、大阪ドームでのオリックス戦の試合前に小林哲也球団社長から合併問題について事情説明を受けた。だが、合併に納得できない選手側が、署名活動などの行動を起こすことになった。

事情説明では「試合に集中できない環境になって、すまんけど…」と謝罪もあったが、納得できないのはチームの形がなくなる合併へ「球団がどんどん勝手に進んでいる」(礒部会長)こと。買収へ名乗りを上げた企業があるのに、その方法を探ろうとしないことだった。

流れを断つには、自ら動くしかない。「球場外でファンの方が署名活動をやっておられますが、選手も手伝えることがあればこれからやっていきたい」と礒部会長。主砲の中村紀洋内野手も「合併は選手やファンを無視するもの。だが僕達は、思っていることを言葉では伝えられない。プレーの中や署名活動などで、周りに伝えていきたい。合併は大きなリストラです」と署名集めに街頭に立つ決意を示した。

7回の攻撃前、右翼席で起きた「堀江コール」は、グラウンドの選手にも届いた。「(堀江社長の前で)勝ってよかった。僕達が精いっぱい頑張っていることを分かって貰えたと思う」と中村。礒部会長は5日、日本野球機構と選手会労組交渉に参加するが「他球団も協力してくれれば。そこから世論がついてきてくれればと思います」と球界、さらに大阪府、大阪市など行政を動かす機運の高まりに期待する。チームの生き残りをかけた戦いを、猛牛ナインが始めようとしている。

◇川尻が提案

試合を終えた近鉄ナインは、スコアラーやトレーナーらスタッフと共に右翼席の応援団に向って走った。この日は球宴前最後の本拠地での試合。ファンへの挨拶の意味もあったが、全員での“ウイニングラン”は前代未聞の光景。礒部選手会長は「川尻さんの提案で、全員で挨拶に行こうということになりました。これから毎試合、勝っても負けてもやろうかという声もあがっている」と説明した。

川尻は「チームが苦しい中、東京の会社が手を挙げてくれた。大阪市民や大阪府民も立ち上がると思うし」と明かす。阪神から移籍1年目のベテランだが「ぼくはバファローズの一員ですし、この野球界を良くしたいと思うから」と現場の声が届かない球界への疑問を口にした。異例のパフォーマンスは、ファンあってのバファローズの決意表明だった。

◇堀江社長と接触なし

堀江社長の訪問にも、近鉄関係者は接触せずじまいだった。大阪ドームにいた小林球団社長は「接触することもないです」と従来の姿勢を強調するばかり。堀江社長が買収への意欲を会見で明かしたことに「こういうのはどうかと思う。先に文書にして送るなどしてからの話。我々のビジネスの世界では考えられないこと」と批判。2月にライブドアが第3者を通じて球団買収を持ちかけようとしたことについても「私のところには届いてません」と突き放した。

◇「W本拠地」柔軟対応

近鉄小林球団社長が、ダブル本拠地の問題について「(ダブル本拠地が)他球団から認められなければ、どちらか1つにということになるでしょう」と初めて柔軟な考えを示した。またプロテクト選手数については28人の希望を再度、伝える一方で「新人と外国人を含めるのか?」の問いに「そういう感じでしょうな」と妥協点を明かした。

ページトップ

選手会も近鉄署名活動全面バックアップ[ニッカン]

5日に機構側との団交に臨む労組プロ野球選手会の古田敦也会長が4日、近鉄の署名運動の動きに歓迎する姿勢を示した。「僕はまだ聞いてませんが…。当該球団がそういう動きをするのなら?もちろん選手会としてバックアップしていくつもりです」と後押しを約束した。これまでは当該球団の動きが乏しく、他球団の選手達からは「近鉄やオリックスの選手が何かしないことには、僕らは何もしようがない」という声も出ていた。ようやく選手会が一致団結して動ける環境ができた。また同会の松原事務局長も、今回の問題に関しては「全球団の問題だと考えている。だから近鉄の選手会から(署名運動など)提案があれば、それは全体での流れになるんじゃないかな」と説明。具体的に「10日に選手総会があるので、そこで意思統一すると思います」と話した。

ページトップ

堀江社長が襲来!で“合併反対集会”へ[スポニチ]

近鉄球団の買収を表明しているIT関連企業「ライブドア」の堀江貴文社長が4日、近鉄−オリックス戦(大阪ドーム)を観戦、大阪ドームおよび周辺がパニックに陥った。近鉄側は取材規制を敷き、多数の警備員を配置するなど厳重警備態勢を敷いたが、堀江社長はファンの前でマイクを手に大パフォーマンスを展開、ファンの支持を得た。球界が合併承認の流れに向かう中、合併反対を訴える猛牛ファンの“決起集会”は全国規模に拡大する様相を見せている。

近鉄の勝利を見届けて1度はタクシーで球場を後にした堀江社長が大阪ドームに隣接するグッズショップ前に戻ってきた。猛牛の角に赤いTシャツ姿、いかにもベンチャー企業の旗手らしいパフォーマンス。合併反対を唱え、気勢をあげるファン1000人の中に飛び込むや、拡声器を手に声を張り上げた。「すごい感動しました!僕のできることがあったらできるだけ頑張ります。ナベツネさん(巨人・渡辺オーナー)も宮内さん(オリックスオーナー)も1度ここに来たら合併なんて気持ちは起こらないでしょう!」。

近鉄ファンから湧き起こった「堀江コール」を背に意気揚々と引き揚げる光景は参院選の候補者も顔負けだ。試合中にはビールを3杯飲み、メガホンを両手に声援。球場では電光掲示板の映像や、グッズ売り場の商品をチェックするなど実地調査も敢行。6回裏、一塁側内野席から右翼席に移動する際にはファンから「神様、仏様、堀江様」の声が飛んだ。

ライブドア社のホームページで観戦を宣言しての来場。近鉄側は試合前、報道陣にスタンドの取材規制を文書で要請するなど、ピリピリムード。堀江社長の来場と同時に張り付いた警備員5人が右翼席へ移動した後は20人に増えた。トイレに入れば警備員が入り口を封鎖。試合後はさらに10人増え、30人の警備員が堀江社長を誘導した。1人の“観客”に国賓級の警備。もちろん球界始まって以来のことだ。

そんな買収デモに大阪ドームに集まった近鉄ファンの心にも火がついた。「バファローズ存続を願う会」はホームページで球場観戦を呼びかけ、大阪ドームにファン3000人が集結。「合併反対」の大合唱を行った。「買ってくれるとこあるんやから買収させるのが筋やろう!」「合併だけは勘弁して!球団が残るなら大歓迎」。近鉄の存続を熱っぽく訴えた。

5日に経営者側(野球機構)と選手会の労使交渉が行われるものの、合併への流れは7日のオーナー会議で固まりそうな状況だ。買収への気持ちが固まったか、との問いかけに「固まりまくりです」と自信満々に答えた堀江社長。果たして奇跡的逆転を演じることができるか。

ページトップ

「合併反対!」選手は行進、ファンは署名[スポニチ]

勝利が決まった瞬間、近鉄ベンチは雄叫びに包まれた。梨田監督以下コーチ、選手全員がグラウンドに飛び出す。一塁側スタンドから右翼席の前まで手を振りながら行進。異例のアクションは前半戦本拠地最後の試合でファンの応援に感謝する気持ちを表したものだが、同時に合併反対の抗議行動でもあった。

選手会長の礒部は試合前に小林球団社長から合併問題の経過説明を受けたが「選手の気持ちはみんな合併反対だ。例え1%でも残せる可能性があるなら(チーム存続に)協力してくれる方にお願いしたい。ファンの人には署名運動もやってもらっている。選手の方に手伝うことがあればやっていきたい」と今後は選手も署名活動に協力していく姿勢を打ち出した。

チームの顔である中村も「合併はファンや選手を無視している。何とか阻止したい」ときっぱり。買収の意向を表明しているライブドア・堀江社長が大阪ドームで観戦したことについても「勝ててよかった。精一杯やっていることを感じてもらえたと思う」と好意的に話した。礒部は5日の機構側との話し合いにも出席。「12球団の選手会が1つになって2リーグが持続できるように頑張っていきたい」と選手会が団結して合併反対を強く働きかけていくことを明言した。

ページトップ

署名運動、HPで呼びかけ全国へ[スポニチ]

近鉄とオリックスの合併および1リーグ制に反対する「バファローズ・ブルーウェーブのチーム存続を訴える会」(新熊康助代表)による署名運動が4日、広島―巨人戦が行われた広島市民球場前など、全国4ヶ所で行われた。同会が「合併反対アピールデー」としてホームページ上で呼びかけたもので

(1)
企業利益を最優先した、プロ野球ファン不在の今般の決定を再考
(2)
既得権益を守ろうとする閉鎖的な現行野球協約の改正、球団存続のための協賛企業のさらなる参画を可能にする
(3)
スポーツ振興による地域の健全な発展のため売却先を再度検討し、チームを存続させること

の3点を要請している。広島では300人近い署名が集まり、子供の頃から近鉄ファンだったという島根県在住の松浦正典さんは「少しでも力になれれば。希望の光はまだあると思う。問題が解決するまで続けたい」と話した。また、この日大阪ドームに3000人を集めた「バファローズの存続を願う会」は約4万人分の合併反対の署名を早ければ6日にも、近鉄本社の山口昌紀社長宛に提出することにしている。

ページトップ

近鉄ナインが合併反対!ライブドア買収を支持[サンスポ]

オリックスとの合併問題に揺れる近鉄選手会が4日、合併反対の態度を鮮明にした。オリックス戦(大阪ドーム)の試合前、小林哲也球団社長から「内容はまだ決まっていないし、色々な噂が出ているが、集中して頑張ってください」と説明されたが、選手会長の礒部公一外野手は「(球団を)残せる可能性が1%でもあるなら、その方向に持っていきたい」。同副会長の大村直之外野手も「納得できない。上だけでやられても、裏方やファンも含むことだし、(合併に)反対していきます」。川尻哲郎投手も「買収の話が出てきたのに、全然話もしないのは、プロ野球にとって良いのか」と疑問を投げかけた。

試合後には、全選手がグランドに出て合併中止を望むファンに挨拶。礒部は「ファンと一緒に戦うという意志を見せた行動。選手も署名活動を手伝う場を作っていきたい。僕も先頭に立ってやりたい」と訴えた。また、5日に開かれるプロ野球選手会と経営者側の会合に出席する礒部は「他の10球団にも(合併反対へ)協力を呼び掛けていきたい。世間もついてきてくれると思う」と力を込めた。

◇ライブドア・堀江社長が観戦「試合を見て感動した」

近鉄球団買収に名乗りを上げたライブドア(東京)の堀江貴文社長が、近鉄−オリックス戦(大阪ドーム)を観戦。「試合を見て感動した。できるだけ頑張りたい」と改めて買収への意欲を示した。同社長は、6月30日の会見時の「黒」ではなく、近鉄グッズの「赤」Tシャツ姿で、プラスチック製の“牛の角”もかぶった。試合中は場内に「堀江コール」が起こり、試合後はドーム前の歩道で約100人のファンに囲まれるなど、大混乱。気をよくしてか、ファンから拡声器を受け取り「渡辺(恒雄巨人オーナー)さんも宮内(義彦オリックスオーナー)さんも1度(近鉄の)試合に来れば、合併させる気持ちにならないはず」などと批判した。

ページトップ

近鉄・小林球団社長がプロテクト28選手の詳細を再提示[サンスポ]

近鉄・小林哲也球団社長は、5日に都内で開かれる12球団の緊急代表者会議で、プロテクト(優先保有)28選手の詳細を再提示する。2日の会議ではプロテクトの中に新人選手(1年目)を何人含めるかを明示できず、セ側から難色を示されていた。「新人、外国人を含めた形で妥協点を探るのか?」と聞かれた同社長は「そういう感じ。今、言うことはできないが、そういう方向」と語った。一方で、オリックス・小泉隆司球団社長は「議論百出している。固められるのは嫌なもの」と、新人のプロテクト人数を確定されるかどうか、微妙な言い回しをした。

ページトップ

堀江社長ライブだ、大演説[報知]

◇大阪ドームにキターツ!!近鉄買収へド派手デモ

近鉄買収へ名乗りを上げているIT関連企業、ライブドアの社長兼最高経営責任者・堀江貴文氏は4日、大阪ドームで行われた近鉄・オリックス戦を観戦。試合後には、合併反対の署名活動を行う近鉄ファンの前で「飛び入り演説」を行った。

仰天行動の最後を締めくくったのは、拡声器を使ってのマイクパフォーマンスだった。「渡辺さん(巨人オーナー)も、宮内さん(オリックス・オーナー)も、1度ここへ来て応援してみたらどうか。合併なんてできる気持ちには絶対ならないと思う」近鉄のチームカラーである真っ赤なTシャツ姿で、頭には自らグッズショップで購入した牛のツノ(バファローホーン=定価500円)をのせて興奮気味に訴えた。

午後1時10分すぎに球場入りした同氏は、一塁側スタンドに腰を下ろすとすぐに生ビールをゴクリ。ファンから求められた写真撮影やサインにも応じた。6回裏には、近鉄応援団が陣取る右翼スタンドへ移動。沸き起こった「堀江コール」にガッツポーズを返すなど「めちゃくちゃ面白い。ビールを飲みすぎちゃった」とご満悦だった。

試合後は約1000人の報道陣とファンにもみくちゃにされ、1度はタクシーで立ち去りながら、球場を一周してUターン。突然の演説会を開き「ボクにできることがあったら、できるだけ頑張りたい」と買収にかける熱意を訴えた。近鉄側から拒絶された買収話を、一方的に会見で表明した同氏らしく、初の生観戦はド派手な演出のオンパレード。

ファンや世論に積極的に働きかけることで、近鉄側の買収拒否を社会問題化したい狙いも見え隠れする。球場周辺で署名活動を展開した「バファローズの存続を願う会」の上山禎仁さんは「実際に買う気があるのか…。本音を知りたい」と、ライブドア側の動きを戸惑い気味に見つめていた。

ページトップ

ノリも署名に参加[報知]

◇近鉄選手会は12球団希望

ついに近鉄選手会が立ち上がった。執念の逆転勝利に盛り上がる中、選手やスタッフがグラウンドへ飛び出した。異例の行動で右翼席の声援にこたえると「合併反対」のプラカードを手にした観衆が沸いた。

「たくさんのファンが応援してくれてる。一緒にやって、存続できればいい。僕らは12球団でやりたい」。選手会長の礒部が力を込めた。今後、大阪ドームの試合では勝敗に関係なく、スタンドに挨拶をして、一体感を高める。ファンが各所で始めた合併反対の署名運動にも、礒部は「選手も手伝えることがあればやっていく」と積極的に参加し、主砲・中村らと署名を集める覚悟だ。

止められないと思われた球界再編の流れに対し、現場が初めて「NO」の行動を見せた。「上(本社)だけでやられても納得いかない。反対していく」と選手会副会長の大村。現時点で可能性はゼロと言える球団売却実現に向け、ファンヘ、世論へ訴え続ける。

ページトップ

プロテクト枠に外国人も[報知]

近鉄・小林哲也球団社長が4日、5日に再度開催される12球団代表者会議で提案するプロテクト選手28人枠に、外国人選手を加える考えを明かした。2日の代表者会議では28人の内訳が明確でなく、セ・リーグ側の反発を受けた。「外国人、新人を含めて?そういう方向になるでしょう」と同社長。修正案では、優先的に保有する両球団で合計13人の新人と合わせて、半分以上の枠が埋まることになる。

阪神を中心に反対が相次ぐダブルフランチャイズ制に関しては、同社長は「認めてもらえないなら、規則通りにやるしかない。どちらかにします」と明言。7日のオーナー会議を経て、当初の方針通りに大阪ドームに一本化することになりそうだ。また、小林社長はこの日、オリックス戦の試合前、合併合意後初めて、選手会の礒部会長、大村副会長に経過報告を行った。

ページトップ

近鉄社長が梨田監督やナインに合併説明[ニッカン]

近鉄の小林哲也球団社長は4日、大阪ドームで梨田昌孝監督や礒部公一選手会長らに、オリックスとの合併について説明した。小林球団社長は「内容はまだ決まっていないし、色々な噂が新聞などで出ているが、集中して頑張ってくださいと話した」と言う。礒部選手会長は「合併しか考えていないという印象を受けた。(7日の)オーナー会議後に選手や裏方、コーチ全員を集めて話をして欲しいとお願いした」と話した。

ページトップ

近鉄ナイン合併反対、署名活動などで訴え[ニッカン]

オリックスとの合併問題に揺れる近鉄ナインが4日、合併反対の態度を鮮明にした。近鉄選手会長の礒部公一外野手は「(球団を)残せる可能性が1パーセントでもあるならその方向に持っていきたい」と、インターネット関連事業のライブドア社が意思表示している球団買収を支持する考えを示した。川尻哲郎投手は「買収の話が出てきたのに、全然話もしないのは、プロ野球にとって良いのか」と訴えた。

この日は大阪ドームでオリックス戦後、全選手がグランドに出て合併中止を望むファンに挨拶。今後も試合後の挨拶のほか、署名活動への参加などを通じてアピールしていくという。また5日に行われるプロ野球選手会と経営者側の会合に出席する礒部選手会長は「ほかの10球団にも(合併反対へ)協力を呼び掛けていきたい。世間もついてきてくれると思う」と話した。

ページトップ

ダイエー社長が合併や身売り可能性を否定[ニッカン]

ダイエー高橋広幸球団社長は4日、「球団を単独で持つというダイエーのスタンスに変わりない」と述べ、他球団との合併や売却の可能性を否定した。高橋社長は同日、福岡ドームで行われたロッテ戦の試合前に王監督や選手に球団の姿勢を説明。その後で報道陣に「(他球団との)合併はしないという球団の真意を伝えた。うちは福岡でファンに喜んでもらえるような強いチームにならないと」と話した高橋社長の説明について、王監督は「身売りや合併は一切ないし、今まで通り頑張って欲しいということだった」と話し、松中選手会長は「きっちりと否定してもらったので、良かった」と述べた。

ページトップ

ダイエー高橋社長「合併ない」

ダイエー高橋広幸球団社長が4日、ロッテ戦(福岡ドーム)の試合前に首脳陣、選手を集め、球界再編成問題に絡む球団としてのスタンスを説明した。前日3日、中内オーナーが球界再編問題について発言した内容が、合併賛成、1リーグ制支持のように受け止められていることに対し、その真意を説明。「オーナーの発言は球界全体として捉えるべき問題という意味。当社(ダイエー本社)のスタンスとしては単独で(チームを)継続保有し続ける」と語った。王監督は「(級段の)身売り、合併は一切ないと断言してくれた」、また選手会長の松中も「(合併を)否定してくれて良かった」と話した。

ページトップ

ダイエー・高橋球団社長が合併や売却を否定[サンスポ]

ダイエー・高橋広幸球団社長は「球団を単独で持つというダイエーのスタンスに変わりない」と他球団との合併や売却の可能性を否定した。ロッテ戦(福岡ドーム)の試合前には、王監督や選手に対し「合併はしないという球団の真意を伝えた」という。王監督も「身売りや合併は一切ないし、今まで通り頑張って欲しいということだった」。松中選手会長も「きっちりと否定してもらったので、よかった」と納得していた。

ページトップ

ロッテ・重光オーナーも合併話を改めて否定[サンスポ]

ロッテ・重光武雄オーナーは「何も聞いていない話ですから」と合併話を改めて否定。この日のオーナー宅には先日、韓国出張から帰国したばかりの実子、重光昭夫オーナー代行も訪問。オーナーは「子供達がみんな来てるんですよ」と説明したが、時期が時期だけに、さながら“極秘首脳会談”の雰囲気?

ページトップ

ダイエーが合併、売却を否定[スポニチ]

ダイエーの高橋広幸球団社長は4日、「球団を単独で持つというダイエーのスタンスに変わりない」と話し、他球団との合併や売却の可能性を否定した。高橋社長は同日、福岡ドームで行われたロッテ戦の試合前に王監督や選手に球団の姿勢を説明。その後、報道陣に「(他球団との)合併はしないという球団の真意を伝えた。うちは福岡でファンに喜んでもらえるような強いチームにならないと」と語った。高橋社長の説明について、王監督は「身売りや合併は一切ないし今まで通り頑張って欲しいということだった」と話し、松中選手会長は「きっちりと否定してもらったのでよかった」と述べた。

ページトップ