わたしはかもめ2004年鴎の便り(7月)

便

7月19日

大阪近鉄12−0千葉ロッテ(大阪ドーム)

近鉄は今季9度目の2ケタ得点を挙げ完勝した。ロッテは今季6度目の完封負け。近鉄は1回、礒部の17号2ランで先制すると、4回、7回にも2点ずつを追加。8回には高須の適時打、マリオの2打席連続となる5号満塁本塁打など、打者一巡の猛攻で6点を挙げ、ダメを押した。投げてはバーンが7回を被安打3、奪三振8の好投で、6月1日以来の5勝目。一方ロッテは、2試合連続・今季9度目の2ケタ失点で3連敗、借金は10となった。なお、7回表終了時の乱闘で、近鉄のバーン、ロッテのベニー、セラフィニが退場処分を受けた。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
大阪近鉄20020026x12
井上
「バーンは、コントロールとキレがあった。前半はストレートで押されて、こっちが対応しようと思ったらチェンジアップ主体に組み立てを変えられて、後手後手になってしまった。」
小林宏
「何もないです…。(ボールとストライクがはっきりしていたねと聞かれて)分かりません…。今は何も分からないです。考え直さないと…。」
ベニー
「何もないよ…。」

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初!!外国人選手3人退場

近鉄−ロッテ17回戦(大阪ドーム)で19日、近鉄ケビン・バーン投手(30)とロッテのベニー・アグバヤニ外野手(32)ダン・セラフィニ投手(30)が乱闘で退場処分を受けた。

7回表終了後、攻守交代の際、バーンとロッテのフランコが罵り合ったのをきっかけに、ベンチを飛び出したセラフィニとバーンが乱闘。ベニーが参戦した。バーンは7回表、フランコへの投球をめぐって口論となっており、これが伏線だった。ロッテのバレンタイン監督は「バーンがマウンドから真っ直ぐベンチに帰っていれば問題はなかった。立ち止まったことが原因だ」と言葉少なだった。

1試合で3人が退場したのは、80年7月5日南海−阪急戦(南海3人)94年5月11日ヤクルト−巨人戦(ヤクルト2人、巨人1人)00年5月6日中日−横浜戦(中日3人)に次いで4度目。外国人選手ばかり3人は初めてになる。

丹波球審
「フランコの打席でバーンがマウンドから色々言ってきていた。フランコの方は、クソボールなのに何を言ってんだ、というような感じだった。それが伏線だったと思います。セラフィニとバーンは乱闘、それにベニーが加わったから退場にした。」

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ロッテ、直近3試合で32失点…[ニッカン]

6度目の完封負けで3連敗。バレンタイン監督は試合後のベンチでナインに「勝つ気持ちを明日の試合で出そう」と声を張り上げた。先発小林宏が8回途中8失点KO、2番手川井も4失点。投手陣は最近3試合で32失点と壊滅状態だ。同監督は「そういうことだから仕方がない。明日の試合でストップしようということだ」とガックリ肩を落としていた。

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近鉄の怒り爆発!?乱闘で3助っ人が退場[スポニチ]

阪神・星野SDから“怒れ”と言われた梨田監督率いる近鉄だが、思わぬ形で怒りが爆発した。7回、ロッテの攻撃が終了した直後だった。マウンドを下りかけたバーンにセラフィニが飛びかかる。続いてベニーも加わり、乱闘の輪は一気に拡大。両軍ベンチからナイン総出となる大騒ぎとなった。丹波球審はバーン、セラフィニ、ベニーの3人に退場を宣告。2001年の中日以来の珍事となった。

伏線は7回のフランコの打席。ボール判定に対して丹波球審にクレームをつけたバーンをフランコが「今のはクソボールだ」と罵ったという。怒りの収まらないバーンが攻撃終了後、フランコに罵声を浴びせると、セラフィニとベニーが怒って飛び出したという訳だ。いずれにせよ、7回で降板する予定だったバーン。「オレは(フランコでなく)捕手の長坂と話してたんだけどね」と無失点での5勝目に試合後は涼しい顔だった。

◇崩壊3戦32失点

ロッテは投手陣が崩れて打線も沈黙と前夜と同じ光景が繰り広げられ、3連敗を喫した。先発の小林宏は8失点と散々な内容。この3試合で32失点と投手陣が崩壊の状態にバレンタイン監督も「明日止めようと努力するしかない」と話すのがやっとだった。打線もバーンの投球に的を絞り切れず、わずか4安打で零敗。ベニーとセラフィニが乱闘で退場処分を受けるなど、後味の悪さばかりが残った。

丹波球審
「バーンがフランコにクレームをつけた。フランコは相手にしていなかったが、そこにセラフィニが出てきた。きっかけはこの2人。梨田監督はフランコも退場だと言ってきたが、フランコは乱闘に加わっていないので退場に値しない。」

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ロッテ3連敗…先発・小林宏が散々8失点[サンスポ]

投手陣が崩れて打線も沈黙と前夜と同じ光景が繰り広げられ、3連敗を喫した。先発の小林宏は8失点と散々。この3試合で32失点という投壊状態にバレンタイン監督も「明日止めようと努力するしかない」と話すのがやっと。打線もわずか4安打。ベニーとセラフィニが乱闘で退場処分を受けるなど、後味の悪さばかりが残った。

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バーン、セラフィニ、ベニー3選手が退場[報知]

近鉄のケビン・バーン投手(30)、ロッテのダン・セラフィニ投手(30)、ベニー・アグバヤニ外野手(32)が19日、近鉄・ロッテ17回戦(大阪ドーム)の7回表終了後、暴力行為で退場になった。1試合3人の退場者は、2000年5月6日の中日・横浜戦(ナゴヤドーム)で中日・星野監督、立浪、大西が審判に暴行を働いて以来。今季の退場者はパ・リーグ7〜9人目。両リーグでは15〜17人目。

「3、2、1、GO!」近鉄のラッキーセブンを告げる声が、乱闘劇の合図になってしまった。7回表を無失点で抑えたバーンが、マウンドを降りる際、フランコに対して何か、言葉を浴びせた。その瞬間、三塁ベンチからセラフィニとベニーが飛び出し、異例の外国人同士の大げんかに発展した。

伏線はその回2死、フランコの打席だった。カウント1−2からの4球目をボールと判定され、バーンが不服そうな表情を見せた。ここで、フランコが「クソ、ボールだ!」と、やじったのが原因だった。

両軍が入り乱れ、近鉄・大石守備走塁コーチは、ベニーに吹っ飛ばされた。6分間の中断後、異例のバーン、セラフィニ、ベニーの3選手への退場処分となった。

すでに129球を投げ、元々、7回で交代予定だったバーンは「俺は捕手と話してたんだ。何でセラフィニが出てきたのか?」と、悪びれた様子はない。当事者の3人に代わり、ロッテ・バレンタイン監督は「彼が真っ直ぐベンチに帰っていれば、問題なかった」と、バーンを非難した。

丹波球審は「(乱闘の前から)内角のボールを巡って、バーンとフランコが口論していた。フランコは何もしていないから、退場に値しない」と説明。この日スタンドに訪れたバーンの父・ジムさん(57)、弟・マイクさん(24)にとっては、とんだ観戦となった。

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乱闘で近鉄バーンら外国人3選手退場[ニッカン]

近鉄のケビン・バーン投手(30)が19日のロッテ17回戦(大阪ドーム)で、ロッテ選手への暴言で乱闘を招き、退場処分を受けた。乱闘に加わったロッテのベニー・アグバヤニ外野手(32)とダン・セラフィニ投手(30)も同時に退場処分となった。今季の退場者はパ・リーグで7−9人目、両リーグでは15−17人目。1試合で3人の退場者は2000年5月6日の中日−横浜で星野監督(当時)らが処分を受けて以来。

バーンは7回、フランコへの投球を巡って口論となっており、守備を終えてベンチに戻る途中でロッテのベンチに向かって暴言を吐いたところ、乱闘となった。

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星野阪神SD、沈黙のパ一喝[ニッカン]

阪神星野仙一SDが19日、球界再編問題に対し流れに身を任せ続けるパ・リーグ首脳に痛烈なゲキを飛ばした。星野SDはこの日、岡山市内で行われたディナーショーに出演。取材に応じ「(何も言わない)パ・リーグは情けない。もっと勇気を持って発言しなければ」と受け身ともいえるパ側に苦言を呈した。

2リーグ存続に向け阪神野崎球団社長が旗振り役となり、選手会もストをも辞さずの覚悟で具体的な改善プランを提案。そんな中、当事者のパの首脳が、1リーグ制移行の声を発信しつつも、事の推移を見守るだけで、具体案を示さないことが理解できなかった。

今年3月のパ開幕直後に阪神−デビルレイズ、巨人−ヤンキース戦が行われた時も、強い意思で阻止する動きはなかった。「セ・リーグのオーナー主導でそういうことをされて、今年は最も屈辱だったはず。怒りをあらわにしないといけないよ」と星野SDは話す。

さらに各球界関係者に対し「みんな意見を出し合って議論をするべき。ユニホーム組の声が聞こえてこないじゃないか。(報道陣は)堀内監督のコメントを取って来いよ。名球会や各球団のOB会もコメントを出すべきだ」と呼びかけた。そして「最後はコミッショナーがリードしなきゃ」と、あらためて根来コミッショナーの指導力の必要性を訴えた。

◇ハム小嶋オーナー代行、パ首脳会議早く

日本ハム小嶋武士オーナー代行は19日、早期のパ・リーグ臨時首脳会議の必要性を説いた。巨人以外のセ5球団が2リーグ制維持の姿勢を見せており、23日には阪神が巨人、ヤクルト、横浜の首脳と会談する。早急に「パ・リーグの意見をまとめる必要があることは、パの各球団が分かっている」と説明。26日実行委員会では巨人以外のセ側から2リーグ維持の具体案が提示される可能性があるため、その前にパの意思統一を図り対応策を立てたい意向を示した。

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星野SD「パは勇気ない」[報知]

阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクターは19日、1リーグ制移行を望むパ・リーグの反論を求めた。故郷の岡山市内でトークショーを行った仙さんは、阪神が巨人を除くセ・リーグの各球団と共闘し、2リーグ制継続を主張しているのに対し、パ・リーグの意見が少ないことを指摘。今まで以上の議論を展開することを期待した。

1リーグ制移行に反対し、久万オーナーを翻意させた星野SDが、パ・リーグに、矛先を向けた。「パ・リーグは勇気がない。交流試合を含め、意見を言わないと。コミッショナーがリードしてリポートを書かせるとか…。今年は開幕カード中に、メジャーの試合をされる屈辱もあったのに…」と顔をしかめ、さらに「堀内(巨人監督)や梨田(近鉄監督)ら、ユニホーム組や、OB会も意見を言うべき」と提言。これまで意見があまり表に出ていない巨人と、合併の当該球団である近鉄の両指揮官ら、球界に携わっている者が、どんどん意見を出すべきと主張した。

自身はドラフトの完全ウエーバー制や、FA制度の再考など、制度改革を訴えている。「金のかからないドラフト制は、アマチュアも含めた問題だ。破ったときの罰則も必要になる。新規加入時の加盟料?1年で手放されてもだめだから」と、持論を展開した。

◇21日にもパ臨時理事会

日本ハムの小嶋武士オーナー代行が19日、パ・リーグの臨時理事会が、21日にも行われる可能性を示唆した。もう1つの合併については「それはノーコメントだ」と一蹴した小嶋代行だが、「オーナー会議でも出ていることだが、各球団が検討していることを持ち寄って、パとしての意見を1つにまとめる必要がある」と臨時のパ・リーグ理事会を行うことを認めた。さらに「23日に巨人と阪神が会談?パの意見をまとめる訳だから、それを待つ必要はない。集まるのは22日の移動日?そんな悠長なことは、言ってられないんじゃないか。明日(20日)?ゲームに集中して下さい。こっち(札幌)にいるということだよ」と話していた。

◇セの5球団を静観

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表は19日、巨人以外のセ・リーグ5球団による2リーグ制存続を求める動きについて、事態を静観する構えを見せた。「話があるとすれば、26日にあるでしょう」とし、1リーグ制を支持するパ・リーグとしての対応は、26日の実行委員会後となる見通しを示した。また、電話などでパ・リーグの代表レベルと意見交換を行っていることを明かしたが、26日の実行委員会までにセ・リーグ側と協議することは否定。「我々としては、(1リーグ制移行で大筋がまとまった)10日の代表者会議で話し合ったことまでしか言えることはない」と話した。

◇セ「何も聞いてません」

セ・リーグ・大越英雄事務局長は19日、阪神・野崎勝義球団社長が2リーグ制維持、交流試合実施などを唱えていることに関し「現時点では何も聞いていません」と話した。

野崎社長はすでに16日に広島、中日と会談。23日にヤクルト、横浜に加えセ・リーグ豊蔵一会長と会談する予定で、26日の実行委員会前にセ側の意思統一を図りたい意向だが、自らのプランは、まだ連盟側には伝えてはいない。「(野崎社長が)23日に会長と会うので、それからになるでしょう」と同事務局長。パ・リーグ側への正式な報告も、文書等の連絡を受けてからになりそうだ。

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星野氏、再編問題に「パ・リーグ奮い立て!」[スポニチ]

梨田よ怒れ!1リーグ制移行の動きに反発している阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクターは19日、岡山市内で球界再編問題に触れ「ユニホーム組の声も監督の声も聞こえてこない。梨田ももっと発言せなあかん」と合併問題の当事者である近鉄・梨田昌孝監督ら現場指導者の“決起”を促した。

星野SDは阪神・久万オーナーとの会談で1リーグ制移行の動きに同調していた球団方針の転換を迫り、同意を得た。その後、野崎球団社長を中心に2リーグ制維持のための具体案を作成。巨人を除くセ・リーグ5球団が2リーグ維持で固まりつつあり、選手会も合併、1リーグ反対で署名活動などのアクションを起こしている。その一方で現場の監督、コーチからは球界の将来をにらんだ発言はほとんど聞こえてこない。

梨田監督はライブドア社が買収に名乗りを上げた際「ありがたい」と言いつつ「パのお荷物といわれた時代から支えてくれた(近鉄)本社が合併という選択をしたんだから、その方向に進むのでは」と発言。オリックス・伊原監督も1リーグ制移行の流れが強まった7日のオーナー会議後「我々現場サイドも甘えていたところがあった」と話し、親会社、オーナー批判を封印している。

現時点で合併新球団の陣容は全く固まっていない。梨田監督は3年契約の2年目。伊原監督は2年契約の1年目で発言は慎重にならざるを得ないとしても星野SDは「こういうのは経営者の問題というのは無責任」と語気を強める。報道陣を見回し「オレのコメントの前に、堀内のコメントを取ってこいよ」と微妙な立場の巨人の指揮官をチクリ。燃える男は、ユニホーム組の“巨人包囲網”結成を狙っている。

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宮内オーナー、リーグ数問題は明言避ける[ニッカン]

オリックスの宮内義彦オーナーは19日、ニューヨークで講演し、プロ野選手の年俸抑制を柱とした「緊急事態に対応する次善の策をつくるべきだ」と改革の必要性を強調する一方で、リーグ数問題については明言を避けた。

1リーグ制移行か、2リーグ制維持かのリーグ数問題に関して「(近鉄とオリックスの合併を了承した)オーナー会議から2週間しか経過しておらず、まだ時間がかかる問題」と述べ、態度を保留。ただ「展開が速すぎる」と指摘した。

両球団の合併構想を発端にしたプロ野球を取り巻く一連の騒動の原因は、赤字体質の放置など「あまりにも長い間、変化が起こらず、矛盾が一気に噴き出した」ためと指摘。「このままでは、将来的に立ちゆかなくなる」と強い危機感を示した。

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古田選手会長、阪神の動き静観

労組プロ野球選手会古田会長は、阪神が中心となり進めている経営者サイドの話し合いを静観する構えだ。中には選手会として同調できる意見もあるが、今の段階では話し合おうにも、各球団の意見が分かれていて、議論のしようがない。「我々としては、主張していることは変わらない。合併反対ではなく、1年間凍結ということ。経営者側も26日の実行委員会までに(結論を出す)っていうのは厳しい状況になっているんじゃないか」と今後を予測した。

◇山本会長は再編慎重

日本野球連盟山本英一郎会長が球界再編問題に関し、あらためて慎重な姿勢を示した。この日は社会人選抜対大学選抜を観戦。試合後、巨人渡辺オーナーとの会談の可能性を問われ「今のところ、その気はない」と否定した。「次の常任理事会で、どういうふうに進めるか話し合う」と慎重に語った。

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