わたしはかもめ2004年鴎の便り(7月)

便

7月21日

大阪近鉄8−4千葉ロッテ(大阪ドーム)

近鉄は3本のホームランを放ち、大阪ドームで3カード連続の勝ち越しを決めた。近鉄は1点を先制された後の1回裏、礒部のシーズン自身最多となる18号ソロとマリオの6号2ランで逆転に成功。5回にはロッテに同点に追いつかれるが、6回に北川の2試合連続となる11号ソロで再び勝ち越しに成功。8回にも3点を加え逃げ切った。近鉄先発・パウエルは昨年からの対ロッテ連勝を5に伸ばした。ロッテは近鉄よりも多い11安打を放つも、3カード連続の負け越し。先発のルーキー内は4回4失点でまたも初勝利はならなかった。

123456789R
千葉ロッテ1010200004
大阪近鉄30100103x8
「今まで登板した中でボールのキレは、1番良かったと思います。ボールもいっていました。でも、どんなにキレがあっても、コントロールが悪くてはダメです。とにかく課題ばかりです。しっかり課題をみつけて修正していきます。しっかり課題をみつけて修正していきます。」
井上コーチ
「ボール自体は前より良い方向になっている。でも、四球を簡単に出し過ぎ。(次の登板は)まだ、分かりません。」
山ア
「逆球だった。打たれてはいけないところで打たれたからガックリ来ましたね。ピリッとしないけれど、次の登板で頑張るしかないですね。」

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好機に1本出ず

粘りがない。5回に福浦の2点二塁打で追いついたが、反撃もそこまで。打線は好機をつくるもののあと1本が出ず、逆に6回以降救援陣がつかまり引き離された。「リードを取るチャンスは何度かあったが、長打が出なかった」とバレンタイン監督。「打線もヒットは打っているし、チーム状態は悪くない。いいところで爆発できなかった」と残念がった。

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ロッテ、好機生かしきれず…[ニッカン]

粘りがない。5回に福浦の2点二塁打で追いついたが、反撃もそこまで。打線は好機をつくるもののあと1本が出ず、逆に6回以降救援陣がつかまり引き離された。「リードを取るチャンスは何度かあったが、長打が出なかった」とバレンタイン監督。「打線もヒットは打っているし、チーム状態は悪くない。ただいいところで爆発できなかった」と残念がった。

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あと1本が…[スポニチ]

ロッテは5回に福浦の2点二塁打で追いついたが、それ以降は好機をつくるもののあと1本が出ず。逆に6回以降救援陣がつかまり引き離された。「リードするチャンスは何度かあったが、長打が出なかった」とバレンタイン監督。「打線もヒットは打っているし、チーム状態は悪くない。ただ、いいところで爆発できなかった」と悔しがった。

「球は切れていたけど、コントロールが良くないと…。課題ばかりです。」

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バレンタイン監督「長打が出なかった」[サンスポ]

5回に福浦の2点二塁打で追いついたが、反撃もそこまで。打線は好機をつくるもののあと1本が出ず、逆に6回以降救援陣がつかまり引き離された。「リードを取るチャンスは何度かあったが、長打が出なかった」とバレンタイン監督。「打線もヒットは打っているし、チーム状態は悪くない。ただいいところで爆発できなかった」と残念がった。

「少しタイミングがずれたけど、上手くヘッドを返すことができて、ボールがあそこまで飛んでくれました。」(3回1死から5号ソロ)

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阪神「1リーグ議題に出てない」[ニッカン]

◇「このままじゃ日本の野球滅びる」

阪神野崎勝義球団社長が21日、球団事務所で会見し、1リーグ制移行を主張する近鉄に強い不快感を示した。前日、近鉄小林球団社長が、2リーグ制維持の阪神を批判しつつ1リーグ制への移行を唱えたことに反論。「このままでは日本の野球が滅びてしまう」と、近鉄の考え方に疑問を投げかけた。

近鉄小林球団社長は前日「球界の流れは2リーグにはなっていない。セ・リーグの某球団が言い出したこと」と、2リーグ維持の旗振り役となっている阪神を批判。さらに「オーナー会議の話が球界の流れでしょう」と、1リーグ移行で7日のオーナー会議は総意を得た、ように話した。これに対し野崎社長は「1リーグについてオーナー会議では1度も議題にも出ていない話」と真っ向から反論。近鉄小林社長の発言の根拠について「いったいどことどこが話し合いをして、1リーグと決めたのか。全く理解できないし、全然分からない」と疑問を投げかけた。

阪神としては2リーグ維持の方が、盛り上がりや選手雇用の面からも球界にメリットが大きいと考え具体案を提示。1リーグありきの合併が進行することに、警戒感を強めている。野崎社長はさらに、1リーグ移行論の引き金となった近鉄とオリックスの合併に対しても「合併より(近鉄)球団の命名権売却の方がソフトランディングだったのでは」ともコメントした。

◇ドラフト改革案も

一方で野崎社長は、26日の実行委員会に提案する2リーグ維持の方策としてドラフト改革の具体案を示した。ドラフトを“準ウエーバー制”にする私案で、自由獲得枠や逆指名を撤廃し、1巡目だけ自由な入札制を復活させ、2巡目以降をウエーバー制にするというもの。「自由(獲得)枠にかけるお金が負担になっている球団もある。自由枠をなくす代わりに、FA取得の期間を短縮することを考えています。パ・リーグから支持があるかもしれない」と話した。

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近鉄「流れは2リーグじゃない」[ニッカン]

近鉄小林球団社長は21日、大阪ドーム内で、阪神野崎球団社長の発言に対し「阪神とやりとりするつもりはない。(1リーグは)球界の方向だと思っている」とあらためて強気な姿勢で反論した。7日のオーナー会議で球界の流れが1リーグ制に方向付けされたことを受け「その方向の中で前向きに議論していくのが筋道だ」とも話し阪神の方向転換を痛烈に非難。最後は「野崎さんの話はもうええって」と、うんざりした様子だった。

◇宮内オーナー「…」

米国からこの日帰国したオリックス宮内オーナーは都内の自宅前で「合併?それは決まったことだから揺るぎません」と明言していた。今月10日に日本を離れ、不在の間に、阪神を中心に2リーグ制存続の動きが出た。「とにかく十何日も日本を離れてるんでね、ずれてますから。何もコメントできないな」と話した。

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横浜「撤退する球団が何を言う!!」[ニッカン]

◇合併承認を見直すかも…

横浜峰岸球団社長も、20日の近鉄小林球団社長発言に憤慨した。阪神を中心にセ5球団で展開する2リーグ存続論を批判する内容に「この言い方はないんじゃないの。1リーグを既定路線として考えるのはおかしい。今までの議事録を見たって1リーグなんて言葉は1度も出ていない。最後に(西武オーナーの)堤さんが言っただけでしょ」と1リーグを大前提とした発言に激しく反論した。

さらに「近鉄の経営がおかしくなったからこの事態になった。近鉄は撤退するんじゃないのか。新球団の(出資は)2割になるんでしょ。ウチはニッポン放送が3割だけど何にも言わないよ。不思議だね」と皮肉いっぱいの口ぶり。1度は合意に達したオリックスとの合併についても「承認できなくなる?その可能性もゼロではないよ」と話した。

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小池パ会長「交流戦を要望」[ニッカン]

パ・リーグの小池唯夫会長は21日、セ・リーグ側が2リーグ制存続案として26日の実行委員会で提案すると思われる交流試合について言及。「リーグとしては、かねて交流試合を念願としているし2年前にも提案している。本格的な交流試合を要望していく」と明確な姿勢を示した。パ側は1リーグ制移行の見解が強いが「球団が経営問題で苦渋の選択を迫られている」中、2リーグ維持の方向が出た場合を想定しての発言といえそうだ。「9月8日のオーナー会議の結論待たないと何ともいえない」と話す一方で同会長は「プロ野球をどう立て直すか、具体案を」と既に6球団に指示し、26日の理事会と実行委員会で議論を尽くすという。

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パ団結!実行委で阪神案に徹底抗戦[報知]

パ・リーグが26日に行われる実行委員会で、阪神の提唱する2リーグ制存続、交流試合実施案に反対することが21日、分かった。

1リーグ制移行へ、パの首脳が水面下で意思統一を図っていた。阪神・野崎球団社長が2リーグ制存続、交流試合実施を提唱。セ・リーグの巨人以外の球団と直接会談、もしくは電話連絡で意見を交換して賛同を得ているが、5球団のリーグ運営は経営上苦しいとして1リーグ制移行を目指すパの首脳は、こぞって反発。臨時理事会を開催し対応策を練る話も持ち上がっていたが、この日までに個別の電話会談、球場内での直接会談などにより、野崎案に反対することで意見がまとまった。「電話でのやりとりなどで意思統一はできた。2リーグ制は絶対にのめない」と、パの球団首脳の1人は主張。実行委員会でも、徹底して反対する意向を示した。

また、交流試合の提案についても、実施された時にはセ側にテレビ放映権の譲渡を求めるなど、パにも利益をもたらすような条件を要求する構え。ある球団首脳は「のめない場合は席を立つ」と、強硬な姿勢を崩さない。1リーグ移行か、2リーグ存続か。実行委員会で意見が真っ二つになるのは、避けられない状況になってきた。

◇T野崎社長はBu小林社長発言に猛反発

2リーグ制存続を主張する阪神・野崎勝義球団社長は21日、甲子園球場で会見。交流戦導入に難色を示し、1リーグ制への流れを歓迎する近鉄・小林哲也球団社長に、強く反発した。

発端は前日(20日)、小林社長が「(阪神は)何度も交流戦に反対しておいて、何を今さら。オーナー会議で話しているから(10球団1リーグが)流れ」と発言したことだ。1リーグ阻止へ動いている野崎社長は「以前は近鉄が、合併まで追い込まれていたとは思っていなかった。まだ球団名売却の方がソフトランディングだった。こういう事態だから、お互いの傷を小さくするために受け入れようということ。それから、1リーグ制は1度もまだ正式議題としてあがっていない」と、声を荒らげた。

球界の制度改革へ、ドラフト改革の私案も披露した。「1巡目だけくじ引きにして、2巡目以降をウエーバーにしてはどうか」26日の実行委員会でも、自由獲得枠撤廃を軸とした考えを積極的に発言する意向だ。

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渡辺オーナー「関係ない」[報知]

◇一部の世論調査絡みの質問に

巨人・渡辺恒雄オーナーは21日、都内ホテルで会食後、報道陣から「一部の世論調査で2リーグ制支持の声が強いが」と質問され、「何がファンの声だ。君らが勝手に扇動しといて。そんなことはね、関係ないよ」と発言。「世論は関係ないということ?」との質問に「世論は関係ある。ただ、君らの予想が間違っているだけだ」と続けた。渡辺オーナーはさらに、オールスターゲームのスポンサー企業である三洋電機側が1リーグになった場合はスポンサーを降りることを示唆していることについて「ああ、どうぞ」とだけ話し、帰りの車に乗り込んだ。

◇選手会決議文書実行委の議題へ

日本プロフェッショナル野球組織(NPB)と労組・日本プロ野球選手会による事務折衝が21日、都内で行われた。選手会側は先に機構側に提出している合併問題に関する6項目の決議文書について、26日の実行委員会で正式な議題とすることを確認した。「26日の会議が終わらないと状況がはっきりしないので、突っ込んだ話し合いはなかった。しかし、野球界についての話は色々しました」と選手会・松原徹事務局長。選手会は9日の臨時大会で近鉄、オリックス合併の1年先送り、野球協約に定められた特別委員会の開催、また、要求が受け入れられない場合、ストも視野に入れることなど6項目を決議。13日には機構側、12球団に文書として提出している。

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現場無視の交流試合導入案に、若松監督が疑問[サンスポ]

ヤクルト・若松勉監督が21日、「(球場が)ドームでない球団は大変」と交流試合導入が論議されそうな球界再編の動きに異論を唱えた。前日、阪神・野崎勝義球団社長が私案としてシーズン160試合近くになる日程を新提案したが、雨天中止などでペナントレースへの影響が出ると、現場を代表して反論した。

現場やファンを無視して進む球界再編。その流れの1つとなりかけている交流試合導入案に、若松監督が疑問を投げかけた。

若松監督
「うちとか広島とかドームを持っていない球団は大変になる。日本シリーズへの影響とか、色んな問題が出てくるんじゃないかな。」

20日に阪神・野崎球団社長が披露した私案では、交流試合で試合数は10−20試合増え、最大で年間160試合近くになる。試合数増加でダメージを受けるのが、ヤクルト、広島など屋外球場を本拠地とするチームだ。

シーズン中に雨天順延となった試合の多くは、年間日程の最後に組み込まれるが、シーズン後半の過密日程はペナントレースに大きく影響する。また、日本シリーズに出場した場合、準備期間が短くなるなどダメージは少なくない。労組・日本プロ野球選手会会長の古田も「今でさえ結構大変。20試合だと1ヶ月シーズンが長くなる」と選手の立場からも疑問を投げかけていた。

経営者の論理で進む球界再編。私案といいながら、26日の実行委員会で議題になる可能性もある提案に対し、そんな簡単なものではない−と、早速現場が反対の声をあげた。

◇パ・リーグの小池会長が球界再編問題に言及

パ・リーグの小池唯夫会長は、都内の連盟事務所で球界再編問題に言及。阪神の野崎社長らが主張する2リーグ制維持の声に対し、パ側が1リーグ制移行で意思統一を図ろうとしている動きについて「26日に実行委員会があるため(関係者が)球場や電話で事前の意見調整をしているようです」と説明した。ただ26日までに代表者による緊急会議を持つ可能性については「1ヶ所に集まってやることはないだろう」と否定的だった。

◇球団合併に関する特別委員会の設置を議題に…選手会

労組・日本プロ野球選手会は都内でコミッショナー側と事務折衝を行い、26日の実行委員会で球団合併に関する特別委員会の設置を議題とするよう要望した。だが、コミッショナー側は「(選手会側には)実行委員会まで(要望していることに対し)何も話せない」とし、28日の次回事務折衝に先送りされた。パの小池会長も「特別委員会(採決)より話し合いで解決する方法もある」と開催に否定的な考え。古田会長は試合後、「(選手に)議決権がある特別委員会をお願いする」と反論した。

◇ロッテ・重光オーナー「1リーグ制がいいです」

ロッテの重光武雄オーナーは21日、都内で「1リーグ制がいいです。もう1つの合併を進める?そうしようと思っています」と、改めて10球団1リーグ制へ移行したい考えを明かした。しかし、現段階では「何もやっていないし、電話もありません」と合併交渉を進めていることを否定。来月以降の動きについても「それは分かりません」と言葉を濁した。

◇巨人・渡辺オーナー、イラ立ちを隠せない様子

巨人・渡辺恒雄オーナーは21日、都内のホテルで2リーグ制支持が高いとした一部新聞社の世論調査結果に関連し、「キミら(報道陣)が勝手に扇動しておいて、そんなことはね、関係ないよ。世論は関係あるよ。ただ、キミらの予想が間違っているだけだ」と話した。「11球団なら2リーグ、10球団になれば(1リーグを)考える」という主張が、1リーグ推進と受け取られることにイラ立ちを隠せない様子。また、三洋電機が1リーグ制となればオールスター戦のスポンサーを降りる可能性を示したことに「ああ、どうぞ」と素っ気なく答えた。

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横浜峰岸社長、近オの合併白紙を示唆[スポニチ]

横浜の峰岸進球団社長は21日、近鉄とオリックスの合併をセ・リーグが認めない可能性を示唆した。峰岸社長は近鉄の小林球団社長が20日、阪神によるセパ交流試合案を「何年も強硬に否定しておいて、今さら…」と批判したことに不快感を表明。「そもそも近鉄がまいた種。そんなことを言い出すのなら合併なんか認めない、とセントラルがまとまって言い出すこともあるだろう」と強硬姿勢をちらつかせた。

オーナー会議は今月7日、近鉄とオリックスの合併を大筋で了承。現在、両球団の間で合併への細部の詰めが行われているが、ここにきて雲行きが怪しくなってきた。

「あくまでパの問題。あぶれた選手をパだけで引き取れとは言わないし、助けられるものは助ける。近鉄を何とかしようという動きの中で、何であんなことを言うのだろうか」と不信感をあらわにした峰岸社長。「全てが仮定の中で起きている。合併の準備を許しただけであり、そのものを認めた訳ではない」と言い切った。26日の実行委員会を前に行われる阪神、ヤクルトとの3球団協議(23日)で合併反対の意思確認が行われる可能性もあり、事態は混沌としてきた。

◇あらためて1リーグ制主張

近鉄の小林球団社長は2リーグ制存続を主張する阪神の動きに「7日のオーナー会議で10球団1リーグ制の方向が示されたと私は認識している。オーナー会議で示されたことを話し合っていくことが筋。阪神さんが2リーグ制の方向へ進めようとしていることには理解に苦しむ」と不快感を示した。26日の実行委員会にセの各球団がどんな提案をするか気になる様子で「パ・リーグも実行委員会の前に会って話し合いする必要はある。その日程を調整してもらっている」とあらためてパ6球団の意思統一の必要性を訴えた。

◇渡辺オーナー不満顔

巨人・渡辺恒雄オーナーは21日、都内ホテルでの会食後、一部全国紙が行った球界再編問題に関する最近の世論調査で、2リーグ制を支持する声が圧倒的だったことに対して「何がファンの声だ。君らが勝手に扇動しておいて」と不満げな表情を見せ「世論は関係ある。ただ、君らの予想が間違っているだけだよ」と話した。

世論調査を実施したのが読売新聞のライバル紙だったことに加え、セが阪神を中心に5球団が2リーグ制存続で足並みを揃えている。タイムリミットの臨時オーナー会議(9月8日)が迫る中、近鉄とオリックスの合併そのものに異論が出るなどリーグ、各球団の利害、思惑が交錯。堂々巡りの様相を呈していることにいら立ちを隠せないのだろう。

長年、球宴の冠スポンサーを務める三洋電機が1リーグ制に移行した場合、スポンサーを降りる可能性を示唆したことに「ああ、どうぞ」と言い放って車に乗り込んだ。

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渡辺オーナー、他紙世論調査「関係ない」[ニッカン]

巨人渡辺恒雄オーナーは21日、都内のホテルで報道陣に囲まれ、一部報道機関の世論調査で2リーグ制を支持する声が高いことを聞かれ「何がファンの声だ。君らが勝手に扇動しといて、そんなことは関係ない。世論は関係あるが、君らの予想が間違っているだけだ」と話した。また、オールスターゲームを支援する三洋電機が1リーグ制に移行した場合はスポンサーを降りる可能性を示唆していることには「ああ、どうぞ」と、素っ気なく答えた。

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選手会要望、大会決議を26日実行委議題に[ニッカン]

労働組合・日本プロ野球選手会と日本プロフェッショナル野球組織(NPB)の事務折衝が21日、東京都内で行われ、選手会側は、オリックスと近鉄の合併案の1年間凍結など10日の選手会臨時大会での6項目の決議を、26日の実行委員会で議題として取り扱うことをあらためて要望した。このほか選手会が招集を希望している特別委員会開催への誠実な対応を求めたほか、実行委後に再度事務折衝を行うことを確認した。

選手会の松原徹事務局長は「26日にならないと状況が分からない」と話すにとどまった。10日の臨時大会では合併が強行されようとした場合「最終手段としてストライキを行う」ことや、オリックス・近鉄の合併案の1年間凍結、特別委員会での協議を決議。また制限がある高額年俸選手の年俸ダウン幅の拡大や、第3者を含む「合併問題検討委員会」の設置などの提案をまとめた。

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選手会決議を実行委議題に

日本プロ野球組織(NPB)と労働組合日本プロ野球選手会の事務折衝が21日行われ、選手会が10日の臨時総会で決議した6項目を26日の実行委員会で議題とすることをあらためて要望した。

既に13日付で選手会から実行委員会メンバーに送付された6項目は、近鉄、オリックス合併の1年間凍結や協約に基づく専門委員会の開催、合併強行時はストを行う場合がある、などとなっている。いずれも「大筋で合意している」合併の承認を一時的にも阻止することが大前提。それだけに、沸騰している1リーグか2リーグ維持かの論議の前に実行委員会がどう対処するか注目される。

選手会の松原徹事務局長は「26日にならないとどうなるか分からないので、28日に行う事務折衝で話し合う」と語った。また、豊蔵一実行委員会議長(セ・リーグ会長)は「議題となれば、議論を尽くすことになるでしょう」と話した。

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山本アマ会長、3軍制見据えて「アジア戦略も」

日本野球連盟の山本英一郎会長は21日、プロアマ統合が進んだ場合、アジア諸国を含めた球界再編に前向きな姿勢を見せた。この日、都内で「野球界全体の構造改革をする時期。アジアを抱えた組織づくりも必要」と唱えた。12日には西武堤オーナーと極秘会談を行い、3軍構想に賛同。山本会長は「台湾、韓国などと取り組んでいくべき、中国も強くなる」とも語った。23日から中国球界視察に行く予定だ。3軍制が実現した場合、アジア加入の橋渡し役も辞さない。仮に2リーグ制でパ5球団となった場合、パとアジアとの交流戦も「プロから働きかけがあれば、可能性はある」という見方を示した。プロの来季運営形態については「静観する」と慎重だった。アマとしては、8月上旬の常任理事会で堤会談を報告、同29日の全国理事会で意見を取りまとめる方針。9月11日に台湾でアジア野球連盟の理事会が行われるが、プロ再編の行方次第でアジア参加に動く可能性が出てきた。

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