わたしはかもめ2004年鴎の便り(8月)

便

8月1日

千葉ロッテ4x−3西武(千葉マリン)

ロッテが2年ぶりとなる2試合連続サヨナラ勝ちを飾り、2カード連続の勝ち越しを決めた。同点で迎えた9回、ロッテは1死二塁から福浦が自身5度目のサヨナラ打となる適時二塁打を放ち試合を決めた。9回から投げた4人目の小林雅は自身3連勝で6勝目を挙げた。ロッテのサヨナラ勝ちは今季5度目で3位日本ハムとのゲーム差は2に縮まった。

123456789R
西武0101100003
千葉ロッテ200100001x4x
福浦
「打ったのはスライダー。打った瞬間は『どうかな』と思ったけれど、抜けて良かったですよ。とりあえず、前にチャンスも潰していたんで、何とか決めたかったので良かったですからね。まだまだゲームは残っている。2人が抜けても問題ないように1つずつ勝たないといけないです。」
バレンタイン監督
「大きな勝利だった。接戦は必ずものに出来るんだという自信を、選手みんなが付けているんじゃないかと思う。」

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ロッテ連夜のサヨナラ勝ち!殊勲の福浦に手荒い祝福[サンスポ]

サヨナラ二塁打を放った福浦は、仲間から水をかけられる手荒い祝福でユニホームはビショビショ。ロッテ選手会の副会長として、この日は試合前に署名活動でもチームを引っ張り、本業でも大活躍。お立ち台で「スライダーに必死に食らいついた」と声を弾ませ、「たくさんの人に署名してもらってありがたかった」と感激していた。

バレンタイン監督
「ベリー・エキサイティング!接戦は必ずものにできると選手も信じられるようになったようだ。」

◇小林雅がチームに勢い

小林雅は3−3の同点で9回から登板。1死一塁で同じ五輪日本代表の和田を迎え、MAX151キロの投球で遊撃併殺打に仕留め、チームに勢いを与えた。五輪で戦列を離れるだけに「チームにいる間に少しでもいい投球をしたかった。狙い通りのゲッツーだった」と満足そうだった。

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ロッテ連夜のサヨナラ劇!![報知]

◇小林雅6勝

小林雅が、病床の長嶋日本代表監督にささげる「サヨナラショー」を演じた。3−3の同点で9回に登板し、先頭のフェルナンデスに中前安打されたが、続くカブレラを「狙い通り」の併殺に仕留め、3人で切り抜けた。その裏に福浦の左中間へのサヨナラ適時二塁打で、連夜のサヨナラ勝利投手をゲット。6勝目をマークした。

この日はダブルの“サヨナラデー”となった。アテネ五輪の守護神の一角として、4日に代表合流するため、この日が本拠地最終日。試合前の壮行セレモニーで千葉マリンのファンに挨拶し、試合後もお立ち台に上がることになった。「1ヶ月チームを離れますが、チームとオリンピックの24人の活躍を応援してください」と絶叫した。

3日のダイエー戦(仙台)後、日本代表に合流。「ジャパンのユニホームを着るまではチームモードです」と“ロッテ愛”を強調したが、長嶋監督の話題を振られると、熱い思いを語らずにはいられなかった。「自分は予選で長嶋さんのユニホーム姿を見てやってきた人間ですから。五輪への思いは選手よりも強い監督だったので残念ですけど、これを糧にしてチームが1つになれると思う」この連勝の運を生かして、右腕が金メダルを呼び込む。

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福浦劇打!連夜のサヨナラ勝ち[スポニチ]

打った瞬間、ベンチは空っぽだ。ロッテは1日の西武戦で連夜のサヨナラ勝ち。ミネラルウオーターのペットボトルを手にした歓喜のナインが猛ダッシュ。左中間へ殊勲打を放った福浦が、二塁へ駆け込んだのとほぼ同時に“勝利のシャワー”を浴びせかけた。

福浦
「嬉しいです。必死に食らいついていったのがよかった。それまでチャンスで打てなかったから、何とかしたかった。」

汗と水を滴らせた福浦は満面に笑みを浮かべた。前日は7点差を追いつき延長11回サヨナラ勝ち。この日も投打で粘った。3−3の9回に守護神・小林雅を投入。フェルナンデスに中前打を許したものの、併殺で切り抜けて劇勝を呼び込んだ。

球界再編問題に揺れる中、ロッテももう1つの合併候補に挙がっている。ロッテ選手会は前日に続き試合前に合併、1リーグ制移行反対の署名活動を行い、863人の署名を集めた。副会長を務める小林雅、福浦も試合開始直前まで応対に当たった。「たくさんの人達からの署名は本当にありがたい」と小林雅。連夜の劇勝でファンに最高の恩返しをしてみせた。

まだ借金6で5位だが、プレーオフ圏内の3位・日本ハムには2ゲーム差に迫った。「署名活動、試合、色んなことを全力でやっていきたい」と福浦。残り38試合。バレンタイン監督が「ベリーエキサイティング。接戦をものにできるという自信をつけてきた」と称えるロッテナインは、全てにおいて最後の最後まで諦めるつもりはない。

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ロッテ連夜のサヨナラ!小林雅気迫6勝目[ニッカン]

日本代表クローザーのロッテ小林雅が、調子上向きを証明した。この日は3−3の9回表に登板。「気持ちが入ってないと同じボールが行っても、打たれてしまう」と、クリーンアップ相手に気迫を見せた。

先頭フェルナンデスには中前打を許したものの、カブレラをど真ん中直球で遊ゴロ。続く和田には、この日最速の外角低め151キロ真っ直ぐを投げ込んで併殺に仕留め、その裏の福浦のサヨナラ打につなげた。前日にも同点から登板して勝ち投手となった守護神は2日で2勝。3日のダイエー戦(仙台)に出場した後、最高の状態で5日にパルマ合宿へ出発する。

様々な思いを、快投につなげている。「僕は予選での長嶋さんを見てやってきた人間。みっともない姿を見せるのは、体に良くないと思うんで。体に良い、いい報告をしたい」。また、試合前には選手会副会長として前日に続いて署名活動に参加し、40分間で863人分を集めた。ファンの熱い思いを実感した2日間はいずれもサヨナラ勝ちで、自身も白星。「今後の活動は小坂さん(会長)と福浦(副会長)が考えてくれるでしょう」と後を託し「1ヶ月ほど離れますが、チームと、そして日本代表の24人を応援してください」と、お立ち台で叫んだ。

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殊勲の福浦「食らいついていった」[ニッカン]

連夜のサヨナラ劇にスタジアムが沸いた。この日の主役は福浦。同点の9回1死二塁の場面で初球、外角低めのスライダーに「食らいついていった」という打球は、左中間を破るサヨナラ打に。4、7回と2度の好機でいずれも凡退し雪辱を期しての打席だっただけに、嬉しさもひとしおの様子だった。

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2人で金宣言

アテネ五輪日本代表メンバーの小林雅と清水直の壮行式が、この日の西武戦前に千葉マリンで行われた。花束を渡された2人は、堂々の優勝宣言。清水直は「全国のロッテファンのために金メダルを取ってきます」と絶叫、観客の喝采を浴びた。また小林雅はこの日、母校・日体大野球部の筒井監督の訪問を受け、激励金を手渡された。

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合併反対、パ3球場で署名活動[ニッカン]

1日はダイエー、オリックス、ロッテの選手会がそれぞれ、試合が行われた球場で、近鉄、オリックスの合併と性急な1リーグ制移行に反対する署名活動を行った。ダイエーはこの日が初めてで、9球団目。デーゲーム前の午前11時30分から福岡ドーム入場口前で松中、城島、井口、斉藤ら1軍12選手が参加。小雨模様にもかかわらず、1時間10分で1266人の署名が集まった。選手会長の松中は「これだけの人が集まって、ありがたい。大勢の人が合併に反対している。選手、ファンの意見を会社側に分かってもらいたい」と話した。駆けつけた労組・プロ野球選手会の松原事務局長は「ファンの熱意が伝わってきた。性急な1リーグへの移行を阻止したい」と話していた。

またロッテは前日に続き千葉マリンで活動。この日も外国人以外の全選手が参加した。オリックスは選手会長の三輪をはじめ、谷、村松ら主力12選手がヤフーBBの周辺でファンに呼びかけた。

◇応援団緊急ダッグ

合併阻止へ、近鉄とオリックスの応援団が緊急スクラムを組んだ。1日、オリックス−近鉄19回戦が行われたヤフーBBで、両応援団が初めて共同で署名活動を行った。外野席のファンのみを対象に、開門の午後4時前から同6時の試合開始までに約500人分を集めた。

近鉄側の「大阪私設応援団」和田益典副団長は「以前から『やろう』という話になっていましたが、近々(オリックスと近鉄が)調印という話になってきたので今日になりました。1+1は2にはなりませんよ、消化試合にも来るようなファンが離れていきますよというのを訴えたい」。オリックスの「神戸青波連」山崎勝由代表も「合併には反対です」と切実に語った。集めた署名は、右翼側、左翼側それぞれを両球団に提出する予定。

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『プロ野球球団合併反対の会』が300人のデモ行進[サンスポ]

1リーグ制移行などに反対する『プロ野球球団合併反対の会』の呼びかけに応じたファンら約300人が1日、都内で初のデモ行進を行った。プラカードなどを掲げて、芝公園から日比谷公園まで約3キロを練り歩いたファンの1人は「何故急に合併なのか。もっと時間をかけて論議すべきだ」などと、性急な球界再編の動きに異議を唱えていた。

◇ダイエー、ロッテの選手会が署名活動

ダイエーの選手会は1日、福岡ドームで近鉄とオリックスの合併などに反対する署名活動を行った。パ・リーグで近鉄、オリックス、ロッテに続き4球団目。試合前の練習後に城島、井口ら主力12選手が参加。雨天にもかかわらず、約1時間で1266人の署名を集めた。またロッテ選手会も前日に続き、千葉マリンスタジアムで863人の署名を集めた。

◇選手会がシンポジウム開催へ

労働組合・日本プロ野球選手会は9日に東京・渋谷の「原宿クエストホール」でシンポジウム「プロ野球の明日を考える会」を開催する。当日は古田のほか、パネリストとしてキャスターの小倉智昭氏らが参加。午後6時開場で選手会ではファン150人を無料招待。観覧希望者は2〜4日までに選手会ホームページおよび、携帯サイトの選手会チャンネル(有料)を通じて申し込みが可能。当選者にはメールで当選招待状を送付する。

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合併反対パ3球団が署名活動[報知]

◇ロッテ…小林雅陣頭指揮、盛況40分で863人

31日に続いて試合前、千葉マリン正面玄関に選手が並んで署名活動を行った。前日は1時間半で過去最高となる1860人の署名を集めたが、この日もその勢いは止まらず、約40分で863人分が集まった。陣頭指揮を執った選手会副会長の小林雅は「2日間ともファンの気持ちが伝わった。やって良かった」と振り返った。小林雅はアテネ五輪参加でこの日でチームを離れるが「やるだけのことはやりました。今後は福浦(副会長)に託します」と話した。

◇オリックス…具も自主参加!!343人分集まった

選手会が近鉄戦前、ヤフーBB付近で2日連続の署名活動を行い、約20分間で前日の257人を上回る343人分を集めた。この日は、具も自主参加。「球団が減るのは寂しい。日本のファンは選手の気持ちを分かっていると感じた」と、同僚とともに活動に汗を流した。また、ウエスタン・リーグ、広島戦(広島)が中止になったため、2軍落ちしている三輪選手会長も会場に駆けつけ「この声を(球界の)上の人に聞かせたいですね」と、訴えていた。

◇ダイエー…松中ありがたい雨中1266人

主力12選手がこの日、日本ハム戦前の練習後、福岡ドームのゲート前で、オリックスと近鉄の合併反対を訴える署名活動を行った。パ・リーグでは近鉄、オリックス、ロッテに次ぎ4球団目。選手は試合の準備のため約30分で引き揚げたが、あまりの盛況で、プロ野球選手会の松原事務局長が約40分間、居残り、雨天の中で1266人の署名が集まった。「ありがたいこと。ぜひこの声を届けたい。ファンの気持ちを機構に伝えて、もっと議論して欲しい」と、松中信彦選手会長。ロッテとの合併話が出ているだけに、ナインの表情も真剣だった。

◇西武…2日から2日間松坂は3日参加

2、3の両日、本拠地・西武ドームでオリックス・近鉄合併反対の署名活動を行う。和田選手会長は「(場所は)まだ決めていないが、分かりやすい所でやりたい」と話し、西武球場前駅から入場ゲートへ向かう広場に場所を設置する考えを示した。時間は午後3時半からを予定しており、試合前練習を終えた選手が交代でファンに呼びかける。松坂は2日が先発のため、3日の試合前に参加する。

◇横浜…団結のミサンガ三浦「五輪でも」

アテネ五輪日本代表に選ばれている三浦が、代表集合日前日の3日に、中日戦(ナゴヤドーム)で先発する。この日の広島戦(広島)で五輪前最後のマウンドに上がる予定だったが、前日に続いて雨天中止。3日にスライドすることが決まった。登板翌日に帰京し、成田空港に向かう強行スケジュールになるが、「もう荷造りはしてあるから、大丈夫。ギリギリまで投げますよ」。合併反対を訴える12色のミサンガはアテネにも身につけていく。「本番でも問題なければつけたい。12球団全部の問題だからね」と五輪の場でも12球団存続をアピールするつもりだ。

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