わたしはかもめ2004年鴎の便り(8月)

便

8月4日

千葉ロッテ4−6福岡ダイエー(仙台)

ダイエーが松中の4安打3打点の活躍で3連勝を飾り、貯金を今季最多の22に伸ばした。ダイエーは2点を追う7回、川ア、松中、井口の適時打で逆転すると、7回にも本間の適時打で加点した。投げては2人目の馬原が2回を無失点に抑え3ヶ月ぶりの3勝目をマーク。4人目の三瀬は19個目のセーブ、22セーブポイント目をあげ、共にパリーグ新人記録最多タイ記録となった。ロッテは今季22度目の逆転負けで2連敗となり、4カードぶりの負け越しとなった。

123456789R
福岡ダイエー2000003016
千葉ロッテ0202000004
藤田
「何でだか…。分からない…。」
山ア
「あそこで踏ん張らないと…。打ち取ったと思ったんだけど…。」
小林宏
「調子は悪くなかったです。こういう感じでいければゲームは作っていけると思います。フォームは微調整しました。でも、初回2死から四球の後にホームランが痛かったし、次の課題です。とにかく、次につながるものがあったので、次の登板をしっかり投げたいですね。」
バレンタイン監督
「向こうには何かマジックがあるのかも知れない。ボールがちょうど野手のいないところに飛んだ。それが響いてしまった。」

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バレンタイン監督淡々「相手の救援投手がよかった」[サンスポ]

バレンタイン監督は、この日もイラだちをこらえるように淡々とした口調で振り返った。「先発の小林宏は悪くない出来。相手の救援投手がよかった」。7回には、ロッテにとっては不運な当たりが続き、逆転を許した。前日に続く嫌な負け方に「何か、マジックでもあるんじゃないのか…」。ジョークもやや苦戦?

小林宏
「調子自体は悪くなかった。この感じを続けることができれば…。」

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ジョークも不発[スポニチ]

バレンタイン監督は、苛立ちをこらえるように淡々とした口調で試合を振り返った。「先発の小林宏は悪くない出来だった。相手の救援投手がよかった」。だが、その表情には苦々しさが浮かぶ。2点リードの7回には不運な当たりが続き、逆転を許した。前日に続く嫌な負け方に「何か、マジックでもあるんじゃないのか…」。ジョークの方もやや苦しかった。

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マジック?!

2点リードの7回1死一、二塁からの継投策が誤算。藤田、山アが3安打を集中され、逆転を許した。中前にポトリと落ちた井口の勝ち越し打について、バレンタイン監督は「ダイエーには何かのマジックがあるんじゃないか」とツキのなさにガックリ。

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黒木が7日の2軍戦に先発[サンスポ]

2軍調整中の黒木が、7日のイースタン日本ハム戦(鎌ケ谷)に先発する。黒木は6月10日に右ひじの違和感で登録を抹消。リハビリを重ね、先月22日のイースタン日本ハム戦で復帰したが、今度は右ひざに打球が直撃し再び登板が未定となっていた。この日、浦和で汗を流した黒木は「(患部は)もう大丈夫。5回をメドにあとはどこまでいけるかですね」と抱負を語った。

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公正委「加盟料は独禁法抵触も」[ニッカン]

◇国会から球界牽制

企業がプロ野球球団の経営に新たに参入、参加する場合、日本プロ野球組織への支払いが規定されている加盟料(60億円)や参加料(30億円)が、独占禁止法に抵触する可能性があることが4日、衆議院文部科学委員会で取り上げられた。民主党の笠浩史衆院議員が「60億円の加盟料は、法律的に独占禁止に抵触しないのか」と質問。答弁した公正取引委員会側が「一般論」としながらも「新規参入者を不当に排除するというものなら、私どもも関心を持たざるを得ない」との見解を示した。笠議員は「偵直する可能性があるのだと解釈しました」と述べた。

公正取引委員会側は「プロ野球は複数の球団で成立しており、様々な取り決めがあると思う」と前置きしながらも「加盟料の目的と手段を考えると、合理的かどうなのか、関係事業者が検討してもいいのではないか」とも延べ、参加料も含めて新規参入者に「障壁」を設けている球界側を牽制した。

同委取引企画課によると、一般的には告発など当事者が訴えるという方法ではなく、報道や水面下での情報提供を受けたり、独自の情報収集によって調査に乗り出すことが多く、疑いがあると判断した場合はさらに調べるという。

今回の問題については「金額の趣旨を十分理解している訳ではなく、直ちに不当だ、違反があるという訳ではないが、関心は持っているということ」と話した。仮に参入障壁が低くなれば、プロ野球球団の経営に関心を抱いているインターネット関連企業の「ライブドア」などの新規参加に道を開くことになり、球団数縮小の歯止めになる可能性はある。

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1リーグ反対議員連盟発足

自民、民主両党は4日、早急な1リーグ制移行反対の立場でプロ野球のあり方を議論する議員連盟をそれぞれ発足させた。民主党の会合には、自民、協賛両党も合わせて76人(代理出席含む)が出席。設立に動いた仙谷由人政調会長は「プロ野球の経営問題をめぐり、理解しがたい動きがある」と指摘、オーナーからのヒアリングや第3者機関設置に向けた勝ち同を行う方針。自民党では小林興起議員ら16人が参加、2リーグ制の維持を求めている。発足理由を「数人のオーナーの意向で大事な問題を決めることには、一言申し上げなくてはならない」としており、今後街頭演説などを通じて国民を巻き込んだ運動を展開する。

◇根来氏「議論構わない」

根来コミッショナーは議員の動きについて「議論していただくのはいっこうに構わない。(近日中に小林議員がコミッショナー事務局に)来るということだった」と堪えた。再編問題については「3リーグでも4リーグでも多い方がいいんだが、2リーグでやっていけないというから1リーグの話になっている。私には経営権はないから」と自らの立場を説明。また野球協約の不備、曖昧さを指摘し「(野球協約に)ファンの声を聞かなければいけないというのはない」と、球団経営の問題であるとの認識を示した。

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国会議員も早急な1リーグ制移行反対![ニッカン]

自民党と民主党を中心とする国会議員有志が4日、1リーグ制への早急な移行に反対する立場でプロ野球の在り方を議論する2つの議員懇談会を発足させた。

民主党の仙谷由人衆院議員らでつくる議員懇談会は、設立の趣旨を「一部経営者の意向で球団合併が不透明に進められている」とし「発展には公正な球界運営が不可欠」とした。設立総会では、プロ野球選手会の顧問弁護士がこれまでの経緯を説明した。自民党の小林興起衆院議員らが発起人となった議員連盟は、オーナーの都合で1リーグ制に移行するのに反対の立場。小林氏は「オーナー会は閉鎖的。国民と一緒に運動を展開したい」と挨拶した。

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国会議員有志で懇談会発足…早急な1リーグ制移行に反対[サンスポ]

球界再編問題に注目が集まる中、自民党と民主党を中心とする国会議員有志が4日、1リーグ制への早急な移行に反対する立場でプロ野球の在り方を議論する2つの議員懇談会を発足させた。

民主党の仙谷由人衆院議員らでつくる議員懇談会は、設立の趣旨を「一部経営者の意向で球団合併が不透明に進められている」「プロ野球の発展には公正な球界運営が不可欠」とした。設立総会ではプロ野球選手会の顧問弁護士がこれまでの経緯を説明した。今後は球団オーナーからのヒアリングなどを行う方針。日本野球機構の監督官庁の文部科学省や公正取引委員会に、プロ野球の運営実態について調査を申し入れることも検討する。

一方、自民党の小林興起衆院議員らが発起人となった議員連盟は、数人のオーナーの都合による1リーグ制移行に反対の立場。小林氏は「オーナー会は閉鎖的。国民と一緒に運動を展開したい」と挨拶した。8月末に東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪れ、意見交換する予定。

根来泰周コミッショナー
「(議員が)議論するのはいっこうに構わない。本来は2リーグ、もしくは3、4リーグなど数が多い方がいいに決まっているが、経営が苦しいという球団があり、こういう問題になっている。」

◇選手会が反対署名の国会提出も

労組・プロ野球選手会が、球団合併などに対する反対署名の国会提出を視野に入れていることが分かった。署名はこの日までに選手が集めた約1万7000人分に加え、選手会HP上でも5万2000人分が集まり約7万人分に到達。自民党、民主党などの議員懇談会が発足したこともあり、松原徹事務局長は「国会に提出できれば」と語った。一方、古田会長も「それだけ大きな関心事だということでしょう」と議員懇の動きを歓迎した。

◇パは1リーグ制移行で意見が一致…小池会長

パ・リーグの小池唯夫会長は4日、札幌ドームで、パ6球団が7月26日の実行委員会の後も非公式の会議を重ねていることを明かした。その上で「5チームでのリーグ運営は困難。4チームになってセにお願いするという方向で、足並みは揃っている」と話し、1リーグ制移行での意見一致を強調した。また、日本ハムの小嶋武士オーナー代行も改めて10球団による1リーグ制移行を主張。「もう1つの合併が成立せず、パが5チームのままだったら、リーグ解散もあり得る」と強硬な姿勢を示した。

◇広島が5日に合併反対の署名活動

12球団の最後として、広島が5日に広島球場前でオリックスと近鉄の合併反対の署名活動を行う。雨天の場合は延期の可能性もあるが、西山秀二選手会長は4日「時間が許す限り、今後も何度かやりたい」と話した。署名活動は広島球場の正面玄関前で午後3時半から約30分間。選手会に所属しない外国人選手も含め、試合前練習を終えたほぼ全選手が参加する予定。

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渡辺オーナーついに“国会”招致へ[スポニチ]

渡辺オーナーが“国会”へ。民主党の笠浩史衆院議員が4日、巨人・渡辺恒雄オーナー、根来泰周コミッショナー、労組・日本プロ野球選手会の古田敦也会長の3氏を衆院文部科学委員会に参考人として招致することを要請した。

笠議員は同委員会で「プロ野球をどうしようとしているのか、しっかり議論すべき」と言及。この日、民主党議員を中心とした73人により議員連盟「日本プロ野球の更なる飛躍・発展とスポーツ文化振興による地域活性化を推進する会」の設立総会が行われるなど、まさに永田町を巻き込んでの球界再編問題に発展した。過去に球界関係者が参考人として招致された例としては73年2月の参議院法務委員会がある。江川(法大)のクラウン入団拒否問題に端を発し「新人選手に球団選択の自由がないのはおかしい」との世論がわき起こり、同委員会がドラフト制度を取り上げた。その時に球界から井原コミッショナー事務局長、鈴木セ・リーグ会長、川上元巨人軍監督らが出席した。

ただ根来コミッショナーは「1リーグ、2リーグというのは金の問題。議論していただけるのはありがたいが、それなら国から補助金を出してくれんか」と発言。さらに「今の野球協約では主体は連盟と構成球団で、選手やファンの声を聞かなければならないとは明記されてない。洗い直すべきは協約」と批判にさらされている一部オーナーを擁護した。渡辺オーナーら3氏の参考人招致については今国会中に開催される衆院文部科学委員会理事会で協議されることになる。同委員会の川内理事は「党派を超えた問題であり(参考人招致に)与党の賛同も得たい」と語っており、今後の動向が注目される。

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民主議員は渡辺オーナー参考人招致を[ニッカン]

日本野球機構を管轄する文部科学省の河村建夫文科相はこの日の衆院文部科学委員会で、1リーグ制移行への動きについて「そんなに拙速にできるものだろうかという思いもある」と述べた。球団合併が、オーナー会議など『密室』で議論されていることに対し、笠議員に感想を求められ「(球団経営は)ビジネスだけに致し方ない場合もあると思うが、ファンも多い。プロ野球協約で野球は社会の文化的公共財という規定されている。文化的公共財という視点を大事にして、議論をして欲しい」と期待を込めた。笠議員は、巨人渡辺オーナー、選手会の古田会長、根来コミッショナーを国会に参考人として呼ぶよう求めており、同委で今後検討する。

◇選手会「調停を期待」

労組プロ野球選手会は、国会の動きを歓迎した。松原事務局長は「(合併問題を)調停してくれることを期待したい」と喜んだ。また、古田会長は、加盟料について「独占禁止法に引っ掛かる」と常々話しており、今後の展開に期待した。

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「5球団ならパ解散」[報知]

◇日本ハム小嶋オーナー代行が発言

パ・リーグが5球団なら解散!?日本ハム・小嶋武士オーナー代行が4日、札幌ドームで球界再編について「5チームでのリーグ存続が無理だということに変わりはない。堤(義明・西武オーナー)さんが言うように、4球団になって、セ・リーグに吸収して欲しいということだが、あらゆるケースを想定しておかなければならない。もう1組の合併が成功しなかった場合は、リーグ解散ということもある」と1リーグ実現に向け、不退転の意思を表明した。

7月26日の実行委員会後も、パ・リーグ代表レベルで非公式に集まっていたことも明かした同代行は「1番重要な部分は、選手の救済ともう1つの合併について。9月8日(オーナー会議)に向けて話し合っている」とした。

また、この日、連盟表彰のため札幌ドームを訪れた小池唯夫パ・リーグ会長も小嶋発言について「運営上、日程上5チームでは難しいというのがパ・リーグ理事会の議論。解散?前からそういう状況なのは、理事会でも実行委員会でも主張している」と話した。もう1つの合併の進捗状況については「我々は待っている段階で何とも言えないが、9月8日というデッドラインに向けて、有志が非公式に三々五々集まって情報交換をしているし、進んでいると聞いている」と話した。

◇1リーグなら前後期制提案、横浜・峰岸社長

横浜の峰岸進社長は4日、横浜市内の球団事務所で、1リーグ制に移行した場合は「最低限、前期・後期制で戦うのが望ましい」と話した。横浜が1リーグ制の運営について具体的に言及したのは初めて。峰岸社長は、消化試合が増加する可能性と、それに伴う観客動員の減少を理由に「10球団総当たりの1シーズン制なら、興行師としては反対。前後期制なら緊張感が保てるし、チャンピオンシップを争う、日本シリーズのような戦いもできると思う」と話した。

7月26日に行われた実行委員会では、1リーグ制を睨んで各球団が日本シリーズやオールスターの代案などをそれぞれ披露したが、横浜は「特に言及しなかった」(同社長)。今月16日に行われる12球団代表者会議では、前後期制を軸にした具体案を提案していく方針だ。

◇根来氏「協約は曖昧」

国会の衆議院文部科学委員会において4日、民主党・笠浩史議員が「プロ野球の新規加盟料(60億円)と(譲り受けの際の)参加料(30億円)は新規参入を妨げる独占禁止法に抵触するのではないか」との質問が出たことを受け、根来泰周コミッショナーは「協約に実際、明記されてはいるが、過去に徴収した例はない。脱退する時の規定もない。それくらい(協約は)曖昧なものだ」と話し、改めて協約整備の必要性を説いた。

「オーナー会議でも協約の改正を認めてもらい、専門家を招いての委員会を立ち上げることも考えていた。ところが、今回の合併騒ぎで目先のことを追うのに精一杯になってしまった」と根来コミッショナー。また、「ファンの声や選手の声を聞かねばならないとは協約には書いていない。選手の声を聞くのは特別委員会があるが、協約の主体は連盟と構成球団。2リーグ、1リーグのどちらが良いかと言えば、2リーグが良いに決まっているし、ボクは2リーグ前提で選任されている」と現行の協約の様々な不合理を挙げながら、「色々な問題を、こういう時こそ議論することが必要」と力説した。

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日本ハム小嶋代行「リーグ解散もある」[ニッカン]

日本ハムの小嶋武士オーナー代行は4日、10球団による1リーグ制移行を主張した上で「もう1つの合併が成立せず、パが5チームのままだったら、リーグ解散もあり得る」と強硬な姿勢を示した。

また、パ・リーグの小池唯夫会長は札幌ドームで、パ6球団が7月26日の実行委員会の後も非公式の会議を重ねていることを明らかにした。その上で「5チームでのリーグ運営は困難。4チームになってセ・リーグにお願いするという方向で、足並みは揃っている」と話し、あらためて1リーグ制移行で意見が一致していることを強調した。

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2組目ダメなら「リーグ解散も」

日本ハム小嶋オーナー代行がこの日、パ・リーグでもう1組、進行している球団合併が不成立だった場合に「5チームだったら(リーグ)会談ということだってある」と、最悪の事態も想定していることを示唆した。2日に秘奥指揮で行われたパの各球団代表者レベルでの会合の内容について「1番重要な部分の話。選手の救済と、もう1つの合併についてです」と明かした。

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