わたしはかもめ2004年鴎の便り(8月)

便

8月8日

北海道日本ハム0−5千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが堀の2本塁打を含む4打数4安打4打点の活躍で、対日本ハム2カードぶりの勝ち越しを決めた。ロッテは2回、堀の7号2ランで先制すると、3回には平下の3号ソロ、8回には堀の2本目となる8号ソロなどで加点した。投げては4月以来の先発となった小野が9回途中まで被安打4、四死球6ながらも無失点に抑え、昨年5月12日以来の先発勝利となる3勝目をマーク。3位日本ハムと5位ロッテのゲーム差は2に縮まった。

123456789R
千葉ロッテ0210010105
北海道日本ハム0000000000
小野
「向かっていく気持ちを切らさずに、思いどおりにシュートを投げられたのが大きかったですね。完封はもちろん狙っていました。あそこまで行ったから最後まで投げたかったので9回もマウンドに上がったのですが、8回で体が重くなっていたので仕方がなかったです。ファームでは2試合先発しましたが、前回(8回無失点)よりも、点は取られましたがその前が良くて、自分でも何か掴んだという感じでした。とにかく、抑えることができて良かったですよ。」
「とにかく、4安打したことよりも、結果的にいいところで1本出たことが嬉しい。数字よりも1本でも、いいところで打てればOKだから。(昨日1日休んだのが良かったかと聞かれて)選手だからね。ずっとゲームには出ていたい気持ちは強いよ。でも、出なかったから崩れたという言い訳だけはしたくないからね。与えられたチャンスでやっていくだけ。」
バレンタイン監督
「あれだけ素晴らしいバッターで勝利に貢献してくれたのは、95年の時の堀がそうだったが、今日はその姿を思い出させてくれた。(『相手の先発がサイド。左の小坂だと思ったが』という質問に)堀が勝利に貢献してくれると信じて起用した。1つでも勝ちたいからね。」

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堀2発4安打

堀が6年ぶりの1試合4安打をマークした。「晋吾が久し振りの先発。点を取って、楽にさせてあげたかった」。2回に先制2ランを放ち、6回1死満塁では中前適時打。8回にはダメ押しソロを左翼スタンドに叩き込んだ。35歳のベテランの活躍に、バレンタイン監督は「(前回に指揮した)95年の堀を見ているようだ。素晴らしい」と絶賛していた。

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復活サンデー男

「サンデー晋吾」復活だ。小野が今季2度目の先発で、9回途中まで無失点と好投し3勝目を挙げた。「最後のチャンスだと思った。1球1球に気持ちを込めた」。敵将ヒルマン監督に「完璧な投球。代打を送るチャンスもなかった」と言わしめる内容。00年には毎週日曜日に好投した男も、近年は坐骨神経痛に悩まされて低迷。くしくも日曜日に復活の姿を見せ「このまま先発枠に入って、プレーオフ進出に貢献したい」と話した。

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小野が1年3ヶ月ぶりの先発勝利![サンスポ]

小野が9回途中まで4安打無失点。昨年5月以来、1年3ヶ月ぶりの先発勝利を飾った。「自分の持ち味である強気の投球ができた」。平成12年の前半には、日曜日の先発で9連勝。「サンデー兆治」と呼ばれたロッテの大先輩、村田兆治氏(現評論家)の2代目として主役を張った。「(日曜日は)特に意識はなかった」という小野だが、バレンタイン監督は「今季最高の試合」と絶賛した。

バレンタイン監督
「あれほどの投球をした投手はいない。今季最高の試合だ。真っ直ぐも走って、変化球もキレていた。戻ってきてくれて嬉しい。」
「(小野)晋吾が久しぶりの先発。点を取って楽にさせてあげたかった。」(6年ぶりの1試合4安打で4打点)
データBOX
ロッテが球団創設から通算3500勝(3452敗309分け=勝率.503)に到達した。巨人、オリックス、ダイエー、阪神、中日、西武に次いで7球団目。

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復活サンデー晋吾[報知]

◇昇格いきなり8回0/3無失点

気持ちを込めたボールで、内角を攻め続けた。9回に疲れを見せ、完封こそ逃したものの、8回0/3を4安打無失点。小野が4月14日以来、今季2度目の先発のチャンスを生かした。先発での勝利は、03年5月12日の日本ハム戦(千葉マリン)以来。“サンデー晋吾”が帰ってきた。

今季、慣れない中継ぎで起用されるうちに、思うような球がいかなくなっていた。6月20日、腰痛もあり2軍落ち。痛みがなくなるとフォームを戻すことだけに集中し、この日のために調整を続けてきた。「ファームで先発して、感じは戻ってきていた。自分らしいピッチングが出来ましたね」と納得の笑みを浮かべた。00年、日曜日に9連勝するなど13勝を挙げた右腕が、日曜日に見せた復活劇。五輪のため清水直が抜けた8月、プレーオフ進出を狙うチームに、大きな“1枚”が戻ってきた。

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小野、無失点で3勝目[ニッカン]

小野は完封勝利こそ逃したが、9回途中まで無失点で3勝目。「最後のチャンスだと思った。1球1球に気持ちを込めた」と胸を張った。アテネ五輪代表の清水直が抜けて回ってきた今季2度目の先発。3四死球で招いた3回2死満塁のピンチは、オバンドーを三ゴロに仕留めるなど「自分の持ち味は出せた」と充実感を漂わせた。4年前には毎週日曜日に好投し“サンデー晋吾”と呼ばれたが、最近は腰痛に悩まされて低迷。くしくも日曜日に本来の姿を見せた右腕は「このまま先発枠に入って、プレーオフ進出に貢献したい」と力を込めた。

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近鉄1軍全選手立つ!![ニッカン]

近鉄ナインは一丸となって戦う姿勢を緩めない。9日、都内で行われるぷろ野球選手会主催の緊急シンポジウム「プロ野球の明日を考える会」に、外国人と五輪組を除く近鉄の1軍選手全員が参加することになった。書名活動に続く「団体」行動となる。

同シンポジウムは例年オフに行われてきたが、オリックスと近鉄の合併など性急な球界再編の動きが出てきたことで、異例のシーズン中に行われることになった。当初、選手の出席は古田会長以外は2人程度に予定されたいたが、近鉄は9日が千葉への移動日のため参加に問題はなく、近鉄選手会の礒部会長は「全員で行きます」と明かした。ナインにはこの日の西武戦(大阪ドーム)前に詳細を話した。

シンポジウムには小倉智昭氏(キャスター)、二宮清純氏(スポーツジャーナリスト)らがパネリストとして参加し、古田会長らと討論する。選手会ホームyページと等を通じ、150人のファンも招待している。礒部は、壇上での抗議行動こそ「考えていません」としたが、合併当事者のナインが積極的に意見を交わすことになりそうだ。

また、今回の千葉遠征に帯同しないため自費で参加する川尻は「(シンポジウムが)終わった後にみんなでホテルでミーティングをします」と、今後について話し合うことを明かした。合併阻止へ、近鉄ナインはグラウンド外でも一丸となって戦う。

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BW選手会が署名活動を終了

オリックス選手会が「合併反対」の署名活動を8日でひとまず打ち切った。この日は選手20人が球場横で543人分を集め、活動した5日間の合計は2300人分に達した。三輪選手会長は「ファンと身近に話をできたのがよかった」とコメントした。

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古田“もう1つの合併”静観

労組プロ野球選手会の古田会長が「もう1つの合併」については静観する構えを見せた。ダイエーとロッテ両本社首脳が交渉していたことが明らかになるなど、話は進展しているように見られるが「まだ報道によってまちまちな部分がある。ダイエーの佐藤代表も否定してるでしょ?今の段階で話はしてくれないでしょう」と事態を見守る姿勢を見せた。

◇連合会長、今週にも会談

連合の笹森清会長はこの日、平和祈念式典出席のため訪れた長崎市で、球団合併問題をめぐる選手会の古田会長との会談について「今週中にも実現できるのでないか」との見通しを明らかにした。会談内容については「選手会側が我々にどういう支援を要請するか、それに対し連合としてどうバックアップするか、あくまでもサポート役を貫きたい」と話した。

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ダイエー再建問題、銀行と協議再開へ

9日から福岡ダイエーホークスの親会社、経営再建中の大手スーパー、ダイエーと、UFJ銀行など主力取引3銀行との間で、次期再建計画策定の協議が再開する。ダイエー川は、自主再建を目指す内容の再建計画を準備している。主力3行は抜本的な再建が必要との判断から、産業再生機構の活用を視野に入れており、調整は難航するとみられる。

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星野SD改めて「2リーグ維持」[報知]

阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクターは8日、アテネ五輪のテレビ解説のため、成田空港から日本代表がキャンプを張るイタリア・パルマへ出発。球界再編問題についてあらためて触れ、2リーグ制維持を訴えた。「五輪にはテロの危険?俺は球界のテロが怖いよ」球界が揺れる中、日本を離れる星野SDは、独特の言い回しで、1リーグ制反対を訴えた。ダイエー本社が産業再生機構の活用を余儀なくされ、球団がロッテに吸収合併されることが濃厚となったことにも、不快感を隠さなかった。

「ダイエーが売却なら、なぜ、ロッテに売るんや。他(新規参入企業)に売ればいい。球団数を減らすことないやろ」近鉄、オリックスに次ぐ合併で10球団になれば、以前から反対している1リーグ制移行の流れが加速することを危惧した。「来季は2リーグ?8月いっぱい(新たな合併がなく)もてばな」含みのある言い方で、2リーグ存続に望みを託していた。

◇9日球界再編シンポ

日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は9日、東京・原宿のクエストホールで、ファンと球界再編を討論するシンポジウム「プロ野球の明日を考える会」を開催。近鉄からは20人以上の選手が、緊急参加することが決定した。当事者として、黙っている訳にはいかなかった。「1軍の皆で行きます」と、この日、近鉄・礒部選手会長は説明した。9日は、当初の予定では、10日からのロッテ戦(千葉)に備えた移動日。しかし、時間を早めて上京し、今回の遠征メンバーから外れる川尻らも加わった20人以上の選手が、午後6時半からの同シンポジウムに参加する。

日本プロ野球選手会では、ホームページを通じて、150人のファンを招待。大挙登場する近鉄ナインや古田会長のほか、ジャーナリストの二宮清純さん、キャスターの小倉智昭さんらがパネリストとして参加し、早急な球界再編を阻止するための意見交換を行う。

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