わたしはかもめ2004年鴎の便り(8月)

便

8月14日

千葉ロッテ1−3オリックス(千葉マリン)

オリックス先発の金田がロッテ打線を8回1失点に抑え、チームの連敗が2でストップ、ロッテ戦の連敗も4で止めた。両チーム無得点で迎えた5回、オリックスは早川の適時打で1点を先制すると、7回にも平野のソロで加点。1点差に詰め寄られた直後の8回には山崎の適時打で再び2点差とし、最後は守護神の山口が締めた。金田は後半戦初勝利となる2勝目を挙げ、チームとしても18試合ぶりに先発投手に勝ち星がついた。ロッテは打線が4安打に抑えられ、連勝が5でストップ、千葉マリンスタジアムでの連勝も6で止まった。

123456789R
オリックス0000101103
千葉ロッテ0000001001
セラフィニ
「今日はカーブの制球が悪かった。そのでも、何とか試合を作ることができたのは良かった。(3安打の)平野にタイミングを合わされたね。」
山ア
「絶対に点をやってはいけない場面…。しっかり投げないと…。」

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連勝5で止まる

連勝が5でストップした。勝てばプレーオフ出場圏となる3位浮上のチャンスだったが、打線が4安打1得点と淡白な攻撃に終わった。今季2度目、3万5000人満員の声援も届かず。バレンタイン監督は「金田は素晴らしい投球」と相手先発を称えながら「明日のゲームからまた全力を傾けて、グラウンドで戦うだけだ」と仕切り直しを誓った。

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6連勝ならず[スポニチ]

ロッテは2点を追う9回1死一塁、井上がスイングを取られて空振り三振。微妙な判定にバレンタイン監督が猛抗議したが、それも実らなかった。「あの場面は球審の一存だけで判定が決まるのはおかしい。ちゃんと塁審に判断を委ねていれば、今まだ試合をしているかもしれない」と指揮官。先発セラフィニが7回2失点と好投したが、打線はわずか4安打1点。チームの連勝は5でストップした。

セラフィニ
「カーブの制球が悪く、投球を苦しくした。相手もいい投球をしていたので、先に得点を与えたくなかったんだけど。」(7回2失点)

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黒木、16日西武戦に先発[ニッカン]

プレーオフ出場権争いを繰り広げるロッテに頼もしい男が帰ってくる。「ジョニー」こと黒木知宏投手の1軍復帰が14日、決まった。16日の西武戦(西武ドーム)先発に指名されたもので、1061日ぶりの復活勝利を挙げた6月2日ダイエー戦(北九州)以来のマウンドに立つことになった。復活勝利後、右ひじに違和感を訴えて6月10日に登録を抹消。当初は2週間程度で復帰のはずがその後、右腕の痺れに悩まされて調整が遅れた。

復帰戦となった7月23日のイースタン・リーグ日本ハム戦でも、右ひざ下に打球を当てて2回降板のアクシデント。7日の同日本ハム戦で先発し6回無失点の内容に、バレンタイン監督は「十分にやれると判断した」とゴーサインを出した。次に目指すは地元千葉での復活勝利。黒木は「調子はいい。チームの状態もいいので、自分も頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。

◇ミンチーフリー登板

1軍の練習に合流しているミンチーが今日の試合前、フリー打撃に登板、平下相手に約20球を投げた。投じた20球は全て変化球で、ヒット性の当たりはなし。平下のバットを真っ二つに折った場面もあった。

黒木
「ファームで6回を投げて無失点と調子はいい。チームの状態もいいので頑張ります。」
ミンチー
「コンディションもグッド、ボールもグッド。グッド、グッドだよ。」

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瀬戸山代表、変わらず1リーグ

ロッテ瀬戸山隆三代表は14日、球界再編に強い影響力を持つ巨人渡辺前オーナーの辞任にも、1リーグ制推進の方針に変わりがないことを強調した。前夜13日夜、西武星の球団代表を電話会談したことを明かし、「今まで通りの方針を確認した。これまでの流れは変わりません」と従来通り、パ・リーグ側が求める1リーグ制実現を目指すとした。

◇宮内オーナー、コメントしません

オリックス宮内義彦オーナーが14日、野球に対する質問をシャットアウトした。東京都内の自宅前で報道陣に対応したが、夏季休暇中であることを強調。「休み中に仕事は何もなし!コメントしない。1リーグ制が揺らぐ可能性?休み中は野球のことは一切コメントしません」と宣言した。合併当事者球団の六腑という立場を踏まえ、今後も発言に慎重を期す考えのようだ。

◇古田会長「今、撤退すればファン支持する」

労組プロ野球選手会の古田敦也会長が14日、球団数削減、1リーグ化を推し進める球界首脳に、再考を促した。「名誉ある撤退を今こそすればいいのに。今、降りれば、ファンも支持してくれるんじゃないか」と話した。

合併、1リーグ化の旗振り役だった巨人渡辺オーナーの退陣で、球界再編問題は先行き不透明な状態だ。それだけに抜いた刀を納めづらかった場合でも、この機会なだばプライドを傷つけることなく意見の修正ができるとみている。

古田会長は「今のまま推し進めても何もいいことはないでしょう。意地なのか何なのか分からないけど、何で降りないんでしょうか」と不思議そう。パ・リーグを中心として1リーグ派の再考を期待していた。

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パ4球団へ「不退転の決意」[報知]

◇ロッテ瀬戸山代表が強調

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表は14日、辞任した巨人・渡辺前オーナーの去就にかかわらず、パ・リーグがもう1つの合併を推進していくことを明言した。「(パ・リーグが)5球団から4球団になることは不退転の決意です」と、球界は1リーグ制移行へ向けて動くことを強調した。渡辺前オーナーの辞任が発表された13日に西武・星野球団代表から電話があり、今後のパ・リーグとしての方針を確認。合併の組み合わせには明言を避けたものの「これまで通りですという話だった。球界を熟知した渡辺オーナーの辞任は残念だが、流れは7月7日のオーナー会議のまま」と見通しを語った。

◇古田選手会会長「名誉ある撤退を」

日本プロ野球選手会・古田敦也会長は14日、巨人・渡辺オーナーの辞任後もオリックス・近鉄が合併を押し進めようとしていることに、「名誉ある撤退を今こそすればいいのに」と改めて翻意を促した。球界の意思決定に大きな影響力を持つ渡辺オーナーの辞任で、今後、球界再編のスピードが鈍ることも考えられる。「今のまま押し進めても何もいいことはないでしょう。意地になっているのか分からないが、今(合併を)やめればファンも支持してくれるんじゃないか」と再考の時期が来ていることを強調した。

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選手会・古田会長が合併撤退を“勧告”[サンスポ]

労組・日本プロ野球選手会の古田敦也会長が14日、既に基本合意書の調印を交わしている近鉄とオリックスの合併問題について、撤退を“勧告”した。1リーグ制移行を推進していた巨人の渡辺恒雄オーナーの辞任を受けて、「今(のタイミングで合併問題から)おりれば、ファンも支持するはず」と訴えた。

1リーグ制移行への旗振り役だった巨人・渡辺オーナーの突然の辞任。“追風”を受けた選手会の古田会長が、合併の『白紙撤回』を訴えた。「今こそ名誉ある撤退をすればいいのに、何でしないのかな。今、(合併から)おりればファンも支持する。このまま推し進めてもいいことは何もないでしょ」。練習前のグラウンドで、穏やかに口を開いた。

10日には近鉄・オリックスが基本合意書に調印。ファンの声や選手会の特別委員会設置の訴えを無視して進む合併に、古田も「ファンを犠牲にして、何が楽しいのか」と怒りを露にしていた。強い影響力を残すとはいえ、同オーナーが再編問題の表舞台から去ったことで、1リーグ制移行への流れが停滞するのは必至。スト権行使や根来コミッショナーへの提訴も辞さずの姿勢を見せている選手会が、やはり渡辺オーナーの辞任を受けて、12球団存続への意を強くしているようだ。

◇ロッテ・瀬戸山球団代表「再編に影響ない」

ロッテの瀬戸山隆三球団代表は14日、千葉マリンで「(巨人・渡辺オーナーの辞任が)再編問題に影響することはない」と語った。同代表は渡辺オーナーの辞任発表後、西武・星野球団代表と電話で会談したことを明かし、「我々としては“4(球団)になって1リーグ”という希望が変わらないことを確認し合った」と、あくまで10球団1リーグにこだわる姿勢を見せた。

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