わたしはかもめ2004年鴎の便り(8月)

便

8月22日

千葉ロッテ5−2福岡ダイエー(千葉マリン)

ロッテが今季3度目の5連勝で日本ハムを抜き7月6日以来のプレーオフ圏内の3位に浮上した。ロッテは、2回李の13号2ランで先制。5回にも1点を加えると7回には橋本の11号2ランでリードを広げた。投げては、先発・小野がダイエー打線を7回6安打無失点に抑え4勝目。

123456789R
福岡ダイエー0000000022
千葉ロッテ02001020x5
小野
「前回序盤に崩れたので、とにかく序盤を抑えることを意識していました。調子自体はそこそこだった。でも、ダイエーを無失点に抑えたんだから満点と思わないといけないですね。プレーオフが見えているから、必死で、死ぬ気で投げないといけないですね。」
「守るとゲーム中に汗を流すことが出来て、バッティングにキレが出て、シャープに振れるね。新垣からは、2本打っているけれど、前の2本はストレートを打っていたので、変化球で勝負に来ると思って、変化球を狙っていた。スライダーを打てて嬉しい。とにかく、チームが3位になったことが嬉しい。チームがいい成績で上に立つことが嬉しいよ。」

ページトップ

ボビーが来た!!3位

◇借金12→1

球団最多の観客動員を記録したこの日、千葉マリン上空に100発の花火が舞った。ロッテはその賑やかな雰囲気に乗って連勝街道を突っ走る。今季3度目の5連勝。最大「12」あった借金を4月30日以来の「1」まで減らし、7月6日以来となる単独3位に浮上した。バレンタイン監督は「いい野球を見せられていると思う。(ファンの)皆さんと一緒に戦っている」と話した。

選手起用がピタリはまった。前日(21日)スタメンから外した李を5番・一塁で起用した。2回、李は新垣のスライダーを満員の右翼席に運んだ。「変化球が来ると思って狙っていたんだ」と13号2ランを振り返った。

◇李先制13号

3日の12号も、そして来日1号も相手は新垣。その2本とも速球だった。李の読み勝ち。さらに、いつもの指名打者ではなく、一塁起用も1発につながった。「守備に入ったんで汗を流すことができた。バットが切れ、シャープに振れた」という。

デーゲームで日本ハムが負けたことも刺激になっていた。「試合前に知っていたよ」(李)。そんな気持ちは先発の小野も同じだった。「大事な試合だから負けられないと思った。死ぬ気で投げました」といってのけた。気持ちで向かい、7回を零封した。

24日からは0.5差をつけたライバル日本ハムと直接対決が待っている。バレンタイン監督は「選手は今の気持ちを持っていける。でも結果が出るのは最後の週になる」と話した。勝負はシーズン最終週までもつれるとみて、札幌に乗り込む。

ページトップ

動員記録

ロッテはダイエー25回戦(千葉マリン)の入場者3万4000人を加えて今季の観客動員数が133万3000人となり12年ぶりに球団最多記録を更新。これまでの記録は千葉マリンに本拠移転した92年の130万5000人。

バレンタイン監督
「たくさんのファンの方が球場に足を運んでくれていることが嬉しい。今、いい野球をお見せすることが出来ていると思う。ファンの皆さんは、26番目の選手と私も思っているので、一緒に戦っていきたい。」

ページトップ

ロッテがプレーオフ圏内3位浮上[スポニチ]

歓声と拍手が鳴りやまない。アテネを凌ぐのではと思える千葉マリンの大フィーバー。選手とハイタッチを交わしたロッテ・バレンタイン監督は、満面に笑みを浮かべてスタンドに手を振った。首位・ダイエーからの3連勝を含む5連勝。デーゲームで日本ハムが敗れていたため、ついに3位に浮上した。「シーズンが終わらなければ順位は意味がない」と指揮官は冷静だが、目標と言い続けるプレーオフ出場が現実味を帯びてきた。

目標への道を切り開いたのは2回だ。無死一塁から、2試合ぶりにスタメン出場を果たした李承Yが右翼席へ先制の13号2ラン。新垣からは今季3本目で「これまで新垣から直球を打って2本塁打してたので、今日は変化球を狙った」と振り返った。この一撃が打線に火をつけ、5回に今江が右犠飛、7回には橋本が中越え11号2ラン。「毎日違う誰かが活躍してくれている」とバレンタイン監督も称えた。

そんな日替わりヒーローを支えるのが、12球団で最も熱いロッテファンの存在だ。この試合で球団の観客動員記録を12年ぶりに更新。指揮官は「ファンは26人目の選手」と話しているが、好成績がファンを呼び、一体の盛り上がりを見せている。24日からは札幌で3位争いの日本ハムと直接対決が待っている。「チーム全員に自信がみなぎっている」とバレンタイン監督。その言葉がプレーオフ出場への道を明るく照らしていた。

◇小野気迫の4勝

先発の小野が7回を6安打無失点の好投で勝利に貢献した。4回以降は毎回走者を出すものの「2回に(3位・日本ハム敗戦の)結果を見て負けられないと思った。死ぬ気で投げた」と気迫の投球。持ち味のシュート、スライダーを低めに集めた。完投はできなかったが、納得の表情で今季4勝目。チームも3位に浮上し「これからが大事だとは思いますけど、3位になれて本当に嬉しい」と笑顔だった。

ページトップ

千葉も熱いぜ!ロッテ5連勝でプレーオフ圏内に突入[サンスポ]

北海道も熱いが、こちら千葉も熱く燃えあがった。首位・ダイエーに今季2度目の3タテ。7月6日以来となるプレーオフ圏内の3位浮上だ。バレンタイン監督らがベンチ前で歓声に応えると、客席のボルテージは最高潮に達した。

口火を切ったのは李承Y。2回無死一塁で右翼席上段に先制の13号2ラン。「完璧に捉えることができました」。13本のうち3本が新垣から。「前の2本は直球だったので、今日は変化球で勝負してくると思った」。5回に1点を追加すると、7回には橋本にも貴重な1発。中押し、ダメ押しと“横綱相撲”を展開した。

この日、千葉移転元年の平成4年に記録した年間観客動員数130万5000人を突破。監督室の窓を開放してサインに応じるなど、ファンサービスを行ったバレンタイン監督も「たくさん足を運んでくれて感謝している。とても心強い」と声をうわずらせた。24日からは、日本ハムとの直接対決。「(プレーオフ争いは)まだまだ、最後の週まで続くだろう。ファンの皆さんと一緒に戦っていきたい」。その先に、どこよりも熱いサポーターとの、歓喜の瞬間が待っている。

橋本
「犠牲フライでもいいと楽にスイングしたんですが、芯でとらえることができました。」(ダメ押し11号)

◇小野が7回無失点で4勝目

先発・小野が7回無失点で4勝目。「調子自体はそこそこでした」と言いながら、強力ダイエー打線を散発6安打。試合中に3位を争う日本ハムの敗戦を聞き「負けられないなと思った。死ぬ気で投げました」と気迫十分。バレンタイン監督は「気持ちを全て出し、しっかりと投げてくれた」と絶賛した。

ページトップ

ロッテ5連勝プレーオフ圏突入[報知]

◇首位ダイエー3タテ!!

ロッテがダイエーを下し、近鉄に敗れた日本ハムに代わり3位に浮上した。今季から導入されたプレーオフ出場圏内への争いは熾烈さを極め、5位・近鉄もジワリと接近。ダイエーと西武の首位争い以上に、残り試合で熱いバトルが展開される。

ナインの誰もが、この1戦の価値を知っていた。7回を無失点に抑え、気迫の好投を見せた小野が振り返る。「死ぬ気で投げた」−。3位を争う日本ハムがデーゲームで敗れていた。勝てば7月6日以来、約1ヶ月半ぶりの3位浮上。この「大事なゲーム」に、今季ここまで十分な結果を残していない投打の2人が本領を発揮した。

まずは、ようやく先発ローテーションに戻ってきた小野だ。持ち味のシュート、スライダーを低めに集め、ダイエー打線を抑え込む。この好投に応えたのが、李承Y。2回、右翼席に先制の13号2ラン。「スライダーの失投だと思う。でも逃さず、完璧に捉えられた」3日のダイエー戦以来の感触だった。

今季3度目の5連勝。最大で「12」あった借金も、4月30日以来の「1」にまで減らした。バレンタイン監督が「まさにチーム・エフォート(全員の勝利)」と胸を張る。この日、アテネ五輪のギリシャ戦で活躍した先発の軸の清水直と、守護神・小林雅を欠きながらも、新たな投打のヒーローの出現に、バレンタイン監督も手放しで喜んだ。

いよいよプレーオフ圏内に突入。しかし、指揮官は「順位はシーズンが終わった時でないと、意味はない」と従来のスタンスを崩すことはない。24日から始まる日本ハムとの2連戦は、3位をめぐる直接対決になる。「戦い方はこれまで通りだが、選手達には大きな自信がみなぎっている」と言って、バレンタイン監督が顔を紅潮させた。

この日で、今季の千葉マリンの観客動員が133万3000人に達し、12年ぶりに球団最多記録を更新した。波に乗るロッテに、プレーオフ出場への追い風が吹いてきた。

ページトップ

波留、同点弾含む猛打賞(ファーム)[ニッカン]

ロッテ打線が6回までに15安打と爆発した。6回の攻撃は打者一巡で5安打と中犠飛、相手の失策もあり3点を挙げて逆転した。中でもベテランの波留敏夫外野手は5回の今季1号同点2ランを含み、今季2度目の3安打猛打賞で1軍入りをアピールした。6回からベンチに退いたが「バットが振れてきたよ。再度1軍を狙いたいね」と明るい表情だった。

長崎伸一投手
今季2度目の先発も、3回で打者15人に56球を投げ5安打(2本塁打含む)1失点、1四球、2奪三振と結果を出せなかった。最速は141キロをマークし、カットボール、スライダーを投げたが、制球力不足が目立った。ネット裏でも「力強さがない」との声が多かった。

ページトップ

12球団代表者会議、1リーグへ具体案も[ニッカン]

球界再編問題を協議する12球団代表者会議が23日、都内のホテルで開かれる。1リーグ制移行に向け、オリックスと近鉄に続く「もう1つの合併」を模索中のパ・リーグ側から具体案が示されるかに注目が集まる。16日の同会議ではパ・リーグ側から「(もう1つの合併に向けて)努力している。もう少し待って欲しい」という発言があった。これに対し2リーグ制維持が多数派のセ・リーグ側からは、来季の試合日程作成の都合から、再編問題を検討する期限を(オーナー会議が行われる)「9月8日」「今月いっぱい」とする意見が出されている。

また阪神の野崎球団社長が提案したセ、パの交流試合を実施しての2リーグ制についても協議される予定。さらに、セ、パ両リーグ理事長、選手関係委員と労働組合・日本プロ野球選手会の代表者で構成する「協議・交渉委員会」が開かれ、選手会が確立を通告済みのストライキ権などについて話し合う可能性もある。

◇横浜山中専務「30日リミット」

23日の12球団代表者会議に出席する横浜山中専務がこの日、30日の実行委員会が1リーグ移行へのタイムリミット、との認識を示した。新たな合併について「30日に実行委員会で諮って(9月)8日のオーナー会議に持っていくのが筋」とオーナー会議だけで決定することを牽制。30日までに具体的な話が出ない場合については「来季2リーグという認識?そうです。実務的に無理」とパ・リーグ側に早期決定を促した。

◇主題はスト対策

中日伊藤球団代表は12球団代表者会議での主題が、選手会によるストへの対応策になる見通しを示した。「代表者会議前に行われる選手会との話し合いの結果を受けたものが中心になるんじゃないかと思う。ストへの対応も含めてです」と同代表は話した。

◇選手会は一枚岩

労組プロ野球選手会の古田会長が、23日の協議・交渉委員会に向けて、選手側が一枚岩になっていることをアピールした。やむをえずストライキを決断した場合に、経営者側がロックアウトに打って出る可能性があるが「練習施設を使えなくなった場合、他の施設を使って練習する段取りはつけてあるし、意思も確認してある」と話した。経営者側はこの会議で、ストについて話したい意向だが、対抗手段を先に封じられる形となった。

ページトップ

ライブドアから広島に新規参入挨拶状[ニッカン]

広島の松田元オーナーは22日、プロ野球に新規参入する方針を発表したインターネット関連サービスのライブドア(本社・東京)から、広島球団に挨拶状が届いたことを明らかにした。

松田オーナーは「『正式に申請する運びとなった暁にはお力添えをお願いします』とあった。スポーツに対する思いや考え方が述べてあり、後日、あらためてご挨拶に伺いたいと記してあった」と話し、新規参入への協力と理解を求める文面だったことを明かした。さらに同オーナーは、オリックスと近鉄の合併承認後、ライブドアの堀江貴文社長との面会に前向きな姿勢を見せた。

広島は「2リーグ制が理想」としており、松田オーナーは「合併成立が決まったら、同時に6球団に戻すような動きがないとおかしい。せっかく候補があるんだから」と新規参入の動きを歓迎した。このほか、保護地域については、ライブドアが希望する大阪府ではなく、「プロ球団のない地方の中核都市がいい」などの私案も披露した。

ページトップ

球界再編議論の最終期限は9月8日[スポニチ]

12球団代表者会議が23日に都内のホテルで開かれる。根来泰周コミッショナーは、パ・リーグのもう1つの合併が不透明であり、来季のリーグ編成も急務なことから、球界再編議論の最終期限を9月8日の臨時オーナー会議とすることを12球団に通告する。

16日の代表者会議ではセ・リーグ球団から30日の実行委員会を最終期限とする意見が続出。それに対してパ・リーグ内では、ダイエー本社の経営再建問題が今週、最終局面を迎えることもあり、最終期限を9月8日以降としたい意見が出ていた。また、23日の代表者会議では引き続き、1リーグ制に移行した場合の日本シーリズ、オールスターの代替案を検討。阪神・野崎球団社長が提案した交流試合導入を骨子とした2リーグ維持案も話し合われる。

代表者会議に先立ち、日本プロ野球組織(NPB)と労組・日本プロ野球選手会による協議交渉委員会が開かれる。スト権を確立している選手会はあらためて近鉄、オリックスの合併凍結、特別委員会の招集などを求める方針で、NPB側が特別委招集に応じるかどうかが焦点となる。

◇堀江社長が広島に協力要請

プロ野球に新規参入する方針を発表したライブドア社から、広島に挨拶状が届いたことが22日分かった。松田元オーナーは「“正式に申請する運びとなった暁にはお力添えをお願いします”とあった」と説明。その中で同社の堀江貴文社長から面会を求められた同オーナーは、前向きな姿勢を見せた上で「合併成立が決まったら、同時に6球団に戻すような動きがないとおかしい。せっかく候補があるんだから」と新規参入の動きを歓迎。さらに保護地域について、ライブドアが希望する大阪府ではなく「プロ球団のない地方の中核都市がいい」と私案も披露した。

ページトップ

広島・松田オーナーが新規参入歓迎…ライブドアから挨拶状[サンスポ]

プロ野球に新規参入する方針を表明したインターネット関連サービスのライブドア(本社・東京)から、広島・松田元オーナーのもとに新球団設立に関する挨拶状が届いたことが22日、分かった。差出人は堀江貴文社長の名義で、先日の記者会見の内容説明とともに「正式に新規参入を申請する運びとなったあかつきにはお力添えをお願いします。本件に関して後日、ご挨拶に伺いたい、と記してあった」と話した。

松田オーナーは「(オリックスと近鉄の)合併が成立した場合、(パ・リーグを)6球団に戻す動きがないとおかしいと思う。会って話を聞くのはやぶさかではない」と新規参入の動きを歓迎。会談が実現した場合には、希望する保護地域(大阪)ではなく「(本拠地は)プロ球団のない地方の中核都市がいいのでは」などの私案も披露した。

◇23日に12球団代表者会議

再編問題などを協議する12球団代表者会議が23日、都内のホテルで開かれる。1リーグ制移行に向け、オリックスと近鉄に続く「もう1つの合併」を模索中のパ・リーグ側から具体案が示されるかに注目が集まる。16日の同会議は約6時間に及んだが、議論は平行線をたどった。また、この会議に先立って「協議・交渉委員会」が開かれ、選手会が確立を通告済みのストライキ権などについて話し合われる。

◇横浜・山中球団専務がパに牽制球

横浜・山中正竹球団専務は、今年中の1リーグ制移行決定について、改めて難しいという見方を示した。「8月30日の実行委員会までに、パが目指すもう1つの合併話に何らかの回答がない限り、9月8日のオーナー会議には諮れない。それが筋でしょう」とパ側の不透明な動きに牽制球を投げた。

◇横浜に“援軍”

横浜−中日(横浜)の試合前、横浜ベンチに訪問客。キャンプ地、沖縄・宜野湾市の少年野球「島袋ホエールズ」のメンバー14人が応援に駆けつけた。引率した同市役所・児童福祉課の山田晴憲さんは「夏休み恒例の行事。今回は1リーグ制反対の署名800人分も持参しました」と選手会長の鈴木尚に渡していた。

ページトップ

ライブドアが挨拶状[報知]

プロ野球に新規参入する意向を表明したIT関連企業のライブドア(堀江貴文社長)が、各球団オーナーに挨拶状を送っていたことが22日、分かった。

広島・松田元オーナーがこの日、挨拶状を受け取ったことを明かしたもので、同オーナーは「『正式に申請する運びとなった暁には、お力添えをお願いします』とあった。スポーツに対する思いや考え方が述べてあり、後日、あらためて、ご挨拶に伺いたいと記してあった」と説明した。

堀江社長は19日に新球団を作ってのプロ野球参入の意向を発表。その際「12球団の各オーナーにアポイントをとって誠心誠意、考えを伝えたい」と会見していた。ライブドア側はこの日、「先日、会見した方向で動いています」と話し、早速、行動に移した形だ。2リーグ制を理想としている広島・松田オーナーは「合併成立が決まったら、同時に6球団に戻す動きがないとおかしい。せっかく候補があるんだから」と堀江社長との面会に前向きな姿勢を見せた。

ページトップ

合併反対署名提出へ[報知]

プロ野球再編問題が23日に大詰めを迎える。午前に、労組・日本プロ野球選手会と日本プロ野球組織(NPB)との協議・交渉委員会、午後には12球団代表者会議が開かれる。協議・交渉委員会では、選手会が既に確立を通告済みのスト権が焦点となる。また古田敦也会長が全国から集まった合併反対の署名を提出しファンの声を届ける。松原徹事務局長は「手元には10万人分がありますが、未到着分や集計できていない分もあり正式発表はできません」と話した。持参できないものも含めて、署名総数は40万人分を超える見込みだ。

12球団代表者会議では、協議・交渉委員会を受けて、選手会への対応を決めるほか、前回まとまらなかった1リーグ制を想定した運営方法や、阪神・野崎勝義球団社長が主張している2リーグ制存続案について引き続き議論する。また、オリックス・近鉄に続くもう1つの合併については、9月8日のオーナー会議まで水面下での交渉が続く模様で、23日の会議では具体化せず、2リーグ維持派からの反発は必至だ。

◇古田当分静観

日本プロ野球選手会・古田敦也会長は、9月8日のオーナー会議でもう1組の合併チーム名が発表されるという情報に対して冷静に対応した。具体的に合併チーム名が出ることで、1リーグへの議論が一気に加速する可能性があるが「2日前には(合併が)ないようなことを言ってなかった?大体、オーナー会議で本当に発表するかも分からない」と懐疑的な見方。「数日間は慎重に情勢を見守る?そうですね」と話した。

◇三輪会長出席

オリックス三輪選手会長が、23日に都内で行われる「協議・交渉委員会」に出席する。既に、労組・日本プロ野球選手会側からは、古田会長(ヤクルト)や、立浪(中日)、礒部(近鉄)らの参加が決まっているが、三輪会長も伊原監督から練習欠席の許可を得て、出席が決定。「どこまで話し合ってくれるか分からないが、当事者としていかない訳にはいかないですから」と、説明していた。

◇合併もう1組期限表明30日

横浜 山中正竹球団専務は、パ・リーグの「もう1組の合併」は30日の実行委員会までに明らかにすべきとの考えを示した。9月8日のオーナー会議までに明らかにしたい意向のパ・リーグに対して、同専務は「実行委員会ではかられたことをオーナー会議で承認か不承認かはかるのが当然」として、2組目の合併のタイムリミットを8月30日とした。また、23日の12球団代表者会議では「最悪(選手会が)ストを決行した場合どうするか考える必要もある」と話した。

ページトップ