10月2日10月2日ロッテのボビー・バレンタイン監督が2日、視察先の韓国から再来日した。「多くの選手、試合を見て韓国の野球を理解してきたよ」と終始満足そうだった。米国ではメッツの次期監督候補として報道されているが「確かにロッテとの契約の中に、メジャー球団の監督になる時には契約を解除できる条項はある。でも、それを使うとは思えないな」と否定。4日にもスカウト活動を兼ねて米国へ帰国する。
ロッテのボビー・バレンタイン監督が2日、外国人調査のため訪れていた韓国から成田空港着の日航機で帰国した。視察した現代・ブルンバらの具体的な評価や補強案に関しては「時間はあるのでこれから考える」と話すにとどまったが、来季残留が決まった李承燁の外野転向に言及。「秋と春のキャンプで試すように言ってあるよ。交流試合でDHがなければ（出場）チャンスが減るからね」。来季から導入される新システムを見据え、構想を練っていた。
ロッテのボビー・バレンタイン監督が2日、韓国での新外国人調査から成田空港に帰国。「いい選手が多かった。まだまだ時間はある」と獲得への明言は避けた。25日からの秋季キャンプでは李承燁内野手を外野手としても練習させることを明かした。
楽天の三木谷浩史社長が、6日の公開ヒアリングに向け着々と準備を進めていることを明らかにした。2日、東京・調布の味の素スタジアムでオーナーを務めるJリーグ神戸の試合を観戦。2－0の快勝にご機嫌な表情を見せた後、6日に披露する具体的プランについて「粛々と進めています。今、聞かれれば答える準備はしています」と監督、コーチ候補など人事面を含めた構想を固めて臨む考えを示した。
「（球界に）入れるかどうか分からないのに（監督と）契約はできない」と流動的な部分もはらむが、「正々堂々と行って熱意を伝える、それだけじゃないですか。重要なのは野球をもう1度熱狂的にするということです。隠し球？ない、ない」とあくまで真正面から壁を突き破る構え。来季から導入の交流試合が1カード6試合に決まったことから、申請書（1カード8試合で計算）を修正して6日まで再提出する。
来季参入が決まった場合は「50試合ぐらいは見に行きたい」と宣言。16日開幕の日本シリーズも「見に行ければいいですね」と意欲的だ。本拠地宮城球場の改修については「リフォーム後に、しっかりしていればいい。11月からで間に合う」と問題なしを強調した。
仙台市を本拠地とした新球団設立を目指すライブドアと楽天の売り込み合戦が熱を帯びる中、東北全体で40％がライブドア支持で、楽天支持は7％にとどまったことが2日、共同通信の電話アンケートで分かった。ライブドア支持の78％が「先に仙台を選んだから」とした一方、楽天支持者には「経営が安定していそう」などの意見があった。
一方で半数以上が「どちらでもいい」と答え、全体の89％がプロ野球進出を希望、60％以上が「観戦に行く」とするなど、新球団ができること自体を願っていることを示した。年間数試合以上、仙台に観戦に行くと答えたのは山形、福島両県で35％前後と近隣県で関心の高さも際立った。調査は9月29日から3日間実施。東北6県の県庁所在地で各50人を無作為に選び、電話で調査した。
楽天とライブドアの新規参入を審査する審査小委員会（豊蔵一委員長＝セ・リーグ会長）の委員である、ロッテ瀬戸山隆三球団代表が2日、来季開幕までに宮城球場を快走するよう新規参入球団に要望する考えを明かした。前日、現地視察した同代表は千葉・幕張の球団事務所で「施設も古いし狭い。とりあえず来年1年は今のままというのでは困る」と話した。
合併新球団「オリックス・バファローズ」のバッテリーコーチ有力候補として、オリックス三輪隆捕手、近鉄山下和彦バッテリーコーチがリストアップされていることが2日、分かった。関係者が明らかにした。三輪は今季オリックス選手会長としても活躍したが、既に現役引退の意思を固めており、仰木内閣入りに支障はない。選手と年齢も近く、首脳陣とナインのパイプ役として期待されている。近鉄山下コーチには近鉄出身選手の相談役としても期待がかかる。1、2軍への配置など詳細は決まっていない。
楽天の三木谷浩史社長が2日、日本シリーズ（16日開幕）の観戦を希望した。味の素スタジアムで行われたJ1の東京ヴェルディ―ヴィッセル神戸を観戦後「日本シリーズのチケットは手に入るんですかね。見にいければ行きたい」と話した。日本球界最高峰の試合を見てファンの意識の高さなどを実地検分したい考えで、新規参入が認められた場合の来季について「ヴィッセル神戸も全試合見ている。来季は野球も50試合は最低見たい」と続けた。
6日に行われる審査小委員会での公開ヒアリングでは、県営宮城球場の改修策の質問が集中されることが予想されるが「具体的な部分は参入が決まってからですから。方向性をお話しする」とし、非現実的な構想より実現性のある改修策を提案する方針で、それより「エキサイトメントを野球に戻すことがミッション（使命）だと思う」と情熱を訴えるつもりだ。
プロ野球へ新規参入申請している楽天の三木谷浩史社長は2日、日本プロ野球組織（NPB）の審査小委員会が県営宮城球場を視察後、老朽化などを指摘したことについて「意見は当然。改修すれば使えるようになる」と話した。東京・調布の味の素スタジアムでサッカーJ1神戸を観戦後、語ったもの。
同社長はその上で、6日に審査小委が実施するライブドアとの公開ヒアリングで、球場のリフォームプランを示す考えがあると説明した。また監督人事に関しては「参入できなかった場合もあるので、具体名は明かさない」と6日の時点で公表する考えのないことを明かした。同社長はこれまで「1人に打診した」と話していた。
アテネ五輪・野球で豪州代表の監督を務め、日本代表を撃破して銀メダルを獲得したジョン・ディーブル氏（現レッドソックス・環太平洋スカウト）が新規参入球団の監督に名乗りを上げた。
ディーブル氏は2日、西武ドームで行われたプレーオフ第1ステージ第2戦をスタンドから観戦。レッドソックスのスカウト活動のための来場かと思いきや「仙台に新球団ができると聞いた。ぜひそこで指揮を執りたい。そのために選手を見ているんだ」と驚きの理由を明かした。
かねてから日本の野球に興味を持ち、球場の雰囲気を気に入ったことや、妻が日本に在住していることなどが“日本進出”を決意させた。ディーブル氏は「1軍でも、2軍でも、どこでも日本の監督をやりたいと思っていた。今回は特にチャンスだと思う」と新球団初代監督就任に意欲をみなぎらせる。現時点では接触はないが、「ベリー・シリアス（とても真剣だ）」と何度も繰り返した名将の目は笑っていなかった。
楽天の三木谷浩史社長は新球団候補の監督について、6日に行われる審査小委員会の公開ヒアリングでも、具体名は明かさない方針を示した。2日、自らがオーナーを務めるサッカーJ1・神戸の公式戦（東京V戦）を東京・味の素スタジアムで観戦した三木谷社長は、公開ヒアリングについて「監督の具体名は聞かれないでしょう。粛々とやってますが、入れるかどうか分からないから契約できない。入れなかった場合に、その人はどうなっちゃうという話になるから、名前は挙げられない」と参入決定まで契約、発表できないことを強調した。
宮城球場の改修には「間に合うでしょう」と言い、追加申請も、交流戦をホーム4試合で試算していたのを3試合に修正する程度で、24日に申請した内容に自信を見せた。「野球を熱狂的に、という気概を分かってもらいたい」と話した。
ライブドアの堀江貴文社長が2日、多忙なため一時中止していたホームページの「社長日記」を10日ぶりに更新した。10日分を一気に書き込み、球界参入について「皆さん一様に歓迎していただき、ありがたいことである。頑張ります」と喜ぶ一方で「しかし…色々誤解されてるなあ。メディアを通すと、私は何か違って見えるらしい」と愚痴もこぼした。愛読者からの返信では「1日5000通メール処理する割には数日分まとめてアップする日記の更新遅いですね」と皮肉られていた。
ライブドアと楽天の新規加入を審査する審査小委員会の瀬戸山隆三委員（ロッテ球団代表）は2日、老朽化が目立つ宮城球場の改修について、行政の資金的支援がない問題点を指摘。「宮城県は、許認可などについては全面的にバックアップするとしているが、設備投資は（楽天、ライブドアの）両社に任せるということだった」と話し、両社の改修計画が6日の審議小委員会公開ヒアリングの重要確認事項になることを改めて明かした。
審査小委員会は1日に宮城球場を視察。瀬戸山委員は「改修は正直、50億から100億円の規模になるだろう。（改修工事が）開幕に間に合うのかどうかも重要」と、両社の資金不足と期間の短さを危惧していた。