わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月8日

ロッテ格安で求む第2のベニー[報知]

ロッテが“もう1人のベニー”探しに着手する。8日、東京・西新宿のロッテ本社で球団の運営・営業会議が開かれ、ミンチーに代わる外国人として、投手ではなく外野手を補強する方針を固めた。打撃力アップを課題とする来季は李、ベニー、フランコと合わせて野手4人態勢に踏み切る。

キーワードは「格安」。瀬戸山球団代表は「まずは外国人の外野手です。できるだけ安い選手を探したい」と最優先ポイントを挙げた。ロッテは今季、推定年俸6000万円のベニーが打率3割1分5厘、34本塁打、100打点をマーク。今季は史上最高の観客動員159万6000人を記録したが、「根本的な赤字は変わらない」というのが格安にこだわる理由だ。

バレンタイン監督は先月、韓国で斗山・ブルンバ外野手を視察し、現在は米国に帰国してスカウト活動中で、16日には再来日の予定。瀬戸山代表は「後は監督の帰国待ちになる」と話した。来季は李の外野手転向も予定しており、外野は助っ人トリオで固められる可能性もある。

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ライブドア次回ヒアリングでGM明かす[ニッカン]

球界参入を目指すライブドア堀江貴文社長が8日、次回14日の審査小委員会によるヒアリングで、GM、またはGM補佐を出席させる可能性があることを明らかにした。現在、両ポジションの人選を進め、最終契約の段階。堀江社長は「次は名前を出すんじゃないかな。出せる範囲で出しますよ。(ヒアリングに)出るケースもあります」と語った。

元ドジャース監督のラソーダ氏や野茂らの代理人を務める団野村氏、元ヤクルト栗山氏らの名前が出ているが、関係者によるとGMに関しては「サプライズ人事」で慎重に進行中。並行してGM補佐候補とも交渉中で、その筆頭候補は日米両球団で職員経験があり、既に球団の運営計画や補強の話し合いにも参加している。熊谷副社長は「(副GM候補とは)契約ができれば(ヒアリングに)出席してもらうこともある」と話した。

◇新規の免許制提案

ライブドアバースボールの中野取締役が新規参入の「免許制」を治安した。この日、NPBへ第2回ヒアリングへ向けた財務回答書を提出。「どちらか1社に決まっても、また判断する機会を設けてくれれば。運転免許と同じように資格制にすればいい」と私案を語った。また情報漏れ防止の配慮から、厳戒態勢で行われた1回目のヒアリングを振り返り「可能な限り公開して欲しい。ヒアリング後にVTRを流すなど野球ファンに生の声を聞いて欲しい」と一層の透明性をNPB側に訴えた。

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楽天三木谷社長は早大で特別講義

「楽天」の三木谷社長がこの日、都内の早大でゲスト講師として特別講義を行った。7日に元阪神掛布氏へ監督要請したことが発覚したためか、関係者はピリピリで校内での取材は禁止された。出席した学生によると「クラブ経営とビジネス戦略」のテーマで約1時間半講義。サッカーJリーグの「ヴィッセル神戸」も運営する三木谷社長は、野球とサッカーの経営は共通点が多いことを強調したという。また「サッカーの有望選手は海外へ流出しても、日本代表で入れますから。組織的にはサッカーの方が優れている。(野球も)国家レベルでのワールドカップをやるべきだと思います」と構想を披露。講義の中では監督、コーチの具体名は出なかった。

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球団実現の決議書、野球機構に手渡す

仙台市議会の鈴木繁雄議長ら3人が8日、都内の日本野球機構を訪れ、5日に全会一致で可決した「仙台市を本拠地とするプロ球団の実現に関する決議」の決議書を渡した。決議書は「仙台市議会は、市民へ大きな夢と希望を与え、地域経済やスポーツ文化など多方面での活性化を促すこの動きに対し、心から歓迎の意を表します」などと日本野球組織に新球団加盟を早期承認するよう求めている。「知事と市長とで協力してやっていくように持っていきたい。その橋渡し役が責務」と鈴木議長は話した。選手会と楽天の三木谷社長、ライブドアの熊谷副社長とも会談、協力を約束した。

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11・3東西対抗&ファン感謝デー

日本野球機構は8日、プロ野球70周年記念の「12球団東西対応戦」と「12球団ファン感謝デー」を11月3日に東京ドームで開催することを発表した。これまで選手の出身地で分けていた東西を初めて本拠地別にし、東は巨人・ヤクルト・横浜・西武・日本ハム・ロッテ、西は中日・阪神・広島・ダイエー・近鉄・オリックスで構成。試合開始は午後1時で東軍は巨人堀内監督、西軍はダイエー王監督が指揮を執る予定。選手は12球団選手会長をはじめ各表彰選手、アテネ五輪代表らから選抜、後日発表される。

試合前には12球団によるファン感謝デーを行い、選手がサイン会やグッズのプレゼントなどでファンと交流する。同機構では「選手会と一体になってファンに感謝、できれば恒例化したい」と期待している。試合後にはNPBカップ選抜学童軟式野球大会決勝も行われる。

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ライブドア、今回ダメなら“参入免許”を[スポニチ]

プロ野球参入に“免許制”を導入して欲しい。新規参入を申請しているライブドアは8日、東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪れ、審査小委員会から出されていた財務、経理(本社含む)に関する61項目の質問事項に対しての回答書を提出。ライブドア・ベースボールの中野正幾取締役は「今後5年間の損益計算など、できる限りの回答をした」と話した。同取締役は「どちらかに決まった場合にも、次回参入はいいといった形でやって欲しい」と参入を認められなかった企業に対する配慮を求め「あくまで球団運営は免許と同じだと思うんですよ。その免許を持っていれば球団を運営してもいいですよという形になればいい」と一定の審査基準をクリアした企業には“球団経営免許”を与え、次回参入審査での優遇を訴えた。「本拠地等の審査は必要でしょうが、財務等は問題がなければ何回もやらなくてもいいと…」と同取締役。14日の次回ヒアリングで審査小委員会に提案するという。また非公開となっている次回審査は「VTRでも生放送でもいい。公開できるところはできるだけして欲しい」と希望した。

◇ダルビッシュを開幕投手に指名

ライブドアの熊谷史人副社長が今秋のドラフトで1巡目指名が確実な東北・ダルビッシュについて、獲得した場合に開幕投手とする考えを示した。

「東北のファンも喜ぶし目玉になるからぜひ欲しい。エースでしょう。開幕に投げてもらいたい」。東北が出場する埼玉国体も徹底マークする方針で「ドラフトのクジ?堀江が引くことになる。社長はクジ運がいいですから」と話した。

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ライブドアが14日にGM発表…本人出席も示唆[サンスポ]

プロ野球新規参入に名乗りを上げているIT企業「ライブドア」が審査小委員会(豊蔵一セ会長)による14日の第2回ヒアリングの席で、新球団のGMらを発表する考えがあることが8日、分かった。同社の堀江貴文社長が都内で明かしたもので、「GM、副GM、監督、どこまで発表できるか分からないが、出すんじゃないですか」との見通しを語った。

また現在、GMの最有力候補は同社関係者とともに次回ヒアリングの資料づくりを行っていると説明。熊谷史人取締役も契約など準備が進めば「GM本人が出席するかもしれない」と述べた。

◇ライブドアが回答書提出

ライブドアの関係者がコミッショナー事務局を訪れ、審査小委員会から出されていた財務、経理(本社含む)に関する61項目の質問事項に対する回答書を提出した。6日に続いて14日に開かれる第2回ヒアリングでは、申請2社が球団を保有できるだけの財務状況なのかが審査の対象となる。ライブドア・ベースボールの中野正幾取締役は「今後5年間の損益計算など、できる限りの回答した」と話した。

◇楽天・三木谷社長が早大キャンパスで熱弁

来季新規参入をにらみ、東北訪問や新球団のスタッフ作りを着々と進めている楽天の三木谷裕史社長はこの日、都内の早大キャンパスを訪問。スポーツビジネスに関する特別講義のパネリストとして、サッカーJ1神戸や日本球界の展望などについて、約400人の早大生を前に熱弁を振るった。

三木谷社長は「野球もサッカーのように、国家レベルのワールドシリーズを開催すべき」と持論を展開。注目の監督人事については「掛布さん、バースさん。どちらだと思います?」と明言を避けたという。

◇掛布氏は熟考モード

前日(7日)に楽天・三木谷社長から監督就任要請を受けた元阪神の掛布雅之氏はこの日、豊中市内の自宅で静養。マネジャーを通じて「きのう話しましたので、動きがあるまで、いっさいコメントはいたしません」と語った。まだ楽天が正式な新規参入球団と決まってない上、“トラの掛布”へのこだわりなどから、今は熟考モードだ。

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楽天夢構想「グリーンモンスター」[報知]

◇狭い両翼91M高い壁で本塁打防ぐ

楽天の三木谷浩史社長が、仙台市の県営宮城球場を改修する際、ボストン・レッドソックスの本拠地の左翼後方にそびえ立つ高さ約11メートルの壁「グリーンモンスター」のような“球場名物”の設置を希望し、宮城県も「球場に特色が出るのはいいこと」と前向きであることが8日、分かった。ライブドアの堀江貴文社長も、今夏に視察した米大リーグの球場を絶賛。どちらが新球団になっても、宮城球場はメジャー式「ボールパーク」に変身しそうだ。

杜の都に“緑の怪物”が出現するかもしれない。三木谷社長は「レッドソックスの(米ボストンの本拠地球場)フェンウェイ・パークには『グリーンモンスター』と呼ばれる高い壁がある。(宮城球場にも)そういった名物があるといい」と、仙台視察の際に改修プランを明かしていた。

「−モンスター」は左翼が94.5メートルのフェンウェイ・パークで本塁打の乱発を防ぐためにつくられた。宮城球場は両翼91.44メートル。楽天は改修案に両翼の拡張を盛り込んでいるが、客席増などとの兼ね合いで限界もある。

三木谷社長は7日に山形県野球場を視察した際も、約91メートルの両翼を見てフェンスの低さを指摘したといい、壁の高さにはこだわりがある様子。壁を高くすることで事実上「両翼を拡張」したことにもなる。

宮城県も「−モンスター」の設置には前向きだ。県スポーツ健康課では「具体的な改修プランを見ないと分からないが、本拠地球場に特色が出るのはいいことだ」と指摘。宮城球場は高校野球などにも使用されるが、「アマが使うからといって球場に特徴を出してはいけないということはないと思う」と話した。

三木谷社長は、印象に残るメジャーの球場として、ほかにサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地「SBCパーク」や、ヒューストン・アストロズの元本拠地「アストロドーム」などを挙げている。特徴的な球場ばかりだが、楽天のマーティ・キーナート新GMは「球場のディズニーランド化」を明言。日本でも奇想天外な球場名物が実現する可能性は十分にある。

一方、ライブドアの堀江社長もインターネット上の「社長日記」8月1日付で、大塚晶則投手が所属するサンディエゴ・パドレスの本拠地「ペトコ・パーク」について「観客席とグラウンドの間にフェンスがほとんどなく、しかもファウルのエリアが狭いこともあり、プレーヤーとの一体感が楽しめる」「参考にすべきところはあるような気がする」と絶賛。球場改修プランに反映されそうだ。

宮城県は球場改修を許認可面でバックアップ。浅野史郎知事も、球場に関しては新球団の自由にさせる方針といわれ、来季は宮城球場の変貌ぶりが話題を呼びそうだ。

◇早大で講義W杯の実現も訴える

楽天・三木谷社長が8日、東京・新宿区の早大に特別講師として登壇。構想レベルで停滞しているプロ野球W杯の実現を強く訴えた。

三木谷社長はサッカー協会・平田竹男GSが受け持つ、早大の特別講義にゲストで招かれ「クラブ経営とビジネス戦略」をテーマに1時間30分、熱弁を振るった。報道陣をシャットアウト。スポーツビジネスについて本音を語ったが、受講生によると、サッカーJ1神戸のオーナーとしての体験談と、プロ野球新規参入への意欲を語り「国家レベルのワールドシリーズをやるべきだと思う」と野球版W杯実現への夢を語った。

同様のプランは米大リーグ機構(MLB)が野球W杯として計画し、来年3月開催を目指したが停滞中。日本プロ野球組織(NPB)では、1リーグ移行を前提とした日本シリーズ代替案として、アジアリーグを開催し、その覇者がメジャーのプレーオフに進出するプランが出たことがあるが、2リーグ存続で立ち消えになった。楽天の加盟が決まれば、三木谷社長はオーナー会議での発言権を得ることになり、夢プランを訴えることが可能になる。

◇新球団の早期決定仙台市議会が要望

長谷川コミッショナー事務局長に決議書を提出した仙台市議会・鈴木繁雄議長  ライブドアと楽天が本拠地に予定している仙台市の鈴木繁雄・市議会議長ら市議3人が8日、東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪れ、新規球団加盟の早期決定を要望した。

同市議会は5日の議会で「仙台市を本拠地とするプロ野球球団の実現に関する件」を全会一致で決議。鈴木議長が、コミッショナー事務局・長谷川事務局長に決議書を手渡した。同議長は「早期に承認していただきたい。県知事、市長、野球関係者に対し、できる限りの行動を取っていきたい」と協力を約束した。

この後、市議3人は都内の労組・プロ野球選手会事務局、楽天、ライブドア社を訪れて関係者と会談した。

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ライブドア「ヒアリング完全公開」要求[報知]

球界への新規加盟を目指すライブドア社の中野正幾取締役が8日、東京・内幸町のコミッショナー事務局を訪れ、14日に予定される第2回ヒアリングの内容を、一般ファンにも公開するよう強く要望。また、新規加盟を免許制にすることを提案した。

◇ファンや東北の人に聞いて欲しい

ライブドア、楽天の新規加盟を審査する日本プロ野球組織(NPB)の「審査小委員会」(委員長=豊蔵一セ・リーグ会長)は、審査を公正に進めるために、6日の第1回ヒアリングで3時間にわたる内容を別室で控える報道陣にモニターテレビを通じて公開。14日の第2回ヒアリングは両社の財務内容が主となるため非公開とする方向だが、これに中野取締役が異を唱えた。「前回、公開されていない部分があった。事実がわい曲される可能性もある。ナマの声を公開していただいた方がファンや東北の方にもじかに聞いてもらえる」と、完全公開を強く訴えた。

ヒアリングは両社を公平にするため、情報もれがないよう先に終了した社はもう1社が終わるまで待機する必要がある。「次回はインサイダーにかかわる話にもなるが、公開できる部分は公開して欲しい。終わったあとにビデオを公開するなどすれば、透明性が出る」と、プランを披露した。

また、同取締役は新規加盟を免許制にすることを提案。財務面など一定条件をクリアすれば、加盟できるというものだ。「免許制にすればいい。ベースが整っていれば、今回がダメでも次回はやりやすくなる」と、仮に今回の審査が通らなかった場合でもあきらめず、数年後の参入も見据えていた。

◇回答書を提出

ライブドアの中野取締役は8日、第1回ヒアリングで審査小委員会から出されていた経理、財務に関する質問に対する回答書をコミッショナー事務局に提出した。「61項目ありました。将来の損益計算書など、できる限りの回答を差し上げました。この2日間、ほとんど寝ていません。次回まで日があるので、腰をすえて改善したい」と第2回ヒアリングへ向けて意欲を口にしていた。

◇GMと監督公表へ

ライブドアの堀江貴文社長が8日、NPB審査小委員会の第2回ヒアリング(14日)でGM、監督名を明かす意向を示した。「出せる範囲で出す。GM(候補者)には既に資料作りに協力してもらっている」と話した。熊谷史人副社長は、この日、元ヤクルトの栗山英樹氏について「頭の中にある。呼ぶならヘッドコーチ」と話した。

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