わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月17日

近鉄・礒部トレード要望[報知]

◇プロテクト後に他球団へ

近鉄・礒部公一外野手がオリックス・小泉隆司球団社長との電話会談で、合併球団「オリックス・バファローズ」のプロテクト枠(25人)に入った後、他球団へトレードするよう要望したことを17日、明かした。

小泉社長からは先週、意思確認の連絡があった。「自分の考えは変わりません。プロテクトして、トレードという希望は言った」新生オリックスの球団社長に、礒部は初めて自らの思いを伝えた。

近鉄側は「強いチームにしないと統合した意味がない」(足高球団代表)と、本人の希望にかかわらず主力をプロテクトする方針だ。そこで礒部が主張するのは、合併球団へのプロテクト手続きが行われた後、再び他球団へのトレード。これなら、オリックスも礒部と同等クラスの選手を確保できるという言い分だ。

オリックス・中村勝広GMは「トレードありきのプロテクトはしない。手荒なこともしたくないし、お互いに歩みよらないと」と、説得する方針を改めて強調した。

ページトップ

合併新球団、大石コーチ入閣

オリックスと近鉄の合併球団「オリックス・バファローズ」に、近鉄大石大二郎内野守備走塁コーチが入閣することが17日、分かった。仰木彬監督が前日16日に大石コーチに電話で入閣を要請し、前向きな返事を得た。ポストは現在と同じ1軍内野守備走塁コーチになる見込みだ。大石コーチはこの日、秋季練習中の藤井寺で「昨日これからのことについてお電話をいただきました」と語った。「ユニホームはずっと着続けていたい」という意向を持っており、仰木監督は近鉄時代の恩師でもあることから、入閣に支障はなさそうだ。

ページトップ

楽天ヘッド山下氏前向き[ニッカン]

今季限りで横浜の監督を退任した山下大輔氏が17日、都内で新規参入を目指す楽天のマーティー・キーナートGMと会談。約1時間半に及んだ話し合いで正式なヘッドコーチ要請の話は出なかったが、山下氏は「やってみたいことはいっぱいあるので、新球団で自分の力を試せるという気持ちはある」と前向きな姿勢を示した。

条件提示はされていないが、金銭面や本拠地が仙台になることについても「障害はないと思う」と支障はない模様。また「自分としてはユニホームを着ることも含め、フロントもやってみたい」と語った。今後については、18日にも田尾監督とあることになり「3日後くらいには進展があると思うよ」と今週中にも楽天側からくる正式要請に対し、受諾の返事をすることになる。

◇2軍監督は伊原氏有力

新規参入を目指し監督、GM、編成部長が内定した楽天が、2軍の組閣にも着手することになった。楽天関係者が17日、「2軍の監督はチームづくりをする上で重要。経験豊富な指導者をリストアップしている」と説明。今季オリックスの監督を務めた伊原春樹氏を最有力候補に交渉を進めることになった。

伊原氏とキーナートGMは太平洋(西武の前身)時代からの付き合いで、同GMが日本球界では最も信頼を寄せている間柄。2軍監督要請が失敗した場合にはフロント入りを打診する方針でいる。伊原氏はこの日「まだ具体的な話はしてないが、キーナート氏をバックアップしたいと思ってます。日本シリーズ終了後にはGMと話をする予定ですが、色々考えるところがあるから、何とも言えないです」と明言を避けた。

◇組閣は監督一任

楽天の三木谷社長はこの日、大阪・長居スタジアムでサッカーJリーグのC大阪−神戸戦を観戦した。運営する神戸が2−1で勝利してご満悦。野球の組閣に関して「キーナートGMと田尾監督に任せてあります。報告を待っているだけです」と一任する意向を示した。横浜山下監督へのヘッドコーチ就任要請にも「思想は同じですから」と了承する構えを見せた。またキーナートGMに対するGM補佐も採用する方針で、三木谷社長は「GMはトータル的な役割で、アシスタントGMと編成部長は違いますから」と説明した。

ページトップ

仰木新監督が大石氏にコーチ就任要請[サンスポ]

オリックスと近鉄の合併新球団「オリックス・バファローズ」のコーチに近鉄の大石大二郎守備走塁コーチが就任要請を受けていたことが17日、分かった。仰木新監督から16日に打診を受けた同コーチは「ユニホームを着たい気持ちはある。仰木さんの下で、というのはプラスの材料」と前向きに話した。

ページトップ

『楽天』キーナートGMと山下・横浜前監督が会談[サンスポ]

プロ野球への新規参入を目指す『楽天』のマーティ・キーナートGMとヘッドコーチ就任が有力視される山下大輔・横浜前監督が17日、都内で会談した。日本シリーズが行われたナゴヤドームに姿を見せた田尾安志監督によると「(同GMから)楽天の野球に対する考え方が伝えられた」。この日は契約金などの具体的な条件は話題にのぼらず、近く田尾監督を交えた3者会談が開かれる。

ページトップ

フェニックス・リーグ第6戦

◇千葉ロッテ8−2湘南(アイビースタジアム)

2回、先発・前田が1点を先行されたその裏、ユウゴーのヒットを足掛かりに、清水将の適時打で同点に追いつくと、青野の適時打で一気にゲームをひっくり返し、4回裏には、2死一塁から、喜多、青野、西岡の3連打で一挙に3点を奪い突き放した。

123456789R
湘南0100010002
千葉ロッテ02030003x8
前田
「今日の調子はまあまあ良かったです。目標として、コントロールを1番に気をつけました。野手がすぐに点を取ってくれましたからね。そのリズムを崩さないように、ゲーム中は気をつけました。」
西岡
「今日のタイムリーヒットの打球は、このフェニックス・リーグで1番いい当たりでした。シーズンが終わって、しばらく休んだので振りが鈍っていました。でも、第2クールに入ってから、本来のスイングに戻りつつあります。今の状態をしっかりキープしたいですね。」
清水将
「今日はリードはもちろんだけど、タイムリーが出てホッとしましたよ(笑)。とにかく、今シーズンの言い訳はしない。来シーズンを見ていて欲しいとしか言えない。頑張るだけ。」

ページトップ