わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月19日

バレンタイン監督来日延期…「プライベートな理由」[サンスポ]

米国に帰国していたロッテのボビー・バレンタイン監督が19日、同日予定されていた再来日を延期した。球団では「プライベートな理由による」としている。

同監督は今季終了後、韓国野球を視察するなど精力的に動き、今月3日にスカウト活動も兼ねて帰国した。ロッテは今季チーム3冠王のベニーの残留が決定。また、同監督の希望で元メッツのバリー・ヘイデン氏をコンディショニング担当として秋季キャンプに参加させることを決めるなど、来季に向け着々とチーム作りが進んでいる。

一方で、米メディアではメッツ次期監督候補としてバレンタイン氏の名前が挙がっており、16日付のニューアーク・スターレジャー紙などは、オマー・ミナヤGMと会食したと報じた。瀬戸山隆三球団代表は「来日延期は(メッツの監督問題と)関係ない」と否定。今月末には来日し、25日からのキャンプには合流できるとしている。

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バレンタイン監督「来季もロッテ」[報知]

◇メジャー復帰説否定

ロッテのボビー・バレンタイン監督の再来日が19日、延期された。球団によると、この日の到着予定を「プライベートな理由」で変更。今月末にずれ込む見込みだ。米国ではメッツ監督復帰が取り沙汰されているが、バレンタイン監督はEメールによるスポーツ報知の取材に、「来季もロッテで監督をするつもりだ」と明言。メジャー復帰説を完全否定した。

米国では旧知の仲のメッツ・ミナヤ新GMと会食。監督就任を熱望されたことが報じられた。ロッテとは3年契約ながら、メジャーから監督のオファーがあった場合、どちらかを選べるオプションが存在する。一時帰国前の監督自身も「話ぐらいはする」と話していたが、今回の発言でその噂を振り払った。

球団関係者によると、メジャーに復帰する場合は「事前にロッテに通告が必要」で、瀬戸山球団代表も「既にオーナー代行への報告も済んでいる」と話し、契約解除の可能性を否定。25日からの秋季キャンプ前半は監督不在となるが、来季のバレンタイン監督続投を強調した。

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メッツ新監督候補ボビーを守れ

ロッテが、大リーグ・メッツの後任監督候補に浮上しているボビー・バレンタイン監督の退団を阻止する。瀬戸山球団代表は19日、「メッツから正式入団交渉の要請が来たら?当然、お断りします」と、同監督とメッツを正式には接触させないと明言した。

大リーグでは、他チームのスタッフを引き抜く場合、相手チームから本人との交渉の許可を得なければならない。この日まで、米国帰国中のバレンタイン監督と「友人として話はした」と認めたメッツ・ミナヤGMも「もし彼を監督として迎えるのであれば、ロッテに彼との交渉の許可をもらわなければ」とルールは順守する意向だ。

ただバレンタイン監督は球団との契約の中に「メジャー復帰の場合は、契約を解除できる」という条文を持っている。正式交渉はできなくても、本人の気持ちが傾けば状況は変わってくる。この日、再来日予定だった同監督は「プライベートな理由」で予定を延期した。

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ロッテ、秋季Cに元メッツコーチ招聘[ニッカン]

ロッテは19日、秋季キャンプの臨時コーチとして、バリー・ヘイデン氏を招聘することを発表した。ヘイデン氏はレンジャーズのアシスタントコーチを経て、97年から4年間、メッツでヘッドコンディショニングコーチを務めた。

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ヘイデン氏来日

ロッテ秋季キャンプの臨時コンディショニング・コーチを務めるバリー・ヘイデン氏(40=元メッツ)が来日した。

バリー・ヘイデン氏は、1994年から96年までテキサス・レンジャースでアシスタントフィットネスコーチを務め、97年から2000年までニューヨーク・メッツでヘッドコンディショニングを担当した。なお、バリー・ヘイデン氏が合流するのは、20日から11月1日までとなる予定。

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ソフトバンク足で速攻[ニッカン]

◇孫社長、産業再生機構を訪問

ブロードバンド(高速大容量)並みの速攻行脚だ!プロ野球球団「福岡ダイエーホークス」の買収を正式表明した通信王手、ソフトバンク(本社・東京)の孫正義社長が19日、ダイエー本社が活用する都内の産業再生機構を訪れ、斉藤惇社長と会談。球団買収の意向を正式に伝え、理解を求めた。前日18日に福岡市内と都内で会見し買収意思を明かしたばかりだが「私どもの考えをできるだけ早く、正式にお伝えするプロセスは大事」と、あらためて意欲を示した。

午後5時30分。孫社長は黒塗りの車から降りると、前日の会見で配布した資料を片手に、エレベーターに乗り込んだ。約30分間、斉藤社長に球団買収の意図や立場を説明し、理解を求めた。「再生機構が行っているダイエーの資産査定などを、フェアに、かつオープンに、透明性のある形でプロセスを進めて頂いて、その中に私どものチャンスも検討頂きたいと、お伝えしました」。静かに、語りかけるような口調に、強い意思を感じさせた。

報道陣から「今後のスケジュールを考えると、機構に接触するのは早いのではいか?昨日の今日ですから」という質問が飛んだ。確かに、ダイエー本社の資産査定、スポンサー企業の決定など、機構の作業は長期化する可能性が高い。しかし、孫社長は「私どもの考えをできるだけ早く、正式にお伝えするというプロセスは、大事な1歩ではないかと思いました」と話した。既にダイエー側にも面会を申し込んだが、「機構入りが確定したばかりなので」と断られたという。ダイエーの新しい経営陣が決まった段階で、改めて説明に行く意向だ。

プロ野球関係者との接触も始める。「野球機構の方ともこれから詰めていかないといけない点がある」。今後、パ・リーグの小池会長と面会。セ・リーグやコミッショナー事務局も訪問するという。「来年のシーズンに間に合うような形で買収したい。(実現すれば)選手も監督もファンも、より安どするのではないか。もし、複数の買い手候補がある場合には、候補の1社という立場で精一杯頑張る」と語り、関係者との協議を急ぐ考えをあらためて示した。

◇パ会長に訪問打診

パ・リーグ小池唯夫会長が、今週中にもソフトバンクの孫社長の訪問を受けることになった。この日、ソフトバンク側から訪問の打診があり、小池会長は「ご挨拶したいということだった」と話した。孫社長は日本野球機構、セ連盟も訪問する見込み。小池会長は毎日新聞社長時代に経済人賞で孫社長を表彰。「若い頃の苦労話を交えて、感激的な挨拶をしていたのを覚えている」という。野球協約では基本的に球団保有者の変更などの期限を11月30日としているが、今月末の実行委員会、来月2日のオーナー会議でこの点が議論されるかは微妙だ。小池会長は「何とも言えない。話が具体的になってこないと…」と語った。

◇「査定次第」強調

村上誠一郎産業再生担当相は19日の閣議後会見で、ソフトバンクが福岡ダイエーホークス買収に名乗りを上げたことについて、あらためて「(どこが買収するかは)資産査定の結果次第だ」と強調。「ホテルと球場は(コロニー・キャピタルに売却した際)コロニーと(色んな)契約を結んでおり、今の段階で(買収先の)予測はつかない」と述べた。

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ライブドア、絵で逆転!?[ニッカン]

◇楽天よりスゴイ!!宮城球場改修案

新規参入を目指すライブドアが、本拠地の仙台市にちなんだ「杜の都スタジアム」計画を打ち出した。19日、仙台市で行われた宮城球場改修工事に関する連絡調整会議で、改修案資料を提出。熊谷文人取締役は「3月20日まで3万人を収容できる球場ができそうです」と会議後に話した。

新球場は周囲を木々の緑に囲まれ、球場の外観は、ガラス張り。反射した緑がさらに目立つ工夫も凝らした斬新なデザインだ。増設する観客席の下にブルペンを設置、土や芝の張り替えなど、細かい部分にも話は及んだ。資料はカラーでイラスト化、大型パネルを持ち込んで視覚的にも訴え、参加した宮城県、仙台市の関係者18人に好印象を与えた。

前日18日、同様の会議に出席した楽天からは、ここまで具体的な改修案が出なかったという。改修案ではライバルに1歩リードした形。設計士を同席させるなど、用意周到だった熊谷取締役は「現時点で改修計画は詳細まで進んでいます」と自信を見せた。

さらに参入決定時の球団職員採用について「仙台市にコールセンターを設置し、東北全体から1000人ほど募集する考えもある」と示唆。夢のプランを次々と披露した。

◇もう1度名前投票

ライブドアはこの日、インターネット(HP)上で公募した球団名について、悪ふざけの応募を除いた上位5候補に絞り、あらためて投票を呼び掛ける方針を明らかにした。上位5位はHP上で21日までに公表する。同時に募集していたチームカラーは最も多かった色にする予定。9月30日に開始した公募は15日の締め切りまでに約6万件に上ったが、うち半数の3万件は「楽天」などの内容だった。

◇宮城県知事が要望書

仙台市での新球団設立を願う宮城県の浅野史郎知事が22日上京し、巨人滝鼻オーナー会議議長、セ、パ両リーグ会長に陳情に出向く。北海道東北地方知事会などの代表者として、要望書を提出する。新規参入の審査では、参入を表明した両社アダルトサイトへの質問が集中したことに「違和感がある。球団運営で判断して欲しい」と異を唱えていただけに、発言が注目されそうだ。

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楽天、人で着々[ニッカン]

◇田尾新監督直談判に山下氏「前向き」

新規参入を申請している「楽天」の監督就任が決まっている田尾安志氏が19日、都内で前横浜監督の山下大輔氏と会談し、ヘッドコーチとしての入閣を直接要請した。田尾氏はその後、日本シリーズの解説のため訪れた西武ドームで「前向きに考えていただいている。条件面のことは今後、マーティ(キーナートGM)と話し合ってもらうが、大きな支障はないと思う。明日(20日)にも何らかのお話ができるのでは」と語り、山下氏の就任に自信を見せた。一方、山下氏は「力を貸して欲しいと言われた。全く新しいチームを作るという意味では興味もあるし、前向きに考えていきます」と話した。

◇GM「今週中発表」

楽天のキーナートGMは東京・六本木の楽天オフィスで組閣作業の詰めなどを行った。田尾監督が山下氏(前横浜監督)と会談するなどコーチ陣の人選は着々と進んでおり、GM自身も数人の候補者と接触した模様。「急いでやらないと間に合わないから。今週中には発表したい」としており「田尾−キーナート」の描く組閣構想は徐々に具体化しつつあるようだ。

◇伊原氏、入閣に慎重

楽天の2軍監督候補に挙がっている前オリックス監督の伊原春樹氏が、日本シリーズのラジオ解説の仕事で西武ドームを訪れた。入閣要請は認めたが「具体的な内容は聞いていません。お受けするかどうかの結論も出していません」と慎重な様子だった。

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公取委が結合審査

オリックス、近鉄の球団合併に伴う営業譲渡について、公正取引委員会が独禁法に基づく事前届け出を受け「企業結合審査」を始めたことが19日、分かった。公取委は早ければ今月中にも「問題なし」と判断するとみられる。新球団が独占的な地位を得ると、入場料の高騰やサービスの低下といったファンへの不利益が生じる恐れがあり、市場独占やカルテルにつながるのを防ぐのが審査の狙い。問題があると判断した場合は排除勧告で合併自体を廃止することもあるが、問題がなければ結果を通知しない。

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孫社長、買収表明翌日に再生機構訪問[スポニチ]

ダイエーの球団買収に名乗りを上げたソフトバンクの孫正義社長が19日、東京・丸の内の産業再生機構を訪ね、斉藤惇社長と会談した。その席でダイエー本社に対する資産査定や支援企業絞り込みのプロセスを確認。球団売却が決断された際の受け皿として熱意をアピールした。

「私どもが熱心な球団の買い手候補であることを明確にお伝えした。重要な第1歩と考えています」と孫社長。前日の記者会見で配布した資料を手に約30分にわたって球団保有への思いを訴えた。斉藤社長からは支援企業決定の時期など、具体的なめどは示されなかったというが「大変フェアにきちっと受け止めていただいた」と好感触を得た。

前日の会見でも「正面玄関から入りたい」と繰り返した通り、従来の買収劇で見られた水面下での不透明な動きと決別することで広い支持を得るのが狙い。買収表明から一夜明けたこの日は関係各所へ電話攻勢。経緯説明のため会談設定に努めた。ダイエー本社には「機構入りが決まったばかり。新しい経営陣についても微妙な段階なので控えたい」と固辞したが、今後も各方面へ働きかける方針で、22日にはパ・リーグ小池会長と会談が予定されている。

「来季へはタイトなスケジュール。それでも多くのファンに選手や監督もいる。できるだけ早く明確になった方がいい」と孫社長。日本シリーズの舞台裏で、IT業界の先駆者が素早く、大きな1歩を踏み出した。

◇滝鼻オーナー推移を見守る

ソフトバンクがダイエー買収に名乗りを上げたことを受け、オーナー会議の議長を務める巨人の滝鼻オーナーは「(球団を)保有したいってだけで、オーナー会議が何かやるってことはない」と事態の推移を見守る姿勢を示した。さらに「産業再生機構がどう判断するかだね」と話し、ダイエー本社が球団を継続保有するかどうか結論が出次第、議長として「どんな時でも機動的に対応する」との方針を示した。

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楽天が元横浜の斉藤明夫氏にコーチ要請[スポニチ]

新規参入を目指し加盟申請している楽天が投手コーチとして元横浜の斉藤明夫氏(評論家)に就任を要請していることが19日、明らかになった。楽天関係者は「すでに1本化して調整を進めています」と話しており、この日までに田尾新監督が同氏に入閣の打診を行った。

斉藤氏は現役時代、大洋(現横浜)のエース、守護神として、82年に最優秀防御率、83、86年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。現役引退後も96年から横浜の投手コーチを4年間務め、98年には日本一に貢献した。この日、斉藤氏は「お話はいただいている。前向きに検討したいと思う」と話しており、受諾するのは確実な状況だ。

またこの日、田尾新監督は都内のホテルで今季限りで横浜を退団する山下大輔監督にヘッドコーチとして正式に就任要請を行った。山下氏は「ヘッドであってもフロント的な働きをしながら自分の人脈を生かしていきたい」とし、田尾新監督も「受諾に支障はないと思う」と話した。20日にキーナートGMが条件面を含めた交渉を行い、21日にも正式発表される。

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ソフトバンク・孫社長、正式に球団買収の意向を伝える[サンスポ]

18日にダイエー球団の買収に名乗りを上げた通信大手「ソフトバンク」の孫正義社長が19日、早速動いた。親会社ダイエーから支援要請を受けている産業再生機構(東京・丸の内)を訪れ、同機構の斉藤惇社長と会談。正式に球団買収の意向を伝えた。会談後、「買い手候補がいるのは悪くないということだった」と満足げに振り返った。

いったん動き出したら行動は敏速だった。ホークス買収の電撃表明から一夜明けたこの日、孫社長はダイエーのスポンサー選定のかじ取り役となる再生機構を訪問。約30分にわたって斉藤社長と話し合い、ダイエー本体の資産査定や球団の扱いをめぐる今後の手続きについて説明を受けた。

孫社長は会談後「色んなプロセスが必要ということだと思います」と訪問の意図を説明。その上で「昨日の会見で球団買収の意思を明確にしたので早く(機構に)伝えたかった。重要な1歩」と成果を強調した。

再生機構は現在、ダイエー本体の資産査定を行っており、年明けに本業の流通部門のスポンサーを選定。球団の問題はその後に検討されるとみられる。また、球団保有の変更に関しては、野球協約で前年の11月30日までにオーナー会議などの承認を得る必要があると明記されているため、来季からの参入は極めて困難だ。

それでも孫社長は「願わくば来年のシーズンに間に合えば。だめなら再来季でも」と前向き。会談で「熱心な買い手候補がいるのは悪いことではないということだった」と手応えをつかんだ様子だ。22日にはパ・リーグの小池唯夫会長とも会談が決定。IT業界の旗手が、いよいよ球界首脳と本格交渉に入る。

◇巨人・滝鼻オーナーは静観の構え

オーナー会議の議長をつとめる巨人・滝鼻オーナーは、渡辺前オーナーと会食。ソフトバンクがダイエー買収に名乗りを上げたことに関し、「『保有したい』という(希望)だけで、オーナー会議が何かをやるということはない」と静観の構え。来季参入には11月30日までにオーナー会議の承認が必要だが「どんな時も機動的に対応するということだから」と期限については柔軟に対応していく考えを示した。

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孫社長“熱心な買い手”アピール[報知]

◇再生機構訪問、ダイエー買収の意志伝える

ダイエー球団買収を表明したブロードバンド(高速大容量)通信大手、ソフトバンクの孫正義社長が19日、東京・千代田区の産業再生機構を訪問し、斉藤惇社長と会談。球団買収の意向を正式に伝えるとともに、その熱意をアピールした。

18日に正式発表した資料をたずさえて挨拶に臨んだ孫社長は「再生機構が行っているダイエーの資産査定などを、公平で透明性があるプロセスで進めて欲しい。ソフトバンクへのチャンスも検討して欲しい」と熱望。斉藤社長は「ダイエーの流通事業のスポンサー企業が、どう決定するのかをふまえて判断する」と慎重な姿勢を貫いた。

孫社長は約30分の会談を終え「私どもが明確な、熱心な球団の買い手候補だとお伝えしました。大変フェアに、きちんと受け止めていただきました」と成果を披露。「願わくば来年のシーズンに間に合うような形で球団が買収できればありがたい」と早期決着を求めた。

ダイエー球団が売却されるかどうかは、産業再生機構が選出する支援企業の判断による。孫社長は「新しいスポンンサー(支援企業)の判断が優先される。我々が割って入る訳にはいかない」とし、機構の方針に従うことに変わりはないことを強調した。

22日にはパ・リーグの小池唯夫会長と会談。セ・リーグやコミッショナー事務局へも挨拶する予定だ。同社長は「現在のダイエーの経営陣、中内オーナー、その他の方々のもとに、いつでも伺うつもりがあります」とあらゆる関係者と会う構えでいる。

◇22日にも小池パ会長と会談

パ・リーグの小池唯夫会長がこの日、ダイエー買収に名乗りをあげたソフトバンクの孫社長と22日にも会談することを明かした。「挨拶に来るという連絡があったらしい」同会長は毎日新聞社の社長時代に同社長を表彰したことがあるという。「若い頃に苦労したというお話をお聞きした。40代であそこまで成功したのだからね」と称賛。しかし、同社の買収については「話が具体的になっていないので」と話すにとどまった。

◇「資産査定次第」

村上誠一郎産業再生担当相は19日の閣議後会見で、ソフトバンクがダイエーホークス買収に名乗りをあげたことについて、あらためて「(どこが買収するかは)資産査定の結果次第だ」と強調。「ホテルと球場は(コロニー・キャピタルに売却した際)コロニーと(色々な)契約を結んでおり、今の段階で(買収先の)予測はつかない」と話した。また、麻生太郎総務相は「ホークスは地元の福岡に定着しており、何らかの形で福岡に残ってもらうのが望ましい」と述べ、福岡選出の議員として賛同する意向を表明。

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宮城球場改修へライブドア説明[報知]

◇手書きスコアボード→3万人スタンド→開幕OK

手書きスコアボード開幕へ−。「宮城球場改修工事の各種申請に関する関係者連絡調整会議」が19日、宮城県庁で開かれ、18日の楽天に続いてライブドアの熊谷史人副社長らが出席した。宮城県の都市計画課や仙台市の都市整備局、消防局などによるヒアリングで、ライブドアはイメージイラスト(非公表)などを持参して、約1時間30分にわたって改修計画を説明した。

熊谷副社長はスコアボードの電光化が「納期の問題で間に合わない」として5、6月にずれ込む見通しを示した。宮城球場では白ペンキによる昔ながらの手書きボードだけに“手書き開幕”の可能性も出てきた。だが一方で、当初6月頃をメドとしていたスタンド増設について「3月20日までに早まった」と開幕戦に3万人収容が間に合うことを明かし、前日のヒアリングで開幕時は2万3000人収容とした楽天に差をつけた。

県側は「現時点ではライブドアの方が計画が進んでいる印象があった。法令手続き上、スケジュールで無理な部分は指摘した」と話した。14日の日本野球機構(NPB)のヒアリングのような“アダルト詰問”もなく、巻き返しを印象づけた。

◇反発少なくホッ

ライブドア・堀江貴文社長が19日朝、仙台出張から帰京した。14日のNPBヒアリングでアダルト問題がクローズアップされていたが、東北での反発はそれほどでもなく、「仙台の人は分かってくれている」と安堵の表情を見せた。18日のシンポジウムでは期待された楽天との討論が実現せず、「こっちはいつでもディスカッションしたいんですけど、向こう(楽天)がね」とぼやいていた。

◇球団名上位5位改めてHP投票

球団名をインターネットのホームページ(HP)上で公募したライブドアは、悪ふざけの応募を除いた上位5候補に絞り、あらためて投票を呼び掛ける方針を明らかにした。上位5位はHP上で21日までに公表する。同時に募集していたチームカラーはもっとも多かった色にする予定。公募は15日の締め切りまでに約6万件に上ったが、うち半数の3万件は「楽天」など悪ふざけの内容だった。

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公取委10月中にも合併球団承認へ[報知]

オリックス、近鉄の球団合併に伴う営業譲渡について、公正取引委員会が独禁法に基づく事前届け出を受け、「企業結合審査」を始めたことが19日、分かった。公取委は早ければ今月中にも「問題なし」と判断するとみられる。

企業結合審査は営業権を譲渡される企業の総資産額が100億円以上(親・子会社含む)などの場合に義務づけられ、オリックスが事前届け出の手続きを取った。

新球団が独占的な地位を得ると、入場料の高騰やファンサービスの低下といったファンへの不利益が生じる恐れがあり、市場独占やカルテルにつながるのを防ぐのが審査の狙い。合併で自由な競争が制限されるかどうかをチェック。新球団の球場入場料のほか、キャラクターグッズや放映権の売り上げ、ほかのスポーツや娯楽への影響などを総合的に判断する。

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滝鼻議長、ソフトバンクの来季参入否定的[ニッカン]

プロ野球オーナー会議の議長を務める巨人の滝鼻卓雄オーナーは19日、ソフトバンクがダイエー球団を買収して来季から参入することは厳しいとの見解を示した。同オーナーは東京都内で「来季のソフトバンクの参入は時間的に厳しいか」と問われ「時間だけではない。産業再生機構がどう決定するかというのもある」と語った。

滝鼻オーナーは「どんなことが起きても(オーナー会議は)機動的に対応する」と野球協約に定められている11月30日の期限にはこだわらない姿勢を見せたが「(球団を)保有したいというだけでオーナー会議が何かをやることはない。産業再生機構がどう判断するかだ」と推移を見守る意向を示した。この日までにソフトバンクの孫正義社長から会談を求める連絡は入ってないという。

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