わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月20日

バレンタイン監督がメッツ復帰を否定[スポニチ]

外国人調査を兼ねて米国へ一時帰国中のバレンタイン監督が、メッツ復帰を否定した。親しい関係にあるミナヤGMの就任で、米現地紙で再三新監督候補と報じられたが、本紙の取材に「来年もロッテにいる。メッツは監督をさせたかったようだが、私はチームを気に入っている」と答えた。ミナヤGMからは会食の席で非公式な打診を受けたようだが、既に来季ロッテのチーム編成に着手。22日に再来日する予定で、来季へ向けてスタートを切る。

ページトップ

小宮山ら不参加も

25日から始める秋季キャンプ(千葉マリン)に、ベテラン小宮山ら数名の主力選手が参加しない可能性が出てきた。球団関係者によると「バレンタイン監督が再来日してからの話し合いになると思うけど、自分の調整法を知っているし、ジムなどでもトレーニングできるから」と説明している。

ページトップ

日米野球・NPB出場選手変更

11月5日から行われる 「 イオン オールスターシリーズ2004日米野球 」 のNPBオールスターチームにファン投票で選出された小久保裕紀内野手(読売)が、右ひざのリハビリのため出場を辞退した。代替選手として福浦和也内野手(千葉ロッテ)が出場する。

ページトップ

支援先決定はキャンプインまで

◇巨人滝鼻オーナーがダイエー中内オーナーと会談

巨人滝鼻卓雄オーナーとダイエー中内正オーナーが20日、都内で極秘会談を行った。先日、ダイエー本社が産業再生機構への支援要請を決めたばかりで、オーナー会議の議長を務める滝鼻オーナーに何かしらの報告がされたとみられる。しかし滝鼻オーナーは「オーナー会議のメンバーだし、前々からこの日に食事をしようと決めていたんです」と否定した。

中内オーナーを見送った後、同オーナーは今後の展望について言及。9月8日の臨時オーナー会議では「非常事態に機動的に対応していく」と明言していた。「いつ産業再生機構が支援先(スポンサー)を決定するか分からない」とした上で「(機構に来年の)3月31日に決められても困る。(時間的には)限度がある」とした上で、2月1日のキャンプインまでにはダイエー球団の保有先が決定していることを要望した。

また支援先が決定した場合に「そこから始まってくる。僕らの出番は」と語り、オーナー会議の議長として何かしらの対応をすることも示唆していた。

ページトップ

ソフトバンク訪問、小池パ会長が固辞[ニッカン]

パ・リーグ小池唯夫会長は20日、22日に打診されているソフトバンク孫社長の訪問を固辞する姿勢を示した。ダイエーが継続保有を希望している状況から買収の“先走り”には、慎重にならざるを得ないようで「ダイエーが全部、再生機構にゲタを預けるなら別だけど(球団を)所持しているんだから」と話した。同様に訪問を打診されているセ・リーグ側も、現状では静観する姿勢だ。

協約上の買収の「タイムリミット」も微妙だ。野球協約上、球団保有者の変更などの期限は11月30日。特例で期限延期も可能だが今月末の実行委員会、来月2日のオーナー会議で期限が議論される可能性は小池会長が「今の段階で、そういう話になるかどうか」と話すように低い。実行委員会議長の豊蔵会長は、期限についての論議が越年した場合、買収が成立する可能性について「まだ分からないが難しくなってくるでしょう」との見通しを示した。

◇孫社長は日程調整

ダイエー球団買収を表明後、挨拶回りに奔走するソフトバンクの孫社長もこの日は通常業務をこなした。18日に福岡、東京の2ヶ所で球団買収会見を行い、前日19日には産業再生機構・斉藤惇社長と面談し、球団買収への熱意を伝えた。来季参入へ向けた今後の動きについて、同社広報部は「日程については調整中です」と話していた。

ページトップ

楽天「山下ヘッド」ら21日発表[ニッカン]

新規参入を目指すIT関連企業「楽天」(三木谷浩史社長)が21日、一部陣容を発表することになった。キーナートGMが20日「(コーチなど)明日ポストを発表する」と明言。ヘッドコーチには前横浜監督の山下大輔氏、編成部長にはロッテで同職を務めた広野功氏が就任する。また元阪神ヘッドコーチの松井優典氏の2軍監督就任が分かった。今月上旬から打診し、この日、同GMらによる最終打ち合わせで決まった。

その他のスタッフでは、投手コーチに元横浜投手コーチの斉藤明夫氏や元阪神の福間納氏が候補に挙がっている。打撃コーチは元西武のオレステス・デストラーデ氏が11月の日米野球で来日した際に要請する予定。また日本シリーズ終了後には前オリックス監督の伊原春樹氏に入閣を打診する方針だ。

田尾監督に指導者経験はないがキーナートGMは「陣容は固まりつつある。監督をサポートするコーチ陣は、プロ中のプロを揃えていますから。最高のコーチングスタッフになる」と自信をのぞかせた。

ページトップ

仙台球団なら208億

仙台市を本拠地に新球団が発足した場合、東北経済への波及効果が最初の1年で約208億円に上るとの試算を東北経済産業局が20日、発表した。同局によると仙台市と東北各県での公式戦68試合、平均入場者数をパ・リーグ公式戦の過去3年間の平均入場者数の2万人と仮定。入場料や交通費など観客消費支出は101億4500万円で、老朽化した球場の改修費30億円を加えると計131億4500万円の新規の消費と投資が生じることになる。これから生じる東北地域内の各産業や雇用面への波及効果は76億3600万円で、全体では計約207億8100万円の効果になる。

ページトップ

宮城ドーム激安建設計画[報知]

◇地元企業6社が協議会発足

生活関連用品製造販売会社のアイリスオーヤマをはじめ仙台市の地元企業など6社が20日、「ドーム球場建設協議会」を発足させ、県営宮城球場の隣に新しいドーム球場を建設する構想を明らかにした。

メンバーは同社のほか、七十七銀行など地元企業4社と日本政策投資銀行、みずほコーポレート銀行。「新球団を実現させるために財界としても受け皿を整える必要がある」とアイリスオーヤマの大山健太郎代表取締役社長が発案。県内企業を中心に出資を募り、資本金30〜50億円で球場運営会社を設立する。

この日、会見した同社長によると、コンセプトは「民間経営の収支に見合ったドーム球場」で、多目的ではなく野球専用。収容人数は3万人。人工芝、固定式屋根で、東北地方の冷涼な気候を期待して冷房は無し。暑さは送風と窓を開放することで対応する。デザインのシンプル化などで、予定建設コストを通常の半額以下の180〜200億と設定。「ドーム建設経験のあるゼネコンにも相談し、可能と言われた。チープには造らないが、無駄は徹底的に省く」図面の立ち上げから完成までは最短で丸3年と予定しているため、早くても08年シーズンから使用となる。

大山社長は既にライブドア・堀江、楽天・三木谷両社長との会談を設け、この建設案を提案したことも明かした。「一緒に造りましょうと促すこともできないし、ニーズがあればこちらも」とプラン実現の可能性に含みを持たせた。

◇26日にも決定ライブ球団名

新球団名は「ライブドア・ドリームズ」?ライブドアの新球団名が26日にも決まる見込みとなった。9月30日にネットで球団名を公募したが6万件中、約半数がいたずらだったため、15日に締め切り。その中からドリームズ、フェニックス、ドルフィンズなど10候補が決まり、21日からネット上で投票を受け付ける。投票は26日に締め切られ、早ければ同日に決定。当日はNPB(日本プロ野球組織)の実行委員会が開かれ、参入の可否を議決する可能性もあり、球団名とともに、参入も決めることができるか−。

◇楽天主要スタッフ発表

楽天が21日に山下大輔・前横浜監督のヘッドコーチ、元ロッテ編成部長の広野功氏の編成部長らのスタッフ人事を発表する。

マーティ・キーナートGMは20日、新球団の主要スタッフがほぼ固まったことを明かした。この日、田尾安志監督は、山下氏と電話で会談。細部を煮詰めた。山下氏は東京都内の自宅前で取材に応じ「支障はないけど、近日中に楽天の方で横浜に挨拶してからになる」と開催中の日本シリーズを気遣っていたが、大筋で合意した模様だ。

2軍監督に元阪神ヘッドコーチの松井優典氏、打撃コーチに前西武のオレステス・デストラーデ氏、投手コーチには元横浜コーチの斎藤明夫氏が有力候補として浮上しており、同GMは「名前が挙がっていますね」と候補リストにあることを認めた。

ページトップ

楽天・2軍監督に松井優典氏…21日主要コーチ発表[サンスポ]

プロ野球に新規参入申請している「楽天」の田尾安志監督を支える主要各コーチの就任発表が21日、都内のホテルで行われる。

マーティー・キーナートGMが出席し、既にヘッドコーチ就任が確実視されている前横浜監督の山下大輔氏が同席するほか、阪神の編成部課長を退任した松井優典氏の2軍監督、横浜OBの斉藤明夫氏の一軍投手コーチ就任などが発表される見通しだ。

「担当コーチには自分の受け持ちをきっちりと見て欲しい。まだ選手の姿が見えないが、1軍が1つでも多く勝てるように力を結集していきたい」と田尾監督。今月12日の監督就任受諾からスタッフ編成を急いでいたが、少数精鋭のコーチ陣となりそう。「責任の所在を明確にする」という意味もあり1軍が6コーチ、2軍は5コーチを基本線に最終的な調整を行う方針だ。

◇ソフトバンク・孫社長とパ会長の会談が延期に

ダイエー球団の買収に動き出した通信大手「ソフトバンク」の孫正義社長の計画に狂いが生じた。22日に予定されたパ・リーグの小池唯夫会長との会談が当面、見送られることが20日決定した。パ関係者は理由について、「今はダイエーと産業再生機構との話し合いが行われている状況で、会談を行うのは尚早」と述べた。孫社長は18日にホークス買収を電撃表明、その後、球界関係者への挨拶回りを本格化する方針だった。

◇仙台にドーム球場を!地元企業などが構想

新球団誕生が予想される仙台市で、地元企業など6社が20日、「ドーム球場建設協議会」を結成。県営宮城球場(同市宮城野区)の隣に新しくドーム球場を建設する構想を明らかにした。既にライブドア、楽天の2社や宮城県などにも、出資や協力を求めているという。計画によると、新球場は収容人員3万人で、建設費は180億〜200億円を想定している。

ページトップ

仰木新監督が近鉄・赤堀に入閣要請…受諾の方向へ[サンスポ]

統合球団「オリックス・バファローズ」から近鉄・赤堀元之投手に入閣要請があったことが20日、分かった。6日に戦力外通告を受け、当初は現役続行の意思が強かったが、練習中に右肩を痛め、引退を決意した模様で近日中にも受諾する方向。既に1軍投手コーチと内定している神部年男氏と2人体制で投手陣をまとめていく。

5度のパ・リーグ最優秀救援投手に輝き、一時代を築いた赤堀に「オリックス・バファローズ」が投手コーチ就任を打診した。16日に仰木彬新監督から直接、要請の電話がかかってきた。

この日、赤堀はサンケイスポーツの取材に対し「先週、仰木さんから電話があったのは確か。前向きには考えています。早いうちに返事したいと思っています」と話した。

90年代の近鉄を支えた右腕も近年は故障が続いて、登板数も激減。今季も2回2/3しか投げておらず、6日に戦力外通告を受けた。当初は、11月9日に行われる合同トライアウトに挑戦する予定だったが、練習中に右肩痛を発症。引退するかどうか揺れていたところに恩師からのオファーがあった。近日中にも球団側に受諾の意思を伝える模様だ。

これまで新球団は投手部門を“左・右”で組み合わせる方向で調整してきた。すでに投手コーチとして決定している神部氏が左腕。これで赤堀が加われば、理想の2人体制で臨むことが濃厚となった。

◇2軍投手コーチに近鉄・小野コーチ

赤堀以外にも、仰木新政権のスタッフ固めが進んでいる。2軍投手コーチには、現近鉄・小野和義投手コーチの“横滑り”が有力視されている。赤堀、小野とも、仰木監督の近鉄時代の教え子で“仰木イズム”を体現しているだけに、息はピッタリだ。

最終的な1、2軍担当振り分けに関しては、よさこいリーグ終了(24日)後、オリックス・中村GMと2軍スタッフとの会談後に決める方向で、調整が進んでいる。

◇近鉄・久保投手コーチ、正田打撃コーチが退団

近鉄は20日、久保康生投手コーチ、正田耕三打撃コーチの退団を発表した。両コーチは22日にも阪神と正式契約する方向。両コーチは21日、藤井寺球場で選手やスタッフに別れの挨拶を行う。

久保投手コーチ
「選手として、コーチとして育ててもらった球団ですし、感謝の気持ちでいっぱいです。新たな旅立ちといった感じですね。」
正田打撃コーチ
「素晴らしい5年間を過ごさせてもらいました。コーチ、裏方スタッフには感謝しています。これからも選手に正面からぶつかっていきたい。」

ページトップ

「仙台ドーム」建設へ地元経済界が団結[スポニチ]

プロ野球新球団誕生が予想される仙台市で、東北電力、七十七銀行など地元企業を中心とした6社が「ドーム球場建設協議会」を20日に結成、県営宮城球場の隣に新球場としてドーム球場を建設する構想を明かした。発案者である「アイリスオーヤマ」の大山健太郎社長は仙台市内の本社で会見を開いて「新球団誕生を実現するために財界としても受け皿を整える必要がある。県や市とも一致団結してやりたい」と話した。

構想では、新球場は収容人員3万人で、人工芝の固定式屋根。個室で観戦できる年間契約のオーナーズルームも設置し、県内の企業を中心に1社5億円程度の出資を募り建設費180億円から200億円程度に抑え、3年後の完成を目指す。

資本金30億〜50億円で球場運営会社を設立する予定で、既に楽天、ライブドア両社にも構想を伝え出資への協力要請済み。「仙台ドーム」建設へ地元経済界も拍車がかかった。

ページトップ

楽天・山下ヘッドコーチ就任へ[スポニチ]

楽天は21日に前横浜監督の山下大輔氏のヘッドコーチ就任を発表する。20日、マーティ・キーナートGMが山下氏に電話連絡。条件面について話し合った。山下氏は「まだシリーズが終わっていないので何とも言えないが、前向きに受け止めたいと思っている」と即答は避けたが、キーナートGMはその後、横浜・峰岸球団社長に山下氏獲得にあたっての了承を求め、快諾を得た。また、元阪神ヘッドコーチの松井優典氏の2軍監督、前ロッテ編成部長の広野功氏の編成部長就任も合わせて発表される。

ページトップ

ヤフーはダイエー買収にノータッチ[ニッカン]

ダイエー買収に名乗りを挙げたソフトバンクだが、子会社でインターネット検索の大手ヤフーは球団経営にかかわらない意向であることが20日、分かった。

ヤフーの井上雅博社長は20日、今年9月中間決算の発表の席上で「ヤフーとして今後やりたい事業があるため、今の段階で(ヤフーとして)出資は考えていない」と話した。

球団買収による経営上の利点については「知名度向上の点で期待できるが、どのようなプラス面があるか整理したい」と述べるにとどまった。

今回の球団買収をめぐっては「ソフトバンクの知名度は既にあり、所有する必要はない。やるのであれば(孫氏の)私財を提供してやればいい」(子会社幹部)との声もある。グループ内の冷めた受け止め方と、孫正義ソフトバンク社長との姿勢の差が出始めている。

ページトップ