10月21日10月21日バレンタイン監督が22日にも「全員面接」をスタートさせる。21日、ニューヨーク発の航空機で再来日した同監督は「必ず選手全員と会って話をしたい。今年の反省や、来年へ向けての考えなどを聞いてみたいんだ」と、意欲満々に話した。
バレンタイン監督は今季を「This is the beggining of the future.（今年から未来が始まる）」と位置づけ、チームの土台づくりに重点を置いてきた。三塁今江や遊撃西岡、ルーキー内を先発させるなど、若い力を活用して、プレーオフ進出まであと1歩に迫った。今後はさらにコミュニケーションを密にして、来季への準備をする。
一方、瀬戸山球団代表はこの日、コーチ、裏方を含めた、球団関係者全員の契約交渉に同席する考えを示した。「全員の顔を見て話したいですから。だから、できれば代理人は使って欲しくない」。監督がナイン全員なら、代表は関係者全員の考えを聞き、チーム向上に役立てるつもりだ。
バレンタイン監督は「米滞在中に、外国人獲得のための情報を収集してきました。フランコやセラフィニを呼び戻すことも含めて、オプションはたくさんある」という。優勝できるチームづくりへ、準備はぬかりない。
バレンタイン監督が21日、再来日した。米紙上で米大リーグ、メッツ監督への復帰が取りざたされたが、「機内にあった新聞で見たよ。興味あることが書いてあったね」とサラリ。頭の中は来季のチーム構想でいっぱいな様子で「秋季練習中に全選手と今季の反省と来季の抱負を話し合いたい」。組閣についても「自分としては今のスタッフでやりたいが、小さなところで変わることもあるだろう」と微調整を示唆した。
千葉県出身でアテネ五輪日本代表の小笠原が同僚の金子、ロッテの清水直、小林雅、ヤクルト・石井、横浜・相川とともに、銅メダルの功績に対して県知事賞を授与された。北海道知事からの感謝状、千葉市民栄誉賞に続く表彰となった小笠原。今オフの北海道内でのCM出演やテレビ出演などの打診を全て断り「去年は（移転元年を前に）そういう役割もあったけど、今年は若い選手がどんどん出てくれれば」と今後の露出を“封印”し、体のケアや休養に専念する考えを示していた。
国際野球連盟（IBAF）のノタリ会長は21日、東京都内でプロ野球の根来泰周コミッショナーと会談し、五輪での野球競技存続のため08年北京五輪でも一流プロによる日本代表チームを編成するよう要望した。
ノタリ会長は「私はアマチュアですが、北京でも強いチームを出して欲しいというお願いをしに来ました」と今回の来日の趣旨を説明。五輪実施競技の変更は早くとも12年夏季大会からになることから、存続が危ぶまれていた野球が北京五輪でも実施されることは確実。しかし、12年以降の削減対象となる可能性が残されており、同会長は「北京で大リーグ選手が出場するかが大切」などと述べていた。
国際野球連盟（IBAF）のノタリ会長は21日、東京・内幸町のコミッショナー事務局に根来泰周コミッショナーを表敬訪問し、「北京五輪（08年）でも、ぜひまた強いチームを出して欲しい」と要望した。また同会長は12年五輪の野球について「開催候補5都市（ニューヨーク、ロンドン、パリ、マドリード、モスクワ）と既に折衝しているが、05年スンガポールのIOC総会で決まったら、あらためて動きたい」との意向を示した。
通信大手の有線ブロードネットワークス（本社東京）が、ダイエー球団の買収を検討していることが21日、分かった。同社広報は「正式な検討には至っていない」としながらも「ダイエー球団の売却が確定し、入札にかかることが決定した場合は、買収するか、しないかを検討する」と話した。球団買収で顧客層を拡大する狙いがあるとみられ「スポーツには（ブロードバンドビジネスの）コンテンツの1つとして長年、興味を持ってきた。日本でいえば、プロ野球は1番人気のあるコンテンツです」と興味を示した。
有線ブロードネットワークスは61年に創業され資本金は約204億円、年間売上高は約1250億円（04年8月連結決算）。全国440チャンネルの有線放送の運営をはじめ、インターネットのブロードバンド事業や通信カラオケ事業などを手がけている。宇野康秀社長（41）は全国高額納税者番付で01年8位にランクされている。既に18日には、同じブロードバンド（高速大容量）事業を手掛けるソフトバンクの孫社長が、ダイエー球団買収の意向を表明している。「ホークス争奪戦」の行方が注目される。
根来泰周コミッショナーは21日、東京・内幸町の事務局で、ダイエー球団佐々木博茂会長と弁護士から興行権譲渡問題などについて説明を受けた。ダイエーは福岡ドームを所有する米投資会社コロニー・キャピタルに興行権を譲渡したことで、9月8日のオーナー会議で野球協約に抵触する可能性があるとの指摘を受け、コミッショナーが中心となりオーナー会議へ調査報告をすることになっていた。根来コミッショナーは「（11月2日の）オーナー会議で色々聞かれたらいかんので聞いた。（ソフトバンクとは）非公式に接触しているというが、ないらしい」と語った。佐々木会長も「もろもろの相談をした。いずれにしても（産業再生機構の動きを含め）来年になるでしょう」と話していた。
有線放送最大手の「有線ブロードネットワークス」（本社・東京）が福岡ダイエーホークスの買収に興味を示していることが21日、分かった。現時点では球団に買収の打診などは行っていないというが今後、産業再生機構に支援要請しているダイエーの経営再建が進められる中で、本格的に買収を検討する構えだ。有線ブロードは飲食店などへの音楽放送、カラオケの大手。球団買収で知名度を上げ、顧客層を拡大する狙いがあるとみられる。
ホークスをめぐっては通信大手「ソフトバンク」が買収への電撃表明をしたばかり。有線ブロードは「ダイエーが産業再生機構のもとで再建を目指していく中で、横やりを入れたくはない」としている。
ダイエーの佐藤賢二球団代表が21日、新球団の選手確保について、Jリーグなどで認められている期限付きレンタル移籍プランを私見として明かした。
来季からパ・リーグに新規参入する球団の選手確保は、統合球団オリックス・バファローズとの分配ドラフトが中心となるが、「普通に考えれば、そんなに強くはならない。同じリーグで戦うし、あまりに弱いチームは困る」とリーグのレベル低下を懸念。
新規球団との戦力均衡化のための暫定的な措置だが、「選手にもチャンスの場が広がる。向こうに行って活躍しても、それは仕方がない」。逆に1軍で出番のない選手にとっては1軍での経験を積ませる場にもなり、“一石二鳥”との見方だ。26日の実行委員会で提案する見込み。
ダイエーの佐々木博茂球団会長は21日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で根来泰周コミッショナーと会談。ダイエー球団と福岡ドームを所有する米投資会社コロニー・キャピタルとの興行権に関する契約内容などについて説明した。事情を聴いた根来コミッショナーは「（11月2日の）オーナー会議で聞かれたら分からんといかんから、勉強しておかないと…」。この件はコミッショナーとパ・リーグの小池会長が調査を担当、11月2日に各オーナーに説明する。
ダイエーの秋季練習が福岡ドームで始まった。プレーオフで西武に敗れたとあって、王監督は練習に先立ち「調整じゃなく、来季を見据えた練習。年齢に関係なく向上心を持ってやって欲しい」とゲキを飛ばした。26日からは宮崎で1、2軍ともに秋季キャンプに入るが、王監督は「同じところでやっているから、コーチの意見交換ができし、動きやすい」と直接打撃指導する方針も明かした。
阪神を退団し、ダイエーの1軍打撃コーチに就任する金森栄治氏が21日、福岡ドーム内の球団事務所を訪れ、正式契約を結んだ。1年契約で年俸2000万円（推定）。一昨年はスコアラーとしてダイエーに在籍し、打撃も指導。「また王監督やチームのみんなと一緒に野球をできるのは嬉しくて、幸せに感じています」。22日に就任の記者会見を行い、背番号などを発表する。
ダイエーの佐々木博茂球団会長は21日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で根来泰周コミッショナーと会談し、ダイエー球団と福岡ドームを所有する米投資会社コロニー・キャピタルとの興行権に関する契約内容などについて説明した。佐々木会長から事情を聴いた根来コミッショナーは「（11月2日の）オーナー会議で聞かれたら分からんといかんから、勉強しておかないと」と説明した。この件は9月8日の臨時オーナー会議で取り上げられ、コミッショナーとパ・リーグの小池唯夫会長が調査を担当し、11月2日に各オーナーに説明する。
楽天とライブドアが加盟申請している新規球団の合否発表は、11月2日のオーナー会議になることが濃厚となった。新規球団受け入れは日本プロ野球組織の審査小委員会が審査、これを受けて実行委員会、オーナー会議で結論を出す。26、29日の実行委員会で新規球団の受け入れの議論を進めて方向性を出すが、発表はあくまで11月2日になる見通しだ。審査小委員会の豊蔵一委員長（セ・リーグ会長）はこの日、「来週に発表ということにはならないでしょう。11月2日になるのでは。いずれにしても、今後の小委員会でそのあたりの段取りを話し合うことになる」と語った。
ライブドアが「命綱」に最後の望みを託す。堀江貴文社長が21日、東京・六本木の同社で会見を開き「参入できた場合の運営方針を青少年育成という観点から」（同社長）表明した。独立リーグへの支援、野球教室などによる地元青少年へのアプローチを通じて地域振興への貢献を目指すという。「参入レース」で不利が伝えられる中、追い風材料である「地元の応援」を懸命にあおった。
四国に続く東北での独立リーグ構想は今月下旬、市民団体「仙台市民球団企業組合」（鈴木悟理事長）が打ち出した。堀江社長は「推進者とコンタクトをとっている。当球団のコーチ、スタッフを派遣する形で支援したい」と全面協力を約束した。青少年教育に関しては、スカウティングディレクターの日野茂氏が野球教室を行っていることもあり「（参入が）認められるかどうかにかかわらず支援はやっていきたい」と明言した。野球だけでなく、コンピューター教育などIT部門での地域支援も提案した。
構想が着々と膨らむ一方で、チームの具体化に関しては楽天に大きく後れを取っている。熊谷副社長が「大体決まっている」と強調するコーチ陣に関し、堀江社長は「合併で余ってしまった人を中心にコンタクトを続けております」と話した。22日にも球場改修計画の会見を開き、必死のアピールを続ける。
ライブドアはホームページで公募していた球団名の「最終投票」を開始した。約6万件の応募の中から「フェニックス」「イーグルス」「シャークス」「ドルフィンズ」「レインボーズ」「ペガサス」「グリーンリーフス」「フォレスターズ」「ドリームス」「フロンティアーズ」の10候補を選定。26日正午まで募集、締め切りと同時に結果を発表する。また同じく公募したチームカラーの投票数1位は「赤」だった。
ライブドアの堀江社長が21日、事実上の“ギブアップ宣言”をした。同社長はこの日、東京・六本木の本社で取材に応じ、「新規参入できなかった場合」について初めて言及。「参入できない可能性もあると思うけど、そういったことがあっても、日本の未来を担う子供達の世代への働きかけを行い、スポーツの振興に役立っていきたい。その一翼を担えれば」と語った。
具体的な活動としては日野茂スカウティングディレクターを中心に、東北の小中学校を訪問して野球教室を行い、ライブドアが全面的にバックアップするというものだ。
青少年へのアプローチ−。堀江社長が見つけた“落としどころ”だった。ライブドアは14日の公開ヒアリングで“アダルト問題”が噴出し、楽天に比べ圧倒的に不利な状況になっている。この日の発言は、明らかなイメージアップ作戦だが、大々的にコーチ人事を発表し、順調にチームづくりを進める楽天とは対照的な姿だった。
堀江社長は「より多くの子供達がプロ野球選手になる夢をかなえられるようにしたい」と理想を語ったが、自分達の置かれた状況が不利だということは、十分に認識している様子。ライブドアの指導を受けた子供達が将来、楽天に入団する可能性もあるかもしれない。
ライブドアは21日、球団名の候補を10個に絞ったことを明かした。22日からホームページで投票を開始し、26日正午に締め切り、即発表する。候補は以下の通り。
フェニックス、イーグルス、シャークス、ドルフィンズ、レインボーズ、ペガサス、グリーンリーフス、フォレスターズ、ドリームス、フロンティアーズ。
楽天vsライブドア。いよいよ新規参入をかけた2社の戦いは佳境にさしかかった。ライブドアは21日、公募中の新球団名を10点に絞り、22日から同社のホームページで決選投票を開始する。組閣を固める楽天に対し、ライブドアはいきなりチーム名を発表する。
先月30日から16日間、ホームページなどで公募した球団名の集計が終了。上位候補の中から厳選10個を、22日から決選投票。26日に即日開票し『仙台ライブドア○○』が誕生する。
採用者には『年間シートプレゼント』などを企画し、派手に始まった球団名公募。約6万件が寄せられたが、うち半数の約3万件は「楽天」「売名行為」といった、悪ふざけしたものが上位独占。堀江社長も「ネットを使うとこういうことがあるんですよね」とガックリ。HP上で常時更新する予定だったランキング発表を取りやめた。
一方で、球団名とともに公募していたチームカラーは投票が多い順に赤、緑、黒。球団名の決定を待って、3色の中からイメージが合う色を選び、ユニホームなどに採り入れる。「ようやくですね。仙台のイメージに合うものばかりです」。中野取締役はほっとした表情を浮かべた。
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プロ野球に新規参入を申請したライブドアは、21日までに、ホームページ（HP）上で公募していた球団名などの集計を終了した。22日午前0時からホームページ上で上位10候補への決戦投票を呼びかける。ただし、悪ふざけと思われるものは除外してある。投票は26日まで。
球団名とともに公募していたチームカラーは投票が多い順に赤、緑、黒だった。球団名の決定を待って、同社が3色の中からイメージが合う色を選び、ユニホームなどに採り入れる。
9月30日の公募開始から10月15日の締め切りまでに約6万件が寄せられたが、うち半数の約3万件は「楽天」「売名行為」など悪ふざけと思われる内容だった。候補の名前は以下の通り。
フェニックス、イーグルズ、シャークス、ドルフィンズ、ドリームス、フロンティアズ、フォレスターズ、レインボーズ、グリーンリーブス、ペガサス
ライブドアが公募で10候補に絞った球団名の決選投票を22日午前0時からホームページ上で開始した。候補は「フェニックス」「イーグルズ」「シャークス」「ドルフィンズ」「ドリームス」「フロンティアズ」「フォレスターズ」「レインボーズ」「グリーンリーブス」「ペガサス」。締め切りは26日の正午。同社関係者は「たくさん投票していただければ。ファンの声を聞きたい」と話した。同時に公募していたチームカラーは上位3位までの赤、緑、黒から選ばれ、ユニホームに採用される。
東北市長会会長の藤井黎仙台市長が21日午前、プロ野球への新規参入審査を進める日本プロ野球組織（NPB）のコミッショナー事務局（東京・内幸町）を訪れ、東北地方を拠点とする新球団の加盟を早期承認するよう要望した。東北市長会は20日、「東北に根差した球団づくりのため、東北63市が連携を図る」などとする決議を全会一致で可決している。
新生・宮城球場に世界初の“足湯シート”ができる。全国名湯普及促進委員会が21日、ライブドアと楽天に、足湯シートプランを持ち込んだ。これは宮城球場の座席の下に可動、加熱式の温泉ボックスを設置し、足を突っ込んでリラックスしながら観戦できるプランだ。米大リーグではダイヤモンドバックスの本拠地バンクワン・ボールパークにサン・プール・パビリオンというジャグジー施設があるが、足湯シートは世界初の試みになる。
同委員会は既に両社に打診しており、好感触を得たことから、この日、正式な企画書を届けた。これまでアテネ五輪の日本代表チームに空輸で日本の名湯を提供するなど、スポーツ支援に積極的で、井上康治総合プロデューサーは「東北はドーム化よりまず温泉でしょう」とアピール。宮城・秋保温泉にも協力を取り付けており、東北6県やビジターの地元の名湯も取り入れる予定。レジャー施設化と寒冷対策を念頭に置いている両社にとっては一石二鳥の夢プランだ。
プロ野球への新規参入を目指すIT関連企業「楽天」（三木谷浩史社長）が21日、都内ホテルでヘッドコーチに前横浜監督の山下大輔氏、2軍監督に元阪神ヘッドコーチの松井優典し、編成部長にはロッテで同職を務めた広野功氏の就任を発表した。
田尾監督、マーティ・キーナートGMが同席した会見で、山下氏は「色んな意味で、内容的には何役もやらないといけないと思っている。現場のヘッドコーチとして監督をサポートするのが1番ですが、新しく誕生する球団だから、選手の獲得だったりとGMのサポートもしていきたい」と強調した。楽天はコーチ陣を15人程度にする方針で、兼任コーチのケースも出てくる。
コーチ、フロントの主要ポストが決定し、早速この日、都内の楽天本社で編成会議を行った。ドラフトでは東北のダルビッシュ有投手を指名する方針。さらに打撃、投手コーチのポストも内定。投手コーチには元横浜の斉藤明夫氏、元阪神の福間納氏が有力となった。またGM補佐を置く方針で、前オリックス監督の伊原春樹氏らを候補に調整中だ。キーナートGMは「来週中にはコーチ陣を発表できる」と近日中に組閣が完了する予定。骨格は出来上がった。
プロ野球への新規参入を申請している楽天は21日、都内のホテルで記者会見し、ヘッドコーチに前横浜監督の山下大輔氏2軍監督に元阪神のヘッドコーチの松井優典氏さらに編成部長にロッテで同職を務めた広野功氏が就任すると発表。キーナートGMは「本物のプロ。3人は知識は申し分なく、経験と情熱も備わっている」と説明した。
慶大時代から親交のある田尾監督を支える山下ヘッドは「肩書抜きで新しいチームを築くために1人何役も務める。自分にとって“楽天地”とはならないでしょうが、やりがいはある」と意欲十分。松井2軍監督は「ファンに喜んでもらえるチームをつくりたい」と話し、広野編成部長も「キーナートGMを今までの経験を発揮しサポートしたい」と抱負を語った。
会見後、キーナートGM、田尾新監督とともに5人のスタッフは三木谷社長を交えて東京・六本木の楽天本社で編成会議を行い、コーチ編成を1軍7人、2軍6人にすることを決定。田尾監督は「予算の関係もあるが、少数精鋭でやっていく」と説明した。コーチングスタッフは新規参入球団が正式に承認される来月2日のオーナー会議後に発表される。
楽天vsライブドア。いよいよ新規参入をかけた2社の戦いは佳境にさしかかった。本命の楽天は21日、ヘッドコーチに前横浜監督の山下大輔氏を迎えるなど一部組閣を発表した。
都内のホテルで行われた会見。山下氏の気持ちはリセットされていた。「監督とかヘッドコーチという肩書抜きで、プロ野球に新しい1ページを築きたい。自分にとって楽天地、いや新天地」。学生時代から親交の深い田尾監督の横で、熱弁を振るった。
「監督よりヘッドの方が…とみていた。天職だと思う」と田尾監督。また、2軍監督に元阪神ヘッドコーチの松井優典氏、編成部長にロッテで同職を務めた広野功氏の就任も発表。1軍は計6コーチが基本線で、投手コーチに横浜OBの斉藤明夫氏をリストアップ。元西武のデストラーデ氏らとも、今後交渉を始める予定だ。
プロ野球新規加盟を申請している楽天（三木谷浩史社長）が21日、東京都内のホテルで会見を開き、前横浜監督の山下大輔氏のヘッドコーチ就任、元ロッテ編成部長の広野功氏の編成部長就任、元阪神ヘッドコーチの松井優典氏の2軍監督就任を発表した。華々しく新体制を発表した楽天とは対照的に、ライブドアの堀江貴文社長は、参入表明後初めて、参入できなかった場合について言及し、明暗を分けた。
大ちゃんが自ら、“GM補佐兼ヘッドコーチ”を宣言した。横浜のユニホームを5日前に脱いだばかりの山下氏は、「まだ現場でやりたかったが、ユニホームを脱がざるを得ない状況の中、声がかかった。新天地が新“楽天”地だとは思ってません。全力で頑張りたい」と決意を語った。
監督からヘッドは、格下げでは？との質問も飛んだが、「新たに誕生する球団では1人何役もしないといけない。GMの補佐的役割をしないといけない」と話した。三木谷浩史社長はアシスタントGMを設置する方針だが、会見で自分からやる気を見せた。
会見に同席した田尾安志監督は「監督よりヘッドの方が素晴らしい。（山下氏は）ヘッドが持って生まれた天職」と持ち上げた。
マーティ・キーナートGMは田尾、山下、広野、松井の4人のスタッフと並び「野球に対する知識、経験、情熱を持った本物のプロ集団をつくりたい」と誓った。
オリックスの中村勝広GMは21日、ポスティングシステムによる大リーグ移籍を視野に入れている近鉄中村紀洋内野手と会談して合併後の新球団への残留要請をしていたことを明らかにした。中村GMは「今週に入ってから1度会った。（引き留めへの手応えは）微妙」。また近鉄の足高圭亮球団代表は、中村と週明けにも会談を持ち最終的な回答を得たいとの意向を明かした上で「そこで（結論を）待ってくれと言われたら（新球団の）プロテクトに入れざるを得ない」との考えを示した。
オリックスの中村勝広GMは21日、ポスティング・システムでメジャー移籍を視野に入れている近鉄の中村紀洋内野手と会談し、残留要請を行っていたことを明らかにした。「今週に入ってから1度会った。（手応えは）微妙」と中村GM。中村は「僕の近鉄への愛着と中村GMの合併球団の顔になって欲しいという気持ちをお互いに話した。今回のことで結論が出るということではない」と話した。また、近鉄の足高球団代表は、中村と週明けにも会談を持つ予定で「そこで（結論を）待ってくれと言われたら、プロテクトに入れざるを得ない」との考えを示した。
オリックスの中村勝広GMが、ポスティングシステム（入札制度）でメジャー移籍の意向を示している近鉄・中村紀洋内野手と統合球団への残留を求めた話し合いを今週初めに行っていた事実を21日、明かした。新球団の中軸として必要な戦力であることを直接会談で伝えたが、感触は今1つだったようで中村GMは「微妙やな」と苦笑いするしかなかった。
新チームの顔になり得る男の思いは、海の向こうに飛んでいた。それを何とか、再び『大阪』へ…。今週始めに中村GMが、近鉄の中村との直接会談に臨んでいたことを明かした。しかしその感触は芳しくなかった！？
「うーん…。微妙ですね。こっちが今、言葉を発すると、色々な捉え方をされる。本人も迷っている？うーん、それも、微妙やな」 ノリはすでに近鉄の足高球団代表には、統合球団には残留せず、ポスティングシステムを容認されてのメジャー移籍の希望を伝えている。現時点ではドジャースが獲得に意欲的と伝えられており、入札を受けて夢実現の可能性は大だ。
しかし、統合球団にとっては、大阪の顔、シンボルが是が非でも欲しい。指をくわえて海外流出を認める訳にはいかない状況だ。中村はまだ近鉄の支配下選手。球団統合という特殊な状況下、他球団の編成部門の長と主砲候補との、異例の直接会談こそオリックスの誠意の表れだった。
ただ、その思いは本人に伝わり切らなかったようで…。複雑な心中から「最後の切り札は、仰木マジックなのかな。今後の展開？うーん、分からんなあ…」と中村GM。諦めムードがありありと伝わってきた。
中村は広報を通じてコメントを発表した。「僕の近鉄への愛着、中村GMの新球団での顔になって欲しいという気持ちをお互い、話しました。今回、会ったことで自分の進路に関して決めることにはなりません。足高代表と会うことになると思うで、色んな人と相談していきたい」。中村GMの熱意もメジャーの夢を翻意させるまでには至らなかったようだ。
近鉄の足高球団代表は中村と来週中にも2度目の会談を行う意向を示した。「（解禁日の）11月1日にポスティングに手を挙げるなら、その前に意思表明もしないと。彼から連絡がなければ、来週中に会いたいとこちらから言わなければ…。来週待ってくれと言われたらプロテクトせざるをえない」と語った。
近鉄・吉田豊彦投手は21日、FA権を行使しない意向を示した。「FAをしても他球団から話があるかどうかも分かりませんからね。どこがいいとか言える立場ではないし、野球をやらせてもらえればいい。流れに身を任せるだけ」。新規参入が実現すれば分配ドラフトで仙台でプレーする場合もあるが、「どこになってもいい」と話した。
近鉄から戦力外を通告された赤堀元之投手が、オリックスと近鉄の合併後の新球団オリックス・バファローズのコーチに就任することが分かった。同投手は当初、現役続行に意欲を持っていたが、選手生活に終止符を打つことを決めた。
先発・成瀬は、1回、栗山に1発を浴び、2回にも、2死一塁から上本に右中間へ適時二塁打を許した。しかし、2回、田中雅がレフトへ適時打を放ち1点を返し、5回には平下がライトスタンドへ1発を放ち同点に追いついた。中盤以降は両チームともランナーを出すものの決め手を欠き、2−2で引き分けた。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西武 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |