わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月29日

李、来季は「日本語」習得[ニッカン]

李が2年目の来季目標に「日本語習得」を挙げた。この日、千葉マリンでウエート中心の練習を行い「野球も日本語もうまくいくといいですね。今シーズンは仲間と軽口をたたくこともできなくてストレスを感じましたから」と話した。これまで宣銅烈(元中日)趙成a(元巨人)ら日本語ができる選手が活躍してきただけに、李もナインとのコミュニケーションを活躍への近道とする。

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バレンタイン監督、ドラフト会議に出席

ボビー・バレンタイン監督が、11月17日のドラフト会議に出席することになった。米国のドラフトは完全ウエーバー制で、編成トップのGMが指名を行うことが多い。そのため日本ハムのヒルマン監督は、米国式に2年連続のドラフト欠席を示唆している。だがロッテでは「監督が参加するのは日本では普通のことだからと話したら、了承してくれました」(宮田編成部長代行)とドラフト会議から現場、編成一体で戦う姿勢を見せる。

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交流試合は5月6日から、実行委で決定[ニッカン]

プロ野球の実行委員会は29日、東京都内のホテルで行われ、来季から導入されるセ、パ両リーグ間の交流試合は5月6日から6月16日(予備日は6月17〜20日)まで実施されることが決まった。交流試合は各カードとも6試合制(ホーム、ビジター各3回戦)で開催され、1チーム当たり36試合を行う。同一リーグ間での試合は、セが各22回戦、来季もプレーオフを行うパは各20回戦で争うことになるため、交流試合も合わせた公式戦の試合数はセが146試合、パはプレーオフを除き136試合となる。

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セ146パ136試合

実行委員会では、来季試合数をセ146試合、パ136試合と決めた。パ・リーグで継続されるプレーオフの試合数は最大8試合開催で調整中。またセ・パ交流戦は5月6日〜6月12日(予備日6月17日〜20日)の期間で開催されることになった。豊蔵議長は「初めての試みなので工夫したい」とし、冠スポンサーをつけイベント性をもたせる方向。

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来季の試合増に選手会賛否問う

労組プロ野球選手会は29日、来季の試合数について賛否を問う考えを示した。この日の実行委員会で内定した試合数はセ・リーグ146試合で、今季より6試合増える形。選手会の松原事務局長は「交流戦が入ったことでの試合数だから理解できる部分はある」としながら「秋季キャンプなどを巡って、各球団の選手の意見を集約し、12月2日の総会で話し合うことになると思います」と話した。選手会は00年に140試合制になった際には、労働条件の悪化につながるとして反対している。

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11・5構造改革協議、新球団も参加

伊藤修実行委員会選手会担当顧問は29日、第1回の構造改革協議会を11月15日に予定し、日本プロ野球組織(NPB)側は新規球団も含めた全球団代表が出席の意向であることを明らかにした。これは一連の球界再編問題の中で出てきた改革の必要性を重視したもので、選手会にも「多くの選手に参加して欲しいのでスケジュール調整をお願いしている」と呼びかけている。議題はドラフト制度や高騰年俸の改革が中心になるが、選手会は新機軸の交流戦運営などについても注目しており、活発な議論が交わされそうだ。

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パ交流戦話し合う

パ・リーグが実行委員会終了後に、交流戦に関する会議を開いた。交流戦における予告先発や指名打者制度、ユニホーム広告の扱いなど意見を統一していくことを確認。日本ハム小嶋オーナー代行は「ビジターの試合でもユニホーム広告をOKにして欲しいとか。そういう話です」。セ・リーグとの意見調整も必要なだけに、リーグの主張ははっきりさせたいようだ。

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新規参入、結論はオーナー会議へ[ニッカン]

◇楽天有利

実行委員会が29日、都内ホテルで開かれ、加盟申請中の楽天とライブドアのどちらかを、11月2日の実行委員会とオーナー会議で新規参入球団として認めることを決めた。実行委では、新規参入を審査する日本プロ野球組織(NPB)の審査小委員会(豊蔵一委員長=セ・リーグ会長)から、2度の後悔ヒアリングの内容や監査法人による財務関連調査などに基づいた最終説明書が提出された。豊蔵委員長は「審査小委としての結論は出していない。どちらか1社を新規参入させると考えていただいていい」と話した。

現時点では、楽天が選ばれる可能性が高くなっている。新球団決定までの流れについて豊蔵委員長は「球団でオーナーを含めて検討していただき、球団としての意向を11月2日に出していただく。そこで結論を出す」と説明した。この日、両社の最終説明書が各球団に持ち帰られたが、合否のポイントは球団経営の継続性になりそうで、複数の球界関係者から企業規模の点などから「楽天が有利な状況に変わりない」との声が上がっている。

14日の2回目のヒアリングで両社は、サイトやゲームソフトなどアダルト系とのつながりも質問された。豊蔵委員長は「両社に特徴や差はあった」と話していた。11月2日に新球団が決まった際には、両社の説明書についても可能な限り公開される予定だ。

パ・リーグ小池会長
「委員会の最終報告ということで聞きました。方向性は出ていません。どっちが有利不利という話は一切なかった。客観的な報告だけでした。2日のオーナー会議で決めるということです。決まればパに加盟、6チームということになる。」

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新規参入球団は「どちらか1社」に[スポニチ]

プロ野球12球団の代表者が出席する実行委員会(豊蔵一議長=セ・リーグ会長)が29日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで開かれ、加盟申請しているライブドアと楽天のどちらかを、新規参入させることで一致。11月2日のオーナー会議で最終結論を出すことが確認された。

会見した豊蔵議長は「どちらか1社を新規参入させると考えていい」と語った。1社参入が決まったことで宮城・仙台市を本拠地とする新球団が誕生することになった。

実行委では審査小委員会(豊蔵委員長)から、公開ヒアリングの内容や監査法人による財務関連調査などに基づいた最終報告書が提出された。報告書に2社のどちらを推薦するかなどの記述はないというが、ある球団の幹部は「資料を見ればおのずと結果は見えてくる」といい、また別の球界幹部は「企業体力の問題。どちらかははっきりしている」と楽天の参入を強く示唆。ライブドアと比較し企業規模が大きく、スポーツビジネスの実績もある楽天の優位は動かないと見られる。実行委では11月2日のオーナー会議直前に開かれる会議で新規参入企業1社に絞り、オーナー会議に諮ることになっている。

◇交流試合は5月

実行委では来季から導入されるセ、パ両リーグ間の交流試合を5月6日から6月16日(予備日は6月17〜20日)で実施することが決まった。交流試合は各カードとも6試合制(ホーム、ビジター各3回戦)で開催され、1チーム当たり36試合を行う。同一リーグ間での試合は、セが各22回戦、来季もプレーオフを行うパは各20回戦で争うことになるため、交流試合も合わせた公式戦の試合数はセが146試合、パはプレーオフを除き136試合となる。

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楽天?ライブドア?実行委明言「1球団参入認める」[サンスポ]

プロ野球実行委員会(豊蔵一議長=セ・リーグ会長)が29日、都内のホテルで開かれ、加盟申請しているIT関連のライブドア、楽天のどちらかを来季から新規参入球団として認めることを確認した。この日は日本プロ野球組織(NPB)の審査小委員会から最終報告書が配布され、絞り込みの協議はなし。現状で楽天優位は動かないが、11月2日午前に開かれる実行委で1社に絞り、同日午後のオーナー会議に諮られることになった。

約3時間の実行委員会終了後、12球団の各委員が手にしていた報告書は、A4判用紙約10センチの束だった。審査小委員会がまとめた最終報告書は、何と600ページに及ぶ“大作”だった。

清武委員
「全部だと膨大な量になるから、まとめたものです。(どちらかという)答申は一切していない。12球団それぞれが判断を固めて実行委員会、オーナー会議で決めようということです。」

報告書をまとめた審査小委の清武委員(巨人球団代表)が説明した。ライブドア、楽天両社についての比較表が10項目。各項目ごとの解説やデータ、両社が提出した資料などを合わせて600ページになった。11月2日の実行委員会、オーナー会議までに読了するのさえ困難な量だ。 そのためこの日の実行委では、具体的な審議はできず。「なぜ合否へむけた議論をしないのか」と、訝しがる空気もあった。実際に「どちらが永続性があるのか」との質問も発せられたが、あくまで議論は行わなかった。「議論せず」は、秘密保持やオーナー会議の権威を保つための暗黙の了解だったという。

清武委員
「実行委員会として、結論を出す出さないという段階ではない。どちらか1社を新規参入させると考えていただいていいと思います。」

豊蔵議長は、どちらか1社を新規参入させることを初めて明言した。これまで2社とも不合格の可能性は否定されていなかったが、これで来季も12球団維持が決定された形。ライブドアか楽天か、各球団は報告書をもとに両社間に優劣をつけて、11月2日の実行委員会に臨むことになる。

昭和29年の高橋ユニオンズ以来、50年ぶりに新規参入球団が生まれることになった。企業規模などで楽天が優位に立っているのは間違いないが、ライブドアも「地元」となる仙台、東北地方で圧倒的支持を受けている。ITの雄が凌ぎを削った参入レースは、いよいよ最終局面を迎えた。

◇セパ交流試合5・6〜6・16で決定

29日の実行委員会では、来季から導入されるセ、パ両リーグ間の交流試合は5月6日から6月16日(予備日は6月17〜20日)まで実施されることも決まった。交流試合は各カードとも6試合制(ホーム、ビジター各3回戦)で開催され、1チーム当たり36試合を行う。同一リーグ間での試合は、セが各22回戦、来季もプレーオフを行うパは各20回戦で争うことになるため、交流試合も合わせた公式戦の試合数はセが146試合、パはプレーオフを除き136試合となる。

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ライブドアor楽天、1社だけ参入OK[報知]

◇実行委で「来季12球団」確認

プロ野球の実行委員会(豊蔵一議長=セ会長)が29日、都内のホテルで行われた。新規参入を希望するライブドア、楽天の両社を審査する「審査小委員会」(豊蔵委員長)から、審査の経過、説明がなされた。同時に各球団に文書を配布。各球団が検討して来月2日の実行委、オーナー会議で参入球団が正式決定する。会議ではどちらか1社の参入を認めることを決め、来季はセ6、パ6の12球団制をとることが改めて確認された。

◇審査小委が詳細報告、清武委員「相対比較」

約4時間半の会議では、小委員会からこれまでの審査の詳細について説明された。今月1日の県営宮城球場の視察、2度にわたる公開ヒアリングの内容、監査法人による財務状況…。小委員会としての分析を伝え、また約3センチの厚さとなる「説明文書」(豊蔵委員長)を各球団に配布。オーナーを交えて、どちらが新規参入に相応しいかの結論を導き、来月2日の実行委員会、オーナー会議で正式決定することを求めた。

球団経営の継続性、安定性、発展性や公共財として相応しい企業、球団であるかということ…など審査項目は6項目あった。「両社の相対比較で、数字を見れば分かるようになっている」と清武委員(巨人代表)。企業規模などの点から楽天がやや優位といえるが、12球団がどういう判断を下すのか。「両社について客観的に述べた。既存球団との比較も含めて記した。小委員会としては報告すべきことを全て説明したつもり」と豊蔵委員長は話し、小委員会としての活動に区切りをつけたことを認めた。

新規参入球団誕生となれば、1954年に高橋ユニオンズがパに参加して以来となる。これまで日本プロ野球組織(NPB)は新規参入が1社になるのか、両方認められないのか、など具体的には言及してこなかった。しかし、阪神・野崎球団社長は「全会一致で1社が参入することを決めた」と明言。豊蔵議長も「与えられた材料を基に1つの球団に絞りたい」として、改めて来季の12球団制維持を認めた。

また、野崎社長は「多数決?協約には4分の3以上の賛成、とありますから」として、議決方法は野球協約にある出席者の4分の3以上の賛成が必要との見解を示した。しかし、重要案件のため「全会一致」とする意見もあり、11月2日までに詰めていくことになる。

◇交流試合の日程内定、アジア杯開催前向き

この日の実行委員会では来季のセ、パの日程についても内定した。交流試合を含め、セ・リーグは146試合、パ・リーグは136試合で、パはこれにプレーオフ(最多で8試合)が加わる。また、交流試合の実施時期についても5月6日から6月16日までで、雨天中止試合の予備日を翌17日から20日までとすることを決めた。

「交流戦の順位付けなど、詳細はまだ検討中。初めての試みで関心も高いことだし、それなりの工夫はしたい」と豊蔵議長。交流試合のスポンサーや交流試合下限定の個人タイトル設定などは継続審議していく。

また、来年11月に実施を目指している日本、韓国、中国、台湾の国内プロリーグ戦優勝チームによる「アジアチャンピオンズカップ(仮称)」については「ぜひ、やろうということになった。試合方式などはまだ未定だが、日本は日本シリーズ優勝チームが参加することになるだろう」とダイエー・佐藤球団代表は話し、実施に向けての反対意見は出なかった。来月上旬に来日予定の韓国野球委員会・朴容・15F3・委員長にも草案が伝えられる。

◇構造改革協議会「公開制」を提案

巨人・清武球団代表が実行委員会の中で、NPBと労組・日本プロ野球選手会とドラフト制度改革など球界の様々な問題を話し合う「構造改革協議会」について、公開制とすることを提案した。会議終了後、東京・神田錦町の球団本部で質問された同代表は「球界は閉鎖的と言われており、透明性を持たせることは必要ではないか」と説明。「構造改革協議会」は11月15日の開催で調整している。

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楽天、年内にも仙台に事務所

プロ野球での新規参入を目指す楽天が、参入決定を見据えて宮城・仙台での拠点づくりを進めていることが29日、明らかになった。

仙台市内には今月上旬に仮設事務所を開設しており、参入が決まり次第、本格的な拠点を設置する。楽天関係者は「仙台に仮設のオフィスはあります。ただ(来月)2日に合格すれば、年内中には正式な球団オフィスを設け、引越ししてオープンセレモニーをやりたいと思っています」と早期始動の計画を示した。

活動開始の土台は着々と整っている。キーナートGM、田尾監督はじめコーチの組閣人事も固まり、あとは来月2日のオーナー会議で正式決定するのを待つばかり。中身が固まった一方で「外枠」の充実も進めている。仙台の仮設事務所には現在3人の担当者が駐在。地元関係各所との綿密な協議を重ねており、拠点を持たないライブドアとの差は大きく広がっている。

参入が決まれば、田尾監督らがすぐに仙台入りして挨拶などを行う。年内に行われる正真正銘の「球団開き」には三木谷社長の出席も見込まれる。宮城球場にも近い場所が予定される球団事務所とともに、華やかな船出で新球団をスタートさせることになる。

◇堀江社長32歳誕生日

ライブドア堀江貴文社長も間近に迫った「審判」の日が気になる様子だった。29日に32歳の誕生日を迎え、午後に東京・六本木ヒルズでの東京国際映画祭に出席。実行委員会については「どちらか1社ということになった?そういうことですか。何か漏れ伝わってこないんですか?」と報道陣に対し気にする素振りを見せた。プレゼントらしき袋を持ってオフィスを後にしたが、やはり本当の誕生日祝いは朗報が1番だろう。

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球場改築でも楽天リード[報知]

楽天が宮城球場改築プランでも1歩リードした。同球場脇に、楽天、ライブドアそれぞれの「建築計画のお知らせ」と書かれた看板が張り出されているが、中身には大きな違いがあることが29日、分かった。

球場の高さでは楽天の4階建て(31.13メートル)に対し、ライブドアは3階建て(19メートル)で楽天がリード。建築の延べ面積は楽天が27433平方メートルで、ライブドアは1万3000平方メートル。1ケタまできっちり試算している楽天に対し、ライブドアは概算だ。さらに、楽天が建築責任者に1級建築士の資格を持つ小川史行氏を据えたのに対し、ライブドアはライブドアベースボールの中野正幾取締役が建築関係の資格を持ち合わせている訳ではない。

改築工事は両社ともに参入決定後1ヶ月以内に開始し、来年3月20日に完了予定だ。新規参入球団の正式決定まではあと3日と迫ったが、この違いも決め手となるのか。

◇デストラーデ氏の招聘断念

楽天が来季プロ野球に参入した場合の1軍打撃コーチとしてリストアップしていた前西武のオレステス・デストラーデ氏の招へいを断念したことが29日、分かった。同氏に対しては、マーティ・キーナートGMが入団を打診、同氏も前向きの姿勢でいたが、その後の交渉過程で条件が合わず、楽天が獲得を断念した。1軍打撃コーチは前横浜の駒田徳広氏の入団が有力。

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企業規模などで楽天優位か−ポイントは体力と情熱[サンスポ]

プロ野球に新しい球団が誕生することになった。球団の身売りや合併などはこれまでもあったが、新規参入は1954年の高橋以来、50年ぶりとなる。

11月2日の最終決定を前に、ライブドアの堀江貴文社長は「やれるだけのことはやった。受からない理由は特に見当たらない」と自信をのぞかせた。一方、楽天の三木谷浩史社長も「具体的な計画もあり、参入の自信はある。我々の新しい血と革新的な考えが野球界を変える」と1歩も引かない。

“吉報”を待つ両社を比較すると、ライブドアは先に名乗りを上げた点に加え、仙台を中心に東北地方では圧倒的な人気を誇る。

楽天は財界の大物を招いた経営諮問委員会などで会社の安定度をアピールし、Jリーグ・神戸の経営参画でスポーツビジネスのノウハウを持つ。

赤字経営が予想される中、いかに長く球団を持ち続ける企業の体力と情熱があるかが選考のポイントになりそうだ。楽天が企業規模などの点からやや優位といえるが、12球団がどんな判断を下すか。

いずれにしても既存球団にない情報技術(IT)関連企業が、旧態依然の球界にどんな新風を吹き込むか期待は大きい。

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堀江社長「どうやって差をつけるんでしょう」[報知]

◇「32」歳誕生日に「サンニュー」決意新た

ライブドアの堀江貴文社長が29日、出身地の福岡で32歳の誕生日を迎えた。「32歳の感想?オッサンになったなあ、というぐらいですよ」と話した。若手IT社長も“老害”と批判したプロ野球のオーナー世代に、少しずつながら年輪を重ねて近づいていっている。

野球のボール型の色紙にサインし、背番号のように32の文字を入れた。添える言葉はいらない。野球一筋の証しだ。「32でサンニュウ?そんなんじゃない。しようもない。そこまでオヤジじゃないですよ」と笑った。この日の実行委員会では新規参入は1球団と発表されたが「どうやって差をつけるんでしょうね」と首をかしげた。この日に参入可否の見通しが出る可能性もあったが、結果は11月2日まで持ち越された。

東京・六本木のオフィスに戻ると、小島克典暫定GMや日野茂スカウティングディレクターらが祝福にかけつけた。「ミーティングではなく、お祝いです。コーチングスタッフもほとんど決まってますから」と小島GM。球団名がフェニックスと決まり、監督もオマリー氏と合意。この日までに球団としての形ができたことが何よりのプレゼントになった。

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ライブドア「我々が参入できる」[ニッカン]

ライブドアの熊谷史人副社長は29日、楽天か自社のどちらか1社の新規参入が確実となったことを受けて「我々が参入できると信じている。(決定日の)11月2日まで最大限の努力をしたい」と力強く話した。

今後は、当落の理由が焦点になるが「落ちる会社と既存球団との差を示してほしい。基準や指針が分からなくなる」と要望し、「本来は免許制にして欲しい」と持論を展開した。

楽天よりも先に仙台を本拠地として申請し、準備を進めてきただけに「仙台に球団ができるという決定は嬉しいし、野球界に新しい風を吹き込めたと思う」と素直に喜んでいた。

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楽天GM「自信ある」コーチ組閣も終了[ニッカン]

プロ野球への新規加盟を申請している楽天のマーティ・キーナート・ゼネラルマネジャー(GM)は29日、楽天かライブドアのどちらかの参入が認められることについて「両社とも参入できない事態は世間が許さないと思っていたし、こういう流れは予想できた。我々が参入できる自信はある」と意欲十分に話した。

この日は東京・六本木の本社で三木谷浩史社長も参加してスタッフ会議が開かれた。同GMは「コーチの組閣が済んだ。加盟申請が認められれば、すぐにでも発表できると思う」と、11月2日にも陣容を明かす考えを示した。

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近鉄選手会が最後の納会[ニッカン]

オリックスと合併する近鉄の選手会は29日、大阪市内で裏方のスタッフらとともに約110人が参加し、納会を開いた。冒頭で礒部選手会長が挨拶。「1月の命名権に始まり、鈴木(2軍打撃コーチ)さんが亡くなったり。極め付きは6月の合併でした。このメンバーで来年こういう会をできないのが寂しいですが、今日は思い切り飲んで色々な話をして欲しいと思います」。約2時間半の会は賑やかながらも、みんなが別れを惜しんでいた。

◇ノリ言葉少な

ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す近鉄中村は相変わらず言葉少なだった。29日、大阪市内で行われた選手会納会後に去就について問われたが「何も決まっていない。決まったら話すから。10月中に話せそう?分からん。それは近鉄次第」と語るにとどめた。約1ヶ月ぶりに公の場に姿を現した27日には「途中経過はいらんと思うし決まったら話します」と語っており心境に変化のないことをうかがわせた。球団はポスティングシステム容認の方向で足高代表も「最終的には中村自身が決めること」としている。

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江本氏らが独立リーグ構想、06年開幕で[ニッカン]

プロ野球解説者の江本孟紀氏らが29日、06年から日本国内で野球の独立リーグを開始する構想を明らかにした。

東京都内で行われた記者会見は、来年から米国の独立リーグに「カルガリー・フォース」という新球団で参入する内容だったが、スペシャルアドバイザーに就任した江本氏が「各方面と協力して、プロを目指している人を広い枠に入れて育てたい」と独立リーグのプランも披露した。

新球団の共同オーナーで米カリフォルニア州の野球学校代表を務める三沢博明氏もリーグの具体的な計画を説明。本拠地はまだ決まっていないが、関東、関西の複数が候補に挙がっており、8チームで06年4月28日開幕。各チーム年間98試合を目指したいとしている。

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米独立リーグ5団体集結−再来年4・28日本で開幕[サンスポ]

米国のメジャーリーグの傘下に入らない独立リーグ5団体のコミッショナー、オーナーが日本に集結し、平成18年4月に8日開幕を目標に、日本での独立リーグ結成を目指すと29日、発表した。

この日午前中には独自運営されてきた各リーグの統一に向けた話し合いがもたれたが、結論には至らず、11月上旬に米国で再度議論されることとなった。統一された場合はその傘下として、されなかった場合はノーザンリーグ(米中北部、カナダを拠点)が日本での発足を目指す。

会見にはノーザンリーグに来季参入するカルガリー・フォース(樋口直人オーナー)のスペシャルアドバイザーに就任した江本孟紀氏も出席。同氏は「日本球界の発展に底辺を広くすることは不可欠。米国で培った独立リーグのノウハウを元に連携し、日本の社会人野球など既存の組織と争うことなく共存共栄していきたい」と話した。

日本で結成された場合、1チーム24人で6〜8チーム、半数を外国人選手にすることで国際色を強めたい考え。秋には日米王者で争うワールドシリーズの開催も考えている。

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江本氏2006年から独立リーグ構想[報知]

野球評論家の江本孟紀氏が29日、2006年から米国式の独立リーグ機構を日本で導入する構想を発表した。

この日、都内のホテルで米独立リーグ・ノーザンリーグに来季から新加入するカルガリーフォースのスペシャルアドバイザー就任会見を行った同氏は「以前から野球の底辺を広げる意味でも日本に独立リーグが必要だと思ってきた。米独立リーグと連携しノウハウを吸収して、日本球界が変わっていくお手伝いができれば」とし、米独立リーグと選手、ビジネス両面の交流を図っていくプランを明かした。

プランでは、06年4月28日から、8チームにより年間98試合を行う方針。移動の費用を圧縮する目的で各チームのフランチャイズは分散させず地域限定型の運営を目指す。スポンサーは個人企業、市民グループ、地方自治体などに呼びかけていく予定。江本氏は「移籍の自由や、年齢、プロ経験など問わずに門戸を開放し、チャンスを与えていく米国型。日本で受け入れられるように、まずはカルガリーフォースを通じて独立リーグの情報を発信していきたい」と訴えていた。

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