わたしはかもめ2004年鴎の便り(10月)

便

10月30日

ボビー「河本好き」

◇獲得へトライアウト見る

ボビー・バレンタイン監督が、日本ハムを自由契約になった河本育之投手に興味を示した。秋季キャンプの稲毛室内練習場で「彼は人間的にも大好きだし、宮田編成部長代行とも相談するかもしれない」と、獲得へ向けた検討に入ることを示唆。

河本は、前回バレンタイン監督が指揮した95年、成本(ヤクルトを戦力外)とともにダブルストッパーを形成。40試合に登板し、4勝3敗10S、防御率1.64を記録した。バレンタイン監督は現時点での状態を把握していないため「今季、彼はロッテとやった最後の数試合で、左打者の時にも登板しなかった。どこか悪いのかも知れないから調査したい」と、11月9日に西武ドームで行われるトライアウトに自ら赴き、河本をチェックするつもりだ。トライアウトで投手を獲得するのは球団の方針でもある。宮田編成部長代行は「中継ぎを厚くしたい」と話している。トライアウトの感触次第で、一気に入団交渉が始まる可能性がある。

ページトップ

ロッテ、河本獲得へ調査[スポニチ]

バレンタイン監督が日本ハムを自由契約になった河本に関心を示した。11月9日のトライアウト(西武ドーム)で直接状態を確かめる方針を固め「彼は人柄もいいし好きな選手」と話した。前回監督時の95年には今オフにヤクルトを戦力外となった成本とダブルストッパーとして活躍しただけに思い入れがある様子。中継ぎ補強を課題とする中「今季終盤は起用されないこともあった。問題点も含めて調査したい」と真剣だった。

ページトップ

ランディ流を導入

ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)と同じトレーニングで柔軟性を養う。臨時コンディショニングコーチとして来日中のバリー・ヘイデン氏は、負荷がかかるヨガの「パワー・ヨガ」と、ジョンソンもやっている、器具を使ってバランスを取る「ピラティス」を導入している。同氏は「両方とも脊髄や骨盤周囲の『体のコア(しん)』が鍛えられ、柔軟性が上がる」と説明。ウエートトレと組み合わせれば、力と柔軟性を兼ね備えた体ができるという。

ページトップ

堀江社長、財務状況言われる筋合いない[スポニチ]

プロ野球への新規参入を目指すライブドアの堀江貴文社長が30日、財務状況が合否の決定材料となることに強い懸念を示した。東京・六本木で行われた「ネットシネマカーニバル」にゲスト出演後、既存球団の財務状況が開示されていないことを指摘。参入が認められない場合には、何らかの行動を起こすことも示唆した。一方の楽天・三木谷浩史社長は参入へ向け企業体力に自信をみせた。

堀江社長は慎重に言葉を選びながらも、11月2日のオーナー会議で正式承認される新規参入球団の審査基準について口にした。

堀江社長
「既存球団は財務状況を出せるんですかね。ちゃんと(審査の)基準を作った方がいい。Jリーグと同じようなものを作らないといけない。」

前日の実行委で審査小委員会の委員長も務める豊蔵議長が「どちらか1社を新規参入させると考えていい」と発言。1社が合格し、1社は落選することが決まった。ある球界幹部は「企業体力の問題。どちらかはっきりしている」としており、企業規模が大きくスポーツビジネスの実績がある楽天の優位は動かない状況となった。堀江社長も現状を肌で感じ取ったのか、既存球団が公表していない財務状況が合否の基準となりかねないことに苦言を呈した格好だ。

さらに堀江社長は「11月2日(のオーナー会議)以降もまた何かあるんじゃないですか。ゴチャゴチャしちゃうんじゃない?」と参入が認められない場合、審査過程を開示するよう求めるなどの行動を起こすことを示唆。同社は水面下で審査基準の明確化を求める文書をNPB側に提出することも検討している。

「ウチは異物かもしれないけど、異物を入れた方が活性されて結果としていい。企業再生と同じように外部の力を入れないと駄目」と堀江社長は話した。新規参入球団が正式決定するまであと3日。IT社長の最後の訴えは届くのだろうか。

ページトップ

堀江社長が1社限定に不満…落選濃厚で悲痛な叫び[サンスポ]

プロ野球への新規参入を目指しているライブドアの堀江貴文社長は30日、東京・六本木のテレビ朝日でチーフアドバイザーを務めるテリー伊藤氏とともにイベントに参加。新規参入を最終決定するオーナー会議を11月2日に控え「基準を作り(1社でなく)どんどん入れるべき」などと発言。ライブドア落選濃厚の状況を受け、悲痛な叫びで訴えた。

明らかに声のトーンが変わっていた。ここまでオマリー氏の監督就任や仙台の地元ケーブルテレビ局との提携など、着実にチーム作りを進め、新規参入に自信を見せていた堀江社長。しかし、29日の実行委員会から一夜明けて、その強気な姿勢に変化が表れていた。

堀江社長
「やる気があるんだから、入れてほしい。ウチみたいな異物を入れた方が(球界の)活性化につながると思うし…。」

不利は承知の上での最後の呼びかけ。実行委では1社のみの参入が認められることが明らかになり、来月2日には確実に"敗者"が生まれる状況ができあがった。もちろん有利なのは楽天。それは堀江社長の耳にも当然、届いていた。

だからこそ「(野球界の状況が)苦しいのは誰もが分かっている。やっぱり外部の血を入れていかないと」と悲壮感を漂わせて必死の訴え。さらには「しっかりと基準を作って(手を挙げた企業は)どんどん入れていくという態勢を作って欲しい」とし、1社に限定された新規参入枠にも不満の色を浮かべた。

チーフアドバイザーを務めるテリー伊藤氏からも「万が一ライブドアが落ちたらどういう説明になるのか…」という弱気な言葉が漏れ「ダメだったときのことなんて考えてません」。最後はいつもの強気な言葉で締めた堀江社長だが…。会場を去る後ろ姿には、窮地に追い込まれた苦しさが滲み出ていた。

◇堀江社長の自信の?コメントあれこれ

[9月16日]楽天が参入を検討していることに対し。
堀江社長
「野球の旨みが分かったんでしょう。いいんじゃないですか(パ・リーグは)6球団でも、7球団でも。」
[9月24日]宮城県の浅野知事を訪問後。
堀江社長
「勝算があってやっている。(仙台)撤退は考えていない。」
[10月6日]第1回ヒアリングを終えて。
堀江社長
「大学受験と一緒。焦ったってしようがない。今まで受からなかったことはない。」
[10月28日]訪問先の福岡市で会見。
堀江社長
「やれるだけのことはやった。受からない理由は特に見当たらない。」

◇楽天・三木谷社長「ふたを開けてみないと」

楽天の三木谷浩史社長は大分市で記者団に「どっちかに決まるね。新聞で(楽天有利との記事を)読んだが、ふたを開けてみないと分からない」などと胸中を語った。この日は経営に参画しているJリーグ、ヴィッセル神戸の試合を観戦。既にスポーツ経営の経験を持ち、企業体力の点からもライブドアより優位とみられる。三木谷社長は「自信を持ってやるしかない。補強は大丈夫。外国人選手も編成の方で進めている」と余裕の表情。当日は東京の本社で待機、報道対応も用意するという。

ページトップ

不透明許さん!!堀江社長のプライド!![ニッカン]

◇「新規参入の基準ない」

プロ野球へ新規参入申請しているIT関連企業「ライブドア」の堀江貴文社長が30日、ライバル楽天が有利な状況の中、「審査では何を目的に考えるのか。ウチは異物かもしれないが、より異物を入れた方が球界は活性化する。企業再生と一緒で外部の力は必要」と最後の猛アピール。新規参入決定のプロセスに対しても「サッカーJリーグのような新規参入の基準をある程度つくるべき」と球界に問題提起した。

ライブドアか楽天か、どちらか1社に絞られることになったプロ野球の新規参入。企業財務力など総合的な判断から、各球団が楽天有利を示唆する情勢の中、ライブドアの堀江社長が、牽制球を投じた。この日、格闘技「PRIDE」タイトルマッチの調印式に特別参加。挑戦者クイントン・ジャクソンへ花束を贈呈した堀江社長は「常にガチンコ勝負でやってます。落ちたケースは考えてないです」とキッパリ語った。

そして審査する機構、ファンに対し一石を投じるように語りかけた。テーマは「活性化」だ。

堀江社長
「審査では何を目的に考えるのか。現状の球界が良くないことは、誰もが分かっている。巨人戦の視聴率も下がって、内部改革は必要だが、これまでダメだった内部の力だけで改革できるんですか。ウチは異物かもしれないが、より異物を入れた方が活性化する。企業再生と一緒で、外部の力を入れないと。」

楽天有利の流れを変える−とばかりに、新規参入を猛アピールした。

機構側は審査の重要なポイントとして、球団を長期間、保有できる企業体力を挙げている。だがライブドア関係者からは、楽天との比較だけではなく、既存球団と比較した場合の声が出ている。企業の健全性も同様の指摘で、審査前から新規参入の明確な基準がないのが現実。堀江社長も、その点の疑問を拭えない。

堀江社長
「前々から言ってますが、サッカーJリーグのような新規参入の基準をある程度つくるべきじゃないかな。既存球団との比較だって出せるんですか?出せないと思いますよ。そういう問題を含め(審査結果で)またゴチャゴチャしてくるじゃないかな。」

審査する側=既存球団や機構側にとっては、耳の痛い言葉の数々…かもしれない。機構側を刺激しかねない、そんなリスクを背負った上での「提言」に、耳を貸す価値はありそうだ。

◇「2社とも参入」

ライブドアのチーフアドバイザーに就任した演出家テリー伊藤氏が、堀江社長とイベントで共演。新規参入が1社に決定したことを受け「2社とも参入?その通り。1つ落とすということは、セ6対パ6で打ち止めになる可能性がある」と注文を付けた。球界発展には球団数の拡大が必要−が持論で「万が一、ライブ(ドア)が落ちたら、どう説明するのか。3ヶ月前までは8対8なんて話も出ていたのになあ。本当はソフトバンクなんかも、新規参入して欲しかった」と訴えていた。

ページトップ

楽天三木谷社長は余裕の笑み[ニッカン]

楽天の三木谷浩史社長は泰然自若の姿勢で吉報を待つ。サッカーJ1神戸の社長も務める三木谷社長は30日、大分スタジアムで行われた大分−神戸戦を観戦した。あいにく神戸は大分に0−2で完敗。だが、新規参入を目指すプロ野球チームは、企業体力の観点やスポーツ経営のノウハウを持っていることから「楽天有利」の声が支配している。この日も「フタを開けないと分からない。自分らとしては自信を持ってやるしかない」と言葉こそ慎重ながら、表情には余裕すら漂わせた。

チームの骨格も着々と構築中だ。外国人を含めた補強については「編成に任せているし、大丈夫。私はハンコを押すだけ」と自信たっぷり。最後は「決まるまで、皆さん聞くことないでしょ」と、報道陣に余裕の笑みを向けた。2者択一の決定が下される11月2日のオーナー会議当日は、東京・六本木の本社で待機。報道対応も用意しているという。

ページトップ

楽天、参入決定と同時にコーチ陣発表も[スポニチ]

楽天の三木谷社長は大分スポーツ公園総合競技場で行われたJ1の大分−神戸戦を観戦。オーナーを務める神戸は0−2で大分に負けたが、11月2日のオーナー会議では“ライバル”に負けるつもりなどはない。

「新規参入?フタを開けてみないと分からないですけど、自分達としては自信を持っています」。既にスポーツ経営の実績を持ち、企業体力でもライブドアを上回ることから、表情には余裕すらうかがえた。

球団構想も着々と進んでいる。「補強は整ってきました。外国人も今、編成がやっています」と明言。参入決定時は東京・六本木の本社で待機し、会見も行う予定。同社関係者は「コーチ陣も発表できれば」としており、スタッフ発表も同時に行われる可能性がある。

ページトップ

プロテクト流動的

◇BW・Buトップ会談

オリックス、近鉄のトップ会談が30日、大阪市内で行われ、合併新球団のプロテクト選手25人が大筋で決まった。会談にはオリックス小泉球団社長、同中村GM、近鉄足高球団代表らが出席。中村GMは「流動的な部分がある。中村、礒部、岩隈?そこが流動的な部分。3選手ともプロテクトしたい?希望はそう」と話した。同GMはさらに、3選手の扱いについて1歩踏み込んで発言。メジャー移籍を目指す中村については「返事を待っている状態」と話した。礒部、岩隈をプロテクト後に移籍させる可能性を問われると「ルールに乗っ取ってやりたい」と、微妙な言い回しをした。11月4日の期限までに詳細を詰める方針という。

ページトップ

ノリがメジャー移籍“熟考”で統合球団プロテクト枠入り[サンスポ]

ポスティングシステム(入札制度)での、今オフのメジャー移籍が有力視される近鉄・中村紀洋内野手が統合球団の「オリックス・バファローズ」のプロテクト枠に入ることが30日、分かった。11月4日にプロテクトされる25選手は固まるが、中村のメジャー移籍表明が4日以降にずれ込む可能性が高くなったための措置。ノリの熟考モードに球団も配慮した。

メジャー移籍を視野に入れるノリの態度表明が、統合球団のプロテクト枠が決定する11月4日以降にずれ込む公算が大きくなった。そこで球団側はプロテクト枠25人の中に『中村』の名前を入れることを決定。この日、近鉄の足高球団代表は中村の扱いに関して「プロテクトを考えなければならない状況」と話した。

当初は11月1日のポスティングシステム解禁日と同時に、近鉄球団が本人の意向に沿って手続きを開始する可能性が高かったが、現在は慎重にタイミングを見計らっている状況。統合球団にとって、プロテクトの貴重な1枠をメジャー流失が濃厚な選手に使うのはもったいないが、もしもノリを入札する球団がなかった場合の“受け皿”として保険はかけておきたいのが本音だ。中村の“熟考”が、統合球団の編成計画にまで影響を及ぼし始めた。

◇「ショップバフィ」が31日閉店

本拠地が藤井寺球場から大阪ドームに移転した97年に開店したオフィシャルショップ「ショップバフィ」が31日で閉店する。10日から行っている在庫一掃半額セールは大盛況で例年の10月の7〜8倍の売り上げを記録。「約8年でしたけど、その間にパ・リーグ優勝(01年)はありましたけど、日本一セールができなかったのが心残りです。やはり寂しいですね」と営業部の福家章課長としんみり。

ページトップ