11月13日11月13日ロッテの「ボビーサンタ」がファンサービスを実践した。ボビー・バレンタイン監督が13日、JR海浜幕張駅前のガーデンウォークで行われたクリスマスのイルミネーション点灯式に参加。真っ赤なサンタクロースの衣装に身を包み、カウントダウンしながら点灯した。クリスマスツリーに明かりがともると、集まった500人から歓声があがった。
バレンタイン監督は「コスプレ」要請にも2つ返事でOK。ファンサービスも率先した。いわばロッテの「営業企画部長」ともなり、観客増員へアイデアも温めている。MLBのプロモーションの専門家を招聘し、本場のファンサービスを行う計画も立てている。「色々プランを練っています。たくさんの人にマリン球場に来て欲しい」と語った。
試合前にファンをグラウンドに招き、選手、監督と記念写真を撮るアイデアも持っている。さらにカップルデーなどを設け「球場で相手を探していただいてもいい」と話した。イベントではファン1人1人と握手会も行い、最後までサービスに努めていた。
ロッテのバレンタイン監督が13日、千葉・海浜幕張駅前のアウトレットモール・ガーデンウォーク幕張のクリスマス・イルミネーション点灯式に参加した。サンタクロースの衣装で登場し、腰をくねらせるダンスも披露。「来年も球場へ来てください」と訴えた。ボビー人気にわいた今年は、前年比30％増で球団新記録の159万6000人を動員。ファンサービスに力を注ぐ指揮官は、本場メジャーの営業企画担当招へいを球団と検討中だ。「ファンと選手がグラウンドで写真を撮ったり、カップル・デーや球場で（交際相手を）探す日もつくりたいね」と独自のアイデアも披露。約500人との握手会もこなし、ファンサービスを実践していた。
ボールパークの専門家が、来季の千葉マリンをレジャーランドに変える−。ロッテのボビー・バレンタイン監督が13日、米大リーグなどでイベントを手がけるプロモーターを球団に招聘するプランを明かした。既に4、5人の候補者に絞られており、「日本の野球はイベントが少ないので、もっと賑やかにしたい」と“本場”の力を借りて来季を盛り上げる考えだ。
テーマはファンサービスの充実だ。千葉・海浜幕張駅前のアウトレットモール「ガーデンウオーク」でイルミネーション点灯式に出席した指揮官は、真っ赤なサンタクロースの衣装で登場。その意気込みを実践して見せた。約500人のファンを前に「来季は球場に来た子供達全員にグラウンドに入ってもらったり、選手との写真撮影会、カップルへのサービスも考えている」と、自らのアイデアも披露した。
11日の営業会議にも率先して出席するほどファン層拡大に力を注ぐ指揮官は「（ファン層拡大は）ロッテだけでなく、球界の問題。色んなアイデアを練っている」と力を込めた。合併、新規参入、買収騒動と揺れる日本プロ野球を、バレンタイン監督はメジャー流の手法で改革していくつもりだ。
楽天が13日、白ずくめで船出した。消滅した近鉄の2軍本拠地だった大阪・藤井寺球場で39人（欠席1人）の“第1期生”と田尾安志監督ら5人のコーチ陣が集まり秋季練習を開始した。用意された練習用ユニホームは真っ白で左胸に「楽天」のマークだけで新鮮さが目立った。
スタンドの中学生が「小学生みたい」と言った。キャプテン礒部は「社会人野球かな」と照れた。小柄な大島は37歳でも「高校生っぽいでしょ」と笑った。真っ白な帽子が新鮮だ。
脇の下にエンジのラインが入っているが、左胸に「楽天」のロゴが入っただけの純白のユニホームが清々しい。白いズボンは旧所属球団のものだから、濃紺の太い線が近鉄、細い線がオリックスと見分けがつくだけで、別のチームには見えなかった。ただし、キーナートGMは困った。「まだ、顔と名前が一致しない選手がいるんです。早く名前をつけないと！」。これには選手もマスコミもファンも同感だった。
いよいよチームは船出した。と言っても現実には「手弁当」状態。足りない部分だらけで、この日は打撃投手が1人。そこはみんなで補い合うしかない。フリー打撃の途中からは山下バッテリーコーチや野手が交代で投げた。
バント練習場では大島が近鉄時代に伸び悩んだ森谷にセーフティーバントの極意を教えていた。「快足」という潜在能力を引き出してあげようと助け船を出したのだ。「垣根なんか最初からないよ」と、先輩大島が言えば、「バントは苦手だったんです。声をかけてもらえて嬉しかった」と後輩森谷が感謝した。
ちょうど1ヶ月前の10月13日、楽天は田尾監督の就任を発表した。11月2日、新規参入が正式決定、そして5日前に分配ドラフトで“第1期生”が生まれ、この日初めて野球チームとして動き始めた。激動の日々を奔走した米田球団代表が感激した。「1カ月前には選手がいなかったのに、練習初日を迎えられるなんて…。白いユニホーム、いいじゃないですか！」。
練習着を発注したのは3日前。楽天ワッペンをはるだけの簡単なスタイルにして間に合わせた。スピード重視のIT産業らしい早業は、チームワークまで素早く生み出した。
これぞ楽天式サプライズ？トレーニングコーチとして就任するライベングッド氏は米ペンシルベニア州出身。現在、都内で総合フィットネス施設「ジェフフィットネス」を主宰している。有名実業家や政治家らのパーソナルトレーナーとして高級スポーツクラブへの出張指導も行っている。歌手のhitomiのプロポーションづくりも担当しており、著書も多く、女性誌のダイエット特集でもアドバイスを送っている。
「セレブ」が注目するトレーナーだが、スポーツコンディショニングの知識は豊富。横田基地を退役後、脳解剖学をはじめ、身体機能障害治療法、栄養学、体力とコンディショニングなどの研究に励み、あらゆる資格を取得。特に個人メニューを作成しての体づくりには定評がある。
楽天の三木谷浩史オーナー、マーティ・キーナートGMとも交流があり、田尾監督にも紹介。コンディショニングについて語り合ううちに、意気投合してコーチ就任が決定した。
各界で人気のトレーナーだけに常勤、非常勤かは未定だが、15日から秋季練習に参加。選手の動きや体力測定を行い、綿密なオフの個人メニューを作成することになっている。田尾監督は「1月までのオフの過ごし方が重要。いい準備をしてもらいたい」と「ジェフ式メニュー」に期待を寄せた。
ソフトバンクへの球団売却が決まったダイエーが、22日に福岡市内のホテルで行われる球団納会で、選手達に売却までの経過や今後についての説明を行うことになった。13日、木村球団広報部長は「宮崎キャンプは主力選手がいない。その後、みんなが集まるのは22日の球団納会くらい。そこで選手に説明がされると思う」と話した。これまで売却問題について選手への説明は行われておらず、文字通り22日がダイエーホークスとしての「納会」となる。
「イオン オールスターシリーズ2004 日米野球」は、14日に東京ドームで最終戦が行われる。4連敗後に3連勝した全日本の王監督が13日、日本球界もメジャー公式球を取り入れるべきと提言した。日本では近年“飛ぶボール”が主流となり本塁打数が激増しているが、メジャー公式球を使用している今回の日米野球では、全日本は7試合でわずか1本塁打。「メジャーのボールは本当にシンを食わないと飛距離が出ない。日本が本当にアメリカに追いつきたい、勝ちたいという気持ちがあるなら、日本も公式戦でメジャー球を取り入れる方向で見直していいんじゃないか」と話した。
日米統一を訴える背景には、06年3月にはスーパーW杯の開催が予定されていること、さらに乱打戦が減ることで試合時間の短縮にもつながるとの見解がある。王監督は「最初は戸惑うかもしれないが、松井秀だって1年目の16本から今年は31本打ったように要は慣れ。ボールが統一されれば08年頃の日米野球では対等の勝負ができる」と力説していた。
ソフトバンク・孫正義社長が22日のダイエー球団納会に、特別ゲストで出席する可能性が出てきた。ソフトバンクと球団売却を基本合意したダイエーは13日、福岡市内のホテルで行う球団納会の席上、首脳陣、ナイン、球団職員に身売り報告をすることを決めた。年内に全員が集まる最後の場となるため、それまでに売却の最終合意に達していれば、新オーナーとの対面まで一気に現実のものとなる。
ダイエーホークスのお別れ会になるはずの納会は、まさに新オーナーの孫社長にとっては絶好の顔見せの場。ソフトバンク関係者はこの日「納会に出席？まだ合意に達していないので、正式に決まるまでは」と言葉を濁したが、スケジュールの都合がつけば出席、もしくはビデオレターでの挨拶を視野に入れているようだ。
球団では15日の実行委員会でソフトバンクへの球団売却を表明する運びとなっており、同日、宮崎秋季キャンプ中のナインに経過報告をする予定。だが、松中、城島ら主力選手はキャンプに参加しておらず、木村寛広報部長は「選手会には連絡を取っているけど、全員が集まるのは納会ぐらいしかないので」と、球団納会で正式な報告を行う意向。さらに孫社長との対面となれば、「11・22」がホークスにとって大きな節目の日となる。
東北楽天ゴールデンイーグルスが13日、大阪・藤井寺球場で秋季キャンプをスタートさせ、近鉄の選手会長として合併に反対してきた礒部も参加した。「まだ正式なものでなくても、みんなが同じユニホームで練習をすると気持ちが1つになる」と、バラバラのユニホームだったオリックスの秋季練習をちくり。自身は打撃練習はせず、ランニングとキャッチボールなどの軽めのメニューをこなしただけ。それでも「入団1年目という感じだ。新鮮な気持ちでできた」と満足げだった。