わたしはかもめ2004年鴎の便り(11月)

便

11月16日

北のドクターKを指名

ドラフト会議で「北のドクターK」と呼ばれる北海道栄の木興拓哉投手(18)を指名する。木興は最速143キロを誇る本格派左腕。今夏の室蘭支部大会1回戦で強豪の室蘭大谷からいきなり17三振を奪った。夏の大会は計4試合、33回を投げて49奪三振をマークしている。宮田編成部長代行は「チームの若手左腕と競う力を持っており、バイタリティーもある」と語った。

ページトップ

ロッテが“北のドクターK”北海道栄高・木興の指名へ[サンスポ]

ロッテが、北海道栄高の木興拓哉投手(18)を指名する方針であることが16日、分かった。甲子園出場経験はないが、左腕から繰り出されるMAX143キロの直球とキレのよいスライダーを武器に、今夏の地区予選1回戦で17三振を奪うなど好投した“北のドクターK”。宮田編成部長代行も「高校生の中では高いレベル。非常にバランスのいい投手」と評価した。

また、日本国籍を持つ右腕、マイケル・ナカムラ投手(28)=前ブルージェイズ=、福岡工大城東高・柴田講平外野手(18)もリストアップしている。

ページトップ

ロッテ“北のドクターK”木興指名へ[報知]

◇2004年ドラフト会議

千葉マリンで最終スカウト会議を開き、北海道栄の左腕・木興拓哉投手(18)を指名する方針を固めた。木興は“北のドクターK”の異名を取り、今夏の南北海道・室蘭支部大会1回戦では強豪の室蘭大谷を相手に17奪三振。決勝では夏の甲子園を制覇した駒大苫小牧に惜しくも敗れたが「高校左腕の中でかなり高い評価。勝ち気な性格もいい」(宮田編成部長代行)とマークを続けていた。

また、秋季練習にテストで参加した前ブルージェイズの日豪2世右腕、マイケル・ナカムラ投手(28)の指名方針も確認した。日本ハムとの競合は避けられないが、ドラフト会議に初出席するバレンタイン監督は、この日の最終チェックに参加し「(戦略的に)満足だ。ナカムラも気に入ってるしね」とウインクした。

ページトップ

ロッテがナカムラ投手指名へ[ニッカン]

17日のドラフト会議で、自由枠で手嶌(新日本石油)久保(松下電器)の獲得が決まっているロッテは16日、4巡目以降でマイケル・ナカムラ投手(28=前ブルージェイズ)と木興(北海道栄高)両投手を指名する方針を固めた。日本国籍を持ち、入団テストを受けたナカムラは日本ハムとの競合も予想される。

自由枠以外の指名は手薄な外野手など4、5人を予定。バレンタイン監督は「今日は指名候補について報告を受けた。ナカムラも候補。興味を持って見ている」と話した。

ページトップ

ソフトバンク本格始動

通信大手ソフトバンクが「12・24」新球団誕生に向け、本格始動する。これまでダイエーが売却を公表しなかったことから、ソフトバンクとしても動きづらい面もあったが「プロジェクトチームなどを考えないといけないでしょう」とソフトバンク関係者。今後、球団運営に携わるプロジェクトチームを立ち上げ、新生ホークスの準備に取り掛かる予定だ。12月6日に行われるヒアリングには、孫正義社長が出席する方向でスケジュール調整する。孫社長が挨拶回りのため、近日中に福岡入りする可能性もある。12月24日のクリスマスイブまで1ヶ月余り。新球団誕生への動きが加速する。

ページトップ

岩隈板ばさみ

◇オリックス、楽天ナインとゴルフ

オリックス・バファローズ入りに難色を示している岩隈久志投手が16日、オリックス、楽天ナインの間で板ばさみになった。この日、兵庫県加東郡で行われた近鉄投手会のゴルフコンペに参加。先日、背番号「21」を岩隈に譲りますと申し出、この日はプライベートで来場していたオリックス・ユウキが「あいつがいるのといないのでは15勝違う。チームのために来て欲しい」とあらためてコメント。さらに、ラウンドはオリックス入りする高木、山本と同組だった。一方、楽天藤井からは「やっぱり一緒にやりたいです」と逆ラブコールを送られ、心を揺さぶられた。

岩隈は18日にオリックス中村GMと会談するが「GMだけでなく(小泉球団)社長とももう1度話したい。自分の条件をどう考えているのですかね」。騒動の決着には、もう少し時間がかかりそうだ。

ページトップ

楽天ミンチー獲り!既に交渉中[報知]

楽天が今季限りでロッテとの契約が切れたネイサン・ミンチー投手の獲得交渉に入っていることが16日、分かった。即戦力の先発投手集めに苦戦している楽天にとって、新天地での復活を目指す右腕は理想的な存在だ。

ミンチーは00年に広島からロッテに移籍。01年に最優秀防御率(3.26)に輝くなど昨季までの6シーズンで5度の2ケタ勝利を挙げる安定感を見せたが、今季は7月に右ひじの遊離軟骨除去手術を受けたことに加え、バレンタイン監督の下、登板間隔など起用法の違いもあって波に乗れず、12試合で4勝3敗、防御率5.70と低迷していた。

田尾安志監督はこの日、ニッポン放送に出演後に「外国人は投手3人、野手3人欲しい。確実に結果を残してもらわないと困るから、日本の文化に慣れている選手の方が、メジャー、マイナー選手より安全」と日本経験者を集める方針を明かした。4番候補としてはこの日、ヤクルトの保有権が切れたアレックス・ラミレス外野手について「キャラクターとして素晴らしい。実力もあるし、魅力はある。可能性があるなら何とか」と熱望したが「マネーゲームはしたくない」と年俸が高騰傾向にあることを懸念した。

ミンチーは今季推定年俸2億5000万円で、補強費の範囲内。年俸交渉の駆け引きよりも、新天地を模索しているだけに、交渉はスムーズに推移しそうだ。楽天を弱小球団にさせないためにも、外国人エースの存在は不可欠だ。

ネイサン・ミンチー(NATHAN MINCHEY)
1969年8月31日、米テキサス州生まれ。35歳。87年のドラフト2巡指名でエクスポズ入り。93年にRソックスでメジャーデビュー。98年に広島に入団し、15勝11敗をマーク。ロッテに移籍した01年は3.26で防御率1位に輝く。今季は6月に右ひじを手術したため、12試合で4勝3敗だった。日本での7年間で通算187試合、74勝70敗、防御率3.64。203センチ、118キロ。右投右打。

ページトップ

楽天・ラミレス、17日にも決定[スポニチ]

ヤクルトのアレックス・ラミレス外野手の楽天移籍が16日、決定的となった。ヤクルトとの独占交渉権が切れるこの日までに契約が合意に達しなかったもので、2年連続100打点を記録した主砲流出は確実。既に獲得に名乗りを上げている楽天は、交渉が解禁となる17日にもラミレス側と接触。早ければ即日「楽天・ラミレス」が誕生する。

楽天にこれ以上ない“最強助っ人”が加わることになった。三木谷オーナーが実行委員会にエクスパンションドラフト実施を求めて乗り込んでから、わずか1日。ヤクルトとの来季契約交渉が決裂したラミレスが、杜の都へやってくることが確実となったのだ。

ヤクルトは独占交渉権が切れるこの日、これまでの「3年総額7億円」から、出来高部分を上方修正した3度目の条件提示となる「3年総額9億円」を代理人であるピーター・グリーンバーグ氏に提示。だが、合意には至らず事実上の退団が決まった。シーズン終盤の時点では来季残留で基本合意していた主砲のまさかの“翻意”に、多菊球団社長は「これからも交渉は続けていく」と強気な姿勢を示したが、交渉に当たった中島国際部長は「ウッズなどの条件を参考にしているようだが、球団によって評価の基準は違う。ウチとしてはベストの条件。向こうが妥協してくれれば糸口は見えてくるかもしれないけど」と苦渋の表情を見せた。

ラミレスは03年に本塁打、打点の2冠に輝くなど来日4年で124本塁打、414打点と結果を残している。楽天はその実力もさることながら明るい性格と「アイーン」「ゲッツ」などのパフォーマンスでの人気面も評価。この日、ニッポン放送のラジオ出演後、田尾監督は「キャラクターも素晴らしいし、実力もある。獲れる可能性があれば何とかと思ってます」と慎重に獲得意思を表明し、就任当初からラミレスを補強の筆頭候補に挙げていたことも明かした。

球団では交渉が解禁となる17日にも代理人側と接触。条件面についても三木谷社長が約束している「ポケットマネー」によるプラスアルファも含めてヤクルトを上回る「3年総額10億円」を用意。田尾監督も「実力に見合った額を出す」と話し、一気に契約までこぎつけたい考えだ。

ラミレスも4年間在籍したヤクルトに愛着はあるが、条件さえ整えば移籍に支障はない。ツバメからワシへ。ラミレスのバットが新球団の歴史をつくることになる。

ページトップ

セパ交流試合の原案固まる…12球団営業担当者会議[サンスポ]

プロ野球の12球団営業担当者会議が16日、東京・銀座のパ・リーグ事務所で開かれ、来年5月16日から6月16日に開催される交流試合やオープン戦の原案を固めた。各球団で再検討し、セ、パ両リーグの理事会を経て正式承認される。

ページトップ

「福岡」「ホークス」を継続使用…ソフトバンク・孫社長[サンスポ]

ソフトバンクへの譲渡が大筋で決まっているダイエーの新球団名に「福岡」と「ホークス」が継続使用される方針であることが16日、分かった。10月18日の会見でソフトバンク・孫正義社長が「福岡とホークスはそのままでいいと思っている」と発言。地元財界からは「九州」の案も出ていたが、関係者によると、12日の同社長とダイエー本社・蓮見敏男社長との会談で「福岡」と「ホークス」を残す方向でまとまった。残るのは「福岡〇〇〇ホークス」の真ん中の部分のブランド名。ソフトバンクが特別チームを編成して検討中だ。

11月末までに譲渡申請書提出…ダイエー・佐々木球団会長 プロ野球実行委員会でソフトバンクへの球団譲渡が大筋で了承されたダイエーの佐々木球団会長は16日、東京・銀座のパ・リーグ事務所に小池会長を訪ね、譲渡に向けての今後の手続きを確認した。同会長は「昨日(実行委)の結果を受け、今後の仕事の段取りと指導を受けた」と説明。球団譲渡の申請書提出時期については「12月6日のヒアリングが条件になっているので、11月末までには」と話した。

ページトップ

岩隈、18日に中村GMと話し合い[スポニチ]

合併球団オリックス・バファローズ入りに難色を示している近鉄の岩隈は16日、オリックスの中村GMと18日に大阪市内で話し合うことを明らかにした。この日、兵庫県内のゴルフ場で行われた近鉄の投手会ゴルフコンペに参加。分配ドラフトでオリックス入りが決まった山本、高木らから熱烈な“勧誘”を受けたが「気持ちは変わりません。話してからです」。岩隈は球団側に条件やチーム方針などを聞きたい意向で「長引くかもしれない。(小泉)社長とも話してみたい」と話した。

ページトップ

オリックス移籍難色の岩隈が18日に中村GMと会談[サンスポ]

近鉄からオリックスへの移籍に難色を示している岩隈久志投手が16日、オリックス・中村勝広GMと18日に大阪市内のホテルで会談することを明かした。

岩隈
「そこですぐに返事をするのは難しいでしょうね。お金ではなく(球団としての)考え方を聞くことになります。」

移籍に難色を示す姿勢に変わりはないが、まずはじっくり話を聞くつもり。前日15日には「今月中には決断を下す」と明言している。

この日は兵庫県加東郡の滝野カントリーCで行われた近鉄投手会主催のゴルフコンペに参加。一緒にラウンドしたオリックス移籍組の山本、高木、阿部健からグリーン上で残留のラブコールを送られた。同期の高木が「来いよ、と説得した」といえば、阿部健は「来るものを思っています」。家族ぐるみで付き合いがあるの山本も「もちろん一緒にやりたい」と力を込めた。

岩隈も「近鉄の選手といると落ち着きます」と笑顔。会談まであと2日。悩めるエースが英気を養った1日だった。

ページトップ

ライブドア本気か?「メジャー球団買う」[報知]

仙台での新規参入の夢破れたライブドアが、今度は壮大なプランを用意していた。同社首脳が16日、3年後の米メジャーリーグ球団買収構想を明かした。この日、西武球団買収について「買わない」と全面否定した堀江貴文社長は、以前からメジャーへの強い憧れを持っており、熊谷史人副社長も「構想はあります」と断言した。

ライブドアには壮大な夢プランがあった。3年後のメジャー球団買収計画−。熊谷副社長は「3年後には野球はもっと世界的なスポーツになっている。国と国との交流も盛んになって、日本人がメジャーのオーナーになるのも夢じゃない。ウチの社長がなる可能性もある」と説明する。

堀江社長のメジャーへの思いは強い。8日には日米野球で来日していたアストロズのロジャー・クレメンス投手と食事をした。幻に終わった宮城球場改修案も、内野天然芝やファウルグラウンドにも座席を設けるというメジャー式構想。さらに「テレビ中継にも映えるのでメジャー流の赤土に入れ替える」と改修予算の増額までしていた。

日本のプロ野球界に未練はない。堀江社長はこの日、「西武買収はない。既存の球団はもうコリゴリ」と語り、今後の可能性も否定した。「今の経済界の悪いところが、日本の球界に出ている」とバッサリ。「会社の体力がない」と言われた日本プロ野球組織(NPB)への不満は限界点に達している。IT企業では、今月2日に楽天のプロ野球参入が決まり、ソフトバンクのダイエー買収も決定的な状況。真っ先に名乗りを上げたライブドアは参入を果たしていない。だが、ライブドアがメジャー進出となれば、それこそ“リベンジ”となる。

熊谷副社長は「将来の世界ドラフト構想も視野に入っている」という。米大リーグ機構が進めているこの制度がもし実現すれば、国内のアマチュア注目選手がメジャー球団に指名されるかもしれない。堀江社長のメジャー球団「フェニックス」で日本人がプレーする−。夢は膨らむばかりだ。資金面でも「3年後の売り上げ(見込み)は2000億円なので問題ない」と熊谷副社長。04年は308億円だった。不死鳥は果たして本当に羽ばたくのだろうか。

ページトップ