わたしはかもめ2004年鴎の便り(11月)

便

11月18日

内、20万円増でサイン[ニッカン]

ロッテの契約更改交渉が18日、千葉市内の球団事務所で始まり、新人ながら4試合に先発(0勝1敗)したドラフト1巡目の内は20万円増の720万円でサインした。(金額は推定)

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契約更改

ロッテの契約更改交渉が18日、千葉市内の球団事務所で始まり、新人ながら4試合に先発(0勝1敗)したドラフト1巡目の内は20万円増の720万円でサインした。(金額は推定)

選手名年俸前年比
長崎730▼10
720△20
田中良660▼50
浅間520±0
杉原460▼20
三島450±0
成瀬450±0
藤井450±0
ユウゴー540▼20

[注]年俸は推定で単位は万円。

長崎
「今年は春のキャンプで1軍に呼ばれて、オープン戦ではそこそこ投げられて、開幕も1軍で迎えることができましたけれど…。2度目に1軍に上げてもらった時に結果を出さないといけなかった。大事にいけばよかったと後悔しています。レベルは低いけれど、4年間で1番充実はしていました。波は少なかったし、もう1つステップアップできれば…。父を亡くした(10月25日、父・日出男さんが癌のため死去)のですが、活躍する姿を見せられなかった。来年は父のことをしっかり頭に置いて頑張ります。」
「初の契約更改は緊張しました。球団からは、1軍に上がったことは良かった、といわれましたが、僕としては結果残していないので…。でも、いい1年だったと思います。色々経験できた、というのが大きいですね。ただ、怪我が多かったのは反省点。後半ずっと怪我で投げられなかったですから。1年間通じて投げられなかったことが悔しいです。来季の目標は、1年間怪我をしない。オフの課題は、怪我をしない体づくり。全体的に鍛えたいですね。」
田中良
「前半怪我で出遅れてしまったのが悔やまれる。右肩の腱盤炎で、4月から7月まで投げられなかったです。長くてこのまま野球ができなくなると不安だった。でも、怪我明けはここ4年で1番調子がよかったです。そのまま1軍に行きたかったけど、上にはいい投手が多いんで。1年間トータルして調子を維持して、怪我なくいけば結果はついてくると思います。肩の周囲の筋肉の鍛え方も、専門の先生にアドバイスをいただきました。」
浅間
「2軍では規定投球回投げたけど(球団からは)1軍に行かなきゃ意味はない、来季頑張ってくれと言われました。悔しかったけど、いい勉強ができたと思います。調子いいときと悪いときがはっきりしていました。悪いときにも悪いなりの投球ができればよかった。自分でも期待は感じているし、早く活躍したい。力が足りなかったですね。オフは、筋力アップしてから技術つけてキャンプに臨みたいです。フォームも研究していきたい。来季はまず1軍にいることが目標です。」
杉原
「何もかもが大変な1年でした。見えてきたのは、自分に甘いところがあったということ。練習、野球に対する考え方、私生活と全てに甘かったです。苦労しましたが、来年は甘えをなくして、早く1軍に上がれるように頑張りたいですね。チームからはトレーニングメニューを頂いたので、それを持って、高校時代からお世話になっている方のところでトレーニングします。来年はファームのローテーションに入れるように頑張ります。」
三島
「毎日やることの大変さを知った1年でした。前半戦はよかったけど、よすぎて後半は疲れが出てしまいました。足りないところは技術全てが全然駄目。体では感じないけど、疲れも出たのかな、と感じました。オフはウェイトを毎日欠かさずにやること、ボールに毎日触ること。筋肉をつけたいです。来季はファームで1年間通じていい結果を残して、1軍にも上がりたい。その手応えは感じることができました。」
成瀬
「自分では自信になった1年。投げられたこと自体、自信になったし、後半はファームで先発を任せてもらって、3勝を挙げられました。球のスピードも、コントロールもよくなってきたし、この調子でいけば、と手応えを得られた。オフは弱いところを中心に強化して、2月1日にピッチングのできる体づくりをしたいですね。後半戦、少し肩ひじに重さを感じた。1年間通じてやることの大変さも分かりました。」
藤井
「4月すぐに投手再転向を打診され、やっぱりピッチャーをやりたいな、と思っていたし、いつかはオールスターとかで投げたいという夢は持っていましたから。でも、なかなか結果が出ず、しっくりこない部分もあった…。やるからには、成績残したいという気持ちが出てきた10月くらいから、迷いを振り切れた感じです。秋季練習で腰を痛めたので、それを直して春のキャンプに臨みたいです。元々腰痛持ち。腹圧系鍛えないと。まだまだ力不足です。」
ユウゴー
「もちろん成績に納得はしていないです。若い選手が入ってくれば自分の出番が減ることは分かっています。ただ、少ないチャンスでも結果は出さないといけないですから。9年目ですから、練習で何をやればいいか分かっているし、弱いところも分かっています。それを踏まえて、オフはトレーニングしていきます。課題は、変化球の対応。三振を減らしていかないと…。とにかく、頑張るしかないです。」

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長崎の背番号、17から49へ[ニッカン]

ロッテの長崎伸一投手の背番号が「17」から「49」に変更となった。チームが18日、発表した。

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ロッテ4巡目竹原が契約第1号

ロッテの4巡目、竹原直隆外野手(24=三菱自動車)が今ドラフトの12球団契約第1号となった。指名から一夜明けた18日、愛知・岡崎市の会社で宮田編成部長代行、山下スカウトの指名挨拶を受け、契約金8000万円、年俸1300万円(いずれも推定)でスピード契約した。

「これでやっと野球ができる。ホッとしました」。本音だった。プロ入りを目指した今年、プレーでスカウトにアピールするはずだった。だが5月末に会社側が、大型タイヤ脱落事故など一連の不祥事を受け公式戦出場を含めた今季の活動自粛を決定。8、9月は販売店でユーザーの車を洗いつづけた。「生きている気がしない」とまで思った。苦しい日々を経て、前日のドラフト会議で指名を受けた。宮田編成部長代行は「この日を1番長く待っていたのは竹原だからね。それに何としても欲しかった選手」とスピード契約を説明した。竹原も「最初というのは気持ちがいい」と即決。バレンタイン監督から「Gambarimasho−(頑張りましょう)」という色紙を手渡され、気持ちを新たにした。

昨秋のW杯では日本代表の5番で4本塁打を放つなど、実績は十分。松坂世代の1人でもあり「遅れてのプロ入りだから、早く対戦したいですね」と楽しみにしている。開幕スタメンの可能性もある。「長打力をアピールしたい」と定位置どりもルーキー1番乗りするつもりだ。

竹原
「これで野球ができると思ったらホッとしました。緊張感があるゲームがなかったですから。ただ、自分には自信を持っています。こういう状態でも、準備はしてきました。この日のためにやってきましたから。相手は気にせず、自分の力を出したいですね。(バレンタイン監督は)外国の方ですからかっこいいですよね(笑)。プレーでアピールして、こちらからではなく、監督から来てくれる選手にならないと。長打力は持っていると思う。それがアピールポイントですから。頑張ります。」

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ロッテD4巡目・竹原が契約第1号「ホッとしました」[サンスポ]

大好きな野球を思いっきりできる!ロッテのドラフト4巡目・竹原(三菱自動車岡崎)の表情が自然と緩んだ。

竹原
「やっと野球ができますね。正直、ホッとしました。」

今年5月、三菱自動車の一連の不祥事を受けて野球部の活動自粛が決定。プレー場所を求めて移籍する部員もいる中、竹原は「自分に自信を持っています。落ち込んでばかりいられません」と、通常業務の合間を縫って自主練習を行い、プロ入りを目指してきた。

「彼はこの日を1番待っていた人間だから」とは宮田編成部長代行。18日、契約金8000万円、年俸1300万円で即契約。12球団82選手のトップで、今ドラフトからのプロ入り第1号新人選手となった。

「レギュラーを獲れるように、長打力や勝負強さをアピールしていきたいです」。この1年、たまりにたまった“野球がやりたい”マグマを、来季の千葉マリンで爆発させる。

竹原直隆(たけはら・なおたか)
昭和55年4月21日、岡山県生まれ、24歳。関西高−城西大。昨春、三菱自動車岡崎入社。昨秋のW杯(キューバ)では4本塁打を放ち、銅メダルに貢献した。1メートル83、88キロ。左投げ右打ち。

◇自由枠・久保「目標は新人王」

自由枠の久保(松下電器)が、松本担当スカウトから指名挨拶を受けた。「目標は新人王」と話す同投手は、この日行われたJR東日本東北との練習試合でも、7回を2安打無失点に抑える好投。25日の社会人野球日本選手権(大阪ドーム)にはバレンタイン監督も視察に訪れる予定で、「いい機会なので頑張りたいです」と意気込んだ。

◇長崎の背番号を「49」に変更…戦力外通告の代田と再契約

ロッテは長崎伸一投手の背番号を「17」から「49」に変更したと発表。また、代田建紀外野手と年俸700万円(推定)で再契約。代田は昨年10月に左ひざの半月板などを負傷し、戦力外通告を受けたが手術、リハビリを経て9日の合同トライアウトに参加。バレンタイン監督の目にとまった。背番号は「00」。

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竹原が今ドラフト契約第1号[報知]

ロッテのドラフト4巡目・竹原直隆外野手(24)=三菱自動車岡崎=が18日、愛知・岡崎市内の同社で正式契約、今ドラフト選手の契約第1号となった。右の即戦力スラッガーは、4巡目では破格の契約金8000万円、年俸1300万円(ともに推定)で合意。本社の不祥事で活動自粛となったハンデを乗り越えて開幕スタメンを目指す。

◇ロッテ4巡目

「これでやっと野球ができる」。宮田編成部長代行と山下スカウトの前で契約書にサインして、竹原は素直に思った。リコール隠しなど一連の不祥事で、チームは5月末から活動を自粛。それでも業務を終えてからバットを振り続けた。「松坂君との対戦も楽しみです」と、同じ土俵での対決に思いをはせる“遅れてきた松坂世代”は、大学、社会人で日本代表を経験、苦境を乗り越えこの日を迎えた。

「5月上旬から獲得の方針を固めていた。将来の主砲です」と宮田部長代行。自由獲得枠の久保、手嶌よりも先に契約したことは期待の大きさの表れだ。竹原も「自分に自信を持っているし、この日のためにやってきた。開幕1軍、レギュラーを目指します」と宣言。実戦から遠ざかったハンデを失敗の理由にする気はない。

◇ロッテ自由枠・久保康友、実力チェックへ

バレンタイン監督が入団前に実力チェックすることになった。松本スカウトが指名挨拶に訪れ、登板予定の社会人日本選手権を指揮官が視察することを伝えた。松下電器の初戦となる25日は、トヨタ自動車・東芝の勝者と対戦。この日、松下電器グラウンドで行ったJR東日本東北との練習試合では7回を2安打無失点11奪三振と好調で、久保は「ほかの入団選手よりも早くアピールできるし、いい励みにしたい」と息巻いた。

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久保、岡崎に担当スカウトが指名挨拶[ニッカン]

ドラフト会議から一夜明けた18日、自由獲得枠でロッテに入団する久保康友投手(24)と自由獲得枠で阪神に入団する岡崎太一捕手(21=共に松下電器)のもとに、両球団の担当スカウトが挨拶に訪れた。

両選手とも、20日に開幕する社会人日本選手権(大阪ドーム)を控えていることもあり、正式な契約は選手権終了後に行う予定。この日は大阪府枚方市の同社グラウンドでJR東日本東北と練習試合を行い、久保、岡崎のバッテリーは先発出場した。

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ボビー、久保視察

バレンタイン監督が、自由獲得枠の久保康友投手(24=松下電器)の異例ともいえる視察を準備している。18日、松本スカウトが大阪・枚方市のグラウンドへ、指名挨拶に訪れた。松下電気は大阪ドームで行われる社会人日本選手権に出場。25日に初戦を迎えるが、松本スカウトは「監督が応援したいということです」と明かした。この日、久保はJR東日本東北との練習試合に先発。7回を2安打無失点に抑え、11奪三振と自由獲得枠に恥じぬ投球を披露した。

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代田と再契約

ロッテは昨年オフに解雇した代田建紀外野手(30)と18日、再び契約した。わずか1年で異例の“出戻り”となる。昨年の最終戦で故障し、戦力外の通告。だがバレンタイン監督が9日の合同トライアウトを視察し、代田の俊足に注目した。背番号00となる代田は「思ってもみなかった球団から声をかけてもらって、嬉しかったです。またプレーすることができる喜びを感じています」とコメントした。

代田
「色々な人に支えられて、何とかやってくることができました。後悔だけはしたくなかったです。やめることも考えたけれど、大好きな野球だから、後悔すると思った。1年だけ頑張れば結果は出る。とにかくやれるだけやろうと思いました。普通に街を歩いている人を見ると、羨ましかったです。怪我は、思い出したくもないし、ビデオも見ていないです。(トライアウトでは)見ている人は、あの怪我のイメージを持っている。だから、足は大丈夫というところをしっかり見てもらいたかった。(ロッテから声が掛かったことは)3球団に在籍して、1番ロッテが短かったけれど、1番愛着を感じていました。素直に嬉しかったです。キャンプからアピールしたと思っています。結果はあとからついてくると思います。」

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昨年自由契約の代田、ロッテと再契約[ニッカン]

昨年限りでロッテを自由契約になった代田建紀外野手(30)が18日、ロッテと年俸700万円で再契約を交わした。背番号は「00」。

昨年10月に左ひざの半月板などを負傷し、戦力外通告を受けた。だが手術、リハビリを経て9日の合同トライアウトに参加し、バレンタイン監督の目にとまり、異例の再契約となった。代田は「色々な人に支えていただいた。ファンにも温かい声援をいただいたので、またロッテでやりたかった」と喜びを語った。(金額は推定)

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ドラフト指名選手交渉状況

選手名所属交渉経過と契約金、年俸
久保康友松下電器会社グラウンドで指名挨拶
手嶌智新日本石油22日、会社で契約予定
竹原直隆三菱自動車岡崎契約金8000万円、年俸1300万円
大松尚逸東海大19日、寮で指名挨拶
木興拓哉北海道栄20日、学校で指名挨拶
青松敬鎔上宮太子19日、学校で指名挨拶

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交流試合の開幕カードは楽天VS巨人[スポニチ]

来季から実施されるセ・パ交流試合の日程が18日までに固まり、開幕カードでは新規参入の楽天と巨人が激突することが確実となった。セ・パ分立から56年目の来季、初めて実施される交流試合は、新球団と最古の伝統球団という新生日本プロ野球を象徴する対戦でスタートを切る。

05年5月6日、東北のプロ野球ファンにビッグなプレゼントが贈られる。来季から実施される交流試合。舞台は改装なった宮城球場、楽天−巨人で幕を開けることが確実となった。

交流試合の日程は12球団の営業担当者会議を中心に煮詰められてきた。注目される開幕については、来季のリーグ開幕権を持たない6チームの本拠地で開催することで合意。パ・リーグの「最下位扱い」となる楽天に“開幕権”が与えられた。話し合いの結果、相手は巨人に固まった。50年ぶりに誕生した新球団と来季球団創設71年目を迎える人気老舗球団という話題カードが実現することになる。

巨人はかつて「東北シリーズ」として福島、宮城、岩手を中心に、隔年2試合ないし3試合の公式戦を行ってきたが、同シリーズは90年を最後に消滅。仙台のファンが巨人戦士の生のプレーを見るのは同年6月6日の大洋(現横浜)戦以来となる。

楽天にとって巨人との対戦は全国区人気へのジャンプ台となる。巨人戦、それも開幕カードとなれば全国中継されることは間違いなく、楽天選手に対するファンの認知度は飛躍的に高まる。この日入団が内定した明大・一場は、巨人入団確実といわれながら金銭授受問題が発覚。渡辺オーナーが辞任するなど大騒動に発展し、最終的に楽天入りで落ちついた経緯がある。一場が開幕から1軍に定着。交流試合の開幕投手として巨人に立ち向かえば“因縁対決”で注目度がさらにアップする。

真剣勝負の交流試合とは別に、オープン戦でも楽天と巨人の対戦は計画されている。楽天は2月1日から沖縄・久米島で1次キャンプを行った後、宮崎・日向で2次キャンプを行う予定。キャンプ終盤に、宮崎県総合運動公園でキャンプを行う巨人との練習試合も検討され、球場は未定ながら九州圏内で巨人−楽天の初オープン戦が行われる見込みだ。

◇阪神−ハムも

注目される交流試合開幕カードは楽天−巨人だけではない。北海道移転2年目となる日本ハムは阪神を札幌ドームに迎え撃つことになりそうだ。いわずと知れた看板スター新庄の古巣。今春は練習試合では対戦したもののオープン戦は組まれていなかった。練習試合とは違い、交流試合の成績はシーズン成績に組み入れられる。新庄と古巣の“ガチンコ勝負”が楽しみだ。

交流試合はスポンサーを付けた冠イベントになる見込みで、交流試合限定のタイトルも検討されている。今年の球宴でもMVPを獲得したお祭り男SHINJOにとって最高の舞台だ。

また、ダイエーから球団を譲渡されるソフトバンクはヤクルトと対戦する見込み。交流試合は来年の5月6日から6月16日まで、1カード6試合(ホーム3試合、ビジター3試合)で集中開催される。全日程は実行委員会などの承認を経て、12月初旬に正式発表となる。

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ヤクルト、楽天のタンパリング疑惑を指摘[スポニチ]

ヤクルトは18日、アレックス・ラミレス外野手をめぐる獲得交渉において、楽天にタンパリング(事前交渉)の疑いがあると指摘。コミッショナー提訴を検討することになった。

ヤクルトはラミレスとの来季契約が金銭面で合意に達しないまま16日(米国時間15日)に独占交渉権が切れ「3年総額10億円」を提示している楽天への同選手の移籍が濃厚となっていた。その中で代理人ピーター・グリーンバーグ氏と交渉を行ってきた中島国際部長は「(楽天に)タンパリングの動きが見受けられた」と球団幹部に報告。これを問題視した倉島球団常務は「実際に交渉している人間が1番分かること。たとえ新規参入が承認される2日以前の話であっても、参入を前提にやっているのであれば(既存球団の協約違反と)一緒」と話し、今後の対応について「向こう(楽天側)が本当のことを言う訳がないし、コミッショナーに調査してもらう」と説明した。

タンパリングの事実が確認された場合は、楽天とラミレスの契約は永久に禁止される。

◇ラミとは現在も交渉中

ヤクルト側から「タンパリング疑惑」を指摘された楽天だが、ラミレス獲得については現在も交渉中。この日昼、明大の一場、西谷への指名挨拶を終えたキーナートGMは「(楽天かヤクルトの)どちらにも決定していない。(代理人の)グリーンバーグ氏とも直接、何度も話している」とした。

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ヤクルトがラミレス交渉で異議…楽天タンパリング疑惑[サンスポ]

ラミレスの交渉に関して、タンパリング(事前交渉)疑惑が浮上した。ヤクルト・倉島常務は18日、「(楽天の参入が決定した)11月2日以前でも、球団を作る前提ならそれ(タンパリング)にあたる可能性がある」と問題視。機構側に異議を唱えることを示唆した。ヤクルトとの単独交渉期間が終了した16日以前に、楽天など他球団が同選手に条件提示した事実が見受けられたという。ヤクルトは同選手と3年9億円以上の条件で残留交渉を続けているが、この日までに合意には至っていない。

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楽天タンパリングか[報知]

アレックス・ラミレス外野手の契約交渉に関し、タンパリング(事前交渉)が行われていた可能性があるとして、ヤクルトがコミッショナー提訴を検討していることが18日、明らかになった。

ヤクルトの保有権が日本時間の16日午前で切れたことを受けて、楽天はラミレス獲得に参戦。ヤクルトは3年9億円からの条件上乗せを決断し、残留が濃厚となった。その一方でヤクルト側は、保有権が切れる以前から交渉が難航した経緯などを踏まえ、他球団のタンパリングがあった可能性を指摘。球団関係者は「そういう事実が見受けられた」と、コミッショナー提訴も辞さない構えを見せた。

楽天の新規参入承認(11月2日)以前にタンパリングがあった場合でも、ヤクルト側は「球団ができる前提でやっているのだから、違反になる」との見方をしている。違反の事実が確認されれば、違反球団とラミレスの契約は永久に禁止され、双方に制裁金が科せられることとなる。

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ソフトバンク孫社長、大型補強宣言[スポニチ]

ダイエー球団買収で基本合意したソフトバンクの孫正義社長が18日、大型補強を宣言した。ダイエー本社の蓮見敏男社長と東京・銀座のセ、パ両リーグ事務所を訪れ豊蔵一、小池唯夫両会長に挨拶。席上「超大物外国人」の獲得構想を披露した。

孫社長は球団づくりの精神を「清く正しく、そして強く」と宣言。「補強してエキサイティングなチームをつくり、売り上げを伸ばす。拡大均衡へ補強にも力を入れたい」。社内で球団スタッフの人選を始め、ダイエーと情報交換。GM制導入で編成方針を煮詰める。

既に自由契約で大リーグ移籍する井口の穴を広島退団が内定したA・シーツ内野手で埋めようと阪神と争奪戦。さらに目玉となる大物外国人獲得を目指す。孫社長はカリフォルニア大バークレー校卒で、小池会長も「米国にも幅広い人脈があると話していた」。大リーグ関係者との接点もあり、オーナー就任後、自ら指揮を執る意気込みも見せた。

近く始まる契約更改もソフトバンクが「オブザーバーとして連携していく」。ダイエーの今季年俸総額は約25億6000万円(日本人61選手)でパ・リーグ最高だが「もう少し積極的にいく」と予算増を示唆した。

球団譲渡は15日の実行委員会で報告。近く興行権を持つコロニー・キャピタルを含めた3者で正式調印。NPBへ申請後ヒアリングなどを経て、12月24日のオーナー会議で正式承認となる。

◇「世界一決定戦」構想も

孫社長はセ、パ両リーグ会長に、かねて抱く「世界一決定戦」構想を伝えた。10月18日にダイエー買収希望を表明した際に披露。日本シリーズ優勝チームがアジアの優勝チームと争い、大リーグ優勝チームとも戦う構想で「血湧き肉躍るアイデアで球界を活性化させたい。日本のプロ野球の歴史が変わるようなスケールの大きなものにしたい」と話した。

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ソフトバンク・孫社長が「世界一決定戦構想」[サンスポ]

ダイエー球団の買収を進めている情報通信大手ソフトバンクの孫正義社長は18日、日本シリーズ制覇チームが米大リーグやアジアの優勝球団と争う「世界一決定戦構想」を明らかにした。

日本プロ野球組織(NPB)は日本、韓国、台湾、中国の各プロリーグ王者による「アジアチャンピオンズカップ(仮称)」を来年秋に初開催する案をまとめ、関係者が各国・地域との交渉を進めている。

「日本プロ野球の歴史が変わるようなスケールの大きなものにしたい」という孫社長の構想は大リーグも加えるもので、この日のセ、パ両リーグ会長との会談でも披露し、プロ選手で争う国際大会の必要性を確認しあった。

◇ダイエー球団買収は200億円でほぼ合意

ソフトバンクの孫社長は18日会見し、ダイエー球団の買収について「200億円程度でほぼ合意した。今月中に契約書を交わす」と正式に明かした。福岡ドームの使用料は「(一部で報道されている)30億円よりもっと高い額で長期契約する」とも語った。また、孫社長はこの日、ダイエー本社の蓮見敏男社長と共に東京・銀座のセ、パ両リーグ事務所を訪れ、豊蔵一小池唯夫両会長に球団買収に向け挨拶した。

セ・リーグの豊蔵一会長
「11月中に(譲渡の)申請手続きがあるということなので、ソフトバンクが球団を長期保有できるのかを確認する。」

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孫社長球界改革夢プラン[報知]

◇世界一決定戦

福岡ダイエーホークスを買収するソフトバンク・孫正義社長が18日、ダイエー・蓮見敏男社長とともに東京・銀座のセ・パ両事務所を訪れ、豊蔵一・セ会長、小池唯夫・パ会長に買収が合意に達したことを報告。孫社長は単独チームの世界一決定戦構想を披露するなど、球界改革への意欲をみせた。

セ・パ両会長との会談で、孫社長が温めていた構想を明かした。「新しい企画がありましたので意見交換しました」というその中身は、単独チームによる「世界一決定戦」だった。既に来年11月、日本、韓国、台湾、中国の各プロリーグによる「アジアチャンピオンズカップ(仮称)」が開催される方向で話が進んでいるが、孫社長のプランはアジアの枠を超えた単独チームで世界一を決める壮大なものだ。

「(リーグの)チャンピオンになったら、その後どうなるのか。アジア、アメリカを含めて国民がわくわくするようなものを」アジアの優勝チームはもちろん、ワールドシリーズ覇者も参加するビッグプラン。さらに、野球のワールドカップにイチロー、松井秀らの日本人メジャーリーガーを参加させる考えも明かし、国際色を強く打ち出した。

同じIT企業で新規参入した楽天・三木谷浩史オーナーはエクスパンション(拡張)ドラフトの導入をはじめ、早くも改革案を訴えているが「オーナー会議でも積極的に発言をしていきたい」と、早くも宣言した。楽天・三木谷オーナーが提唱する観客数の実数発表にも同調。IT業界の風雲児コンビが、オーナー会議に新しい風を吹き込む。

◇「買収総額は200億円前後」

孫社長はホークス球団の株式や米投資会社コロニー・キャピタルの持つ興行権を、総額200億円前後で買収することを正式に明らかにした。「200億円程度でほぼ合意した。今月中に契約書を交わす」と、初めて具体的な金額を挙げて認めた。福岡ドームの使用料についても「30億円よりももっと高い額で長期契約する」と、年間契約で使用する方針を示した。

地元・福岡の財界による球団への出資についても「向こうからは直接何も言ってきていないが、話があれば考える」と、前向きに検討する意向だ。

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孫社長、口も金も手も

これが「孫流」だ。福岡ダイエーホークスを買収することが決定的な通信大手ソフトバンクの孫正義社長が18日、ダイエー本社の蓮見敏男社長とセ、パ両リーグ事務局を訪問し、大デモンストレーションを展開した。孫社長にとっては初の日本プロ野球組織(NPB)側との会談だったが、球界や球団改革プランを次々と提案した。ダイエー本社と、福岡ドームなどを持つ米投資会社コロニー・キャピタルとは来週中にも球団譲渡について最終合意する予定で、球団の株式や興行権を200億円程度で正式に買収する。

球界に新風を吹き込む意気込みが、そのまま孫社長の力強い口調に表れた。「球界に参入する以上は、プロ野球の歴史が変わるような、大きなスケールで燃え上がるような、エキサイティングなものにしたい」。

この日の昼すぎ、ダイエー本社の蓮見社長とともに、まずはセ・リーグ事務局を訪れて豊蔵会長と会談。約20分後にはパ・リーグ事務局に足を運んだ。初のNPB側との接触は、球団譲渡に関する説明だけで終わらなかった。パ小池会長が振り返った。「いい球団を引き継ぐ訳ですから。補強にも力を入れ、パの発展、球界の活性化をすると決意表明をしていました」。両リーグトップとの初会談で、47歳の“新オーナー”はいきなり球界への熱い思いを訴えたのだ。

孫社長
「日本シリーズでチャンピオンになれば、その後どうなるか。アジア、アメリカを含め、血湧き、肉踊るようなアイデアがあり意見交換させていただいた。」

現在球界では来秋に日本、中国、韓国、台湾と4ヶ国・地域によるアジア杯の開催を目指している。だが、孫社長が思い描く構想は、米大リーグも組み込んだもの。両リーグ会長には「メジャーも一緒にやればスポンサーもつくし、何かできることがあれば力になりたい」と、“交渉役”まで買って出ていた。

24歳で会社設立し、グループを総資産2兆円にまで成長させた男のアイデアは尽きない。「球界が縮小均衡に向かうのはよくない。拡大均衡とはチームの数を拡大するのではない。より、補強してエキサイティングなチームにしたい。拡大均衡の世界を私は考えている」。再編問題が起きた今季、パ・リーグの赤字体質がクローズアップされた。選手の年俸高騰が球団経営を圧迫。ダイエーも今年度はリーグ最高額となる約30億円の人件費がかかった。それでも孫社長は年俸総額を30億円以上をキープし、積極補強の方針を打ち出した。より強く、より魅力あるチームをつくれば、収入増につながって経営面でも安定するとの考えだ。

来週中にもダイエー、コロニーと最終合意し、本格的にチーム運営に乗り出す。新球団名やユニホームなどを検討するプロジェクトチームを立ち上げたばかりで、12月はオブザーバーとして球団を支える。外部から人材を呼び、GM制度を設置する考えもある。「熱意と誠意を説明させていただき、理解が進んでいると思う」。根来コミッショナーや各球団オーナーへの挨拶回りの日程も調整中。クリスマスイブに誕生する「孫ホークス」が、球界活性化の軸となる。

◇孫プラン

(1)
現在の球界が進めるアジア杯構想に、米大リーグの参加を要望
(2)
今年度のチーム年俸総額30億円は縮小しない
(3)
新球団名、ユニホームなどを手がけるプロジェクトチームは設立済み
(4)
正式承認まで約1ヶ月間のチーム運営はオブザーバーとして連携を取る
(5)
正式承認後はGM制度を導入することを検討
(6)
ドラフトなどを巡り、不正な金銭授受の廃止
(7)
観客動員数の実数発表に踏み切る
(8)
ネット上のショッピング、試合放映などブロードバンドビジネスの展開
≫このタイミングでの両リーグ訪問の理由は。
孫社長
「先日、ダイエーさんから実行委員会で私共に(球団)譲渡との説明があり、私共の方からも、セ・パ会長にご説明申し上げるのが趣旨。」
≫ダイエーと最終合意は。
孫社長
「今月中に野球機構に申請を書面で行うので、その前までには書面による合意を交わしたい。」
≫補強の方向性は球団と話してますか。
孫社長
「補強はさらに積極的にやってください、とお伝えしはじめたところ。」
≫コロニーとの福岡ドーム年間使用の契約は。
孫社長
「365日、ドーム自体の賃借権を持つ。野球をしていないときはイベントをやりたい。」
≫12月のチーム運営には携わるのですか。
孫社長
「正式承認までは、オブザーバー的な範囲でコミュニケーションを図っていく。」
≫年俸総額は現在30億円ですが。
孫社長
「もう少し積極的にやっていきたい。」
≫年間の運営費は。
孫社長
「今までかかっている費用にこれから補強(費を上積み)する。」
≫どういうチームを目指しますか。
孫社長
「皆に愛され、清く正しく強く。スポーツマンシップはそういうもの。」

◇補強、更改などダイエーが主体

ダイエー角田雅司球団代表は18日、「新ホークス」の契約更改、戦力補強など、来季に向けた球団運営を、ダイエーが主体となって行う方針を示した。

角田代表は12月上旬に予定されている選手の契約更改交渉について「基本的にはダイエーで行うことになると思う。ソフトバンクさんでは査定など分からない面も多いでしょうし、これまでの流れでいくことになると思います」と話し、当面はダイエーが計上していた予算枠で行う考えを明らかにした。球団売却の正式な承認は12月24日のオーナー会議となる見込み。ただ、来季の新外国人獲得調査として平野渉外担当が渡米中。12月上旬からは契約更改交渉もスタートする。孫社長はこの日、総年俸額のアップを明言。ソフトバンクの意向も反映しなければならないだけに、角田代表は、今後の球団運営をスムーズに行うため、近日中に実務者レベルで会合を開くことを明らかにした。

◇興行権問題明確に、NPB側要請

実行委員会で議長を務めるセ・リーグ豊蔵会長は、ダイエーの興行権問題について明確な証明を求める考えを示した。この日、ソフトバンク孫社長の訪問を受けた同会長は「コロニー社が持つ興行権がソフトバンクへ完全に渡ったかどうか、何らかの確認をさせてもらいます。申請書に入るのか、その他の文書になるのかは分かりませんが、誰が見ても分かる状態にしておきたい」と語った。ダイエーの興行権を外資のコロニー社が持つため、協約に抵触するのではないかと疑問を持たれていた。

12月6日に行われるソフトバンクのヒアリングについて、パ小池会長は「実行委員会で各球団から出た意見では、長期保有の決意と財務状況の確認が主な内容になるでしょう」と見通しを語った。また、小池会長は孫社長と共に訪れたダイエー本社の蓮見社長に対し「人気ある球団にしてリーグを盛り上げてくれた努力にお礼を申し上げました」と語った。

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岩隈、次回社長会談で決断か

◇GM90分説得に進展なしも

合併新球団オリックスでのプレーに難色を示している岩隈久志投手は18日、大阪市内のホテルでオリックス中村GMと会談した。

合併球団でのプレーに拒絶の姿勢を見せている同投手は「今はまだ気持ちの変化はない。今度、社長と会う機会があると思うのでそれからまた考えたい」と慎重な姿勢は崩さなかった。報道陣に他球団への移籍志望が膨らんだか、という質問には「それはないです」と話し、オリックスとの会談を優先させる意向に変わりないことを口にした。

約1時間半、説得を続けた中村GMは「手応え?何とも言えないな」と進展がなかったことを認めた。ただ「彼のいないチーム編成は考えられない。(小泉球団)社長、仰木監督と共に二の矢、三の矢を放っていく。今日がスタートだと思っている」と長期戦も辞さない姿勢を強調した。「彼は条件にこだわるようなタイプじゃないし、今日はそういう話はしていない。(自分に対する)オリックス選手の心情を心配していたが、心配する必要はないと話した」と合併球団入りを意識した質問があったことも明かした。近日中に行われる小泉球団社長との2度目の会談で決着する可能性も出てきた。

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岩隈、中村GMと会談も進展なし[スポニチ]

合併球団入りに難色を示している岩隈久志投手が18日、オリックス・中村勝広GMと大阪市内のホテルで初の直接会談に臨んだが、事態に進展はなかった。岩隈は約1時間半の会談後「どういう気持ちか聞かれたので、気持ちに変わりはないと伝えた」。今後については「社長と話してからしっかりと考えて決めたい」とし、小泉球団社長との会談を望んだ。

一方の中村GMは「気持ちは分かるけど、オレの立場にもなってくれと言った」と話し「球団社長や監督と相談して二の矢、三の矢を放ちたい。じっくり時間をかけたい」と粘り強く説得していく考えを示した。

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青波・中村GMと岩隈が初会談…気持ち変わらず平行線[サンスポ]

新生球団入りに難色を示している近鉄・岩隈久志投手とオリックス・中村勝広GMとの初会談が18日、大阪市内のホテルで行われた。中村GMの説得にも、岩隈の心は動かず、話し合いは平行線のまま終了。次回の小泉隆司球団社長との会談まで結論は持ち越しとなった。

変化の兆しさえ見せることはなかった。中村GMの説得に岩隈の心は動かない。注目の初会談は平行線で終わった。

岩隈
「『今はどういう気持ちなんだ』と聞かれたので、自分の気持ちを伝えました。今までと変わりない。新聞に出ている通りですと…。」

夕食を、ともにしながら1時間半の話し合い。年俸査定などの条件、他球団へのトレード要求の話も封印して、1対1で腹を割って話した。合併による球団へのわだかまりが消えない以上、慰留要請に首を縦に振ることはできなかった。

中村GMは額に汗をかきながら、会談が不調だったことを認めた。「手応え?何とも言えないな。(選手会長として交渉した)礒部とは立場が違うということを説得材料にしたが、ノーアンサー。お金や条件の部分を超えている」。ここで残留への感触を掴んでおきたかったが、取っ掛かりさえない状況に頭を抱えた。

中村GM
「彼抜きでは計算はできない。じっくり時間をかけてとしかいいようがない。」

8日の分配ドラフト直後は残留について「可能性があります」と軟化の態度を示したが、関係者によると「オリックス入り拒否で気持ちは固まっている。彼はブレていない」という。

日時は未定だが、今度は小泉球団社長と会談する。「社長と話してからですね。そこで決断できたらいいんですが…」次回も歩み寄りがなければ…。楽天をはじめとする他球団へのトレードもいよいよ現実味を帯びてくる。

◇去ったファンをどうやって取り戻す

岩隈と小泉球団社長との会談が実現すれば、10月22日以来、2度目となる。前回、岩隈は「魅力のあるチームができるんですか?」と問いかけたが、具体的な答えがなく不信感を抱いた。オリックス入りに難色を示す理由の1つが、「いつも応援してくれるファンがいない」。合併を機に去ったファンをどうやって取り戻すのか。その説明が次回会談のカギとなる。

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岩隈が態度硬化[報知]

合併球団オリックスでのプレーに難色を示す岩隈久志投手が18日、大阪市内のホテルで、中村勝広GMとプロテクト後、初めて会談したが、態度を硬化させる結果となった。

1時間半に及ぶ説得は、不調に終わった。「気持ちに変わりはありません。(中村GMには)必要だと言われましたが…」鉄板焼きの会食を終えた最多勝右腕から、前向きな発言は出てこなかった。

4日に決定したプロテクト枠が、両者の溝を深めた。「礒部とは立場が違うということも説得材料にした」と中村GM。近鉄の選手会長として奮闘し、プロテクト拒否を貫いた楽天・礒部と比較され、右腕のプライドが傷つけられた。

「『プロテクトされてるんだから』みたいな言い方をされると…」と、慎重な言い回しにとどめた岩隈だが、表情は曇ったまま。後日、小泉隆司球団社長と会談するが、心は緩むどころか、逆に頑なになった。

この日はオリックスから条件提示はなく、以前から視野に入れるトレード志願も話題にならなかった。残留交渉は全く進展しなかった。「状況は難しい?何も言えないということで逃げとくわ」苦虫を噛み潰した中村GMのコメントが苦境を象徴していた。

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岩隈が中村GMと会談も進展なし[ニッカン]

合併球団オリックス・バファローズ入りに難色を示している近鉄の岩隈投手と、オリックスの中村ゼネラルマネジャー(GM)が18日、大阪市内で会談したが、事態に進展はなかった。

岩隈は「自分の気持ちは伝えた。今までと変わりない」と話し、今後については「社長と話をできる機会もあると思うので、しっかり考えたい」と、小泉球団社長との話し合いを望んだ。

中村GMは「社長や監督と相談して二の矢、三の矢を放りたい。じっくり時間をかけたい」と話した。

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