わたしはかもめ2004年鴎の便り(11月)

便

11月27日

ロッテ来季は赤い旋風[ニッカン]

◇ユニホームに「情熱の色」加える

改革の波に乗り遅れる訳にはいかない。ロッテのボビー・バレンタイン監督が27日、成田空港から米国に帰国する際に、来季からユニホームをリニューアルする考えを示した。「ユニホームを変えたい。大幅ではないが、来年はホークスが新しくなり、楽天も加盟する。パ・リーグは新しくなる。ロッテも新たな気持ちで戦いたい」と語った。ロッテのユニホームは白、黒、グレーが基調。重光オーナー代行も「ビジターのグレーは少し地味かも知れない」とリニューアルに賛同した。バレンタイン監督は「ロッテの象徴の『M』のマークは変えない。自分の好きな色を入れたい」と話した。

お気に入りの色は「情熱の赤」だ。「何事にもpassion(情熱)を持ってやっていきたい」という。白、黒、グレーの中にアクセントとして赤色を盛り込むとみられる。ユニホームと共に、千葉マリンのボールパーク化にも熱心だ。「試合後は観客全員にフィールドに下りてもらい、ポジションごとに選手と記念写真を撮ってもいい。色々考えてるよ」。来年1月に再来日する。

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ロッテ“勝負服”一新!舞台に立つには衣装が大事[サンスポ]

ロッテが来季、ユニホームをモデルチェンジする計画を持っていることが27日、分かった。この日、成田発の日航機で米国に帰国したボビー・バレンタイン監督が明らかにした。試合前のカラオケ大会実施など画期的なファンサービスを計画中の同監督。ならば“ステージ衣装”も作らなきゃ…。これもボビー流だ。

舞台に立つからには衣装が大事だ。試合前のカラオケ大会実施など、画期的なファンサービスを計画するバレンタイン監督は、その“勝負服”ともいうべきユニホームを、来季から一新することを約束した。

バレンタイン監督
「私達は来季、ファンに喜んでもらうために新しい試みに挑戦する。そのために、まずは見た目に楽しんでもらわないとね。」

現在、ホーム用、ビジター用(2種類)のほか、日曜日の本拠地ゲームで着用するサンデーユニホームの計4種類を着用しているロッテ。そのうち、ホーム、ビジター、サンデーと3種類をモデルチェンジする予定だ。

デザインは検討中。大掛かりな変更にはならないが、同監督が「ロッテの象徴」という胸の『M』マークを残し、ボビーの大好きな赤を新たにアクセントに用いた派手なものになりそう。

「来季は楽天や合併球団、さらにはホークスなど、新しいユニホームがたくさん。ウチもその流れにのらないと」と気合十分。米国から企画担当者を招くなど、試合以外でも“魅せる”野球を目指す来季のバレンタイン・ロッテ。どんな“ステージ衣装”になるのか。目でも楽しませてくれそうだ。

◇ボビーのカラオケ大会計画

21日に千葉マリンで行われたファン感謝デーで、バレンタイン監督が「試合前にここでカラオケをやるっていうのはどうだ?」と提案。一塁側ベンチ上に特設ステージを設け、プレーボール前の空き時間を利用して抽選で選ばれたファンがカラオケを熱唱するという、史上初の仰天計画をぶちあげた。「3連戦のうち1日は選手も一緒に歌います。私も歌いますよ」と同監督もノリノリ。

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ロッテに情熱の赤!ボビー新ユニホーム案[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督が27日、成田空港発の日航機で帰国。「ロッテが来季から生まれ変わるという気持ちを込めて、ユニホームを変えて戦いたい。“情熱の赤”を入れたいね」と話し、来季、自身の好きな「赤色」を入れた新ユニホームに変えるプランを明かした。

現在のユニホームはバレンタイン監督がロッテで初めて指揮を執った1995年に採用し、9年間、大きく変わってはいない。「楽天が参入して初めてのユニホームを披露する。ダイエーも変わるだろう。ひょっとしたら西武も変わるかもしれない。セ・パ交流戦が行われる記念すべき年に、ウチも気分を一新する」と変更に踏み切る理由を説明した。

デザインの詳細は未定だが、胸に「M」をあしらった基本的な部分は残し、そこに赤を加えるというマイナーチェンジになる予定。本拠地の日曜日限定で使用したサンデーユニホームも、法被をイメージしたモデルからの変更を計画。日本ハムとわずか1勝差でプレーオフを逃した悔しさを晴らすため、来季は指揮官の“情熱”を込めた戦闘服を着込むことになる。

◇機動力アップへ西岡、早坂がカギ

28日のOBオールスターに先立って開催されたトークショーに参加した高橋1・2軍巡回コーチが来季に向けて走塁面の強化を打ち出した。機動力アップのキーマンに、西岡、早坂を指名。「打撃も含めて全体的にまだ足りないけど、2人が1、2番に座れば(相手を)引っかき回せるから」と高橋コーチ。今季のチーム盗塁数はパ・リーグ5位の49に終わっているだけに、2人の若武者のブレークを期待していた。

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孫社長、プロ野球全試合ネット中継[ニッカン]

◇広島オーナーとの会談でプラン

ダイエーを買収する通信大手ソフトバンクの孫正義社長が27日、広島市内の広島球団事務所を訪れ松田元オーナーと会談した。席上、孫社長は本業のブロードバンド事業を生かした奇抜プランを披露。「私共のインターネットを通じてカープさんの試合放映やグッズ販売に協力できればと思っています。プロ野球全試合を放映する?できればそれがベスト」と話した。

広島が投球動作解析ビデオなどをアマ球界に提供してきたことを聞くと、孫社長は「参考になった」と感心しきり。早速、ネット上で投球フォームを掲載する“野球教室”を決定。広島が独自でドミニカ共和国に開設している野球アカデミーについても「そういうアイデアを勉強させていただきながら、刺激があるのはいいと思う」と話した。

さらに孫社長は、インターネットでの試合放映中にファンが投手の1球ごとの配球を当てる投票システムや、各球団のファンサイトづくりなどアイデアを連発した。「最近、暗い事件が出たりしていますが、プロ野球を盛り上げることにより、夢と興味を提供できれば素晴らしい社会になるのでは」。球界、球団首脳への「新ホークスPR行脚」も、いよいよ熱が帯びてきた。

◇松田オーナー感心

孫社長と会談した広島松田オーナーは、日本球界の新たな将来像を感じた様子だった。「私共は利用させてもらう形になるが、IT産業は球界の新しい知恵になるんじゃないか」。孫社長からの提案に「色んな話を聞いてびっくりした」と振り返ったが、例えばエース黒田の投球フォームの動画をネット上に掲載し少年達の「教材」とするなどイメージも膨らませた。「球界全体のスケールアップにつながるんじゃないかな」と笑顔で話していた。

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岩隈来週中にも決定

「岩隈問題」が来週中に決着する可能性が高くなった。中村GMが「来週中に3人(小泉社長、仰木監督)で会う機会があるので」と、その場で結論を出すことを示唆した。小泉社長と岩隈が30日にも会談することが決まっており、そこでの岩隈の態度を見た上で3者会談に臨むようだ。ただ「毎日、岩隈が夢に出てくる。妙案?全くない」と相変わらず手応えが少ないようだった。

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上原、清水直、井端…昭和50年会結成[スポニチ]

改革の波が迫るプロ野球界へ、屈指の実力派世代が“新規参入”を果たす。巨人・上原浩治投手ら昭和50年度生まれの選手が「昭和50年会」を結成することが27日、分かった。上原のほか中日・井端弘和内野手、ロッテ・清水直行投手が発起人となり、年内に発足会を行う予定。将来的には社会貢献を目的に活動の幅を広げる方針で、問題山積の球界改革にも取り組む構えだ。

巨人が誇る上原と高橋由のエース&四番に今季セ界を制した中日のMVP右腕・川上、日本人内野手初のメジャーリーガーとなったメッツ・松井稼…。脂が乗った実力派世代が一堂に会して球界の未来を熱く語り合う。そんな夢の同期会が近く船出することになった。

きっかけはアテネ五輪だった。上原と高橋由、清水直に日本ハム・金子を加えた同期生が意気投合。以前は漠然としていた同期会結成へと盛り上がった。帰国後、上原と同い年で大体大野球部で一緒だった近鉄・岡泰秀広報を調整役に準備を開始。年内発足にこぎつけた。

発起人に名を連ねる清水直は「色んな同期会がある中で僕らは楽天と同じ新規参入。1度きっちり枠組みを作って回を重ねながら何ができるか考えていければ」と説明する。

当面は気軽に交流を楽しむ親睦会となりそうだが、それだけでは終わらない。日頃からファンサービスに熱心な上原や清水直が中心となるだけに野球教室などによる底辺拡大はテーマの1つ。福祉活動なども視野に入れるが、そういう意欲は先行きが見えない球界の改革にもつながるはずだ。

「今年ほど球団を維持するのが大変と実感した年はない。当然球界を良くするためのアイデアも出るでしょうね」と清水直。選手会長としてスト権行使に至る労使交渉に携わった井端や高橋由の存在もある。ざっくばらんな会の席でドラフト改革など諸問題へ提言が発信される可能性もある。

「メジャーの選手も含めてみんな同い年の貴重な存在。引退後も手を取り合って活動していきたい」。質の高いプレーで球界を盛り上げてきた黄金世代が、グラウンド外でも球界を引っ張っていく。

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古田、あらためて岩隅をサポート[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会の古田敦也会長が27日、移籍を志願している岩隈について、あらためてサポートしていくことを宣言。今後の選手会の方針について「変なことになれば、また動く可能性はあります。そうならなければいいんですけど」と語った。25日にはオリックス・小泉球団社長と約20分間会談し「本人の意向尊重」の基本姿勢を確認。現状については「どうなんですかね、進展はないんじゃないですか」と話したが、新たな問題が発生した場合は、迅速に対処する構えだ。

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岩隈不快感…カレンダーに載った[報知]

合併球団のオリックスから、他球団へのトレードを希望している岩隈久志投手が、29日にも都内で小泉隆司球団社長と2度目の会談を持つ可能性が出てきた。

26日から、所沢市内にある義父の楽天・広橋コーチ宅を訪れている岩隈は、この日も静養に努めた。早ければ28日に都内で行われるテレビ番組収録後にも帰阪する予定だったが、小泉社長は29日に商談のため上京。両者とも「できるだけ早く会いたい」と話しており、岩隈が関東滞在を延長し、同日夜にも会談する公算が大きくなった。

26日に発表された「オリックス・バファローズ」の2005年度版のカレンダーで、最多勝右腕は“球団の顔”として1月に採用されることになった。「こんな状況で、何で載せるんですかね」と、合併球団にさらなる疑念を抱いた様子。トレード願望は、もはや揺るぎないものとなっている。

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ソフトバンク・孫社長が広島・松田オーナーと意見交換[サンスポ]

ダイエー球団を買収するソフトバンクの孫正義社長が27日、広島市民球場を訪れ、松田元オーナーと意見交換。孫社長は12球団のチケットやグッズをインターネット(IT)でまとめて販売するプランを披露。『楽天市場』のお株を奪いそうな商売だが、ネット上でもライバルを突き放して覇権を握るつもりだ。

ライバルへ“挑戦状”を叩き付けた。広島の松田オーナーと約1時間の意見交換を終えた孫社長は、“プロ野球版楽天市場”ともいえるプランを口にした。

孫社長
「我々のインターネットを通じて、複数の球団のグッズをまとめてセットで販売したい。カープさんともチケットやグッズの販売で協力できればいいと話しました。」

具体的にはITサイト『YAHOO!スポーツ』に、各球団サイトを設立。その中で各球団のグッズやチケットを販売しようというもの。これまでもITを使ったチケット販売は公言してきたが、他球団のもまとめて行うという。実現すれば12球団のショップがIT上で軒を連ねることになる。

ITを使った他球団の試合中継に関しては、既に楽天・三木谷オーナーが公開ヒアリングの場で「ノウハウを提供して、収益を還元したい」と発言。ソフトバンクもブロードバンドを使ってホークス戦の全試合中継を検討しており、孫社長は「他球団も全試合?それがベスト」と12球団の全中継を目論んでいる。

今後は『楽天市場』の商品と孫社長のプランが競合するのは必至の流れ。とはいえ、ソフトバンクにお株まで奪われては、楽天も黙ってはられない。鷹vs鷲。IT上の覇権争いも一気に過熱しそうだ。

◇斬新な経営戦略に松田オーナーびっくり

孫社長は、ファンが次の球種を予測してインターネットで投票する双方向参加型の“珍プラン”を提案。さらにプロのスコアラーがつけたスコアカードや投手の投球フォームの映像を配信する案も開陳した。

これまでにない斬新な球団の経営戦略に、松田オーナーは「びっくりして、すごく楽しかった。新しいメディアが入ることで、プロ野球の新しい魅力が出てくると思う」と賛同した様子だった。

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孫社長が広島訪問で斬新プラン披露[報知]

ホークス買収で来季からの球界参入が確実なソフトバンク・孫正義社長が27日、広島市民球場内の同球団事務所を訪れ、松田元オーナーと会談。新規ファン開拓へ、視聴者参加型のインターネット試合中継を提案するなど、IT企業の旗手らしいユニークなプランを披露した。

野球少年のように目を輝かせながら、次々に斬新なプランが飛び出してくる。「今までのテレビ中継は一方向だったけど、双方向のものをリアルタイムで出来れば」と孫社長。例として挙げたのは、投手が投げる次の球種、コースを推理し、投票し合うというもの。ホークス戦だけでなく、全試合のインターネット中継の野望も抱いている。

26日の王監督との対談では、ホークス戦中継の街頭テレビ1万台設置の案を披露したばかり。この日、初顔合わせの広島・松田オーナーも「ブロードバンドの異質な世界に触れビックリした。色んなことをやってみると話されていた」と、孫流の球団経営に興味津々の様子。12月24日の正式参入を待ちきれず、異次元の発想が尽きることなく湧き出てくる。

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