わたしはかもめ2004年鴎の便り(12月)

便

12月19日

ロッテは豪勢な新名物?「100人チアガール」[サンスポ]

ロッテが『M☆Splash(エム・スプラッシュ)』という球団専属のチアガールを、従来の15人ほどから来季、100人体制とする構想が浮上。球団の営業担当者は「100人くらいに増やしたいと思っている」。常時出場するのは20人で、年に数回は「100人全員がグラウンドに立つ日もつくりたい。衣装も華やかにして、ここでしか見られないようなものにしたい」と鼻息は荒い。

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大松秘密兵器、松井バット

ロッテの即戦力ルーキー、大松尚逸外野手(22=東海大)が「秘密兵器」を手に合宿所へ入寮する。今月行なわれた身体計測では瞬発力で新人トップの数値を記録。そのパワーを生かすため「メープルバット」を試すことを19日、明かした。カエデの木から製作されたもので、堅く、耐久性があるといわれている。「反発力のあるバットなので、実は新たに使いたいを思っています。自分の打撃スタイルからもはじくイメージで打ちたい」と長所の爆発力を生かす狙いだ。

大学時代はアオダモとホワイトアッシュのバットを併用。メープルも考えたが金銭的な理由で断念していた。プロ入りを機にメーカーに発注し、年明けの入寮から新バットを持ち込む。ドラフト5巡目ながら即戦力の期待がかかる背番号「10」で、開幕先発も夢ではない。メープル製バットは目標とする故郷石川の先輩、ヤンキース松井も使っている。「早く自分のものにしたい」と使いこなすつもりだ。

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ライブドアは死なず、毎年オフに活動継続[ニッカン]

◇ファン感謝イベントに3000人

不死鳥は毎年オフに復活する。楽天との闘いに敗れ、プロ野球の新規参入を見送られたライブドアが19日、幻のチームとなった「ライブドアフェニックス(不死鳥)」を応援してくれたファンへの感謝イベントを宮城県利府町の県総合運動公園で開催した。堀江貴文茶賞のほか、横浜斎藤、エクスポズ大家がゲストで参加。野球教室などを行い、子供達約80人と交流した。

ライブドアは6月に近鉄買収の意向を表明し、9月には楽天より先に仙台を本拠とする新規加盟を申請した。今年の球界再編をリードした立場でもあり、仙台での人気は特に根強い。この日も午後0時30分の開門時には約300人が列をつくり、来場者は約3000人。ファニックスのグッズ売り場には100メートル以上の長蛇の列ができ、Tシャツ1000枚などがほぼ完売した。ファンとの質疑応答では、子供からの「1番強かった敵は誰ですか」という質問に、堀江社長が「伝統としきたり」と本音で答えるシーンもあった。

「ライブドアフェニックス」の今オフの活動は、この日だけ。しかし、今後はオフに限ってこの種のイベントを開く意向で、堀江社長は「やって良かった。新規参入は諦めていないし、今後もイベントだけのチームを組んで、どこかに現れるかも」と意気込んだ。既存プロ野球団の活動地域は避け、シーズン中のイベント開催も「迷惑を掛けたくない」(小島暫定GM)と自粛するが、不死鳥は来オフ以降もどこかに舞い降りそうだ。

◇楽天にエール

今回のイベントは、新規参入のライバルだった楽天の協賛を得て実現した。会場には「さあいけ!東北楽天ゴールデンイーグルズ!」と書かれた垂れ幕が用意され、エールを送る意向が強調された。堀江社長は「後から入ってくる予定の我々のためにも、いいスタートを切って欲しい」と希望した。楽天の島田社長からは「競い合った関係とはいえ、理想と変革を追及する姿勢には両者共変わりはなく、底辺では通じ合っていたとも言えます」などとするメッセージが寄せられた。

◇斎藤ら参加

小島暫定GMが横浜の球団職員を務めていた縁で、斎藤と元横浜の大家がイベントに参加した。ランニングやダッシュで体を温め、上手なキャッチボールのやり方を指導した。地元宮城県出身の斎藤はトークショーの司会を務めるなど、手慣れた様子。「野球をやっていない子にも新たに野球を始めて欲しい」と訴えた。大家は「スポーツを通して成長して欲しい」と話しかけていた。

◇浅野知事も謝意

宮城県の浅野史郎知事はこの日夜、知事公館でライブドアの堀江社長と会談し「(新規参入で)大団円とはいかなかったが、最初にドアを開けたのはライブドア。そこから全てのドラマが始まった」とあらためて謝意を伝えた。堀江社長は「(今後も)新規参入がしやすくなるよう楽天には頑張って欲しい」と応じた。会談では、宮城県の情報技術(IT)関連企業の立地状況などについても意見交換した。

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球団変われど…「ホークス」は永久に不滅?!

福岡のプロ野球チーム名は永久に「ホークス」?ダイエー王貞治監督が24日にも発表される新球団名について「今回で変わらなければ永久にホークスになるだろう」と語り、ソフトバンクが「ホークス」を採用すれば、半永久的にチーム名が受け継がれる見通しを示した。

ソフトバンクの球団買収に伴い、地元財界などは応援歌の存続と共に「福岡」「ホークス」の名前の残留も求めている。「地元も色々と名前を使っているし、関係が深いからね」と王監督は地元の声に理解を見せた。

ダイエーの前身、南海から受け継がれた「ホークス」。だが、ダイエーが買収した際には消滅する可能性もあった。当時の中内功オーナーの意向で、チーム名を変更し、新球団の色を強く出そうとした。だがファン心情に配慮して方針変更。ホークスはダイエーの16年間の歴史を支え、地元福岡や九州地区に浸透した。ソフトバンク孫正義社長は「相当に配慮しないとまずいな。下手すると暴動が起きるくらい」とホークスの定着ぶりを認め、地元の意見を反映する考えを示している。「ユニホームにしても具体的な話は聞いてないが、しっかりしたものにしてくれるでしょう」と王監督も「永久ホークス」に異論はないようだ。

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岩隈が選手会と対応策[報知]

◇20日実行委、オリックスの動き見て連絡

オリックス・岩隈久志投手は19日、プロ野球選手会と20日に、今後の対応策を電話で話し合う意向を明かした。

名球会のイベントのため、ハワイに滞在していた同選手会の古田敦也会長と、松原徹事務局長らは20日に帰国するため、本人は「実行委員会が終わってから、選手会の方と連絡を取ろうと思ってます」と発言。20日の実行委員会で、オリックス側が働きかける対応策を判断してから、楽天への金銭トレードに向けて、あらためて強固な支援態勢を求める考えを強調した。

岩隈はこの日、福岡県内で義父の楽天・広橋公寿コーチらと野球教室に参加した後、埼玉・所沢市にある同コーチの自宅へ移動。「(オリックスに最終結論を伝えて)今はすっきりした気持ち。選手会に協力してもらって、早く決まって欲しい」と年内決着を要望した。同選手会サイドも「彼の決断を尊重する」(山崎祥之広報)との意向を示しており、楽天入りの早期決着を目指し、尽力する方針だ。

◇宮内オーナーは小泉社長に一任

オリックス・宮内義彦オーナーは19日、都内の自宅前で、「岩隈問題」の処理を、小泉隆司球団社長に一任する考えを明らかにした。オリックスでのプレーを拒否、楽天への金銭トレードを最終通告している岩隈久志投手について、球団は20日の実行委員会、24日のオーナー会議で議題として提起する予定だが、同オーナーはオーナー会議を欠席。小泉球団社長に「丸投げ」する方針だ。

難問を抱える球団以上に、重要な問題を抱えていた。宮内オーナーは「(オナー会議は)スケジュールが重なっているので、今回ばかりは(出席するか)分かりません」と発言。24日は自らが議長を務める政府の「規制改革会議」の最終答申日という重要な局面を迎えるため、出席は困難と説明した。

「岩隈問題」は、スト回避が決定した9月23日のプロ野球選手会との労使交渉で、小泉球団社長が「選手の意思は尊重する」と発言したことが全ての発端。宮内オーナーが欠席する場合、本来ならオーナー代行の藤木保彦本社社長が出席するのが通常だ。だが、同オーナーは多忙なことに加え、この問題の長期化が、オリックス本社のイメージ悪化につながると判断し、4度も説得失敗の原因をつくった張本人の小泉球団社長に、名誉挽回のチャンスを与えた格好だ。

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岩隈の気持ちは来季へ「いつまでも引きずる訳には」[サンスポ]

オリックス移籍を正式に拒否し、楽天への金銭トレードを要求する最終決断をした前近鉄・岩隈久志投手は19日、福岡で開かれた野球教室に参加。自分の中では既に区切りをつけ、気持ちは既に来季へと向いていた。

「(17日に)最終決断を(オリックスの)小泉球団社長に伝えたことで精神的にも楽になりました。いつまでも引きずる訳にはいかないですから。もうそろそろ、体を動かしていかないとダメですからね」と自主トレ開始を予告した。

20日に行われる実行委員会で自らの去就が議題として上りそうなことには「そうなんですか…」と話すにとどまった。この日夜には福岡から埼玉・所沢市の義父、楽天・広橋公寿打撃コーチの自宅へ移った。今後は都内を拠点として、体づくりを行う。

◇20日実行委、年内決着に向け新たな展開も

日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会(豊蔵一議長=セ・リーグ会長)は20日に都内のホテルで開かれ、ダイエー球団買収を申請した情報通信大手ソフトバンクの公開ヒアリングなどの経過が報告される。これまでの審査では財務状況、運営方針や継続保有の意志など概ね好印象をもたれており、24日のオーナー会議では球団譲渡、参入が正式承認される見通しだ。

会議の中では、オリックスの小泉隆司球団社長から、球団統合に伴ってプロテクトしながら、近鉄からの移籍を拒否された岩隈久志投手の処遇に関して、方針が示されるものとみられる。同投手は楽天への金銭トレードを申し入れているが、野球協約にのっとった近鉄からオリックスへのトレード移籍を主張する小泉球団社長は「できるだけ早く解決させたい」とも話しており、井上智治球団取締役とのやり取り次第では年内決着に向けて、新たな展開も予想される。

14日のパ・リーグ理事会では小池唯夫会長が「1年後にトレードなどを考える方向で、誠心誠意話し合って欲しい」と折衷案を提示したが、効力はなかった。オリックス側の度重なる説得は不発に終わり、岩隈は今後の交渉を労組・プロ野球選手会に一任。20日には松原徹事務局長もハワイから帰国する。「(移籍に関して)選手の意志を最大限尊重する」との9月の労使協議での確認事項の遵守を強く求めてきそうだ。

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西武2軍命名権「インボイス」と契約[報知]

西武が情報通信サービス会社「インボイス」と2軍のネーミングライツ(命名権)を含むスポンサー契約を結んだことが19日、分かった。プロ野球では横浜の「湘南シーレックス」、オリックスの「サーパス神戸」に次ぎ、ファームのスポンサー契約は3チーム目。20日の実行委員会で黒岩彰球団代表が報告、詳細が正式発表される見込み。

両社はこの日までに正式契約に合意しており、契約年数は3年程度の複数年と見られる。今月14日に行われたパ・リーグ理事会で大筋で了承を得ており、黒岩代表は「(14日の)理事会では報告しているが、今度は正式に報告できる。まずは実行委員会で先にお話ししてから、発表したいと思う」と話した。

親会社であるコクドの株式虚偽報告問題が発覚後、西武グループ全体の事業再構築が検討されており、年間約20億円の赤字を抱える球団も体質改善が急務だった。その中で、今年9月にジャスダック市場に上場し、知名度アップを目指すIT企業との連携が進められていた。12月から星野球団社長兼オーナー代行、黒岩球団代表の新体制となった西武にとって、今回の事業が赤字体質改善への第1歩となる。

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ソフトバンクの参入承認へ[スポニチ]

実行委員会が20日、都内ホテルで開かれる。実行委では、ダイエーから球団を譲り受け加盟申請しているソフトバンクの参入が審議される。すでに実行委では6日の公開ヒアリングで同社の永続的な球団保有の意思確認を行うと共に、経営状況の調査などの審査を完了している。

20日の委員会ではソフトバンクの参入案の表決が行われ、セパ会長と各球団代表者で構成される委員の4分の3以上の賛成があれば議決され、承認される。豊蔵議長(セ・リーグ会長)はソフトバンクの参入について「問題はないのではないか」と語り、各球団も同様の見解を示していることから、満場一致で承認される見込み。24日の臨時オーナー会議に諮られ正式承認の運びとなる。

来季から実施される交流試合のルールも話し合われる。パ・リーグはパ本拠地開催の試合でのDH制、予告先発の実施をセ側に申し入れることを決めており、セ側の対応が注目されている。また、セ・リーグは実行委員会前に理事会を開き、任期満了となる豊蔵会長の続投を決める。

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ライブドア復活祭、将来新規参入だ![スポニチ]

ライブドアの堀江貴文社長が19日、宮城・利府町で行ったファン感謝イベント「ライブドアフェニックス・フェスタ」に参加し、あらためて06年以降の球界参入を宣言した。1日だけの幻の球団フェニックスの“復活祭”で語ったもので、約2000人のファンに将来的な新規参入を約束していた。

堀江社長
「決して諦めていない。この1年間で相当プロスポーツ経営に関してのノウハウを学んだし、いくらでも機会はある。」

イベントは野球教室と指導者講習会を開催。この日だけの限定製作となったTシャツなどのライブドア・グッズが2時間半で総額約800万円の売り上げを記録するなど、大盛況の1日となった。

堀江社長はフェニックス復活第2弾の構想も披露。「日本人メジャーリーガーを呼んで試合やイベントができればすごいよね」と、来季オフにスター選手を集めたスペシャル企画を検討していることを明かした。サントリー社の“モルツ軍団”との対決案もぶち上げ、イベントを協賛した楽天の三木谷オーナーに対して「後から(球界に)入る我々のためにも、楽天にはいいスタートを期待したい」とエールを送っていた。

◇斎藤、大家がゲスト参加

ライブドアのイベントに横浜・斎藤と米大リーグのナショナルズ(旧エクスポズ)・大家がゲスト参加した。赤いライブドアのジャージー姿で、集まった小・中学生相手にストレッチやキャッチボールなどを指導。イベントを終えた地元・宮城出身の斎藤は「こういう機会は非常に大切だということを再確認させられました」。大家も「僕自身も楽しかった。今後も何かあれば積極的に参加させていただきたい」と話していた。

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ホリエモンの強敵は「伝統としきたり」、仙台でイベント[サンスポ]

新規参入の夢を果たせなかったライブドアが仙台でファン感謝イベントを開いた。同社の堀江貴文社長のほか地元出身の横浜・斎藤、エクスポズの大家がゲストで参加。約3000人のファンが集まり、Tシャツやステッカーなど1日限定販売のライブドアグッズに長蛇の列ができた。質疑応答では「1番強かった敵は誰ですか」の質問に堀江社長が「伝統としきたり」と答える一幕もあった。

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「ライブドア・フェニックス」イベント[報知]

◇仙台で最初で最後

楽天との新規参入争いに敗れたライブドアの堀江貴文社長らが19日、宮城県利府町の県総合運動公園室内アリーナで、地元ファンへの感謝イベント「ライブドアフェニックス・フェスタ」を行った。

地元では依然として根強いライブドア&ホリエモン人気。会場には約2000人がつめかけ、特製Tシャツなどのグッズ売り場には長い行列ができた。

イベントには小島克典GMと交友のある横浜・斎藤隆投手、エクスポズ・大家友和投手がゲストとして参加。真っ赤なジャージー姿で登場した堀江社長は、少年野球チームの選手と記念撮影をしたり、野球教室では大家を相手に少々へっぴり腰でキャッチボール。トークコーナーでは女の子から「1番強かった敵は誰?」と聞かれ、「う〜ん、伝統とかしきたりかな」と苦笑する場面も。

“ライブドア支持派”が占める会場に「皆さんもゴールデンイーグルスを応援してあげて下さい。私も応援に駆けつけるかもしれません」と呼びかけた堀江社長。「(新規参入は)50年ぶりといっても、実際は初めてみたいなもの。後から入る予定の我々のためにも、いいスタートを期待したい」と、かつてのライバル・楽天にエールを送ると共に、改めて将来の参入再挑戦に意欲をみせていた。

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