わたしはかもめ2006年鴎の便り(2月)

便

2月7日

ボビー七変化[報知]

◇待望NHK取材に大はしゃぎ!?

ボビーが七変化を遂げた。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が7日、広大なキャンプ地で熱血指導を展開。打撃投手を志願して136球を投げ込むなど、大ハッスルした。

息つく暇もない5時間だった。この日ついに、待ち続けていたNHK取材班が到着。願いが通じた喜びもあってか、監督専用のカート「ボビーカート」を乗り回し、精力的に動き回った。

午前中はバントシフトの動きを指導。メーン球場での打撃練習中はグラブを持って自ら左翼の守備についた。サブ球場に移動し、早坂に打撃指導を施すと、今度は無人のブルペンに西岡を呼び出し、10分間の個人面談。「WBCではイチローさんを観察しろと言われました」と西岡。俊足巧打の1番打者に、イチローへの弟子入りを勧めた。

まだ終わらない。第3球場で投手陣にスクイズの極意を伝授したあとがハイライトだ。レガースを身につけ捕手に変身し、若手の打棒を観察。最後は「マシンで投げきれない細かいコースを打たせたい」と打撃投手を志願し、延べ9選手に136球を投じた。

「選手が1日の最後に、その日の始まりより成長しているのが嬉しいよ」と笑顔のボビー。55歳の底知れない体力と情熱が、日本一軍団を支えている。

◇渡辺俊7日全球種試すフリー初登板

「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に日本代表として出場するロッテ・渡辺俊介投手(29)が7日、翌日(8日)に控えた今季初の実戦登板となるフリー打撃で、手の内を全て見せることを明かした。

この日から2軍の鹿児島キャンプは第2クールに入った。日本代表投手のフリー打撃登板が始まり、渡辺俊の出番は、8日に決定した。「WBC使用球は、変化球の曲がり具合が違うから、打者を相手に確認しないと。全球種を投げると思う」と渡辺俊。持ち球のカーブ、スライダー、シンカーが、WBC球でどれくらい変化するのか、使えるのか、女房役・里崎と共に細かくチェックするつもりだ。

さらに“新投法”も披露する。サブマリンは2日にブルペンで100球を投げ、投球時、体の軸の位置を意識的に「力が入る場所」に持っていくフォームを完成させた。「どこに持っていくかは企業秘密」と渡辺俊は言うが、これで10キロ近い球速アップが可能となり、「実際に打者が、打席でどれだけ速く感じるかを聞いてみたい」と登板を心待ちにしている。代表合宿を2週間後に控え、8日のフリー打撃登板が大きな試金石となりそうだ。

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「千葉マリン」命名権バラ売りへ[報知]

◇球場コンコース、バックスクリーン、フィールドシート…

ロッテが本拠地・千葉マリンスタジアムの“ばら売り”を行う方針を固めたことが7日、分かった。バックスクリーンの大型ビジョン「マリンビジョン」など、球場内の各スポットの命名権を販売する方針。球場所有者の千葉市と協議を行い、規制緩和が進み次第、売却に動く。昨年の日本一効果で希望企業が殺到するのは確実。売却額は1ヶ所につき数千万円に上るとみられており、球団経営の改善がいっそう進むことになりそうだ。

ロッテの命名権ビジネス第2弾が明らかになった。ロッテは現在、球場本体の命名権に関し、外部への売却案とロッテ本社が買収する案などを並行して検討中。自ら買収、命名する場合は「ロッテ26スタジアム」が最有力候補となっている。千葉マリンスタジアムは昨年、チームの快進撃と相まって注目度が一気にアップ。3年後の経営黒字化を目指す球団は、球場本体の命名権とは別に、球場内施設、スポットの命名権を売却に乗り出す方針を固めた。

現在、千葉マリンスタジアムは千葉市が所有し、運営は市の第3セクターが担当。だが、4月には「指定管理者制度」が適用され、球団が千葉マリンスタジアムの管理者となるため、効率的な運営が可能になる。球団幹部は「千葉市と交渉してさらに規制緩和が進めば、ぜひトライしたい」と命名権の“ばら売り”に意欲を見せた。

関係者によると、販売対象となるのは人通りの多い球場内のコンコース、バックスクリーンの「マリンビジョン」、今季から増設されたフィールドシート「フィールド・ウイング」、子供向け施設「キッズフィールド」など。売却額は球場内広告の相場同様、年間数千万円に上るとみられる。

他球団では、阪神が甲子園球場の銀傘などの命名権売却を検討中。千葉マリンスタジアムの“最大の目玉”は、ファンが純白に染め上げる右翼席だが、関係者は「右翼席に関しては(売却先が)関係の深い企業でないと難しいかもしれない」と話した。

昨年は外野フェンスの広告展開が可能になったほか、フィールドシートの増設も認められた。規制緩和の流れの中、ビジネスの一環として、今度は球場の“ばら売り”に乗り出す。戦力だけではなく、ロッテは経営面でも頂点を目指していく。

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今江、日本の先乗りスコアラーだ[デイリー]

王JAPANの先乗りスコアラーになる!?WBC日本代表のロッテ・今江敏晃内野手(22)が、8日にキャンプ地の豪州・ジーロングで行われる台湾代表対豪州代表の練習試合を偵察する計画を披露した。

アジアラウンド通過へ、日本の強力なライバルとなる台湾。同代表は現在、豪州で強化合宿中で、8日の豪州代表との練習試合は総仕上げの意味合いを持つ。相手の実力を測る絶好のチャンス到来に、「体調にもよるけど、ぜひ偵察に行きたいっすね。1回見たら、イメージもわくと思うんで」と今江は意欲満々。

幸い、試合はキャンプを張っているジーロング・ベースボールセンターで行われるため、移動の心配もない。「もちろん見たものは全部伝えたい」。自分の目で確かめたライバルの印象を、王JAPANのチームメートに伝えるつもりだ。

代表合宿まで残り2週間を切ったが、調整は万全。守備練習では機敏な動きを見せ「昨年と比べて精神的に余裕がある。順調すぎるくらい」と表情も緩む。弱冠22歳の日本代表が、チームのために、一肌脱ぐ。

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ロッテが球場の命名権バラ売り[デイリー]

千葉市から千葉マリンスタジアムの指定管理者に認定されたロッテが、球場の各施設に命名権を設置して企業に販売していくことが7日、分かった。

対象はコンコースや大型ビジョンのほかに、熱狂的なロッテファンが集まる右翼席も含まれている。昨年は日本一に輝いたとはいえ、約30億円の赤字を出しており、命名権の販売は赤字削減策の一環。

さらに野球使用日以外には、サザンオールスターズやTUBEなどを起用し、屋外コンサートを開いて収益を増やしていく方針。狭間球団代表補佐は「コンサートに限らず、色々なイベントを企画して赤字削減を図りたい。2年後には黒字に転換できるようにしたい」と話した。

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WBCでイチローから学べ!バレンタイン監督が西岡に極秘指令[サンスポ]

イチローから全てを吸収せよ−。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)がWBCに日本代表として参加する西岡剛内野手(21)に極秘指令を出した。マリナーズのイチロー外野手(32)の全てを学びとれという指示で、イチロー以外の助言は無視してOKというボビー流のミッション。西岡もイチロー塾の門下生として、1番打者の極意を身につける覚悟だ。

投手陣の姿もなく、静まり返ったブルペン。そこには通訳を介して西岡に熱く語りかけるボビーがいた。3人だけの空間は約10分間。身ぶり手ぶりを交えて、“ボビーの考え”が伝えられた。

「WBCではイチローさんをよく観察するよう言われました。何を学ぶかって?全部です」。守備位置こそ異なるものの、俊足の先頭打者という点では同じ。イチローが初めて盗塁王に輝いたのは22歳のとき。西岡も20歳の昨年、盗塁王を獲得した。打撃、アグレッシブな走塁、1番打者としての心構え…。イチローの心・技・体全てをすべて吸収しろというアドバイスだった。

西岡の最大の課題はスタミナ面。昨季は夏場に体力不足が露呈。3−4月の打率は.340だったのに対して、7月の打率は.159と大きく低迷した。決して体の大きくないイチローだが、メジャーの強行日程の中で5年連続200安打以上とコンスタントに成績を残しているだけに、最高の手本となるはず。

さらに、ボビーは「たくさんの人から、色んなことを言われるだろうが、自分のスタイルでいきなさい」とも指示。イチロー以外のアドバイスは無視して自分流を貫けという極端な指示。とにかくイチローだけを師と仰ぎなさい、という明快な指令を出した。

「本当は多くの意見を聞きたいタイプなんですけど」と西岡は苦笑いだが、何はともあれイチロー塾に“入門”することが先決。ここまでの調整は「素晴らしい状態」とボビーが評価するとおり順調そのもの。マリンの切り込み隊長が、天才打者の下でさらにレベルアップする。

◇ボビーニコニコ…NHKガキテクレマシタ

NHKシドニー支局から、2人のクルーが取材に訪れた。バレンタイン監督も、今キャンプ初の打撃投手を務めるなど歓迎ムード。ボビーは「マシンが投げきれないコースに投げたかった」と説明したがこれもNHK効果!?取材した支局員は「いいシーンが撮れました」。ただし、今後の取材は未定だという。

◇ビーチフラッグ選手が訪問

ビーチフラッグで昨年全豪2位に入ったアビー・ルータスさんが、妹のクレールさんと球場を訪れた。昼食後のグラウンドでは、監督、選手が見守る中、球団職員とビーチフラッグ対決をして圧勝。ボブスレーでトリノ行きも目指していたというアビーさんは「ロッテのことは新聞で知っていました」。バレンタイン監督は「素晴らしいアスリートが会いにきてくれて嬉しい」と交流を喜んだ。

◇腰痛の福浦が練習に復帰

福浦和也内野手(30)が2日に腰痛を訴えて別メニュー調整だったが、練習に復帰。「状態はまだ6、7分」と守備練習では痛みも感じるが、フリー打撃では中堅から左を中心に鋭い打球を飛ばした。

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ボビー全開!投げた捕った走った![スポニチ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が豪ジーロングで行われたキャンプで打撃投手を務めるなど、今キャンプ1番となる精力的な動きを見せた。ランチ休憩中にはフリー打撃を終えた西岡剛内野手(21)と約20分間の“緊急ミーティング”。WBCでは日本代表で同僚となるマリナーズ・イチロー外野手(32)を手本とするようにアドバイスも送った。

ボールを握った指揮官がキャッチボールで打撃投手の準備を始めた。午後3時からの居残り練習。渡辺正、早坂、大松、竹原、青松に30分間、136球の熱投を演じた。「選手が練習開始より終了したときに少しでも成長してくれればいい。みんないいスイングを見せてくれたよ」。昨年の鹿児島キャンプでは16日に1度だけ登板。西岡、フランコに60球を投じたが「今年の方が調子がいい」とウインクした。

第2クール2日目。キャンプ初日に「日本の公共放送が来ていないのは残念」と嘆いたNHKが取材に訪れた。テレビカメラを意識した訳ではないだろうが、指揮官のサービス精神はいつも以上に旺盛だ。午前中、バント守備のフォーメーション練習ではグラブを手に西岡、渡辺正らに身ぶり手ぶりで熱血指導した。

昼食後は3面ある広大なグラウンドをカートながら、F1ドライバーのような華麗な運転で動き回る。途中、打撃練習を終えた西岡をつかまえると早速ミーティング。「いい仕上がりで驚いた。このまま何も変えなくていい。WBCではイチローを観察するといい」とアドバイスを送った。

さらにフリー打撃で捕手を買って出たかと思えば突如、外野へ走り出し球拾いまでした。日の入りは午後8時45分。夕方6時半からの夜間練習も「ウエートトレの時間を確保するため」と全体練習直後の午後3時に繰り上げるなどシーズン同様、臨機応変な措置を取った。55歳のタフネス指揮官。06年もチームの先頭に立つつもりだ。

◇柳田3日ぶりブルペン

右太腿裏を痛めて別メニュー調整していた高校生ドラフト1巡目の柳田が、3日ぶりにブルペン入り。直球にカーブ、スライダーを交えて37球を投げると「ちょっと突っ立った投げ方だったけど、足は大丈夫。肩も6割はできています」と丸い顔に笑みが戻った。投球を見守った井上投手コーチは「普通にメニューを消化しているし、問題ない」と話した。

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ボビー、NHK来訪でお茶の間サービス[ニッカン]

ボビーのサービス精神が全開だ!この日、熱望していたNHKのテレビクルー(シドニー支局)が、ロッテ豪州キャンプに初めて取材に訪れた。ボビー・バレンタイン監督(55)は今キャンプで初めてカタカナで自分の名前が入ったグラブを付け、守備に、実演指導に、打撃投手と精力的にグラウンドを動き回った。

クライマックスは、全体練習終了後の午後3時30分から始まった。大量にボールが入ったかごのあるマウンドに向かい、自ら投球を開始。すると、一塁側に陣取っていたNHKクルーも慌ててテープを入れ替えて、撮影を再開した。早坂、渡辺正、大松ら期待の若手に対して実に136球。20分以上にわたって、熱のこもった打撃投手役を務めた。

NHKの来訪を意識したかのような「ボビー劇場」。しかし同監督は「マシンでは投げられない場所に、自分が投げようとした」と意図を説明した。ただ、そこは誰よりもファンを大切にする指揮官。以前から「日本の公共放送が来ていないのは残念。日本の皆さんは我々がどうしている知りたいはず」と話していただけに、ファンが待つ、お茶の間に向けたサービスだった可能性も十分だ。

この日は練習開始時から、これまでとは様子が違った。初めてグラブを付けて外野守備に就くと、普段は助手席に乗る「ボビーカート」も自らご機嫌に運転。昼過ぎには、誰もいないブルペンに西岡を呼び出して個別指導、フリー打撃ではキャッチャー役も務め…と、普段にも増して精力的に球場中を動き回った。

前夜シドニーからジーロング入りしたNHK取材班は「初めてのことが多いなら、監督さんのいいシーンをたくさん撮れて良かった」と感激。ただ「オーストラリアに流れるのは海外用のBS放送だし、放送時間や日時はまだ分からない」と話し、ボビーの勇姿がどれだけお茶の間に届くかは未定としていた。

◇この日のボビーの動き

10時20分
NHKテレビクルーが撮影を開始。
12時30分
「ボビー・バレンタイン」とカタカナで名前が入ったグラブをつけ、バントシフトで実演指導。
13時20分
フリー打撃で外野守備に就く。
13時30分
誰もいないブルペンに西岡を呼び出して個別指導。
13時40分
「ボビーカート」を自ら運転。
13時50分
第1球場に移動し、早坂に打撃指導。
14時20分
第3球場に移動し、柳田にスクイズ指導。
14時30分
メーン球場で1球だけノック。
14時40分
フリー打撃で捕手役。
15時30分
打撃投手として136球を投げる。

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WBC大会前に80選手をドーピング検査[ニッカン]

国際野球連盟は6日、国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」でのドーピング(薬物使用)検査の概要を明らかにした。全試合で終了後、各チームから2選手が検査を受けるほか、大会前にも無作為に抽出された80選手が検査を受ける。その際、世界反ドーピング機関(WADA)の基準が採用されるため、米大リーグでは禁止されていない薬物も処分対象になる。薬物使用が発覚した場合は、2年間、国際大会への出場が禁止されるが、大リーグには適用されない。

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腰痛の福浦が全体練習に復帰[ニッカン]

キャンプ2日目に持病の腰を痛めて、別メニュー調整を行っていたロッテ福浦和也内野手(30)が7日、全体練習に復帰した。フリー打撃では「基本にかってセンターから逆方向を狙っている」と快音を響かせた。昨年11月には腰の手術も行っており、ここまで大事をとってきた。この日はシートノックにも参加したが「バッティングと走るのは大丈夫だけど、守備の時に前かがみになると少しつらい」と話している。

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腰痛だった小野が投球練習再開[ニッカン]

腰痛のため、前日は別メニュー調整を行ったロッテ小野晋吾投手(30)が7日、投球練習を再開した。オーストラリア・ジーロング市での1軍キャンプで、捕手を座らせて56球の投球を行った。「昨日は大丈夫かなってくらいのハリがあったけど、問題なかった」と笑顔で話した。バレンタイン監督とも会談し、今季は先発専念を言い渡されている。「まだ投げ初めだからね」と今後はさらにペースを上げていく考えだ。

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台湾視察せず

8日の練習後に同球場で行われる豪州対台湾戦を、バレンタイン監督は所用のため視察しない方針を固めた。WBCでは日本代表と対戦することになる台湾だが「特に要請は受けていない」とスコアラー陣も送り込まない予定。日本代表の今江は「見に行きたいけど、ウエート(トレ)する時間と重なっているから…」と話していた。

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どすこい復帰

右太もも裏を痛めていた「どすこい」ことドラフト1巡目・柳田将利投手(18=青森山田)が全体練習に復帰した。ブルペンで37球を投げるなど、全メニューをこなした。「少し足が突っ張った感じだったけど大丈夫」とアピール。腰痛で別メニューだった福浦も練習に復帰した。

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清水新球練習

清水は届いたばかりのWBC使用球の感触を確かめた。これまではキャンプ用に準備していたMLB公認球だったが、早速、練習最後にキャッチボールで使用。「まだ(MLB球より)マシかな」と、やや滑りにくいと感じている様子だった。グラブも、これまでより大きめに新調し「(握りが)出る癖があるんで」と研究に抜かりはない。

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俊介8日登板

WBC代表の渡辺俊は8日フリー打撃に登板する。鹿児島キャンプ第2クール初日となったこの日は、ブルペンで43球。実戦的な登板を翌日に控え、テーマに「変化球も大きいのがいいのか小さいのがいいのか。新しいフォームで本当にボールがいっているのか確かめたい」と説明していた。

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