わたしはかもめ2006年鴎の便り(4月)

便

4月21日

北海道日本ハム4−2千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハム2年目の橋本が初先発でプロ初勝利。チームは対ロッテ今季初白星で3位に浮上。日本ハム先発・橋本は7回0/3で117球を投げ、5安打2失点。3人目の武田久が3セーブ目をマーク。打線は1点を追う2回、森本の押し出し四球などで2点を取り逆転。その後3回には木元、4回には小田が適時打を放ち追加点を挙げ、2試合連続2ケタ安打。ロッテは、サブローの犠飛と大松の2試合連続4号ソロでの2点のみ。先発・渡辺俊は5回を8安打4失点。自身の2003年から続いた日本ハム戦の連勝が10でストップした。

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千葉ロッテ0100000102
北海道日本ハム02110000x4

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俊介、対ハム戦11連勝ならず

渡辺俊の対日本ハム11連勝はならなかった。5回8安打4失点で降板。02年4月以来、4年ぶりの黒星となった。2回には味方が先制点を取った直後に、押し出し四球などで、逆転を許した。「すみません。何もありません」。これで1勝2敗と負けが先行。バレンタイン監督は「今日は十分に勝てるだけのピッチングをしたけど、相手の攻撃でラッキーなところがあった」とかばった。

橋本
「(渡辺俊について)悪いボールといいボールがはっきりしすぎる。向こうが、速いボールに的を絞ってきていた。」

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大松5戦4発

2番で初先発した大松が、4号ソロを放った。8回にストレートを右翼スタンドに運んだ。1軍出場5試合で4本塁打と好調を維持。「甘い球をうまくとらえられた。手応えはあったけど、あそこだけじゃだめ。ほかの打席も打たなくちゃいけない。2番でも監督にいつも通り打てと言われた」と話した。

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渡辺俊、対日本ハム10連勝でストップ…5回4失点KO[報知]

マウンド上で渡辺俊は幾度となく首をひねった。日本ハム打線にシンカーを狙い打ちされ、4回までに8安打。制球難と失策も重なり、4失点で2敗目を喫した。03年から続けていた日本ハム戦の連勝も10でストップだ。2回1死二、三塁では、飯山に死球を与え、続く森本には押し出し四球。「制球が悪かった?そうですね」と力なく話した。

許した8安打中、6本がシンカーで7本が左打者に浴びたもの。捕手の橋本は「確かに速いボール(直球とシンカー)に的を絞ってきていた。それよりも四死球の多さが問題」と振り返った。サブマリンのまさかの不振でチームの連勝は4でストップ。バレンタイン監督は「勝てる投球はしている」と変わらぬ信頼を口にし、次回登板時の復調を願っていた。

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渡辺俊かばう[スポニチ]

渡辺俊が5回を8安打4失点。10連勝中だった日本ハムに02年4月8日(千葉マリン)以来の黒星で今季2敗目を喫した。2回1死満塁では森本に押し出し四球を与えるなど制球に苦しんだ。「全体的には悪くなかったけど…」とサブマリン。今季初の5連勝を逃し、借金は再び2。それでもバレンタイン監督は「打ち取った打球も野手の間を抜けていた」と最後まで渡辺俊をかばっていた。

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ロッテ・渡辺俊が4失点KO…日本ハムに4年ぶり黒星喫す[サンスポ]

今季の1勝を含め、日本ハムに10連勝中だったロッテの先発・渡辺俊が、5回4失点でKOされ、チームとしてもカモにしていたこの球団に2002年4月以来の黒星を喫してしまった。バレンタイン監督は「わずかなところでストライクが取れなかった」と制球に苦しんだことを敗因とした。当の渡辺俊自身は「全体的に悪くはないのですが…」と首をかしげるばかりだった。

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渡辺俊が4年ぶりハム戦黒星[ニッカン]

カモにしていた日本ハムに02年4月以来の黒星。ロッテ渡辺俊は今季の1勝を含め、日本ハムに10連勝していたが、この夜は序盤からピリッとせず、5回4失点でベンチに退いた。バレンタイン監督は「わずかなところでストライクが取れなかった」と制球に苦しんだことを敗因とした。一方、当の本人は「全体的に悪くはないのですが…」とピッチング同様に歯切れが悪かった。

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人生変えた「先憂後楽」[朝日新聞・千葉]

先憂後楽。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で活躍し、一躍、その名を全国に知らしめた西岡剛内野手(21)が大事にしている言葉である。彼の自宅の壁には両親から贈られたこの文字の書かれた紙が1番目立つところに張られている。

「ある時突然、両親がこの言葉が書かれた紙を送ってくれたんです。知り合いの人に『いい言葉だから息子さんに伝えてください』と言われたらしい。オレもこの言葉を見て感じるものがあった。いい言葉だと思った」。

入団1年目、まだ駆け出しの頃。つらく苦しい2軍生活が続いていた西岡の元に両親からメッセージが届けられた。意味は「若いうちに努力を惜しまなければ、後から楽になる」というもの。当時、18歳の若者にも、この言葉が伝えようとしていることの大切さが理解できた。漢字にして、たった4文字。しかし、この言葉の持つ奥深さと魅力は計り知れない。そしてそれ以来、若者は言葉の通り実践すべく、日々を過ごし始めた。

「最初はいつも忘れないようにと帽子のツバにペンで書きました。もちろん部屋にも1番目立つところに張って、寝る前、朝起きる時に自分に言い聞かせた」。今でもリストバンドにはこの文字が刺繍されているし、4月に立ち上げた自身のホームページ(http://www.tsuyoshi-7.com/)のメーン画面にも大きく文字が躍っている。それほど、西岡にとっては大切な言葉なのだ。

「高校を出たばかりの若い頃は、やはりどうしても楽をしたいと思ってしまう。しかし、そこであの言葉を思い出して思いとどまる。今、練習しないと後でつらい思いをすると思うと不思議と頑張れる。言葉がボクを励ましてくれた」。

西岡は試合後もよく特打ちを行う。それは別に不振の時に限ったものではない。疲労がたまっている時も黙々とバットを振る彼の姿を見かける。そして次の日、結果が出る。今の彼があるのもそんな日々の積み重ねからである。

言葉との出会い。西岡は1つの言葉と出会ったことでその後の人生を大きく変えたといっていいかもしれない。1つの言葉との出会いが若者の将来を良い方向へ導くことができる。言葉は偉大だ。先憂後楽。いい言葉である。

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