わたしはかもめ2006年鴎の便り(9月)

便

9月1日

このままじゃ厳冬必至だから、逆転POへ“ニンジン作戦”

逆転プレーオフ進出へ、崖っぷちのロッテフロント陣が現場に奮起を促した。31年ぶりの日本一になった昨季の契約更改(日本人選手)では、1億円プレーヤーが倍増の8人になるなど、年俸総額が約6億円上がった。だが今季は成績を落とす選手が多く、チームも4位と苦しい状況が続いている。年俸アップが期待できるのは安定した活躍を見せる里崎ら数人で、球団関係者は「普通に考えればそうなる」と“厳冬”もやむなしの状況だ。

そこで、残り19試合でテコ入れを行う。3位日本ハムとは9.5ゲーム差だが、数字上は逆転の可能性が残っている。「まだ優勝のチャンスがある。そうすれば状況も変わる。今こそチームとフロントが一緒になって戦う時だ」と、“ニンジン作戦”で背中を押した。

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阪神がロッテ・里崎獲り!“ポスト矢野”へ関本クラス放出覚悟[サンスポ]

阪神の来季に向けた拡大編成会議が7日に行われることが1日、明らかになった。奇跡の逆転優勝と同時に来季へも動き出す岡田猛虎の懸案事項の1つは“ポスト矢野”。日本代表としてWBC優勝にも貢献したロッテ・里崎智也捕手(30)を最大のターゲットに、出血覚悟で次期正妻の獲得へ本腰を入れる。

かすかな奇跡に夢をなぞらえる猛虎。だが目の前の戦いだけに、集中してもいられない。来季に向けて、いよいよ動き出す。その起点は、西宮市内で拡大編成会議が開かれる『9・7』。続投が既定路線の岡田監督が、チーム再編への1歩を踏み出すときがきた。

最大の議題は差し迫った25日の高校生ドラフトとなるが、「来季の戦力分析や補強の話にもなる」(球団関係者)。将来を見据えた懸案事項の1つである『ポスト矢野』についても話し合われ、次期正妻獲りに本格検討に入る。

12月で38歳になる矢野。4年連続で2ケタ本塁打を放ち、持ち前の打撃は健在。だが、8月31日の中日戦(甲子園)では、荒木に盗塁を2度許すなど、体力面で衰えは否めない。しかも攻守の要となる捕手。城島(マリナーズ)の抜けたソフトバンクのように、後継者が育っていないと厳しい戦いを強いられてしまう。

昨年のドラフトで岡崎を獲得するなど、これまでも次期正妻探しは課題としてきた。野口と浅井を併用しても、攻守に長ける矢野に頼らざるを得ない。裏を返せば、正捕手と呼べる人材が育っていないのが現状だ。

そこで最大のターゲットに、挙がっているのがロッテの里崎だ。WBC日本代表の正捕手。しかし、ロッテでは今季こそ橋本の不振で、スタメンマスクをかぶる機会が多いが、首脳陣とのコミュニケーションがうまく取れていない情報も、阪神側はキャッチしている。

現状では獲得は厳しいが、「矢野の後の捕手を、出血を覚悟しても獲りに行く」(球団幹部)。ロッテが内野手が不足しており、関本クラスの1軍選手の流出も覚悟せざるを得ない。西武・野田、ロッテ・橋本も獲得候補に、交換トレードを模索していく方針だ。

すでに高校生ドラフト(9月25日)では智弁和歌山の橋本を上位指名することを決めているが、大学・社会人ドラフト(11月21日予定)では強肩でポスト矢野との呼び声の関学大の捕手、清水をリストアップ。編成会議では指名にもGOサインが出る見込みだ。

来季続投が確実の岡田監督にとって、今季の逆転Vを諦めないことと同様に、次世代の攻守の要探しは最重要課題。常勝軍団に、不動の正妻は絶対条件だ。

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12球団ジュニア大会発表[報知]

日本野球機構は1日、12球団が推薦、編成したチームによる小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP」の開催要項を発表した。

野球振興の一環として昨年12月に初開催された大会で、第2回の今回は12月26日から28日までヤフードームで行われる。セ、パ各リーグがそれぞれ2組ずつに分かれて予選リーグを戦い、1位になった4チームがリーグ代表の座をかけ準決勝で対戦。勝者が決勝でぶつかる。選手は小学5、6年生が対象で、監督は球団OBが務める。

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