9月8日9月8日パ・リーグ最年長投手、ロッテ小宮山悟（40）の現役続行が8日、決定的になった。チーム編成にも影響力を持つバレンタイン監督が、来季も現役続行を希望する意向を示し、「いつも話はしています」と認めた。この日、福岡への移動前に、羽田空港で取材に応じた小宮山は「監督がそう言ってくれるのはこちらとしてはありがたい話。まだ投げられるし、投げるだけなら45（歳）までは投げられる」と意欲を見せた。
今季の小宮山はここまで22試合に登板し、0勝2敗防御率4.60。主に点差が離れた場面での登板が多いが、右の中継ぎ投手として貴重な役割を果たしてきた。ベテランらしく「球団にこういう選手が必要かはドラフトとか、これからのチームの状況次第」と冷静に分析する一方で「もしロッテが契約してくれなくても、他球団が欲しいと言ってくれるなら、投げられなくなるまで投げ続けたい」と話した。
現在のところ、球団との話し合いは契約更改交渉の席になる予定だ。不動のエースとして長くロッテを支え、横浜、メッツと渡り歩いた。豊富な経験に裏付けられた理論派で、将来的には指導者への道も有力視される。これについては、オファーがあった時に考えると前置きした上で「そういう時に備えての準備はしている」と話した。
チームは現在4位と苦しい状況が続く。「今は監督も選手も軸がぶれていない。強いチームになっている。今年は悔しい思いもあるし、今は残りの試合を頑張りますとしか言えない」と話す。まずは残りのシーズンで、全力投球する考えだ。
今月末をメドに12球団で初となるモバイル版の球団動画サイトを立ち上げることになった。球団が独自に編集した「マリーンズニュース」「選手インタビュー」「ダイジェストムービー」などを配信する。「開始日はまだ調整中だが、携帯電話から動画を見られるサービスは他球団もやっていない。これまでと違うサービスをファンに楽しんでもらいたい」と球団関係者。月額300〜500円を予定している。