わたしはかもめ2006年鴎の便り(9月)

便

9月10日

福岡ソフトバンク2−0千葉ロッテ(ヤフードーム)

ソフトバンクがこのカード最終戦を斉藤和の自身2度目の無四球完封で飾った。ソフトバンクは田上が1回と8回に適時打を放ち全打点を挙げた。先発・斎藤和は自己最多タイの13奪三振、今季5度目の完封で自身6連勝。05年6月29日から対ロッテ7連勝でハーラートップの17勝目。防御率1.68、奪三振185もリーグトップ。チームは連勝で今季最多タイの貯金23。ロッテは93年5月29日〜6月1日以来の3試合連続完封負けを喫し、4月15日以来の借金4。先発・清水直は05年6月28日から対ソフトバンク7連敗。

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千葉ロッテ0000000000
福岡ソフトバンク10000001x2

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清水「投げ負け」

清水がエース対決に敗れた。7回まで10三振を奪う好投を見せたが、8回に四球からピンチを招き2点目を失った。「投げ負けです。ただそれだけ」と悔やんだ。バレンタイン監督は「斉藤投手はいい投球をしていた」と脱帽した。

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契約通り「残留」

ロッテ瀬戸山球団代表はこの日、バレンタイン監督の去就について「信頼は変わりない。来年のことも考えてくれていると思う」と話した。昨年オフに4年契約を結び、残留は既定路線。シーズン中のため多くは語らなかったが、昨季日本一に導いた手腕は高く評価している。

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終戦…ボビー、ファンにお詫び[デイリー]

8回途中に降板したロッテ・清水が、ベンチのイスにグラブを叩き付けた。打線は3戦連続完封負けで5連敗。ロッテの4位が確定し、あまりにも早すぎる2年連続日本一に向けたシーズンの幕切れだった。

バレンタイン監督は「ファンの皆さんにお詫びしたい」と頭を下げた。「違った形でコントロールしていれば、何とかなった部分はある。監督として、全ての責任を負っている」とうつろな目で話しながら敗北を認めた。

昨季はリーグ2位でプレーオフに進出し、日本一、初代アジア王者まで上り詰めた。指揮官のもと一丸となって戦ったが、今季は故障者が相次ぐなど、最後まで投打の歯車がかみ合うことはなかった。

残り13試合。「最高の選手達で、最善を尽くすことには変わりない」と言ったバレンタイン監督の顔は寂しげだった。

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ロッテ終戦4位確定、ボビー謝罪[ニッカン]

抑えていた感情が、むき出しになった。8回途中2失点で降板したロッテ清水が、グラブと帽子をグラウンドに叩き付け、ベンチを蹴り上げた。守っても点が取れない。今季を象徴する展開で、無得点イニングは31回に伸びた。球団ワーストタイとなる3試合連続の完封負けで、ロッテの06年シーズンが終わった。

バレンタイン監督は「まずはファンの皆さんに謝りたい。4つ防衛できるタイトルがあったが、その内1つ(交流戦1位)しか手にできなかった」と謝罪。「シーズン中に様々なことがあったが、もっとうまくコントロールできていたら、違った形になった。監督として全ての責任を感じている」と続けた。

敗因には、前半戦総括の時と同じ言葉を蒸し返した。「WBCがあってケガをした小林宏が1ヶ月ローテーションに入れなかった。予想できないケガ人が多かった」と言った。確かに勝負どころの7月にベニー、福浦を欠き、里崎、西岡、橋本らケガ人が続いた。

ここまでチーム打率はリーグワーストの2割5分2厘。昨季はボビーマジックと称賛された日替わり打線が機能せず、選手達も軒並み成績を落とした。「とにかく自分が監督としてするべきことができなかった」。結果で判断されるのがプロの世界。今季は最後まで優勝争いに加われなかった。

試合後、バスが出発する球場出口には「曖昧な采配はやめて」と書かれた横断幕が掲げられた。昨年は11月13日にアジア王者に輝いたロッテが、2ヶ月以上早い終戦を迎えた。

8年ぶり、王者→B
昨年日本一のロッテは4位が確定し、プレーオフ進出を逃した。前年の日本シリーズ優勝チームがBクラス転落は、98年ヤクルト以来、8年ぶり9度目。過去8チームのうち62年巨人、94年ヤクルト、96年ヤクルトの3チームは奮起して翌年日本一に返り咲いたが、来年のロッテは?

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V2夢残…ロッテ終戦[報知]

ロッテの連覇が消えた。ソフトバンク先発・斉藤和の前に5安打で完封負け。3試合連続のシャットアウト負けで、2年連続の日本一が夢と消えた。バレンタイン監督はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に8選手を送り込んだこと、主力に故障が相次いだことなどを敗因に挙げたが、持ち味の“マジック”を発揮することもなく、4位が確定した。

緊張の糸は、とっくに切れていたのか。前年の王者に執念、粘りはなかった。13試合を残してシーズン4位が確定。1年前、ペナントを勝ち取った福岡ヤフードームで、ロッテが今季の終戦を迎えた。

2重の屈辱だった。気迫十分のソフトバンク・斉藤和の前に三塁すら踏めず、球団ワーストタイの3試合連続完封負け。31イニング連続無得点のまま、今季のBクラスが決まった。「ファンの皆さんに謝っておきたい。4つのタイトル(交流戦、リーグ優勝、日本一、アジアシリーズV)のうち、1つ(交流戦)しか防衛できなかった」バレンタイン監督は、連覇を期待したファンに対して謝罪の言葉を口にした。

前半戦の総括同様、ボビーは敗因の1つにWBCを挙げた。日本代表に12球団最多の8人を出した。このうち、小林宏は右足内転筋痛で開幕2軍スタートを強いられ、指揮官は「こちらでコントロールできないことがあった」と嘆いた。

故障者続出 交流戦連覇を達成する一方、リーグ戦では黒星を重ねた。パの球団相手には現時点で36勝50敗。05年はリーグトップ(2割8分2厘)だったチーム打率は2割5分2厘とリーグ最下位に沈んだ。球宴明けには福浦、ベニーが離脱するなど故障者が続出。他球団のマークも厳しくなり、昨年、6人いた2ケタ投手は現時点でゼロ。日本シリーズMVPの今江は打率を5分も下げている。多くの選手の成績が急降下した。

チームバスの傍らではファンから「曖昧な采配やめて」と痛烈なボードが掲げられたが、球団は09年まで契約の残る同監督の続投を既定路線としている。「(監督への)信頼はもちろん変わらない」と瀬戸山代表。シーズン後、正式に続投を要請し、来季に向けて動き出す予定だ。

V逸の結果を受け、バレンタイン監督は「監督として、全ての責任は私にある」と話した。アジア王者からBクラスへ−。没落の1年を来季に生かさなければ、昨年の栄光はかすんでしまう。

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ロッテV2消滅、4位確定…3戦連続の零敗で5連敗[サンスポ]

8回途中に降板した清水がベンチのイスにグラブを叩きつけた。エースが力尽き、打線は3戦連続の零敗で5連敗。昨年のシリーズ覇者の幕切れはあっけなかった。「自分がコントロールするべきことをできなかった」。バレンタイン監督は自分を責めた。WBC日本代表に8選手を送った“後遺症”があったとはいえ、昨季6人を輩出した2ケタ投手は現時点でゼロ。昨年終盤の勢いも「ボビー・マジック」も見せることなく、4位が確定した。

清水直
「投げ負けです。ただそれだけ。」(2失点も打線の援護なく8回途中降板)

◇ボビーに続投要請へ

ロッテの瀬戸山隆三球団代表(52)は昨年の日本一から一転して4位が確定した10日、バレンタイン監督の手腕について「信頼は変わらない。(チームの戦力分析など)来季に向けた話し合いをしている」と話し、来季も続投を要請する意向を示した。

同監督は昨オフ、推定年俸3億円以上で今季から4年契約を結んでいる。しかし、リーグ2連覇を逃したことについて「全ての責任は私にあると思う」と話すなど、来季以降の自らの去就については明確な発言をしていない。

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プレーオフ争いから完全脱落[ニッカン]

3試合連続の完封負けで、今季4位が確定。プレーオフ進出の可能性を完全に断たれ、ロッテの06年シーズンが終わった。バレンタイン監督は「まずはファンの皆さんに謝りたい。監督として全ての責任を感じている」と話した。敗因には、春先のWBCに選手を数多く派遣した影響など、前半戦総括の時と同じ言葉を繰り返した。昨年は交流戦1位、パ・リーグ優勝、日本一、アジア初代王者の4冠に輝いたが、2ヶ月以上早い終戦を迎えた。

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バレンタイン監督に続投要請へ…ロッテ球団代表が意向示す[報知]

ロッテの瀬戸山球団代表は昨年の日本一から一転して4位が確定した10日、バレンタイン監督の手腕について「信頼は変わらない。(チームの戦力分析など)来季に向けた話し合いをしている」と話し、来季も続投を要請する意向を示した。

同監督は昨オフ、推定年俸3億円以上で今季から4年契約を結んでいる。しかし、リーグ2連覇を逃したことについて「全ての責任は私にあると思う」と話すなど、来季以降の自らの去就については明確な発言をしていない。

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