わたしはかもめ2006年鴎の便り(9月)

便

9月13日

千葉ロッテ7−0東北楽天(千葉マリン)

ロッテが小野の5年ぶりの完封勝利で、8月18日以来となる千葉マリンでの勝利を挙げ、連敗を7で止めた。ロッテは2回、パスクチ、堀の適時打などで4点を先制。7回にも、里崎の2点適時二塁打などで3点を追加。先発・小野は4安打3奪三振108球、三塁を踏ませない投球で、01年4月8日のダイエー戦以来、自身3度目の完封勝利、7月11日の日本ハム戦以来、約2ヶ月ぶりの7勝目を挙げた。楽天は先発・有銘が2回4失点で降板。打線はわずか4安打に抑えられ、チームの連勝3でストップ。5位オリックスとの差が3.5に開いた。

123456789R
東北楽天0000000000
千葉ロッテ04000030x7

◇「完封より嬉しい」

最後は小野らしく内野ゴロの併殺で締め、2001年以来5年ぶりの完封勝利を挙げた右腕はマウンド上で晴れやかな笑顔を見せた。決して派手さはないが、内外角に投げ分けるテンポのいい投球で着実に1つずつアウトを重ねた。試合後のヒーローインタビューで「連敗を自分が止めるんだという強い気持ちを持って投げた」と胸を張った。今季は先発投手陣の中でただ1人防御率2点台と安定した投球を演じながら、勝ち星に恵まれなかった。それでも「とにかく先発としての仕事をきっちりやる」。

立ち上がり、先頭の関川に3球続けてボール球となったが、その後3球ストライクを続けて見逃し三振で仕留めると、その後は凡打の山を築いた。「ゼロに抑える気持ちで投げた。完封よりも完投できた方が嬉しい」と白い歯をのそかせた。

◇堀が貴重な2点打

4試合ぶり先発出場のベテラン堀が2回、リードを4点差に広げる貴重な2点打。カウント2−2から6球目、136キロの直球を右中間へしぶとく打ち返した。「前の打席(1回)で見逃し三振していたから気合が入っていた。前回は(有銘を)12回まで投げさせてしまったので、何とか早い回にKOしたいね」と上機嫌。

バレンタイン監督
「小野は全体的に素晴らしかった。連敗を止めるのに素晴らしい形だった。(3安打の里崎に)いいスイングができていた。彼らしさが戻った。14日は試合がないので英気を養って、札幌3連戦でしっかり戦って欲しい。」

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連敗止めた!ロッテ・小野が5年ぶり完封で後半戦初勝利[サンスポ]

小野が5年ぶりの完封勝利で、チームの8連敗を阻止した。27個のアウトのうち、外野への飛球は3つだけという安定した投球内容に「雨の中、これだけのファンが来てくれた。絶対に負けられない気持ちになった」と声を弾ませた。前半戦に6勝を挙げた右腕だが、後半戦はここまで勝ち星なし。ようやく挙げた7勝目(7敗)に、胸をなでおろしていた。

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小野、5年ぶり完封!連敗7で止めた[スポニチ]

ロッテの小野が、01年4月8日のダイエー戦以来、5年ぶり自身3度目の完封勝利を挙げた。「(8月19日の)日本ハム戦で僕が(股関節痛で)降板してからチームがズルズルいってしまったので、ずっと“悪いな”という気持ちを感じていた。だから完封できたことより完投できたことが嬉しい」。激しい雨が降りしきる中での“みそぎ”の力投。既に4位が確定しているものの、チームの連敗を7でストップ。また千葉マリンでの連敗も8で止めた。

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小野5年ぶり完封、ロッテ連敗ストップ[ニッカン]

ロッテ小野が「サンデー晋吾」以来となる5年ぶりの完封白星を手にした。開始から小雨がやまず、途中、ホーム付近の砂を入れ替えるため8分の中断。そんな悪条件下でも「雨の中、これだけファンが来てくれたことが励みになった」と声援を意気に感じて投げた。「久しぶりの調子の悪さだった」と苦しみつつも3併殺で要所を締め、走者を三塁にすら進めなかった。

「完投できないピッチャーですからね。完封よりも完投の方が嬉しい」。5月のヤクルト戦では9回2死からの1発で逃しており、01年4月8日ダイエー戦以来となる完封劇に照れた。防御率2.68はリーグ3位につけるが、ようやく打線とかみ合って後半戦は初勝利。この日でシーズンの規定投球回も5年ぶりにクリアし「絶対に負けられなかった」とチームの連敗を7で止めた充実感があふれていた。

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5年ぶり完封のロッテ・小野−チームの8連敗を阻止[サンスポ]

プロ魂が詰まった108球だった。5年ぶりの完封勝利でチームの8連敗を阻止した小野は「雨の中、これだけのファンが来てくれた。絶対に負けられない気持ちになった」と声を弾ませた。

前半戦に6勝を挙げたが、後半戦の過去6試合は自身の2敗を含めてチームは全敗。特に8月19日の日本ハム戦では6回を1安打1失点と好投しながらも股関節痛で降板し、逆転負けを喫した。

「あの試合を落としてチームはずるずると失速した」と小野。救援陣の不甲斐なさよりも、目標の7回まで到達できなかった自分を責めた。すでに4位が確定していても「先発の仕事を果たすだけだった」。

27個のアウトのうち外野への飛球は3つだけ。さらに3併殺が示すように低めを丹念に突いた。多くの故障を克服してきた「忍耐の人」に自らを誇る言葉はなかった。「久々にうちらしい野球ができた」。笑顔が何とも格好良かった。

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小野、5年ぶり完封勝利!…ロッテ7連敗でストップ[報知]

ロッテの小野が5年ぶりの完封勝利でチームの連敗を7で止めた。内外角を広く使って的を絞らせず、許したのはわずか4安打。打線は2回に堀の2点適時打などで4点を奪い、主導権を握った。楽天は4連勝を逃し、80敗目を喫した。

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小野が5年ぶり完封勝利[ニッカン]

ロッテ小野が01年4月8日ダイエー戦以来、5年ぶりの完封白星(7勝目)を手にした。開始から小雨が降り続き、途中、8分の中断もあるほどだった。そんな悪条件下で、チームの8連敗を阻止し「雨の中、これだけファンが来てくれたことが励みになった」と声を弾ませた。

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パスクチが有銘に雪辱[ニッカン]

ロッテが前回対戦で17三振を奪われた有銘をKOした。2回に9人攻撃。単打5本でコツコツつなぎ、この回4点を先制した。先制打のパスクチが「この前は1人で4三振もしたから、何としても打ちたかった」と雪辱すれば、2点適時打の堀は「前回は12回まで投げさせてしまったので、今日は何とか早い回でKOしたかった」と42球で引きずり降ろし、留飲を下げた。

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