わたしはかもめ2006年鴎の便り(9月)

便

9月18日

千葉ロッテ4−0オリックス(千葉マリン)

ロッテの先発・成瀬がプロ入り初完封勝利を挙げ、チームは連敗を3で止めた。成瀬は9回で124球を投げ、被安打5、奪三振8、四死球3の無失点で5勝目。打線は2回に大松の適時打で先制。3回の里崎の犠牲フライで1点、6回にはベニーが15号2ランを放ち、点差を広げた。なお里崎が現在のバッテリーコーチの袴田英利氏以来21年ぶりに、ロッテの捕手として規定打席に到達した。一方、オリックスは今季14度目の完封負けで2連敗。借金は今季ワーストの32。なお、塩崎が史上413人目となる通算1000試合出場を達成。

123456789R
オリックス0000000000
千葉ロッテ01100200x4

◇精度増した制球力

終わってみればプロ3年目の左腕の好投が際立った試合だった。5安打、8奪三振のシャットアウト。背番号60は「野手の人に助けてもらった。完封は最高です。今までピッチャーをやってきて良かった」と胸を張った。前回登板の11日の楽天戦後、成瀬は「次までに悪いところをきっちり修正したい」とその言葉通り、切れの良い変化球を見せ球に、伸びのある直球を最大限に利用した。

3四死球を許したが、この1年間で生命線の制球力は確実に精度を増した。バレンタイン監督は「高めに外れる球、内外角に外れる球、緩い球を織り交ぜ、打者のタイミングを外していた」と分析、「直球をしっかり使え、チャンジアップが良くなり、カーブに磨きがかかった」と目を細めた。おっとりとした素顔とは裏腹にマウンドでは闘志を前面に出す。最大のピンチの7回2死三塁ではガルシアを外角いっぱいの球で見逃し三振。グラブを叩いて雄たけびをあげた。

◇21年ぶり捕手規定打席

110試合目の出場の里崎が千葉ロッテの捕手として、1985年の袴田(現1軍バッテリーコーチ)以来21年ぶりに規定打席に達した。この日は「4番・捕手」として4打席(2打数無安打1打点、1死球)に立ち、今季423打席となり、規定の421・6打席以上をクリア「けがとかあったが、良かった」と喜びに浸った。袴田コーチは「しっかり活躍しているので当然のことだが、まだまだ満足していない。もっともっと伸びていって欲しい」と話した。

バレンタイン監督
「成瀬はしっかりプランを立ててゲームの中でしっかりできた。少しずつだけど確実に成長できた。(里崎の規定打席クリアに)もちろん攻撃でいいところを見せているし、(到達して)当然しかるべき打者だと思う。」

◇ジェフ応援呼びかけ

ナビスコ杯で2連覇を目指す、JI(Jリーグ1部)市原・千葉の主力4選手が千葉マリンスタジアムに駆けつけ、12球団一と言われる千葉ロッテファンに、20日の川崎との準決勝第2戦(フクアリ)の応援を呼びかけた。

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成瀬、涙初完封

3年目の成瀬が、プロ初完封で5勝目を挙げた。オリックス打線を5安打に抑え、お立ち台では「今までピッチャーをやってきてよかった」と涙を浮かべた。千葉マリン特有の強風を味方につけ、持ち前の変化球が切れ味を増した。「真っ直ぐは浮いて速く感じ、カーブも良く曲がった」。今季最後の本拠地登板に両親を招待。「自信になった」と来季に向けて手応えをつかんでいた。

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里崎、ロッテ捕手21年ぶり既定打席

第3肋骨の亀裂骨折を押して出場し続けてきたロッテ里崎が、第3打席で捕手としてはチーム21年ぶりの既定打席に達した。「僕にとっては成績以上の価値がある」。この日は3回に犠飛で追加点を挙げ、女房役としては成瀬のプロ初完封をアシストした。

ロッテ捕手が既定打席に達したのは、85年の袴田(現バッテリーコーチ)が最後。日本一に輝いた昨季は橋本との捕手併用で、94試合の出場に終わった。「プロとして毎試合出たいと思うのは当然」。シーズン前から目標と公言してきたのが、この“記録”だった。

8月26日に楽天戦でリックと激突。しばらくして亀裂骨折が判明したが、その間も代打で出場した。この日は8回に頭部に死球を受けたが、笑顔で一塁に向かった。「色々あった1年だし、到達できてよかった」の言葉に、実感がこもっていた。

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ロッテ馬披露

ロッテがプロデュースする競走馬「マリンパワー」(2歳牡)が、千葉マリンでお披露目された。グラウンドには下りてこなかったが、試合前の球場で注目を集めた。川島調教師がバレンタイン監督に記念の像を手渡し「来年はロッテもマリンパワーも一緒に勝ち続けて欲しい」と話した。10月23日に船橋競馬場でデビューする予定。

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表彰式

ロッテ−オリックス19回戦(千葉マリン)の試合前に、ロッテ小林雅英投手(32)の200セーブ達成表彰式が行われた。

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成瀬、山本昌手本にプロ初完封[スポニチ]

お立ち台で成瀬の声が上ずった。「最高です。興奮してうまく言い表せない。今まで投手をやってきてよかった」。8月16日のオリックス戦(千葉マリン)以来の5勝目がプロ初完封。笑顔がはじけた。16日には同じ技巧派左腕の中日・山本昌がノーヒットノーラン。「球が速くなくてもできるんだ」。そして横浜高の1年後輩、西武・涌井は優勝争いの中で力投を続けている。成瀬も「僕を認めてくれるようになったみたい。最近はよく話すようになりました」と笑った。「成瀬はシーズンを通して成長している」とバレンタイン監督。今季の負け越しが決まっているロッテだが、若手の台頭は明るい材料だ。

◇諸積、今季限りで現役引退

ロッテ・諸積兼司外野手(37)が今季限りで現役を引退することが18日明らかになった。初代アジア王者に輝いた昨年は代走や守備固めを中心にスーパーサブとして87試合に出場したが、今季は大松、青野らの台頭でわずか19試合出場。5月1日に出場選手登録を抹消されてからは2軍生活が続き、8月中に引退を決意した。今後は未定で、19日にも球団から正式発表される。

諸積は学法石川から法大、日立製作所を経て93年ドラフト5位でロッテ入団。第1次バレンタイン政権の95年に打率.290、24盗塁をマークしリードオフマンに定着した。球団はロッテの低迷期を支えた功労者として23、24日の本拠地・日本ハム戦のどちらかに引退試合を開催する方向で最終調整している。

◇里崎、規定打席に到達

8回、山口の144キロ直球が里崎の顔面に。打席で倒れた姿に球場は静まり返ったが、幸いにも鼻にかすった程度。笑顔で立ち上がると「死ななくてよかった」と一塁へ歩いた。また、この日の4打席で、球団の捕手としては85年の袴田(現バッテリーコーチ)以来となる規定打席に到達した。

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ロッテ・成瀬がプロ初完封!ボビーも成長認める5安打8奪K[サンスポ]

3年目の成瀬が5安打無失点、8奪三振でプロ初完封。交流戦から1軍に昇格し、ここまでローテを守ってきている21歳の左腕は「完封できるとは思わなかった。今後の自信になりました」と手応え。バレンタイン監督も「シーズンを通じて、確実に成長してきた」と高く評価した。

◇競走馬が登場

ロッテが命名し、10月下旬に船橋競馬場でデビュー予定の競走馬『マリーンパワー』(牡、2歳)が、川島正行調教師(58)ら関係者と共に、千葉マリンスタジアムを訪れた。

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高校生ドラフト、横浜が指名順位トップ[ニッカン]

25日に行われる高校生ドラフトで適用されるウエーバーによる指名順位が18日決まり、セ・リーグ最下位の横浜がトップの権利を得た。

ドラフト1週間前にあたる18日現在の暫定順位が基準となり、リーグの優先はオールスターに勝ち越したリーグとなる。そのため、今年の指名はオールスターで2連勝したセの最下位からで、横浜、楽天、広島、オリックス、巨人、ロッテ、ヤクルト、ソフトバンク、阪神、西武、中日、日本ハムの順番。3巡目までは下位球団からで、4巡目は逆順となり、5巡目以降は折り返しで続けられる。

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ドラフト会議のウエーバー順が確定[スポニチ]

今秋のドラフト会議で適用されるウエーバー順(成績下位球団順)が18日、確定した。昨年から高校生ドラフト(25日)がシーズン中に開催されるため、同会議1週間前の順位で確定する方式を採用した。

リーグ優先権は球宴勝ち越し側でセで確定しており、今年の指名はオールスターで2連勝したセの最下位からで、横浜、楽天、広島、オリックス、巨人、ロッテ、ヤクルト、ソフトバンク、阪神、西武、中日、日本ハムの順番。ウエーバー順は高校生ドラフトでの1巡目の入札抽選に外れた場合や、2、3巡目以降の指名、大学生・社会人ドラフト(11月21日)の希望入団枠で入団が決まらなかった1巡目や高校生ドラフトで入札を拒否した2巡目、3巡目などで適用される。

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横浜が指名順トップ…高校生ドラフトのウエーバー[サンスポ]

9月25日の高校生ドラフトで適用されるウエーバーによる指名順位が18日、決定し、セ・リーグ最下位の横浜がトップの権利を得た。

ドラフト1週間前の18日現在の暫定順位が基準となり、リーグの優先はオールスターに勝ち越したリーグとなる。今年の指名はオールスターで2連勝したセの最下位からで横浜、楽天、広島、オリックス、巨人、ロッテ、ヤクルト、ソフトバンク、阪神、西武、中日、日本ハムの順。3巡目までは下位球団からで4巡目は逆順、5巡目以降は折り返しで続けられる。

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ロッテ・成瀬がプロ初完封勝利−初物ずくめの1年[サンスポ]

明るい話題が乏しかったロッテで、来月に21歳となる成瀬がプロ初完封勝利を挙げ「投手をやってきて良かった」と喜んだ。

回の先頭打者に出塁を許さず、向かい風を利用して変化球を大きく曲げた。1番のピンチだった7回2死三塁はガルシアをスライダーの連投で三振。プロ初登板初勝利に始まり、初完投、初完封と初物ずくめの1年に「自信になった」と充実の表情だった。

◇里崎8年目で規定到達

里崎がプロ8年目で初めて規定打席に到達した。ロッテでは1985年の袴田(現バッテリーコーチ)以来となる。WBC日本代表の正捕手にしては意外だが「目標として言い続けてきた。自分にとっては価値があること」と喜びに浸った。3回に犠飛を放ち、8回に山口から頭部に投球を受けた後もプレーを続行。好リードで成瀬を完封勝利に導いた。死球はヘルメットのひさしから鼻に跳ね返ったそうで「死ななくて良かった」とも。

ベニー
「成瀬を援護したかった。完璧に打つことができた。」(6回に15号2ラン)
袴田バッテリーコーチ
「(里崎の規定打席到達に)当然のことだと思う。まだまだ成長してもらわないと。」

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里崎チーム21年ぶりの規定打席[ニッカン]

8月26日楽天戦でリックと激突、第3肋骨の亀裂骨折を押して出場し続けてきたロッテ里崎が、第3打席で捕手としてはチーム21年ぶりの規定打席に達した。「僕にとっては成績以上の価値がある」。この日は3回に犠飛で貴重な追加点を挙げ、女房役としては成瀬のプロ初完封をアシストした。ロッテの捕手が規定打席に達したのは、85年の袴田(現バッテリーコーチ)が最後だった。

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大松が2回に先制二塁打[ニッカン]

ロッテ大松が2回、2死二塁から右中間に先制タイムリー二塁打を放った。「打ったのはチェンジアップか抜けたスライダーだと思います。真ん中の甘いボールでした。いつも通り来たボールを思い切りたたきました」と話した。前日まで、日本ハムに3連敗しており「札幌では本当に悔しい思いをしたので、今日は絶対に勝ちたいです」と意気込んでいた。

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