わたしはかもめ2006年鴎の便り(9月)

便

9月26日

西武2−6千葉ロッテ(インボイス)

西武がロッテに敗れ日本ハムに1ゲーム差の2位に転落、2位以上通過は確定したが自力でのシーズン1位通過が消滅した。西武は先発・松坂が5回6失点で降板し、自身の連勝は6でストップ、本拠地で初黒星を喫した。打線は4併殺などで石井義の犠飛と適時打で2点を返すのみ。ロッテは今季9度目の3連勝。先発・小林宏が2年連続3度目の2ケタ、10勝目、2人目・神田がプロ入り初セーブをマークした。なお、西武・松坂が西鉄時代の稲尾以来、球団史上2人目となる自身4度目のシーズン200奪三振を達成した。

123456789R
千葉ロッテ0040200006
西武0000010102
今江
「打ったのはストレート。流れに乗せてもらいました。最近いい感じでスイングできているので、残り試合は少ないですが、この調子を維持して、来年につなげたい。最後は全部勝って昨年のアジア一の力を見せたいと思う。」(5回2死二塁から6点目の中前タイムリー)

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ボビー胸張る、連日首位叩き

連日の首位いじめだ。2連勝した日本ハム戦に続き、西武に大勝。バレンタイン監督は「我々にとってはプレーオフを争う試合ではないが重要な試合に変わりない。選手達はプライドを持って戦っている」と胸を張った。この日は先発の小林宏が松坂に投げ勝ち、チームトップの10勝目。昨季は6人いた2ケタ勝利投手が134試合目でようやく誕生した。小林宏はWBCの影響で初登板が開幕から1ヶ月遅れた。「10勝が最低限の目標だったし1ヶ月遅れた中で達成できたことは自信になる」と話した。

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「3強いじめ」でロッテが意地見せた!ボビーは快勝に誇らしげ[サンスポ]

目の前でレギュラーシーズン1位通過を見る訳にはいかない。これが前年王者・ロッテの意地だった。

「プレーオフに出られなくても試合の重要性は変わらない」とバレンタイン監督が胸を張った。打線が序盤で松坂を攻略すると、2ケタ勝利を狙った小林宏も気迫の投球を見せた。

前カードでは、日本ハムに2連勝。ダルビッシュ、金村から勝利をもぎ取った。前日25日のドラフト会議では、ソフトバンクと相思相愛といわれていた八重山商工・大嶺の抽選に乱入?して交渉権を獲得。3強にとって、まさにロッテは邪魔者だ。

「選手はプライドを持って戦ってくれている」とボビーは勝利に誇らしげ。残り2試合も負けない。27日も西武戦。最後の最後まで上位をいじめる。

◇小林宏、目標達成の10勝目

小林宏が7回1/3を8安打2失点。最終登板で10勝目(7敗)をマークし「相手が松坂。先に点を取られないように心がけた」と振り返った。今年はWBC日本代表に選ばれたが、登板機会の不足や右内転筋痛などもあり、約1ヶ月遅れの開幕だった。それだけに「最低限の目標は達成できた」とホッとした表情。昨季は2ケタ勝利投手が6人いたが、今季は小林宏が1人目となった。

◇フランコらが27日に帰国

ロッテのマット・フランコ内野手(37)、マット・ワトソン外野手(28)、ヴァル・パスクチ外野手(27)、ケビン・バーン投手(32)が、27日に帰国する。

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ロッテ伝統の上位イジメ[報知]

混パのキーは、やはりロッテが握っていた。1位突破目前の西武に快勝。23、24日の日本ハム戦連勝に続き、またも上位を食った。「我々はプライドを持って戦っている」バレンタイン監督は、王者の意地を見せたナインを誇らしげに見つめた。

昨季の強さがよみがえった。3回、2安打1死球で2死満塁とすると、福浦が左前に2点適時打などで4点を先行。5回には大松、今江の連続適時打で2点を奪い、松坂を降板に追い込んだ。

“上位いじめ”は伝統になりつつある。88年10月19日、近鉄の連勝で優勝が決まるダブルヘッダー。近鉄は1戦目を勝ったが、2戦目はロッテが驚異の粘りを発揮して引き分けた。バレンタイン監督が指揮した95年は、マジック1のオリックスに対して3連勝。00年10月にはダイエーに連勝して目前の胴上げを阻止した。

「プレーオフに出るためでなくても、試合の重要性は変わらない」消化試合でも、ボビーの士気は変わらない。27日も勝てば、西武の2位が確定する。“サディスティック”ロッテの強さが、レオの1位突破を阻むかもしれない。

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ロッテ球団代表、大嶺に最大限の誠意[ニッカン]

ロッテ瀬戸山球団代表は八重山商工・大嶺祐太投手(3年)について、26日も「最大限の誠意を見せるしかない」と繰り返した。「チームを強くするためにも、1番いい選手が欲しかった。監督も初めてビデオで見た時から体の強さや腕の振りに惚れ込んでいた」と話した。ドラフト当日は指名後に直接挨拶に出向こうと、沖縄行きの最終飛行機を予約していたという。交渉は国体後に解禁になるために断念したが「来ていただけると信じている」と、バレンタイン監督と共に直接対面を望んでいる。

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大嶺の伊志嶺監督、ロッテ首脳と面談拒否[ニッカン]

前日25日の高校生ドラフトでロッテから1巡目指名を受けた八重山商工・大嶺祐太投手(3年)の「育ての親」、伊志嶺吉盛監督(52)は26日、バレンタイン監督の「大嶺詣で」を拒否する意向を示した。前日も入団へ難色を示した伊志嶺監督はこの日、「永野さんには伝えているし(監督らとは会わなくて)いいでしょう」と語り、永野吉成スカウトの挨拶は1度だけ受けるつもりだが、ロッテ首脳との面談には一切、応じない方針を示した。

永野スカウトからは前日のドラフト会議直前に「強行指名」が伝えられた。その際、交渉権を獲得すればバレンタイン監督と瀬戸山球団代表と3人で石垣島に出向き誠意をみせると伝えられたが、伊志嶺監督はその時点で会いたくない旨を伝えている。

この日早朝には社会人野球の一光(名古屋市)から同監督に、大嶺がプロ入りを拒否した場合に大嶺を受け入れる準備があるとの電話連絡が入った。兵庫国体期間中に今後の進路を2人で意思確認するが、ドラフト前に本人と確認した、意中球団以外なら石垣島で浪人生活を送る覚悟に変わりはない。プロ側の指名あいさつは国体後のルールがあり、同監督は「国体があってよかった。冷静に考える時間がある」とかれた声を振り絞った。

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ロッテは自信、国体終了後に「速攻で契約」[報知]

ロッテ・瀬戸山隆三球団代表(52)は26日、高校生ドラフト1巡目の八重山商工・大嶺祐太投手(18)に関し、「ウチは速攻で決めたいと思っています」と1度目の指名挨拶で仮契約を結びたい意向を示した。国体終了後の指名挨拶には、バレンタイン監督と瀬戸山代表が出席予定。交渉は難航が予想されるが、同代表は「何度も(学校に)伺うより、最初に最大限の誠意を見せたい」と話した。

25日の高校生ドラフトで、ロッテはソフトバンクの単独指名が予想された大嶺を強行指名。この日までに入団に前向きな手応えはつかめていない。だが、瀬戸山代表は「条件提示はもちろん考えている」と指名挨拶時に仮契約にこぎ着けたい考え。ロッテの高卒ルーキーでは破格となる契約金1億円、年俸1000万円クラスの好条件を提示する可能性が高い。

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八重山商工・伊志嶺監督がロッテを門前払い宣言…大嶺強行指名「言葉も気持ちも通じない」[報知]

25日の高校生ドラフトで強行指名の末、ロッテが交渉権を獲得した八重山商工・大嶺祐太投手(18)について、伊志嶺吉盛監督(52)が26日、国体終了後に同校で行われる予定の初交渉に、出席しない方針を示した。

まさかの強奪劇から一夜明けても、怒りは収まらなかった。昨夜は深夜2時近くまで寝付けなかったという指揮官は「どうも、やりきれないんだよね」と首をかしげ、ソフトバンク入団の夢が消えた大嶺は、精神的なショックから、早朝練習に姿を見せなかった。

ロッテからはバレンタイン監督、瀬戸山球団代表が初交渉の席に着く予定だが、伊志嶺監督は「監督と球団代表には会いたくない」と語気を強めた。欠席の意思は、永野スカウトが“指名予告”をした25日の電話の中でも伝えており「もういいでしょう。アメリカ人とは、言葉も気持ちも通じないよ」と堂々の“門前払い”を宣言した。

大嶺のみの出席の可能性についても「あり得ないでしょう」と伊志嶺監督。また、この日は同監督の次男・孝寛さん(22)が所属する社会人チーム「一光」からも入団への誘いの電話も受けた。浪人生活を含め、選択肢が増えたことで、交渉はますます難航を極めそうだ。

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ロッテ、昨季王者の意地見せた[スポニチ]

上位いじめにバレンタイン監督はご機嫌だ。「我々のプレーオフが懸かっている訳ではないが、重要な試合であることに変わりない」。3回、打者10人を送る猛攻で松坂から4点を奪うと、5回にも2点を追加してマウンドから引きずり降ろした。これで23、24日の日本ハム戦(千葉マリン)から3連勝。「松坂はいつもの制球がなかったが、ウチの選手だってプライドを持って戦っている」と指揮官。昨季王者として目の前で1位決定の瞬間を見る訳にはいかない。

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チーム初の2ケタ到達−ロッテ小林[サンスポ]

昨季は6人の2ケタ勝利投手を輩出したロッテは、小林宏が今季最後の先発登板でチーム初の10勝に到達した。相手の先発が松坂で「気合が入った」という28歳は、打ち気にはやる西武打線相手に自慢のフォークを効果的につかった。9勝してから5度目の挑戦を実らせ「10勝は最低限の目標だったが、(右足内転筋痛で開幕から)1ヶ月出遅れて達成したのは自信になる」と喜んだ。

◇外国人4選手帰国へ

ロッテは26日、フランコ、パスクチ、ワトソン、バーンの外国人選手4人が27日米国に帰国すると発表した。4選手とも残留するかどうか微妙な状況だが、新外国人選手獲得との兼ね合いもあり、バレンタイン監督は「今季終了後に決断する」と明言を避けた。

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3回に松坂から一気に4点[ニッカン]

ロッテが3回に西武松坂から4点を先取した。2安打と死球で2死満塁とすると、福浦が左前に先制2点適時打を放った。さらにベニーの押し出し四球、大松の内野安打でこの回、4点を奪った。福浦は「打ったのはストレート。外のボールをうまく打てました。先発の小林宏に何とか10勝目をプレゼントしたい。そのためにも1点でも多く援護して、楽にさせたい」と話した。

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八重山商工・大嶺は国体に集中を強調[ニッカン]

9月30日に開催される兵庫国体を控え、八重山商工の大嶺祐太投手(3年)が気合を入れ直した。前日(25日)の高校生ドラフトでは、意中のソフトバンクではなく想定外のロッテが抽選で入団交渉権を得た。一夜明けた26日、学校での練習を終え「ドラフトが始まるまでの時間が長くて緊張していたので、昨日は早く寝ました。監督と(進路についての)話はしていませんが、国体に集中したい」と話していた。

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帰国

ロッテのケビン・バーン投手(32)マット・フランコ内野手(37)ヴァル・パスクチ外野手(27)マット・ワトソン外野手(28)の4選手が27日に帰国する。来季の去就は未定。

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