わたしはかもめ2007年鴎の便り(9月)

便

9月11日

千葉ロッテ3−4北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムが逆転でロッテを下し、CSマジックを7とした。ロッテは7回までに里崎の11号ソロなどで3点を先行。しかし日本ハムは8回に1点を返すと、9回1死二、三塁からセギノールが小林雅から逆転の21号3ランを放った。先発・武田勝は6回0/3を3失点。2人目・押本が2勝目、MICHEALが31セーブ目を挙げた。ロッテは先発・小林宏が8回0/3を3失点。2人目・小林雅が自身ワーストタイの6敗目。チームは3連敗で首位日本ハムとは4ゲーム差。なお4回に田中賢がシーズン51個目の犠打を決めパリーグ新記録を達成。

123456789R
北海道日本ハム0000000134
千葉ロッテ1001001003
バレンタイン監督
「(9回途中で降板の)小林宏は足がつっていた。代えたくなかったが、代えざるをえなかった。」

ページトップ

小林雅勝ちも野望も吹き飛ぶ…救援失敗で移籍暗雲[夕刊フジ]

◇球種は研究し尽くされ魅力薄

壮絶な幕切れだった。11日、千葉マリンでの日本ハム戦。2点リードの9回1死二、三塁。セギノールの逆転3ランが左翼席に弾むと、ロッテ・小林雅が天を仰いだ。

「特に何もありません」。傷心の守護神のコメントだが、チームメートは怒り心頭だ。「アソコ(外角高め)に投げればアホでも打つ。ボクでも打ちます」とは、捕手・里崎。バレンタイン監督も「本塁打された球はいい球ではなかったことは間違いない」と渋い顔だ。

チームは首位日本ハムから4ゲーム差、逆転Vはかなり厳しい状況。と同時に守護神としての“価値”も大ピンチ。今オフのFA市場に暗雲だ。

「何も考えていません。チームに貢献する投球をするだけ」。今季獲得したFA権に対して、小林雅は白紙を強調しているが、在京セ球団への移籍を希望しているといわれている。だが、この日の失投で今季7度目の救援失敗。現在25セーブをあげ、7年連続20Sをマークしているが、プロ9年での勤続疲労がささやかれ、投球スタイルも球種も「変える気がないから研究されている」(球団関係者)と、今オフのFA市場の目玉とはいえない状況。在京セ移籍は微妙なところだ。

そんな小林雅に「FA移籍するなら、思い切ってメジャーを狙え」という声が上がっている。

「メジャーなら配球やクセなどの駆け引きもないし、単純な勝負ができるはず。特にリリーフなら、同じ打者と対戦する機会が日本ほどないからね」(球界関係者)。

とはいえ、FA市場で内外の目を向けさせるためにも、まずは快投を披露するしかない。

ページトップ

小林雅逆転3ラン喫す、9回降雨再開直後、まさかの3連敗[千葉日報]

千葉ロッテは11日、日本ハム20回戦(千葉マリン)を行い、3点差をひっくり返され、3−4で逆転負けの3連敗。先発の小林宏は8回まで1失点に抑えたが、9回1死二、三塁から抑えの小林雅が逆転3ランを浴びた。1回、ズレータの右中間フェンス直撃二塁打で1点を先制し、4回2死三塁から里崎が三遊間を破って2点目。7回にも里崎の11号ソロ本塁打で突き放したが、2度目の中断再開後に力尽きた。12日は同21回戦が行われ、左腕成瀬が先発予定。

◇小林宏目前の勝利消える

まさかの逆転負け。ベンチの選手は信じられないといった表情。一瞬にして球場の空気が変わり、声にならないざわめきがスタンド全体を包んだ。目前だった小林宏の完投も白星も吹っ飛んだ。

試合前日。「いいピッチャーとの投げ合いはやっぱりきついが、負けたくない。優勝争いできていることは楽しい」と特別な意識はないことを強調し、平静を装ったが、9回無死一、二塁で4番打者を迎え、交代を告げられると、悔しさをあらわにした。

結果的に勝てなかったが、それでも独特の雰囲気に包まれる首位決戦で、その重圧に負けず、堂々のピッチング。最速146キロの直球で内角を突き、自慢の変化球が低めに決まり、3回まで1人の走者も許さない完ぺきな内容、8回0/3を4安打、7奪三振、球数102球の投球内容で十分に試合をつくった。

前回2日のオリックス戦(千葉マリン)は6回3失点ながらぴりっとせず、自身に黒星こそつかなかったが、チームは惜敗。「同じ失敗を繰り返さない。気持ちも盛り上がってきているし、しっかり投げたい」。チームとファンの期待を背負い、右腕があらためて存在を示した。

ただ悔やまれるのは9回無死からの先頭打者への四球。「先頭を出さない。無駄なフォアボールを出さない」と日頃から話しているだけに、小林宏にとっては、完投目前だったことよりも悔やしい“四球”だったに違いない。

バレンタイン監督
「(6回の誤審に)判定はこちらから何も言えないが、非常に悪い判定だったことは間違いない。小林宏は8回まで優れた投球だった。本人は大丈夫と言っているが、足にも問題があったと聞いている。最後は(セギノールの)敬遠は考えなかった。逆転の走者を出すつもりはない。小林雅は、本塁打された球は明らかに良くない球だった。(今季7度目の救援失敗も)彼の立場を変えるつもりはない。」

ページトップ

守護神失投に里崎ガクッ

2点リードの9回表に、守護神小林雅が痛恨の逆転3ランを浴び、今季6敗目を喫した。チームは3連敗。逆転優勝も遠のく、首位日本ハムとのゲーム差は4に広がった。交代して1度マウンドで投球練習を終えた直後に、降雨による24分間の中断。バレンタイン監督は影響を示唆してかばったが、リードした里崎は「あんなところへ投げたら…」と、大事な場面での失投にがっかりだった。

小林宏
「9回先頭に四球を出して、とにかく今日は僕のせいです。」(8回0/3、3失点も逆転負け)

ページトップ

“誤審”にも泣く

“誤審”にも泣いた。6回裏無死一塁で、ズレータが中飛に倒れた。スタートを切っていた一塁走者早川はあわてて帰塁。楽々セーフのタイミングと思われたが、中村球審は「アウト」をコールした。バレンタイン監督の猛抗議も実らず、判定通りプレー再開したが、場内はしばし騒然。ボビーは試合後「球審は見て判断したと言っていたが、見ていたとは思えない。後続の打者に安打も出たし(展開が)どうなっていたか分からない」と、大事な首位との直接対決に水を差されて、ぶ然としていた。

ページトップ

“誤審”&救援失敗にロッテ・バレンタイン監督はヘトヘト[サンスポ]

9回途中に24分間の降雨中断した後、小林雅がセギノールに逆転3ランを浴び、3連敗。バレンタイン監督は救援失敗を「ああいった状況は慣れていない」とかばったが、その表情は疲れ切っていた。6回にはズレータの中飛で一走・早川が帰塁したように見えたが「アウト」の“誤審”にも泣き、日本ハムとのゲーム差は「4」に拡大。12日にも自力Vが消滅する危機だ。

パ・リーグの前川審判部長
「一塁塁審ではなく球審が判定するのは、フォーメーション通りだし、判定をあれこれ言う立場にない。ただ球審が一塁に向かうのが遅く、ポジションが遠くなった。」(6回のズレータの中飛で一走・早川の帰塁が遅く併殺とした中村球審の判定に)
小林宏
「先頭打者を歩かせての降板に責任を感じる。大事な試合だったのに…。」

ページトップ

小林雅まさかの被弾で3連敗[スポニチ]

ロッテの守護神・小林雅が9回に逆転3ランを被弾し3連敗。試合後は広報を通じ「何も言うことはありません」とコメントするのが精一杯だった。今季7度目の救援失敗にバレンタイン監督は「(今後も)抑えで使っていくつもり」と話したが、厳しい表情は崩さなかった。不可解な判定にも泣かされた。6回無死一塁からズレータの中飛で一塁走者・早川の帰塁が森本の送球より早かったように見えたが、中村球審の判定はアウト。バレンタイン監督は「非常に悪い判定というのは間違いない」と語気を強めていた。

ページトップ

ロッテ、痛い逆転負けで首位と4ゲーム差[報知]

3位ロッテが首位の日本ハムに痛い逆転負けを喫し、ゲーム差を4に広げられた。

先発の小林宏が8回まで1失点の好投。打線も7回までに3点のリードを奪った。しかし、小林宏が9回に無死一、二塁のピンチを迎えて降板。火消し役の小林雅がセギノールに逆転アーチを許した。小林宏は「先頭打者を歩かせての降板に責任を感じる。大事な試合だったのに…」と肩を落とした。

バレンタイン監督は「逆転の走者となるセギノールを歩かせるつもりはなかった。小林雅は今後も抑えで使う」と話した。

ページトップ

終盤、まさかの逆転負け[ニッカン]

ロッテは2点リードの9回に小林宏が突如、乱れ、最後は守護神・小林雅が3ランを浴び、痛い逆転負けを喫した。8回まで3安打1失点と好投していた小林宏だが、9回先頭打者へ四球、続く打者へ左前打されて降板した。バレンタイン監督は「8回までは非常に優れた内容だった。足に問題があったが、本人が『大丈夫』と言ったので9回も送った。あの場面では代えざるを得なかった」。首位とのゲーム差が4へと広がった敗戦に表情を曇らせた。

ページトップ

里崎が適時打&ソロ[ニッカン]

ロッテが1−0の4回に、里崎の左前適時打でリードを2点に広げた。降雨による32分間の中断直後の貴重な追加点に、里崎も「早く雨がやんで打席に立ちたいという思いでいっぱいでした。待って結果が出たわけですから、嬉しいです」とコメント。7回には11号ソロを放った。

ページトップ

ズレータが先制打[ニッカン]

ロッテが、初回に1点を先制した。先制の右越え適時二塁打を放ったズレータは「打ったのはチェンジアップ。しっかりとボールをとらえることができた。昨日は完敗してしまったけど、チームはみんな気持ちを新たにして、今日の試合に挑んでいる」と話した。

ページトップ