わたしはかもめ2008年鴎の便り(1月)

便

1月15日

伊藤、雅からエール

大学・社会人ドラフト4巡目ルーキーの伊藤義弘投手(25=JR東海)が、今季からインディアンスでプレーする小林雅からエールをもらった。小林雅の背番号「30」を継承する伊藤は、浦和球場でプロ入り後初のブルペンを踏み30球を投げ込んだ。同球場で自主トレ中の小林雅と対面し「オレができたんだからお前もできる」と激励された。社会人時代からリリーフを務めていた伊藤は「キャンプでアピールしたい」と話していた。

◇スカウト会議

ロッテはさいたま市のマリーンズ寮で今年最初のスカウト会議を行い、高校、大学・社会人を合わせて230選手をリストに挙げた。

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ロッテ、秘密兵器に“ITスカウト”[デイリー]

“ITスカウト”でドラフト戦略をリードする。ロッテは15日、さいたま市内の選手寮で今年初のスカウト会議を行った。この日、スカウト陣には、大容量データ送信が可能なウィルコム社製の最新PHSを配布された。“秘密兵器”導入で、選手獲得の情報戦を制する構えだ。

同PHSは通話やメールができるだけでなく、WordやExcelなどのアプリケーションも搭載されている。球団関係者は「各担当が情報をリアルタイムで共有でき、スカウティングが効率的になる」と説明した。

さらに今季中には、取り込んだ動画が送受信できるシステムの導入が検討されている。バレンタイン監督にも獲得候補選手の映像が届き「指示系統の円滑化も図れる」という。この日の会議では約230人の選手がリストアップされた。今秋は“IT革命”で満点ドラフト…となるだろうか。

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ロッテ、IT武装で毎日スカウト会議[報知]

ロッテが今季から、オンライン上で“プレ・ドラフト会議”の実施を検討していることが15日、分かった。相互通話無料のPHSで常時情報を共有するほか、今季中に映像用の大容量サーバーを開設するもの。ウェブ上の動画で選手の能力を確認できるほか、バレンタイン監督を交えた活発な意見交換を行う方針。大幅な“IT化”による効率アップは確実で、球団関係者は「スカウトが各地から集まらなくても、PHSやパソコンで事実上のスカウト会議ができる」と期待している。

ロッテの編成部員が“IT武装”する。この日、さいたま市内で今年初の編成スカウト会議を実施。編成担当、スカウト全員に「ウィルコム」社製の相互通話無料のPHSを配布し、説明会を開いた。同端末は「ワード」や「エクセル」を使っての編集も可能。通話による情報交換だけでなく、各自のスカウティングリポートも迅速に配信していく。

PHS支給にとどまらず、IT化を強化する。スカウト活動を円滑に進めるため、ドラフト候補選手の映像をアップする大容量サーバーを今季中に開設予定。球団関係者は「映像の専用サーバーをつくるのは12球団で初めてじゃないか。早い段階で横の比較が簡単にできるのは大きい」と効果に期待を膨らませた。日々更新される選手データを動画付きで確認できることで、各スカウトが全候補選手の力量を速かに把握することができ、業務効率は一気に上がる。

リポートや映像の即時配信、閲覧が実現すれば、意見交換や選手の序列付けはオンライン上で出来る。これまで、担当地域外の選手をチェックする機会は全スカウトが各地から集結するスカウト会議の場に限られたが、パソコンやPHSを使うことで、担当地域にいながら「事実上のスカウト会議ができる」(球団関係者)という。

さらに関係者は「外国人選手についてもサーバーを有効利用したい」と明言。助っ人の映像を複数の人間が多角的にチェックすることで“外れ防止”に効果を発揮。交渉に乗り出すまでの時間も短縮され、獲得成功率アップの期待もできる。

システム導入には、バレンタイン監督の要望もあった。ボビーにとって、千葉マリンの監督室からドラフト、助っ人獲得の“采配”が可能になる効果は絶大。補強戦略IT化で、常勝軍団作りを目指す。

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ロッテ“成瀬2世”横浜・土屋獲り[スポニチ]

ロッテは15日、さいたま市内でスカウト会議を開き、今秋ドラフトの上位候補として“成瀬2世”横浜・土屋健二投手(17)をリストアップした。土屋は強豪の横浜1年夏からベンチ入りした左腕で、同校の先輩、ロッテ・成瀬を意識したという小さなテークバック、球の出どころが見えにくいフォームから、切れのある球を投げ込む。1メートル80、77キロの体格、変化球はスライダーとチェンジアップが武器という点も成瀬そっくりだ。昨秋は松坂(レッドソックス)を擁した97年、成瀬の02年に続く同校3度目の関東大会制覇に貢献。打撃も非凡で、球団関係者は「投手としても打者としてもセンスがいい。投球ももっと良くなる」と高く評価している。

会議では約230人をリストアップ。高校・大学・社会人の統一ドラフトとなる今秋は、早大・松本、東京ガス・木村ら即戦力の選手が1巡目候補になるが、球団の方針は未定。高校生を1巡目指名する可能性も十分にある。将来性豊かな“招き猫投法”左腕の土屋獲得へ密着マークを続ける。

土屋健二(つちや・けんじ)
1990年(平2)10月4日、静岡県生まれの17歳。小1から野球を始め、富士シニア所属時の中3夏に全国大会ベスト16。横浜1年夏からベンチ入り。家族は両親と兄、妹。1メートル80、77キロ。左投げ左打ち。

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ロッテ育成・池田が新人ブルペン“1番乗り”[報知]

ロッテの育成ドラフト1巡目・池田健投手(17)=青藍泰斗=が15日、新人でブルペン“1番乗り”を果たした。伊藤義弘投手(25)=JR東海=とともにロッテ浦和のブルペンで約20球を投げた。勢いのある直球に加え、「前から投げていたんですよ」というナックルも試投。編成会議のために集結していたスカウト陣は、仕上がりの早さに感嘆の声をあげていた。

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野球の公開競技実施提案へ[ニッカン]

国際野球連盟(IBAF)の第1副会長を務める日本野球連盟の松田昌士会長は15日、2012年のロンドン五輪で実施競技から除外された野球を公開競技として実施するように国際オリンピック委員会(IOC)へ働き掛ける考えを明らかにした。同会長は「IOCにあげてみる価値はある」と話した。

15日には松田会長らが出席してプロ、アマ合同の全日本野球会議の幹事会が都内で開かれ、北京五輪後の対応を協議した。五輪実施競技から野球が除外されると日本代表の冠協賛社からの支援金や日本オリンピック委員会(JOC)からの補助金の削減が予想されるため、アマ側からプロ側に対し、選手強化や国際大会参加などの費用支援が要望された。

また幹事会では、JOCや国際大会の窓口になっている全日本アマチュア野球連盟の組織の見直しを進めることが報告された。ロンドン五輪の実施競技から野球が除外されたことを受け、4月に予定されている同連盟の常任理事会までに社会人、学生それぞれの団体で具体案を検討していくことになった。

このほか、女子野球のワールドカップ(W杯)が今年中に日本で開催されることも報告された。

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アマ球界がプロに支援を求める[デイリー]

プロ、アマ合同の全日本野球会議の幹事会が15日、都内で行われ、2012年のロンドン五輪から野球競技が除外されたことへの対応などについて話し合った。アマ側は野球が五輪競技から除外されることで、支援金などが年間約5000万円の減収となる見込みで、プロ側に支援を求めた。日本野球連盟の松田昌士会長(72)は「アマでお金が足りなくなる。プロとして支援していただけないか」と訴えた。

また昨年12月に行われた北京五輪アジア予選で韓国が試合開始直前にメンバーを変更した問題に関して、明確なルール作りをあらためて国際野球連盟に求めることを確認。女子野球のワールドカップを今夏に日本で行うことも報告された。

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