わたしはかもめ2008年鴎の便り(2月)

便

2月8日

投手陣は好仕上がり[千葉日報]

千葉ロッテのキャンプ7日目は8日、前日と同様に投手陣がフリー打撃でバッティングピッチャーを務めた。アブレイユ、シコースキーの両外国人右腕や新人の伊藤、下敷領ら6人が登板。サブロー、里崎、ズレータらを相手に仕上がりのよさをアピールした。

大嶺も初登板し約50球。直球が西岡に当たりそうになるなどボール球が多く「いい球と悪い球がはっきりしていた」と反省したが「去年に比べれば十分投げられている」と話した。

第2クールが終了しバレンタイン監督は「個人でやるべきことは全てやった。これからはチームプレーを取り入れていく」。第3クールでは実戦形式の練習を中心に行う。9日はキャンプ2度目の休養日。

◇アブレイユ、フリー初登板で好投

新外国人投手のアブレイユが、フリー打撃に初登板し好投した。コントロールよく低めに集め40球。今江のバットが3度空を切るなどヒット性の当たりはわずか2本だけ。今江は「シュート回転したりストレートが動いていた」と打ちづらさを感じた。

「気分よく投げられた。日に日によくなっていくのを実感している」と充実感あふれる表情のアブレイユ。リリーフとして契約しており、新守護神候補の筆頭。「非常に重要な仕事なので是非やっていきたい」とクローザーに意欲を見せた。

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“新守護神”候補に名乗り、伊藤[千葉日報]

最速153キロを誇る大学・社会人4巡目の右腕・伊藤が、初登板のフリー打撃で威力ある速球を披露。新守護神候補に名乗りを上げた。

「バッターが立つと気合が入る。集中していた」と早川、ベニーに対して臆することなく速球を投げ込み、詰まらせた。田中雅、早坂はバットに当てるのがやっと。田中雅は「フォームがきれいなのでタイミングは取りやすいが、徐々に球が速くなっていった」と舌を巻いた。

45球を投げてヒット性の当たりは3本。「腕の振りが速く、力のある真っ直ぐが印象的だった」とバレンタイン監督。指揮官の前で持ち味を発揮したルーキーは「球を置きにいっても意味がないので思い切り投げた。途中、真っ直ぐが抜け出したが修正できた。自分でも結構よかったと思う」と、納得のいく内容に表情が緩んだ。

スライダー、ツーシーム、チェンジアップと変化球も多彩。リリーフとして働くことを望んでいる。キャンプの環境にも慣れ、最初にブルペンで投げた時よりも球に切れが出てきた。「あとは微調整をするだけ。大体はできている」。背番号30を受け継いだルーキーは、確かな手応えを感じている。

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守護神候補だアブレイユ、フリー登板37球[ニッカン]

ロッテに新守護神候補が出現した。今季から加入したウインストン・アブレイユ投手(30)が8日、初のフリー打撃に登板し、巨人クルーンを彷彿とさせる角度のある直球で主力打者を翻弄した。188センチ、82キロの細身の体から投げ降ろす直球、キレのあるスライダー、チェンジアップを低めに集め、37球を投げてヒット性の当たり3本に抑えた。

「とても気分がいいよ。日々自分のピッチングができている」と満足げに笑った。投手有利の時期ながら、直球で空振りを7度奪うなどクローザーとしての資質も見せた。バレンタイン監督は「彼がリリーフでやることは決めている。中継ぎも抑えもある」と明言は避けたが、ポスト小林雅としての期待を寄せた。

米国ではメジャー、マイナーを通じてリリーフを任されていた。「クローザーは重要な役割。ぜひやりたい」とアピール。キャンプ中は毎晩、宿舎で昨季のパ・リーグ各打者のDVDを見て研究を重ねるなど準備を進めている。

この日視察に訪れたマリナーズ山本スカウトも「体つきやフォーム、球の質がクルーンに似ている。調子を上げてくれば怖い存在になるかもしれない」と話した。ポストYFKのピースが着々と埋まってきた。

◇グラブの縁

バレンタイン監督が珍しくグラブを持ったまま取材に応じた。来月引退するグラブ職人のミズノ坪田名人が最後に作ったグラブを、この日直接プレゼントされた。30年前にメッツの選手だった同監督がアメリカ人で初めて坪田氏のグラブを使用した縁がある。「このグラブはアメリカの特別な部屋に飾りたい」と感慨深げに話した。

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ロッテ新守護神はアブレイユにお任せ[報知]

フリー初登板 ロッテの新外国人ウインストン・アブレイユ投手(30)=前ナショナルズ=が8日、新守護神への1次テストに合格した。室内練習場で行われたフリー打撃に初登板。打者4人に対し、20スイング中で安打性の当たりをわずか2本に抑える上々の試運転を見せた。

スリークオーター気味から長い腕を豪快に振り抜く。巨人のクルーンを思わせるフォームで、スライダー、チェンジアップを含む37球を投げた。「日々調子は上がっている」。助っ人右腕は満足げに振り返った。

最速158キロを誇るが、今江は「真っ直ぐが動く。外角は逃げていくし、内角もシュート回転する」と証言。唯一安打性の当たりを放った大松も「チェンジアップもすごくいい」と、変化球のキレに舌を巻いた。

バレンタイン監督は「彼とはリリーフとして契約した。当然抑えかセットアッパーをやってもらう」と救援陣の柱に指名。「クローザーと呼ばれるのは気分がいい。出来るならやりたい」と物静かに話す男が、海を渡った小林雅(インディアンス)の後を継いで、新しい“幕張の防波堤”になる。

ウインストン・アブレイユ(Winston Abreu)
1977年4月5日、ドミニカ共和国生まれ。30歳。コティア高から94年にブレーブス入団。オリオールズ時代の06年に大リーグデビュー。昨季はナショナルズに所属していた。メジャー通算成績は33試合に登板、0勝1敗、防御率6.81。188センチ、77キロ。右投右打。

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7つ空振り!アブレイユ快投披露[スポニチ]

ロッテ新外国人の158キロ右腕、アブレイユがフリー打撃に初登板。今江、大松ら打者4人に37球で安打性わずか2本、7つの空振りを奪う快投を披露した。「非常に気分良く投げられた。クローザーは重要なポジション。ぜひやってみたい」と守護神に名乗りを上げた。微妙に変化する直球にチェンジアップ、スライダーなどと多彩な変化球に加え制球も安定。見逃しストライクも3つあり今江は「背が高いし威圧感がある。腕も長くて打ちにくい」。あごひげ、サングラスと顔でも威嚇する怪人を、バレンタイン監督は「制球、スピードがとにかくいい。チェンジアップもよく映った」と絶賛した。

◇大嶺、制球に課題

フリー打撃に初登板したロッテの2年目右腕・大嶺は、49球中22球がボールと制球に課題を残した。それでも直球の威力は十分で西岡、福浦らが振り遅れるシーンもしばしば。「直球は去年に比べれば全然いい。制球は修正していきたい」という“南海の怪腕”にバレンタイン監督も「直球とチェンジアップは優れたものを見せてくれている」と期待を寄せていた。

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坪田氏、ロッテ・バレンタイン監督へ“最後のグラブ”手渡す[サンスポ]

引退を表明したミズノのグラブ作り名人、坪田信義氏が8日、ロッテのキャンプ地を訪れ、バレンタイン監督に“最後のグラブ”を手渡した。バレンタイン監督は、米大リーグのメッツでプレーしていた1978年、大リーガーとして初めて坪田氏のグラブを使用。バレンタイン監督は「持ったままベッドに入って眠りたい気分だ。光栄に思っている」と語り、引退を惜しんだ。

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大嶺がフリー登板でヒヤリ[ニッカン]

期待の2年目、ロッテ大嶺祐太投手(19)が一瞬青ざめた。フリー打撃登板で西岡と対戦した際、直球の指のかかりが悪く西岡の右脇腹をかすめてしまった。「アブナーイ」と叫んでのけぞった西岡に「すいません」と陳謝。登板後は「ひやっとしました」と反省しきりだった。だが昨年の同時期に比べて直球、変化球ともに制球が安定しており、「オフにたくさん練習したので全然いいです」と手応えを口にした。

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ロッテ・アブレイユ初登板…新守護神に名乗り[報知]

ロッテの新外国人投手、ウィンストン・アブレイユ投手(30)が8日、石垣島キャンプで屋内フリー打撃に初登板した。今江、大松ら4人を相手に20スイング中、安打性の当たりはわずかに2本で、新守護神候補として上々の試運転となった。やや制球がばらつく場面もあったが「調子は最高だったよ」と、意に介さず。大松は「チェンジアップがよかったですね。腕をしっかり振っていたし、リーチが長いぶん差し込まれる感じがある」と、印象を話していた。

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守護神候補アブレイユ好調[ニッカン]

ロッテの新外国人のアブレイユ投手(30=コティア高)が初めてフリー打撃に登板し、今江、大松、金沢、細谷に対して40球を投げヒット性の当たり3本に抑える好投を見せた。バレンタイン監督のリクエストでクリックやバント処理も行い、そつなくこなした。最後は監督も拍手でアブレイユを迎えるなど満足げ。ポスト小林雅に躍り出た。

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