わたしはかもめ2008年鴎の便り(2月)

便

2月11日

変化球と制球力で突出したルーキー、期待の即戦力左腕・服部泰卓投手[千葉日報]

「先発ローテーションに入れば10勝はできる」。里崎は35球を受けただけで、即戦力左腕の期待がかかる服部泰卓(25)を高く評価した。

大学・社会人ドラフト1巡目のルーキーは、持ち味の多彩な変化球と制球力のよさをブルペンで披露。1軍キャンプ参加の新人4投手の中で頭一つ以上抜け出ている。「コントロールがいいし球に切れがある」。キャンプ初日、服部を相手にマスクをかぶった里崎の口からは称讃の言葉しか出てこなかった。

その女房役が2けた勝利を確信する最も大きな理由は、球の出どころが見にくい投球フォームにある。テークバックに入ったときに左肩が背中の方に入り過ぎる癖を駒大時代に改善。「いつの間にかこのフォームになった。1番投げやすいかたちで投げているだけ」と意識して出どころを見にくくした訳ではないが、テークバックのトップ位置でボールが頭の後ろに完全に隠れ、打者から見えなくなる。

チームメートの成瀬やソフトバンクの和田も同じく球の出どころが分かりにくい左投手。「球を受けていても出どころが見にくいのだから、打席に立ったらもっと見にくい」。結果を残している好左腕と同じくらいに完成されたフォームに里崎は舌を巻く。

小林(米大リーグ、インディアンス)ら主力投手が抜けたことは、新人にとって大きなチャンス。ブルペンで打席に立ったバレンタイン監督は「ビデオで見ていたよりずっといい」。首脳陣にしっかりアピールしている。「やれと言われたところで投げる」と先発にこだわりはないが「開幕はもちろん1軍」。自分の球が通用する自信はある。

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“最長男”下敷領、世界一も視野に[スポニチ]

ロッテの大学・社会人ドラフト5巡目、下敷領悠太投手(24)が11日、石垣島キャンプ初の紅白戦に登板。恩師の日本生命・杉浦監督の前で2回1安打無失点、2奪三振と堂々のプロデビューを飾った。「初めてにしては良かった。(渡辺)俊介さんが近くにいるのは大きい。いい点を吸収して少しでも近づけるようになりたい」。

地上5センチと球の出どころが世界一低い渡辺俊を手本に、開幕1軍へ猛アピールだ。実は下敷領も“日本一”と自慢できることがあった。ユニホームの背中の「SHIMOSHIKIRYO」。プロ野球史上、最も長いスペルは元横浜・中野渡(NAKANOWATARI)らの12文字だったが、下敷領は13文字だ。メジャーではレンジャーズのサルタラマキア(SALTALAMACCHIA)が14文字で史上最長。「何でも1番はいいこと。それで覚えてもらえれば」と下敷領は入団当初、スペルの最後に入れていた「H」を復活させ“世界最長”に名乗りを上げる考えを示した。

名前もプロ人生も長〜くするための第一歩は満点の内容。渡辺俊とのダブルサブマリンで“世界一継投”を実現する。

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ロッテ大嶺「マー君との差縮める」[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(19)が11日、開幕1軍へ猛アピールした。キャンプ初の紅白戦に先発し、2回を投げて被安打1、奪三振2と好投した。ゆったりしたフォームから手元で伸びる直球は最速148キロをマーク。課題のチェンジアップの制球も安定し、プロ2年目で大変身した姿を見せた。

強気に攻めた。初回1死一塁から3番大松に高めチェンジアップを右中間へ運ばれ、先制点を許した。だが、冷静だった。続く4番竹原への初球もチェンジアップを投げて、今度は低めに落としてファウルに打ち取った。「チェンジアップに自信を持っていたのでいい投球が出来ました」と頼もしく話した。

バッテリーを組んだ橋本も「全盛期のジョニーさんみたい。球威がありカーブがいいところも似ている。1軍でも十分に通用すると思う」と太鼓判を押した。

オフの過ごし方が成長の原動力となった。昨年12月中旬から今年1月20日まで地元の沖縄・石垣島に戻り、温暖な気候の中で投げ込みと走り込みを行った。同期の楽天田中、ヤクルト増渕の活躍も、のんびり屋の大嶺を刺激した。「マー君とはずいぶん差をつけられちゃったけど、今年は頑張って縮めたい」と意気込んだ。

「石垣の星」が「ロッテのスター」になる日も近そうだ。

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大嶺、地元大歓声受け1軍ローテ獲得へ[デイリー]

“離島の星”が、凱旋登板を飾った。石垣島出身のロッテ・大嶺祐太投手(19)が11日、今キャンプ初の紅白戦で白組先発を務め、2回を1安打1失点2奪三振の好投。MAX148キロの直球で集まった5200人の地元ファンを沸かせた。

マウンドの大嶺に、スタンドを埋めつくした島民の大声援が降り注いだ。「甲子園で投げている感じだった。気持ちよかったです」。初回1死一塁から大松に右中間適時二塁打こそ浴びたが、後続をピシャリと抑えた。

「今年は絶対に勝たないといけない」。強い思いの裏にはライバルの存在がある。この日、楽天・田中の紅白戦登板を聞き「マー君につけられた差を詰めたい」と、自らに気合を入れた。昨年末から石垣島で投球練習を開始し、年明けの3日には120球を投げ込んできた。「今日は上出来。オフの成果が出た」。闘争心に満ちた顔は、この1年での成長を確信したから。

バレンタイン監督も「とてもいい内容。素晴らしい投球だった」と大絶賛。“離島の星”が1軍ローテ獲得へ、まずは上々のスタートを切った。

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大観衆5200人が声援!ロッテ・大嶺が地元で紅白戦先発[サンスポ]

ロッテは11日、キャンプ初の紅白戦が行われ地元出身の大嶺が白組先発で、2回1安打1失点。2三振を奪い「コントロールが良かった。(課題の)チェンジアップに自信が持てた」と開幕一軍入りに手応えをつかんだ。休日とあって観衆5200人から見守られ「甲子園で投げているような感じだった」と笑顔だった。

◇居残り特打効果だ!“皆勤賞”今江が絶好調

居残り特打皆勤賞の今江が絶好調だ。紅白戦では右越え二塁打を放ち「思ったより打球が伸びた。毎日、たくさん(バットを)振っている成果が実感できた」と満足そう。バレンタイン監督も「ハツラツとやっている。怪我で思うように行かない部分があったが、元の姿に戻った」と褒めたたえた。

◇休日変更

ロッテは沖縄・石垣島キャンプの日程を天候事情により、休日予定だった14日を練習日とし、代わりに13日を休日にすると発表した。

◇川崎、大塚が別メニュー調整

川崎雄介投手(25)が左足首ねんざで別メニュー調整。大塚明外野手(32)も、疲労性腰痛で別メニュー調整。

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ロッテ新人・伊藤、高速シュートで小林雅2世だ![報知]

◇ロッテ紅白戦…白組6−4紅組(石垣島)

ロッテの“小林雅2世”が開幕1軍を猛アピールした。大学・社会人4巡目右腕の伊藤義弘投手(25)=JR東海=が11日、紅白戦に初登板。MAX147キロの超高速シュートを披露し、鮮烈な実戦デビューを飾った。

海を渡った小林雅(インディアンス)の背番号30を受け継いだ男が、潜在能力の高さを証明した。白組の3番手として、打者10人で3安打1四球2失点。しかし、直球の最速144キロを3キロも上回るシュートを駆使し、6回には田中雅、大松から連続三振を奪った。バッテリーを組んだ橋本は「いいものを見た。球筋は小林雅さんと似ている」と評価。同じ武器で一時代を築いた前守護神を引き合いに出して、うなった。

伊藤は先天的に中指が長く、ツーシームが“天然シュート”になる。「まだ見せ球」と謙そんするが、観戦したライバル球団07は早くも要注意リストに載せた。交流戦でぶつかる阪神・井沢スコアラーは自ら伊藤の名前を切り出し「両サイドへの揺さぶりがよく実戦向き。抑えでもいい」と、高く評価した。

「守護神は絶対無理っす」と照れる25歳。3年ぶりV奪回を目指すロッテには大きな掘り出し物かも知れない。

伊藤義弘(いとう・よしひろ)
1982年6月2日、福岡県生まれ。25歳。東福岡高では3年夏に甲子園出場。国学院大を経て、JR東海。MAX153キロの直球と縦のスライダー、シュートを武器とする右の本格派。177センチ、76キロ。右投右打。

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南が強肩、好打で1軍アピール[ニッカン]

ロッテ南が紅白戦で攻守にアピールした。守備ではオーティズのやや浅い中飛を際どいタイミングで捕球すると、遠投119メートルの強肩を生かして一塁走者も刺して併殺に仕留めた。課題の打撃では左翼線へ二塁打を放ち1安打1打点をマーク。選手層の厚い外野手争いの中にあり「これからもどんどんアピールしていきたい」と1軍定着を目指す。

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川崎と大塚が別メニュー調整[ニッカン]

ロッテの川崎と大塚が別メニューで調整した。10日に川崎が足首、大塚が軽い腰痛を訴えたため、紅白戦を行う選手とは別メニューで室内で体を動かした。程度はいずれも軽症という。西村ヘッドコーチは「大事を取って別メニューにした。今後は明日の様子を見て決める」と話した。

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ロッテ、大塚と川崎が別メニュー調整[スポニチ]

ロッテの石垣島キャンプで大塚と新守護神候補の川崎が別メニュー調整となった。大塚は疲労性腰痛、川崎は10日の練習中に他の選手との接触で左足首を軽く捻挫したため。大塚はしばらく別メニューが続く見通し。元々11日はノースロー調整の予定だった川崎は通常メニューも可能なぐらい症状は軽く、大事をとっての別メニュー調整。「大丈夫です。しっかり鍛えます」とエアロバイクなどで汗を流した。

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ロッテ・川崎、別メニュー調整[報知]

ロッテの新守護神候補・川崎雄介投手(25)が11日、別メニュー調整となった。10日の練習のランニング中に、他選手と接触して左足首をひねったため。立花ヘッドコンディショニングコーチは「もともとノースローの予定だったし、それなら無理させることもないということ。昨日も普通に練習していたので、心配ないでしょう」と説明した。

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島民5200人が大声援!ロッテ・大嶺、開幕1軍に手応え[サンスポ]

ロッテはキャンプ初の実戦形式で行われた紅白戦に地元出身の大嶺が白組で先発し、2回1安打1失点。課題のチェンジアップが低めに決まり、2三振を奪った。「コントロールが良かった。チェンジアップに自信が持てた」と、開幕1軍入りに手応えをつかんだ。この日は祝日とあって5200人が来場。多くの観衆に見守られて投球した大嶺は「甲子園で投げているような感じだった」と振り返った。

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