2月24日2月24日ロッテは2年目の大嶺が2回無失点。直球の威力はあったが、2四球などで制球に課題を残した。成瀬は2回を4奪三振で貫録を示した。南は2本塁打で1軍入りをアピール。横浜は先発候補の高崎が制球を乱して5回4失点。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 7 |
| 横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
先発陣はそろって順調な仕上がりを披露した。渡辺俊、成瀬、久保が登板し、それぞれ2回を無失点に抑えた。渡辺俊は1四球を出しただけに「しっくりこないうちに終わってしまった」と不満を残したが「まずは試合で投げたことが収穫」。成瀬は三者連続など4三振を奪い「納得の球もあった。今後はいい球と悪い球の差をなくしていきたい」。完封リレーと、投手陣にとって幸先いいスタートになった。
9年目の南が、古巣横浜から2本塁打を放った。1本目は7回無死から左越え、2本目は9回1死からバックスクリーンへぶつける1発だった。かつて所属した横浜にパワーを見せつけ「1試合で2本塁打は記憶にない。やっぱり嬉しいですね」。強肩には定評があり、打撃でアピールすれば出番は巡ってきそう。バレンタイン監督も「南は打席ごとによくなっている」と称賛していた。
マー君のカベは厚かった！？ロッテの2年目右腕・大嶺がオープン戦開幕戦となった24日横浜戦で先発。2回2安打無失点とアピールしたが…。
「今日は真っ直ぐがある程度良かった。それを生かす変化球を投げていきたいです」。ロッテ期待の大嶺が振り返るように、横浜打線を直球で詰まらせた。1回にビグビー、2回に鈴木尚に安打を許したが、走者を背負った場面で慌てることもなく2イニングを無失点に抑えている。
楽天・田中将大と共に甲子園を沸かせた“マー君世代”。プロ2年目でのブレークをバレンタイン監督ら首脳陣は期待している。今季のロッテは「勝利の方程式」と呼ばれた藤田、薮田、小林雅が移籍。エース清水も家庭の不幸のため2軍調整が続いている。それだけに大嶺ら若手投手陣には大チャンスなワケだが球団関係者の評価はシビアだ。
「現状では大嶺が1軍の投手陣に食い込むのは厳しいよ。直球は140キロ後半できているけど、変化球のコントロールがね。抜けたりしてカウントを苦しくしている。ストライクが取れる変化球があれば、だいぶ違ってくるんだけどね」（球団関係者）と手厳しい。
大嶺と同期で昨年ブレークした楽天・田中との違いは、まさにココにある。マー君の場合、150キロ超の直球はもちろんのこと、配球を組み立てる面でストライクが取れ、勝負球でもあるスライダーがある。調子が悪くてもどちらかで組み立てれば試合は作れるのだ。
しかし、大嶺には現時点でコレが皆無。この日は今キャンプで練習中のチェンジアップの制球に苦しんだ一方でカーブを有効に使ったが、勝負球で使えるまでには洗練されていない。マー君の域に達することができない理由というワケだ。
「大嶺はエキサイティングだった。が、この時期に先発ローテに近づいているか判断するのは賢明じゃない。次は長いイニングになるが、1軍か2軍の試合になるかは分からない」とバレンタイン監督。渋い表情の指揮官をうならせるためにも“マー君超え”の1球が必要だ。
2年目の飛躍を目指すロッテ大嶺が、第1関門を突破した。オープン戦の開幕投手として横浜戦に先発。2回を無失点に抑えた。2安打2四球と完ぺきではなかったものの、成長の跡は確実に見せた。
バレンタイン監督は「いい投球をした」と評しながらも、起用法については慎重に発言した。「昨年の実績もなく今年も2イニングに投げただけ。先発陣に入るなど判断する段階ではない。ただ、今のところ順調にきている」。次は長いイニングの登板になる。今後もハードルは多いが、地元沖縄に成長の軌跡を残したことは間違いない。
ロッテの2年目・大嶺がオープン戦開幕投手の大役に応える力投を見せた。2回2安打2四球も最速149キロを計測して無失点。昨季のセ本塁打王・村田を空振り三振に仕留め「直球は本当に良かった。四球は反省しないといけないけど、走者を出してからしっかり投げられたのは大きな収穫」と胸を張った。
昨季の対外試合初戦は楽天相手に4失点。今年は石垣島から祖父・武弘さん（68）、祖母・孝子さん（64）ら約100人が応援に駆けつける中で成長した姿を見せつけた。これで11日の紅白戦の初回に失点して以降は6イニング連続無失点。開幕1軍にまた一歩前進し「違うところを見せないと今年は上（1軍）で投げられない。少しは手応えはある」。バレンタイン監督も「本当に落ち着きがあって、乱れることなくいい投球をした」と称えていた。
“幕張のゴジラ”のバットが火を噴いた。2年目のロッテ・神戸拓光外野手（23）が24日、横浜とのオープン戦（宜野湾）に途中出場。5回、バックスクリーンに特大ソロを突き刺した。
「何が何だか分からないうちに打っちゃって…。センター方向に飛んでいるのはいいこと」。1日遅れの祝砲だ。23日に23歳の誕生日を迎えた1メートル91、98キロの巨漢が背番号55の背中を丸めて照れる。打撃道具一式をベンチ裏に置いたまま4回の守備から出場。直後の5回、先頭で打席が回ってきた神戸は慌てて準備し、2度素振りしただけ。そして横浜・高崎の初球。やや外寄りの高めの直球を仕留めたのだ。
背筋力260キロなどパワーは外国人にもひけをとらない。昨季は1軍出場なしも、ハワイ・ウインターリーグで腕を磨いた。確実性を増すために一本足打法をすり足に変え、バットのヘッドを寝かせる打撃フォームに改造。出場機会を求めて外野に加えて一塁の守備にも取り組む。「本塁打以降の打席が駄目」。大切なのは大好物の納豆のような打席での粘り強さ。茨城県出身の和製大砲候補は貪欲にアピールを続ける。
ロッテ・成瀬は24日、初登板としては上々の出来だった。16勝を挙げた昨季、唯一黒星を喫した横浜相手に2回無失点。奪三振は「去年打たれていた」という金城を含めて4を数え「思ったより球がいっていたのが収穫」と手応えを口にした。キャンプでは調子が上がらない時期もあったが「徐々に上がっている」。出遅れていた開幕投手争いにも参戦してきそうな勢いがあった。
大嶺が、オープン戦初登板で2回無失点。1回には昨年のセ・リーグ本塁打王の村田に対し、カウント0−3からファウル2球で追い込むと、最後は高めの直球を振らせ空振り三振に仕留めた。「厳しいコースは狙わなかった。ストライクが入らないと話にならない」と、満足そうに振り返った。ただ2四球でピンチを招くなど課題を残し「毎試合、制球をテーマにしていく」と反省も口にした。
ロッテ・大嶺祐太投手（19）が、開幕ローテーション入りへ一歩前進した。横浜とのオープン戦初戦で先発を任され、2回を2安打無失点。地元・沖縄のファンの前で、成長を見せつけた。
最大の見せ場は初回に来た。2死一塁で、昨季セの本塁打王、村田を迎えた。カウント0−3になったところで、開き直った。「真ん中近くに、1、2球投げても平気だろう。真っ直ぐで行くしかない」こん身の直球を3球続けた。2−3から、真ん中高め、ボール気味の144キロで空振り三振に斬ってとった。「最後も厳しいコースは狙っていなかった」と、大胆勝負で完勝。2回には2四球を与えたが、最速149キロの直球で危機を切り抜けた。
2年目の今季は、有言実行を貫く。キャンプ中から「（楽天の）マー君との差を縮めたい」と、何度も繰り返し口にしてきた。ルーキーイヤーは、田中に関する質問には「意識しない」が定番の答えだったが、あえて口にすることで、成長の支えとしてきた。
バレンタイン監督も、「落ち着きがあり、乱れなかった。次は長いイニングで投げるところを見たい」と、引き続き先発でのテストをしていく方針。清水直が出遅れ、ローテ入りを期待された田中良、新人の服部（トヨタ自動車）らは、練習試合で結果を残せていない。「まずは1軍で1勝。それを積み重ねていけば、優勝にもつながる」と背番号1。ハングリー精神を武器に1軍に生き残る。
沖縄の星がいきなり輝いた。石垣島出身のロッテ・大嶺が、オープン戦開幕の横浜戦で先発し、2回を2安打無失点と好投。地元ファンの前で、ローテ入りへ猛アピールした。
2年目の右腕は、ご当地登板というバレンタイン監督の粋な計らいに、見事な投球で応えた。1回2死一塁で、昨季の本塁打キング村田を迎えた場面では、高め直球を投げ込み、空振り三振を奪った。2回には先頭打者を四球で歩かせたが、続く吉村を二ゴロ併殺に仕留めた。
大嶺は「2回をしっかりゼロで抑えられて良かった。ランナーを出してからもダブルプレーを取れたから。地元の人が応援してくれたから投げやすかった」。“開幕投手”の重責を果たし、安堵の表情を浮かべた。
キャンプで磨いたチェンジアップの制球は定まらなかったが、直球は最速149キロを記録するなどキレも抜群だった。
投手力を誇るロッテで先発の一角に食い込むのは容易ではないが、指揮官は「よく投げた。このまま成長していけば、チームに多くの勝利をもたらすだろう」。素質豊かな右腕に確かな手応えを感じ取っていた。
ロッテ先発の大嶺は1回2死一塁に、横浜の主砲・村田に対して直球で勝負を挑み、空振り三振に抑えた。「去年と違うところを見せないと。直球が本当に良かった」と成長ぶりを示した。しかし、2回に2四球でピンチを招くなど、制球力には課題を残した。「反省しないと。毎試合、制球をテーマにしていく」と話した。
ロッテの成瀬は、初登板としては上々の出来だった。16勝を挙げた昨季、唯一黒星を喫した横浜相手に2回無失点。奪三振は「去年打たれていた」という金城を含めて4を数え「思ったより球がいっていたのが収穫」と手応えを口にした。キャンプでは調子が上がらない時期もあったが、開幕まで1ヶ月を切り「徐々に上がっている」。出遅れていた開幕投手争いにも参戦してきそうな勢いがあった。
横浜の主砲、村田はかなりの確率で直球と読んでいただろう。だが、大嶺の直球はその上をいく伸びを見せた。
1回2死一塁で昨季の本塁打王にカウント0−3。四球と隣り合わせの状況で「厳しいコースは狙わなかった。ストライクが入らないと話にならない。チェンジアップを投げても仕方なかった」。キャンプで磨いたチェンジアップは不調。この日、最も自信があった直球で押していった。
ボールの下をたたかせてのファウルなど2球で逆に追い込む。最後はボール気味の高めへ。これで空振り三振を奪った。オープン戦初登板で2回無失点。新人だった昨年の初の対外試合は散々だったが「去年と違うところを見せないと。直球が本当に良かった」と大嶺。ある球種が勝負球で使えなくても残りの持ち球で抑える成長ぶりを示した。
一方で2四球でピンチを招くなど、制球力には課題を残した。「反省しないと。毎試合、制球をテーマにしていく」。球界でも屈指のロッテ先発陣の一角に食い込めるか、全てはその克服に懸かっている。
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| 韓国ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | x | 3 |