わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月1日

東北楽天4−6千葉ロッテ(長崎)

楽天の田中が5回2失点で7三振を奪った。球威、細かい制球は調整段階だが、この時期の初登板としては無難にまとめた。ロッテは成瀬が3回無失点で課題の直球には伸びがあった。新人の伊藤は1回無失点で好結果が続いている。

123456789R
千葉ロッテ0020000046
東北楽天0000040004

◇田中雅「新打法」弾

2−4の9回表1死一塁から途中出場の田中雅が、バックスクリーン左へ同点2ランを放った。「キャンプ中は無駄な動きをなくす打撃フォームに取り組んできた」と言う通り、楽天小山の140キロの直球をコンパクトに振り抜いた。さらに同点の9回2死一塁から、今江が勝ち越し2ラン。キャンプ中の連日の居残り特打が実り、オープン戦2号。「去年全く打てなかった右投手のスライダーを打てたのが良かった」と手応えを口にした。

成瀬
「投げた感じは悪くないけど、開幕までにもう少しコントロールをつけていきたい。」(先発し3回を2安打無失点)

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132キロでもOK、成瀬3回零封[スポニチ]

投手には球速より大事なものがある。ロッテ・成瀬善久投手(22)が1日、楽天とのオープン戦(長崎)に先発。最速132キロ止まりも聖沢、リックのバットをへし折るなど3回2安打、2奪三振無失点に封じた。

成瀬
「いい感じでコースに投げられました。直球は悪くない。もうひとつ変化球の制球が悪いので修正していきたい。」

いつもの130キロ台後半より、さらに遅い直球でも点は与えない。成瀬がこだわるのは球の回転、切れだ。球の出どころが見えにくい招き猫投法では球速は飛躍的に伸びない。ならば球の質を上げるしかない。昨年の北京五輪アジア予選。巨人・上原、阪神・藤川とキャッチボールした際に「上には上がいる」とスピンの利いた球に衝撃を受けた。今春キャンプでは指先で球を強く切り、回転数を増すイメージで直球中心の投げ込み。“球児・浩治ボール”習得を最優先して調整を続けてきた成果が、紅白戦を含めて3試合7イニング連続無失点に表れている。

最速132キロには「スピードガンが壊れているんじゃないですか」とおどける一方で「詰まらせたりバットを折ったり、投げた感じは悪くない」と手応えを口にした。初の開幕投手へも「投げたい気持ちはある」と意気込む。後は投げ込みが不足している変化球の微調整。昨季最優秀防御率、最高勝率の負けない左腕は“遅い直球”に磨きをかけて今年も不敗ロードを突き進む。

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開幕投手はオレだ!ロッテ・成瀬、3回無失点で猛烈アピール[サンスポ]

これがロッテ・成瀬の真骨頂だ。球速ではない。制球と球のキレ。オープン戦2度目の登板は圧巻の内容だった。

MAXは132キロ。思わず「スピードガンが壊れているんじゃないですか」と声をあげた。しかし、数値以上に球は走っていた。課題の内角直球、スライダーでバットを2本へし折った。3回を2安打無失点。「いい感じに内角に投げられた」と納得の表情を浮かべた。

それでも三回の先頭打者に与えた四球にバレンタイン監督は「本来の制球力がなかった」と不満げ。本人も指揮官の思いを理解している。「(開幕投手を)できたらという気持ちがあるけど、今のままだと監督は気分良く任せられないと思う。調子を上げていかないと。次が本番です」。

昨年リーグ2位の16勝(1敗)を挙げ、最優秀防御率(1.817)、最高勝率(.941)のタイトルを獲得した。そんな成瀬らしさをみせつけて、3月20日の開幕戦(対日本ハム、札幌ドーム)のマウンドは小林宏との一騎打ち。“次”で決めるつもりだ。

◇大嶺が教育リーグで登板

ロッテの大嶺祐太投手(19)が教育リーグの西武戦(浦和)で登板。3回1/3を被安打5、失点5(自責点4)だった。

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成瀬良くなった!!“燃え尽き”克服3回零封…ロッテ[報知]

昨季の投手2冠(最高勝率、最優秀防御率)に輝いたロッテの先発、成瀬が3回2安打無失点。キャンプ中に苦しんでいた不振からの脱出に手応えを感じた。

スピンの利いたボールがバットを折った。オープン戦2度目の登板で初先発となった成瀬。2回、無死一塁からリックへの4球目の直球は、バットを真っ二つにした。結局3回を投げ2安打無失点2奪三振。「思ったよりいい感じになってきた」と左腕は手応えをつかんだ。

昨年は最優秀防御率と最高勝率の2冠、五輪予選の日本代表にも選ばれた。達成感からオフには一種の“燃え尽き症候群”に悩まされた。今キャンプ序盤はペースが上がらなかった。しかし、ようやく初先発で復調の兆しが見えてきた。この日は3回とも先頭打者を出塁させたが、後続を抑えた。「真っ直ぐは良かった。いい感じにコースにも投げられた」キャンプで取り組んできた巨人・上原のような回転数の多い直球「上原ボール」の習得も近づいてきた。

制球がばらついた変化球に課題は残ったが、井上投手コーチは「いいボールもあった。投げていけばまとまる」と心配はしていない。開幕投手は小林宏にほぼ決定しているが、成瀬も「できるなら投げてみたい」と意欲。精神的スランプを脱した左腕が、大役に意欲を見せた。

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成瀬さすがの3回無失点[ニッカン]

ロッテの左腕エース成瀬が先発して3回を2安打無失点に抑えた。右打者への内角直球、左打者への内角スライダーを課題に投げて、楽天の各打者を思った通りに打ち取った。「投げた感じは悪くないけど、開幕までにもう少しコントロールをつけていきたい」と話した。

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成瀬、3回2安打無失点…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬善久投手(22)が1日、楽天戦(長崎)でオープン戦初先発し、3回2安打無失点に抑えた。3イニングとも先頭打者に出塁を許しながらも後続をピシャリ。「真っ直ぐはいい感じでコースに投げられた」とまずまずといった表情だった。昨年は最優秀防御率と最高勝率の2冠に輝き、北京五輪アジア予選の日本代表に選ばれるなどフル回転。その影響もあって沖縄・石垣キャンプでは出遅れ気味だったが、調子を上げてきた。

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