ロッテの清水直行投手(32)が、5日のオリックスとのオープン戦(スカイマーク)に先発することが3日、決まった。清水は、1月17日に妻・明美さんが急逝(享年32)したため調整が遅れていたが、2月28日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で1回無失点の好投を披露。今回は2イニングをメドに、仕上がり具合を確認する予定だ。
この日は休養日に充て、英気を養った清水は「徐々にだけど、ブルペンでも調子が上がっている感覚はある。僕だけ遅れているので調整していきたい」と、意欲十分。開幕ローテーション滑り込みへ向け、限られた条件で結果を出す。
今年1月17日に明美夫人(享年32)を亡くしたロッテの清水が、5日のオリックス戦(スカイマーク)に先発。登板を前に「70%ぐらいから徐々に状態が上がっている感覚はある。僕だけ遅れている分、うまく調整できたらと思います」と話した。明美さんとは兵庫・西宮市の高須中の同級生で、神戸は2人にとって思い出の地。02年4月14日の同カードでは7回途中1失点と力投し、チームの開幕連敗を11で止めた球場でもある。練習休日のこの日は大阪市内の宿舎で静養。身上の“やるしかないねん!”を胸に復活ロードを歩む。
ロッテは3日、昨季途中にオリックスから移籍し、シーズン後に24年間の現役生活にピリオドを打った吉井理人・日本ハム投手コーチ(42)の引退セレモニーを11日に千葉マリンで行うと発表した。当日は日本ハム戦が組まれており、吉井コーチは日本ハムのユニホーム姿で始球式に登板。メッツ、ロッテ時代の愛弟子のために“花道”を用意したバレンタイン監督が自ら打席に立つ予定だ。吉井コーチは「このような機会をつくっていただき感謝しています。近鉄がなくなった今、ロッテは自分の中での古巣。千葉のマウンドに上がるのを楽しみにしています」とコメントした。
昨季、ロッテを最後に現役引退した日本ハム・吉井投手コーチの引退セレモニーを11日の日本ハムとのオープン戦(千葉マリン)の試合前に開催することになった。同コーチがマウンドに上がり、バレンタイン監督が打席に立つ。同コーチは「近鉄がなくなった今日、ロッテは古巣だと思っている。マウンドに上がる日が楽しみ」と前指揮官との対決を心待ちにしている。
ロッテは20日の日本ハムとの開幕戦(札幌ドーム)のパブリックビューイングを千葉市の官民複合ビル「Qiball(きぼーる)アトリウム」で実施する。定員は抽選で100組200人。問い合わせは千葉市公園管理課ホームタウン推進室TEL:043-245-5897まで。
ロッテは3日、昨季限りで引退した吉井理人投手(42)=現日本ハム投手コーチ=の引退セレモニーを、11日のオープン戦、対日本ハム戦(千葉マリン)で行うと発表した。ボビー・バレンタイン監督(57)の強い意向もあって実現したもので、他球団に所属する選手、コーチのためという異例のセレモニーになった。
吉井投手コーチは始球式に登場、ラストピッチを披露する予定。そして、その1球を、何とボビー自らが打席に立って迎え撃つという。通常、始球式では打者はあえて空振りするが、関係者は「監督は打ってしまうかもしれませんね」と“真剣勝負”に発展する可能性をにおわせた。
2人の間には浅からぬ因縁がある。1998年、吉井コーチがメジャーに挑戦した時、最初の所属チームとなったメッツで指揮を執っていたのがボビーだった。そして、昨年6月にオリックスからトレードで吉井投手を獲得したのもボビー。現役生活24年間の最盛期と、晩年を最も間近で見ていた指揮官が花道を作ろうと思い立ったのは、ごく自然な流れだった。
吉井コーチは「このような機会を作っていただけて感謝しております。マウンドに上がる日を楽しみにしています」とロッテ球団を通じてコメント。最初で最後の“師弟対決”に、気合を入れていた。