3月6日3月6日中日の中村紀が技ありの打撃を見せた。外角球に逆らわない右への2安打で好調ぶりを示した。5回2失点のチェンは走者を背負っての制球が乱れた。ロッテは開幕投手候補の小林宏が低めに球を集め、5回を2安打無失点と好投した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | x | 6 |
ロッテ小林宏が6日、ほぼベストメンバーを組んだ中日の強力打線に対して5回を投げ、2安打無失点3奪三振とほぼ完璧に抑えた。最速142キロ直球とキレのいいスライダーのコンビネーションで、ウッズ、デラロサを空振り三振に仕留めた。「いい打線だったので自信になりました」と納得の66球を振り返った。
今季初めてフォークを解禁し、オフから取り組んでいる110キロ台のカーブも3球投げた。バレンタイン監督は「変化球の制球が良くシーズンへ向けての準備が整っている」と絶賛。開幕投手については「彼が今年は多く先発することになるだろうし、スター選手として活躍してくれるだろう」と、明言こそしなかったが開幕投手を示唆した。
小林宏も「1度は開幕投手をやってみたかった。指名されれば光栄です」と準備は整っている。20日の開幕戦は日本ハム・ダルビッシュとの投げ合いが濃厚だ。
ロッテ・小林宏がオープン戦2度目の登板で、ほぼベストオーダーの中日打線相手に5回を2安打無失点。20日の日本ハムとの開幕戦（札幌ドーム）先発を確定させた。
「まだまだです。でも、走者を出してからもキチッと抑えられたのは良かった。焦りはない」。よりハイレベルな投球を求めるのは開幕を見据えているからこそ。早くから照準を3・20に定めた。紅白戦を含めすべて木曜日に先発してきた。次は13日の楽天戦、そして再び中6日で開幕を迎える。相手は日本ハム、そしてダルビッシュ。自らの右腕で勝利を手繰り寄せるしかない。ダルビッシュが投げ合う相手に自身を“指名”していることに「ショックですね。自分が投げる日は投げたくないと言われたい」と闘志を燃やした。イケメンエース対決となる2週間後の木曜日へ。小林宏が万全の状態で臨む。
ロッテ・小林宏之投手（29）が6日、中日とのオープン戦（ナゴヤドーム）に先発。「力んで球がシュート回転した」と反省を口にしながらも、主力がズラリと並んだ中日相手に5回2安打無失点。開幕の本命が順調だ。
ほぼベストメンバーが名を連ねた中日打線を相手に力が入った。そんな中でも小林宏がキッチリ結果を出した。
「（打者が）荒木さん、井端さん、和田さん…、力む要素がたくさんありましたね」。体の開きが早くなり「球がシュート回転した」と調子は完璧ではなかったが、MAX142キロの直球と110キロ台のカーブ、この日から解禁したフォークを有効に使い、5回を2安打無失点。オープン戦2度目の登板で開幕投手をグッと引き寄せた。
昨季は、自己最多の13勝（3敗）を挙げ、3年連続の2ケタ勝利をマーク。清水の調整が遅れていることもあり、開幕投手候補に浮上した。
この日の各地の試合には、ソフトバンク・杉内、楽天・岩隈と、開幕投手候補が登場。中6日のペースが保たれれば、自然と20日の開幕戦は小林宏の順番となる。「（開幕投手を）1回はやってみたいという気持ちがある」と意欲を口にした。
20日の日本ハムとの開幕戦（札幌ドーム）で先発が有力なダルビッシュが、小林宏との対決を望んでいることを知り、気持ちも高まっている。もちろんダルビッシュに投げ勝つつもりだ。
ロッテの小林宏が自身初の開幕投手に向け、万全の仕上がりを披露した。中日戦で、オープン戦2度目の先発。昨季日本一の強竜打線を5回2安打無失点に封じ「自分を試すいい機会だった。自信になりましたね」と、表情を緩めた。
大砲ウッズを実験台にする余裕があった。2回の先頭打者で迎えると、カウント1−0から、今季実戦で投げていなかった、勝負球のフォークを解禁。2球続け、平凡な左飛に仕留めた。4回の第2打席では、スライダーで空を切らせ3球三振。4回まで出した走者はわずかに1人、結局三塁を踏ませない安定ぶりだった。
ほぼ完璧に近い内容に見えたが、本人からは不満の言葉が漏れた。「直球がシュート回転していたし、コントロールもまだまだ。フォークももっと真っ直ぐに落としたかった」。ほぼベストメンバーを組んできた落合竜相手に、思わず力んでしまい、体の開きが早くなっていたという。それでも攻略の糸口すら与えない、貫録の投球だった。
前回登板は、3回を2失点にまとめた2月28日のソフトバンク戦（ヤフードーム）。このまま木曜日の登板が続けば、20日の日本ハムとの開幕戦（札幌ドーム）のマウンドに立つことになる。相手の最有力候補、ダルビッシュからは「投げ合いたい」と指名も受けている。「嬉しいですね。負けないようにしたい」プロ12年目で初の大役はほぼ手中。舞台に上がる準備は整った。
ロッテの9番指名打者で先発した田中雅が、3回1死一塁から先制の適時二塁打を放った。134キロ高めの見逃せばボールの球をたたきつけ、左中間を破る二塁打をマーク。「力がないので越えるか心配だったけど、感触良く打てました」。オフ中の筋力トレとフォーム修正の成果が表れてきたようだ。
ナゴヤドームで6日行われた中日−ロッテ戦で、オープン戦では珍しい「危険球退場」の場面があった。8回裏、中日が1点勝ち越しなお無死一塁の攻撃で、ロッテ6番手ルーキー伊藤義弘投手（25＝JR東海）のワンボールからの2球目が、藤井淳志外野手（26）の頭部を直撃。ヘルメットが割れ、その場に倒れ込んだ藤井は担架で退場した。秋村球審は「伊藤投手を危険球で退場とします」と場内アナウンスした。
ロッテ・小林宏之投手（29）が6日、中日とのオープン戦（ナゴヤドーム）に先発。昨年の日本一打線を5回2安打無失点に封じ、万全の仕上がりを見せた。この日は直球のMAXこそ142キロと抑え気味。しかし変化球の制球がよく、4回まで出した走者はわずか1人。5回1死一、二塁のピンチも、落ち着いて後続を断った。「言われたところに投げられるように準備しておく」と常々話しているが、プロ12年目で初の開幕投手の座を、ほぼ手中にした。