わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月12日

千葉ロッテ4−1オリックス(千葉マリン)

ロッテは清水が新球シュートを試しながら、要所もしっかり抑える投球で5回無失点と無難にまとめた。調整が遅れていたが、開幕には間に合いそうだ。オリックスは高木が4回をソロ本塁打のみに抑え、先発入りをアピールした。

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オリックス0000000011
千葉ロッテ00010102x4

◇ズレ1号でどんだけ〜

ズレータが新パフォーマンスを千葉マリンのファンに初披露した。8回1死一塁からオリックス吉野の113キロのカーブを左中間席へ運ぶと、ベンチ前のカメラに向かって人指し指を左右に動かし「どんだけ〜」と叫んだ。同僚西岡から教えてもらったお気に入りのフレーズだ。オープン戦7試合目で待望の1号を放ち、ようやくお披露目となった。「シーズン中は(昨年までの)幕張ファイヤーもやりたいし、これに何か付け加えたいんだ」と上機嫌だった。

◇ジョニー五輪、TBSでリポート

昨年引退したロッテ黒木知宏氏(34)が、TBSの北京五輪スペシャルコメンテーターを務めることが12日分かった。野球だけでなく全般を取材し、競技や選手の情報を現地から伝える。黒木氏は15日の楽天とのオープン戦で引退セレモニー(千葉マリン)を行うが、前売り券は完売間近だ。

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清水5回無失点、ズレータに待望アーチ[千葉日報]

千葉ロッテの主砲・ズレータに待望の1発が出た。前日まで無安打だったが、第一打席に詰まりながらも中前打しオープン戦初安打。2打席凡退で迎えた8回無死一塁、高めの変化球を見逃さず左中間スタンドに運んだ。

「オープン戦は結果は重要ではない」と無安打をまったく気にすることなく、ボールを強く打つことだけを考えていた。昨季の開幕戦では日本ハムのダルビッシュから満塁弾。今年も対戦が予想されるが「誰であろうと打つ自信はある」。力強く話した。

◇開幕ローテに不安なし

千葉ロッテ先発の清水は5回を2安打無失点。3回無失点だった前回よりさらにいい投球を見せた。コーナーを突いた球をテンポよく投げ込んだ。3番ローズからは2三振を奪い、いずれも見逃し。強打者が手が出ないほどの際どいコースにボールを集めた。

ピンチは5回。先頭をストレートの四球で出し、甘く入ったスライダーを左翼越えされ無死二、三塁。それでも「取りたいと思っていた」と落ちるボールで下位打線を連続空振り三振。最後は140キロの直球で二ゴロに仕留める落ち着いた投球だった。

オフにフォームの改善に取り組んだ。振りかぶるときに左足を後ろに引きすぎず、頭を動かさないようにすることで体の軸がぶれなくなった。また、この日は「右バッターの内に投げるボールがなかったので」と新球シュートを試した。

キャンプは2軍スタートだったが、きちんと結果を出している。本人も調整が遅れているとは思わない。「例年のこの時期の自分に確実に追いついている」。背番号18は開幕ローテ入りに不安はない。

千葉ロッテは先発・清水が5回を2安打無失点の好投。走者を出しても連続三振を奪った。9回登板のアブレイユは最速151キロだったが、連打から失点し制球に不安を残した。ズレータがオープン戦初本塁打の2ラン。堀、竹原も1発を放った。オリックスは牧田が3安打。ローズは2三振で退いた。

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開幕ローテ滑り込みへ、清水5回零封[スポニチ]

ロッテの清水直行投手(32)が12日、オリックスとのオープン戦(千葉マリン)で先発し5回2安打無失点に抑えた。習得中のシュートも初披露し4回まで二塁も踏ませない好投。無失点を3試合9イニングまで伸ばしオープン戦登板を終えた。1月17日に明美夫人(享年32)が急死した影響で調整が遅れていたが、開幕ローテーション滑り込みが見えてきた。

予定の4回を投げ終えると、バレンタイン監督から「もう1回!」の声がかかった。その5回、清水は無死二、三塁とピンチを招いたが、エースらしく動じることはない。坂口、辻をいずれもフォークで連続空振り三振。村松を140キロ直球で二ゴロに仕留めた。

「いい景色が見られるんです」。独特の表現で安定した投球フォームを分析する。妻を失った精神面などの影響から初のキャンプ2軍生活でフォームの修正に取り組んだ。6勝に終わった昨年は頭が突っ込む悪癖が不調の要因。そのためワインドアップの際に首の位置を定め、左足を引く幅も狭めた。これにより頭が突っ込まず体重の乗った威力あるボールを投げられ、リリースポイントが定まって制球力も戻った。

新球シュートも駆使。バットのしんを外し8個の内野ゴロを打たせた。「05年の姿に近い投球をしてくれた」と指揮官。日本一当時のエースの姿を思い起こすと「他の投手に追いついてきた」と開幕ローテーション入りを示唆した。悲しみを乗り越えた背番号18。今季初の千葉マリンで完全復活を予感させた。

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開幕ローテOK!ロッテ・清水5回を2安打無失点で調整順調[サンスポ]

オープン戦3試合目の先発となった清水が5回を2安打無失点。1月17日に夫人の明美さん(享年32)が急逝し調整遅れが心配されたが、開幕ローテ入りが見えてきた。5回無死二、三塁のピンチでは「三振を取りにいった」と坂口、辻を空振り三振。最後は村松を「伸びが出てきた」という直球で二ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。悲しみを乗り越え、エースが開幕に照準を合わせてきた。

◇ズレータ待望の一発

主砲に待望の一発が飛び出した。ここまで、オープン戦で安打がなかったズレータが1回に中前打を放つと、8回には外角のカーブをとらえ、左中間席へ2ランを放った。ベースを1周した後、新パフォーマンスの「どんだけ〜」も披露。「開幕に近づき、体調も良くなってきている」とエンジンがかかってきた。

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清水3戦9イニング0封!開幕間にあった…ロッテ[報知]

ロッテの清水が、開幕ローテの座に滑り込んだ。オリックス戦でオープン戦2度目の先発。5回を2安打零封し、オープン戦の無失点を3試合9回まで伸ばした。明美夫人(享年32歳)が1月17日に急逝した影響で出遅れていたが、見事な調整で開幕から先発6番目の椅子をほぼ確実にした。

4回まで二塁すら踏ませなかった。唯一の危機だった5回無死二、三塁でも、勝負勘がさえた。「三振を取りたいと思って投げた」坂口、辻をスプリットフィンガーファストボールで狙いどおり連続三振。村松も二ゴロに片づけ、悠然とマウンドを後にした。

昨季は6勝10敗。雪辱を期し、フォームを改造した。ノーワインドアップの始動の際、プレートの後ろに置く左足を従来より前にするよう微調整。「頭を動かさず、スムーズに投げられるようにした」キレがよみがえった直球で、ローズを2打席連続見逃し三振。新球シュートにも、使えるメドが立ってきた。

開幕ローテから外すことを視野に入れていた首脳陣も、トーンが変わった。井上投手コーチは「今日の出来なら、最初からローテでもいけるという感じを持った」と、高評価を与えた。この日は、試合前にブルペンで50球以上の投げ込み。体力面の不安も打ち消し、26日のソフトバンクとの3戦目(ヤフーD)の先発が一気に有力になった。「自分では確実に追いついてきているつもり」背番号18の言葉に、力強さが戻ってきた。

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清水、調整遅れたエースが間に合った[デイリー]

エースの意地が開幕ローテ入りを引き寄せた。ロッテ・清水のオープン戦最終登板は、先発で5回を2安打無失点。キャンプ2軍スタートと出遅れたが、新フォームと新球全てに手応えを得た。

充実感あふれる力の投球だった。5回無死二、三塁で「取りたいと思って三振が取れたのが収穫」。坂口、辻をスプリットで連続三振だ。1月に明美夫人が急死した影響で、調整が遅れた。だが遅れを取り戻すだけでなく、新しい試みも重ねた。投球始動時に後ろに引く左足の歩幅を狭めるなど、バランス重視の新フォームも完成した。

初めて試投した新球シュートも「シーズンで使っていく」。バレンタイン監督は「他の投手に十分追いついてきている。開幕の先発陣は間違いなくいいものになる」。V奪回へ、役者はそろった。

◇ロッテ・バレンタイン監督が校長に

ロッテは12日、スポーツの環境づくりの場として日本球界初の試みとなる「マリーンズ・アカデミー」を設立し、初代校長にバレンタイン監督が就任すると発表した。4月20日には同アカデミーが支援して「ベースボール・クリニック」を開校する予定。

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選手会拒否「FA8年案」下交渉決裂[ニッカン]

訴訟問題に発展する可能性もあるフリーエージェント(FA)問題の下交渉が決裂した。労組日本プロ野球選手会の宮本慎也会長(37=ヤクルト)が11日、都内でNPB(日本プロ野球組織)の選手関係委員長を務める巨人清武英利球団代表と下交渉に臨んでいたことが分かった。16日の本会議に向けて意見交換をしたもの。清武代表はNPBの現状案として国内に限りFA取得までの期間を8年に短縮し(現在は国内外とも9年)、移籍に伴う補償制度の見直しなどを示した。だが、宮本会長は、これを拒否した。

宮本会長は「コソコソ隠す必要はない」と下交渉の事実を認め「今回で完全に交渉が決裂したとは思いませんが、提示された案では到底受け入れられません」と語った。選手会は国内外とも7年への短縮を求めている。ただ、その他の諸条件が満たされれば「国内に限り7年」など条件付きの短縮に応じる可能性もある。どのような形であっても「7年」という数字が具体化されなければ合意には至らない見込みだ。

一方のNPB側は、いつもながら各球団の意見が一致していない。ドラフト制度と関連させ「今後、希望球団に入れなかった選手は7年にする」という案も出ている。希望通りに入団した選手、現役選手は8年と取得年数が分かれる。現役選手に直接の恩恵はないが、諸条件を満たすことでカバーできる。これならば選手会にも検討の余地が出てくるが、これもパ・リーグ球団を中心に反対の声が出ており、提示できない。

また年数以外の諸条件でも交渉の余地がある。補償金の減額率、また年俸の調停委員会のメンバー構成も検討課題になっている。清武代表は「まだまだ双方とも歩み寄らなければならない部分がたくさんある。代表者会議に持ち帰り検討したい」と厳しい表情で語った。選手会は最終的に訴訟に踏み切る覚悟も固めている。16日の会議で合意への道筋が見えなければ、訴訟への動きは加速していく。

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3発!アーチ攻勢だ[ニッカン]

ロッテが3本のアーチ攻勢で勝負を決めた。まずは4回にベテラン堀の1号ソロで先制すると、6回に竹原も1号ソロで追撃。さらに8回にパナマの大砲、ズレータの1号2ランでダメを押した。ズレータは「非常にいいコンディション。開幕戦では誰が相手でも打つ」と絶好調。盤石の投手陣だけでなく、野手陣も開幕へ向け調子を上げてきた。

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清水ほぼ完璧、5回無失点…ロッテ[報知]

ロッテの清水直行投手(32)が12日、オリックスとのオープン戦(千葉)に先発し、5回を2安打無失点に抑えた。習得中のシュートを駆使し、4回まで二塁も踏ませない好投。5回無死二、三塁の危機も坂口、辻から連続三振を奪うなどして切り抜けた。

「バックが守りやすいように心がけて投げた。制球もまとまっていた」。これで無失点は3試合9イニングまで伸びた。1月17日に明美夫人(享年32歳)が急逝した影響で調整が遅れていたが、開幕ローテ滑り込みが見えてきた。

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