わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月20日

北海道日本ハム1−0千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハムは99年の近鉄戦以来となる開幕戦完封勝利。先発のダルビッシュが9回を投げ、被安打4、奪三振10、四球1、124球で開幕戦初勝利。去年からの札幌ドームでの連勝を4に伸ばし、日本ハムの投手としては99年の岩本以来の開幕戦完封勝利で自身7度目の完封勝ち。日本ハムは6回、1死満塁で稲葉のショートゴロ併殺崩れの間に1点を先制。ロッテは5回に2死満塁としたが後続が抑えられ、92年のオリックス戦以来となる開幕戦完封負け。先発・小林宏は6回1/3、被安打3、奪三振5、1失点も1敗目。

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千葉ロッテ0000000000
北海道日本ハム00000100x1

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先制機逃し惜敗発信、ダルビッシュに完封喫す[千葉日報]

プロ野球パ・リーグが20日に開幕し、札幌ドームで日本ハムと対戦した千葉ロッテは0−1で惜敗、黒星スタートとなった。

先発の小林宏が前半を無失点と力投したが、6回途中に右足ふとももを痛め降板。打線は5回2死満塁の先制機を生かせず、2年連続開幕投手のダルビッシュに4安打に抑えられた。

ソフトバンクは1−3の9回に柴原が3点本塁打を放ち、4−3で逆転サヨナラ勝ちした。開幕戦のサヨナラ本塁打は1994年の伊東(西武)以来。新人の久米がプロ初勝利を挙げた。球団創設4年目で初のAクラス入りを狙う楽天は岩隈が好投したが、抑えのドミンゴが打たれた。

オリックスは初の開幕投手を務めた金子が7回1失点と好投。2−1で西武に競り勝った。21日は試合がなく、22日からリーグ戦を再開する。

◇小林宏無念の負傷降板

6回1死満塁。千葉ロッテの小林宏が、3番稲葉への3球目を投げた瞬間「ピリッとした」。右足ふくらはぎが痙攣。屈伸を繰り返しベンチ裏で治療を受けたが、マウンドに戻ってくることはなかった。「申し訳ない」。うつむくことしかできなかった。

12年目にして初の開幕投手。立ち上がりは文句のつけようのない投球だった。相手のダルビッシュのような150キロを超す球速はないが、切れのある直球と変化球で初回は3者連続空振りの三振。落ちるボールが決まった。

その後もダルビッシュと堂々と投げ合う緊迫した投手戦。走者を出しても互いに点は与えないエースの意地がぶつかった試合の最中にまさかのアクシデント。「その前から少し予兆はあった。自分でもどうしたらよいのか分からない」と肩を落とした。

初めての経験ではなかった。昨年10月に札幌ドームで行われたクライマックスシリーズ第2戦でも、尻上がりに調子を上げてきた矢先の4回に同じ部位が痙攣し降板していた。

マウンドを受け継いだ小宮山は「プロ失格。頭を丸めて出直せ」と、同じことを繰り返した小林宏に厳しい言葉を投げつけた。

緊張もせず楽しく臨めた開幕戦が、一瞬にして悪夢となった。ただ、エースの投球はできていた。バレンタイン監督は「ダルビッシュと同等、それ以上だった」。エースへの信頼は揺らぐことはなかった。

◇「もっと打てる」

バレンタイン監督
「微妙な判定もありアンラッキーな部分が多かったが、いい試合だった。うちの打線ならもっと打てる。(5回2死一、二塁で)今江のヒットで(二走の)大松がホームに戻ってこれなかったのが残念。満塁になって一気にいけたと思ったのだが…。ダルビッシュはこれから何度も対戦する。2回くらいは勝てるのでは。」

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小林宏が負傷降板に小宮山「プロ失格」[ニッカン]

ロッテ小林宏がまたしても大一番でアクシデント降板した。6回1死満塁。稲葉への3球目を投げた際に右ふくらはぎに痙攣が走った。治療のためベンチに戻ると、そのままマウンドを降りた。昨年のクライマックス第2ステージ第2戦でも3回1/3で、同じところをつって降板した経緯がある。試合後は「申し訳ないです。(原因は)分からない。どうしたらいいか分からない」とうなだれた。

プロ12年目で初の開幕投手を任され、立ち上がりはダルビッシュを上回る3連続三振と最高のスタートを切った。5回までスライダー、チェンジアップ、カーブと緩急自在の投球で打たれた安打はわずか1本。それだけに度重なる原因不明の負傷が悔やまれる。ベテラン小宮山は「常習だからね。プロとして失格。本人には『頭を丸めて出直せ』と話した」とピシャリ。弟分として可愛がっているだけに厳しい言葉で奮起を促した。

◇小宮山がパ新、42歳開幕登板

パ・リーグでは開幕戦最年長登板となった42歳の小宮山が好リリーフで最少失点に食い止めた。小林宏が降板した6回1死満塁のピンチで緊急登板。後続を内野ゴロに仕留めるなど緩い球を効果的に使い、1回2/3を無失点に抑えた。「こういう場面を抑えるために日頃から練習している訳だから、何も言うことはないよ」とベテランの貫禄を示した。

里崎
「ダルビッシュは100%じゃなかった。それでも点を取れないんだからいい投手。(小林宏は)何か変えなければいけない。」(ダルビッシュから2安打)
バレンタイン監督
「アクシデントが起こるのが野球だとあらためて思った。小林宏、福浦ともに残念だ。判定もアンラッキーな面があったが、それも野球の一部だ。」(開幕戦黒星に)

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小林宏、また鬼門で痙攣降板[デイリー]

悪夢再び…。プロ12年目で初めて得た開幕投手の栄誉も、ロッテ・小林宏は右足ふくらはぎ痙攣によって、5回1/3を1失点の結果に終わった。

昨年10月14日のCS第2S第2戦。同様のアクシデントで涙の降板となった鬼門・札幌で、またもや不運に見舞われた。「申し訳ないし、悔しいです」と小林宏はうなだれた。

6回1死満塁に悪夢が訪れた。稲葉へ3球目を投じた直後に右足に痙攣を起こして無念の降板。緊急登板の小宮山が稲葉の遊ゴロ併殺崩れの間に1点を与え、これが決勝点となった。「調子も良かったし、気合も入っていた」という言葉通り、初回に3者連続三振を奪うなど快投を続けた。それだけにバレンタイン監督は「野球は予測のできない事態が起こると、あらためて感じた」とため息をついた。

これまでも同じ症状を繰り返してきた反省から、昨季から果物などでミネラル、鉄分を摂取する取り組みを行ってきた。だが努力は実らず「どうしたらいいか分からない」とポツリ。目指すエースへの道は、波乱のスタートとなった。

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小林宏、無念の降板、6回右ふくらはぎ痙攣…ロッテ[報知]

小林宏が主役の座をつかみ損ねた。アクシデントが襲ったのは6回、1死満塁。稲葉にこの試合66球目を投じた時、右ふくらはぎに痙攣を起こして無念の降板となった。

プロ12年目で初の大役。気合は入っていた。初回、森本、田中、稲葉を3者連続空振り三振。ベンチに戻りながら、小さくガッツポーズを見せた。5回までに出した走者は2人だけで二塁も踏ませなかった。相手のダルビッシュ以上に充実した内容が、たった1球で暗転した。

「申し訳ない。調子はよかったのに悔やまれます」。昨年10月14日、同じ札幌Dで行われた日本ハムとのクライマックスシリーズ第2S第2戦に先発。その時もわずか3回1/3、今回と同じ症状で降板した。「それまで1年間何やってたんだ、と情けなかった」。原因と見られるのは足首と股関節の硬さ。ストレッチに力を入れ、水分を多めに摂取するなど対策は立ててきた。しかし、雪辱に燃えていた開幕戦で悲劇が繰り返された。

緊急リリーフした小宮山からは「常習だからね。頭を丸めて出直せ」と厳しいゲキが飛んだ。エースの座を確立させるため、次回登板で汚名を返上する。

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ロッテ・小林宏が右ふくらはぎ痙攣、無念の途中降板[サンスポ]

ロッテの先発の小林宏は6回1死満塁、稲葉に3球目を投じた際に右ふくらはぎが痙攣し、無念の降板となった。「調子は良かったので悔やまれる」。プロ12年目でつかんだ初の開幕投手、3安打1失点の好投も白星に結びつかず。バレンタイン監督は「ダルビッシュの上をいく投球を見せてくれた」とねぎらった。

早川
「(ベンチが)行っていいということで行った。ダルビッシュなので普通に攻めても点は取れない。」(6回の三盗失敗に)

◇福浦和也が故障

福浦和也内野手(32)=日本ハム1回戦(札幌ドーム)の7回の守備で打者走者と交錯して左太ももを打撲、そのままベンチに退いた。病院には行かず、患部を冷やしながら様子を見る。

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“悪夢のケイレン”また襲われた小林宏[スポニチ]

またやってしまった。5回まで1安打無失点に抑えていたロッテ・小林宏が6回1死満塁、稲葉にカウント2−1としたところで右ふくらはぎが痙攣して無念の緊急降板。「調子良かったし気合も入っていた。悔やまれます。申し訳ない」。12年目で初の開幕投手。初回は3者三振など、ダルビッシュと互角の投手戦を演じながらアクシデントに泣いた。

降板直後、稲葉の併殺崩れの間に奪われた1点が重くのしかかり敗戦。昨季CS第2ステージ第2戦も同個所の痙攣で4回途中緊急降板、過去何度も発症したこともあり「進歩がない。何かを変えないと」と里崎。緊急救援した小宮山も「常習だからな。プロとして失格。頭を丸めて出直せと言った」。水分、ミネラル補給などケアしながらも再び招いた“失態”。真のエースへ課題を残した。

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小林宏、開幕白星飾れず…ロッテ[報知]

ロッテの先発、小林宏が6回1死満塁で、稲葉にカウント2−0から投げた3球目だ。「投げた瞬間、ぴりっときた」。右ふくらはぎに痙攣を訴えた。治療のためベンチに戻った。

「(予兆は)その前から少しあった」という。昨季4個しかなかった死球の直後、昨年の日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)第2戦と同じ症状が起きた。失点に結びついた“持病”再発に「悔やまれる。申し訳ない」と肩を落とした。

バレンタイン監督は昨年のCSで敗れた札幌ドームで、またもダルビッシュにやられた。「野球は予測できないことが起きるとあらためて感じた」と話した。

◇小林宏、福浦が負傷交代

小林宏は6回途中に右ふくらはぎの痙攣で降板した。福浦は7回の守備で打者走者と交錯して左太ももを打撲、そのままベンチに退いた。2選手とも病院には行かず、患部を冷やしながら様子を見る。

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小林宏がアクシデント降板[ニッカン]

プロ12年目で初の開幕投手を任されたロッテ小林宏が無念の降板となった。0−0で迎えた6回1死満塁の場面で、突如右ふくらはぎがつって、そのままマウンドを降りた。昨年のクライマックスシリーズでも同じ個所をつって降板している。試合後は「申し訳ないです。(原因は)分からない」と肩を落とした。

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