わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月25日

福岡ソフトバンク2−1千葉ロッテ(ヤフードーム)

ソフトバンクが、2年目先発大隣の自身初完投勝利で、05年以来の開幕5連勝を飾った。ソフトバンクは、0−1で迎えた7回1死一、三塁から井手のタイムリーで同点、本多が2人目川崎からタイムリーを放ち勝ち越す。大隣は124球被安打3奪三振毎回の12四球1で通算3勝目。ロッテは、3回に西岡のタイムリー二塁打で先制、8回1死二、三塁で代打堀、西岡が打ち取られ連敗で借金1。先発清水直は6回1/3被安打7奪三振4四球1失点2で、昨年からソフトバンク戦3連敗。3人目伊藤が8回2死一、三塁でプロ初登板し、田上を空振り三振に抑える。

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千葉ロッテ0010000001
福岡ソフトバンク00000020x2

◇清水サバサバ、監督「勝利に値」

ロッテ清水直行投手(32)が好投も報われず、今季初戦を白星で飾れなかった。「残念です。次までにシュートの精度をもうちょっと上げたい」とサバサバ振り返った。新球シュートを加えカット、スライダー、フォークと変化球を低めに集めて打たせて取った。5回には1死三塁から本多の投前スクイズを自らグラブトスでアウトに仕留めるなど、6回まで5安打無失点とベストピッチを披露した。

だが、1−0で迎えた7回にこの日初めて与えた四球の後に連打を許し、同点に追いつかれたところで無念の降板となった。バレンタイン監督は「勝利に値する投球だったが、打線が援護できなかった」とかばった。清水は今キャンプ2軍スタートで心身共に心配された時期もあったが、きっちり開幕に間に合わせた。井上投手コーチは「この内容なら十分にいける」と、敗れはしたが収穫は十分にあったようだ。

伊藤
「意外に緊張しませんでした。初マウンドが地元(東福岡出身)福岡ドームで、しかも三振を取れて良かった。これからもアピールしたい。」(8回2死一、三塁のピンチでデビュー登板。三振で切り抜ける)

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清水、天国の妻に白星捧げられず…ロッテ[報知]

入魂の87球も報われず、清水の今季初白星はお預けになった。6回1/3を7安打2失点と粘ったが敗戦投手。「白星スタートしたかったんですけどね」。サバサバとした表情で振り返った。

6回までは無失点。7回1死からレストビッチに出した唯一の四球が、シナリオを狂わせた。1死一、三塁から、9番・井手に左前へ同点適時打を浴び降板。新球のシュートをとらえられた。「ゴロで間を抜かれた。もう少し精度を上げなければ」と自分を責めた。

1月17日に明美夫人(享年32歳)が急逝したため、キャンプは2軍スタート。勝利と、元気な姿を見せたかった。5回1死三塁のピンチでは、本多のスクイズを素早いグラブトスで本塁封殺。だが、2月中はほとんど投げ込みも行えず、オープン戦では最多でも60球どまり。突貫工事で仕上げた影響が、終盤に出た。

周囲も、援護できなかった悔しさをあらわにした。プロ初の先発マスクだった田中雅は「どんな形でも勝ちたかった」と唇をかんだ。それでも本人は「何とか壊さず試合を作れた」と手応えはつかんだ様子。この一体感があれば、復活の白星は近いはずだ。

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ロッテ・清水は7回途中で無念の降板…夫人の弔い星ならず[サンスポ]

ロッテ・清水は7回途中に追いつかれ、無念の降板となった。1月に夫人の明美さん(享年32)が急逝し、キャンプの調整遅れを取り戻しての初先発に「負けたのは悔しい。次回も今日みたいな投球ができればローテを守れると思う」。バレンタイン監督は「勝利に値する投球をしてくれたが、援護できなかった」と好投に報えなかったことを悔やんだ。

バレンタイン監督
「ソフトバンクはついている。この1週間で運を使い果たさなければいい、と思っているのでは。」(連夜の拙守と継投裏目での1点差負けに)
「どんな形でも勝ちたかった。」(プロ入り初の先発マスク)

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清水6回まで無失点も無援で無念[スポニチ]

ロッテ・清水の好投も報われなかった。6回まで無失点。だが7回に1死一、三塁から井手に同点打を浴びて無念の降板となった。2番手の川崎が勝ち越し点を献上し、敗戦投手にもなったが「試合をつくれたと思うし、次回もこういう投球をして運があれば白星も転がり込むと思う」。バレンタイン監督は「清水は勝利に値する投球だったが、援護できなかった」と振り返った。

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清水が好投報われず黒星[ニッカン]

ロッテ清水直行投手(32)が好投も報われず、今季初戦を白星で飾れなかった。「残念です。負けたということは課題がある訳だから次までに整えたい」と悔しさを押し殺した。新球シュートを交えて6回1/3で2失点と内容は悪くなかった。バレンタイン監督は「勝利に値する投球だった」と称え、打線の援護がなかったことを強調した。

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西岡が4試合連続長打…ロッテ[報知]

これで4試合連続の長打。キャンプからウエートトレーニングの量を増やし、体重もアップした。その効果が表れているのか、左腕大隣の内角スライダーを力負けせずに引っ張り、左翼線へ運んだ。「打撃は下半身。練習でも地味に、足に(負担が)くるように打っていた」というリードオフマンが、課題のパワーでも成長しているところを見せた。

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