わたしはかもめ2008年鴎の便り(3月)

便

3月29日

千葉ロッテ3−1オリックス(千葉マリン)

ロッテが3連勝、千葉マリンで昨年から6連勝で貯金を2とした。ロッテは1点を先制されるも、8回2死満塁から代打サブローが3人目・加藤から3点タイムリー二塁打を放ち逆転。先発・成瀬は7回を129球4安打9三振3四球1失点で06年9月18日オリックス戦から23試合連続でパリーグ相手に黒星無し。2人目・アブレイユが来日初勝利、3人目・川崎がプロ初セーブ。オリックスは昨年6月以来の4連敗で借金2、先発・近藤は自己最長の7回を2安打6三振4四球無失点に抑え、7回塩崎の1号ソロで先制するが、2人目菊地原が今季初黒星。

123456789R
オリックス0000001001
千葉ロッテ00000003x3
サブロー
「打った感触は良かったので後は抜けてくれと叫びながら走っていました。スイングは今まで悪くなかったので後はタイミングだけだと思っていたので、しっかりあわせて打ちました。明日ももう1試合ありますので期待しててください。明日もマリンスタジアムを満員にして選手にパワーを下さい。」(8回代打決勝タイムリー)

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代打サブロー逆転3点打、成瀬好投7回1失点[千葉日報]

千葉ロッテが逆転勝ち。5回に1死三塁の先制機を逃すなど打線につながりがなかったが、8回に先頭の代打ズレータの左前打から2死満塁とし、代打サブローがフェンス直撃の3点二塁打を放った。先発成瀬は7回1失点。アブレイユが初勝利を挙げ、川崎が初セーブ。オリックスは近藤が7回を2安打無失点と好投したが、継投策が裏目に出た。

◇狙い球逃さず「格別の一本」へ

カウント1−0から待っていた球が来た。外角高めの直球。抜群のタイミングでバットを振りぬくと、打球は右翼フェンスに直接当たり3人の走者が一気にホームまで返ってきた。サブローは満塁の場面で代打で登場した8回に逆転の3点二塁打。一振りでチームに勝利をもたらした。

打線は7回まで2安打に抑えられ、1失点で好投していた成瀬を援護できないでいた。しかし8回、代わった投手を攻め立て2死満塁。ベンチ裏で素振りを繰り返していたサブローに声が掛かった。

「高めの真っ直ぐが1番いいボールと頭にあった」と、相手投手が自信を持っている球を狙っていた。初球の直球をファウルし、次の球も同じ球種。見逃さなかった。キャンプ中から意識していた右方向への強い打球を放ち「1番いい形で飛んで行ってくれた」。打席に立ってわずか2球で大仕事をやり遂げた。

前日の試合で5打席安打がなく打率は1割2分だった。スタメンを外され「打った記憶がない」という代打で逆転打。「打球方向がよかったし速い真っ直ぐに負けず、芯でとらえることができた」と手応えをつかんだ様子。復活を予感させる一打となった。

アブレイユ
「気分がいい。ハッピー。チームのみんなにウイニングボールにサインをしてもらうよ。」(初勝利に)
川崎
「9回と意識しないようにした。全員で勝利に向かっていくので、今日はたまたま自分だった。」(初セーブに)

◇“ここぞに強い打者”

バレンタイン監督
「サブローはこれまでもいいスイングをしていて、強い当たりを打っていた。彼はここぞという時に強い打者。今日もその仕事をしてくれた。成瀬は最高の投球内容。1失点であれだけ投げれば十分。(7回で降板は)シーズン序盤なので長く投げさせる必要はない。」

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スタメン落ちも代打で仕事、サブロー逆転打

ロッテのサブローが、スラメン落ちを力に変えた。1点を追う8回裏2死満塁。4番大松の打席で、本来4番を務めるサブローが代打に送られた。サブローはオリックス加藤の速球を右翼フェンスに直撃する逆転の二塁打を放った。前日28日まで打率1割2分の不調とあり、お立ち台で「足を引っ張っていたけど、ようやくチームメートと同じ働きができた」と、思わず言葉を詰まらせていた。

2つの点を自分に言い聞かせた。ロッテは日替わり打線で、この日の今江のように絶好調でも休養目的の欠場がある。「今日のボクは使えないから外されたんだろうけど、そう思わないようにした。ナイター翌日のデーゲームだから休養をもらったと、いい方向に考えた」。そして代打。昨年は6打数1安打、一昨年も13打数2安打と結果が出ていない。「代打で打った記憶ないねえ。でも(スタメンで)4打席でも打てないのに、1回で打てる訳ない。それぐらい気楽に打席に入ったよ」。

エース成瀬の負けを消しチームは3連勝。バレンタイン監督にも「ここぞという時に強い打者。あそこはサブローに任せるべきだと判断した」と絶賛された。サブローにも、チームにも大きな1勝となりそうだ。

アブレイユ
「戻ってきたウイニングボールには、チームメートにサインしてもらうつもり。」(来日初勝利に)

◇成瀬7回1失点

成瀬に黒星はつかない。7回に塩崎の一発を浴び、リードを許したまま降板した。昨年6月9日の横浜戦以来の敗戦投手になるところだったが、サブローの逆転打で救われた。「感謝したいです。ただ課題のチェンジアップはよくなってきたし、次回は打線にお礼したいですね」。制球に苦しむ場面もあったが、1失点に抑えたからこそ逆転もあった。バレンタイン監督も「最高の内容」と賛辞を贈っていた。

◇川崎がプロ初S

プロ初セーブを挙げた川崎は、試合後の方が焦っていた。9回1死二、三塁のピンチを切り抜けると、記念のボールを惜しげもなくスタンドへ投げ入れた。ところがアブレイユの来日初勝利と聞かされ、慌てて捕球した観客を捜索して返却してもらった。「ああ、よかった」と一安心。試合については「2点リードがあったし、走者をためないよう心掛けた」と落ち着いて振り返った。

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サブローが成瀬の“不敗神話”救った[デイリー]

大歓声に迎えられたお立ち台。ロッテ・サブローの目は潤み、声は上ずった。「何とも言えないです…」。“4番”の意地がチームを、そして成瀬の“不敗神話”を救った。

不振でスタメン落ちとなった4番打者。悔しさを振り払うように、ベンチ裏でバットを振り続けた。出番は1点を追う8回2死満塁。“4番”大松への代打だった。「狙っていた」という加藤の高め直球をたたいた打球は、右翼越えの逆転3点二塁打。「格別の1本!」と言葉に力を込めた。

チームと共に若き左腕も救った。一昨年から公式戦でパ・リーグ相手と、本拠地での連勝を重ねてきた成瀬が、リードを許して7回1失点で降板。だが、サブローのバットが敗戦を消し“不敗神話”は継続となった。

成瀬の登板試合は昨年の10月4日のソフトバンク戦、同10日のCS第1ステージ第3戦で、ともに満塁から走者一掃の逆転打を放った。ただ、奇妙な巡り合わせには「人のことを考えていられないので…」と照れ笑いを浮かべた。

「足を引っ張っていたけど、やっと力が出せた。期待してください」。頼れる男が復活した。

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成瀬もチームも救った、代打サブロー決勝打…ロッテ[報知]

狙い球をきっちり仕留めた。1点を追う8回2死満塁、代打・サブローが右翼フェンス直撃の走者一掃逆転適時二塁打。「(加藤は)高め直球が得意というのが頭にあり、それを狙った。1番いい形で飛んでくれた。格別な1本です」。昨季の代打での打率が1割6分7厘と低かった男が、会心の仕事をこなし笑いが止まらない。

今季はここまで打率1割5分4厘。代打どころかスタメンでも成果が出ていない。高橋打撃コーチから連日のように指導を受けタイミングの取り方など感覚が戻りつつあるという。本調子でなくても、狙い球を絞って1打席で結果を出すあたりはさすがだ。

粘投を続けていた先発の成瀬が7回、塩崎に1号左越えソロを被弾。打線も援護できず、敗戦ムードが漂いはじめていた。サブローの一撃で、3年越しで続いている成瀬のパ・リーグ公式戦16連勝、千葉マリン9連勝も止まらずに済んだ。その成瀬も「サブローさんが打ってくれてよかった。次は無駄な四球、ホームランをなくしたい」と気合を入れ直した。これで3連勝。首位のソフトバンクに1ゲーム差だ。

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理想の打撃で主砲復活!ロッテ・サブローが代打逆転タイムリー[サンスポ]

主砲のバットが、ようやく目覚めた。1点リードされて迎えた8回2死満塁。代打で登場したサブローが、オリックスの加藤の高めの直球を狙い打ちした。打球は右翼手の頭を越え、走者一掃の逆転二塁打。チームに勝利を呼び込んだ。

「今まで足を引っ張っていたけど、やっとみんなと同じ力が出せた」。お立ち台で目が潤む。オープン戦後半から打撃不振に陥った。公式戦開幕から7試合に出場し、25打数3安打、打率.120。昨年、星野ジャパンにも名を連ねた男は、結果を求め、いつのまにか必要以上に力んでいた。「力を抜け」という高橋打撃コーチのアドバイスが復調のきっかけとなった。

この日はスタメンから外れたが、試合中は、ずっとベンチ裏で素振りをして出番を待った。昨季の代打成績は打率.167。だが、バレンタイン監督は「ここぞというとき強い打者。サブローに託した」と自信を持って送り出した。

逆転打は打撃練習から心がけ、理想とする右方向への打球。「(今後も)期待してください」。主砲の開眼で成瀬のパ・リーグ不敗神話も継続。チームも3連勝と勢いに乗った。

◇不敗神話は無傷!成瀬は勝敗つかずホッ「運が良かった」

パ・リーグ公式戦16連勝中の成瀬は7回に塩崎にソロを許し、7回4安打1失点でリードされたまま降板。しかし、チームが8回に逆転して勝敗はつかず。「運が良かった」と胸をなでおろした。苦しみながらも最少失点にとどめた左腕は「チェンジアップがよくなってきた」と記録更新に自信を見せた。

◇日替わりクローザーでチーム一丸!川崎がプロ初S

川崎がプロ初セーブをマークした。「興奮しています。誰が抑えとか関係ない。全員で勝ちにいっている」。今季セーブを挙げた投手は早くも3人目。絶対的な抑え不在を、日替わりで埋めている。川崎が言うように救援陣の結束を強める効果も出ているようだ。

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苦手な代打でサブロー決勝打[スポニチ]

一振りでチームを救い、ロッテ・成瀬の“不敗神話”も守った。0−1の8回2死満塁。代打・サブローが走者一掃の右翼フェンス直撃二塁打で逆転3連勝を呼び込んだ。「練習でずっと狙って打っていた右方向に、いい形で飛んでいった。格別の1本。気持ち良かった」。

9奪三振と力投の先発・成瀬が7回に先制ソロを被弾。このまま負ければパのレギュラーシーズン16連勝中、千葉マリンでは9連勝中の負けない左腕に黒星がつく危機だった。昨季は代打成績6打数1安打。「代打は得意じゃない」という4番が土壇場で意地を見せた。

前夜まで打率.120と不振だっただけに「(成瀬の記録は)全然知らなかった。人のことを考えていられない」というが、昨年も成瀬の先発時は満塁機で勝負強さを発揮。10月3日ソフトバンク戦(千葉マリン)で走者一掃の逆転二塁打、同10日のソフトバンクとのCS第1S第3戦(同)でも0−0の均衡を破る三塁打を放っている。バレンタイン監督は「ここぞで強い」と称え、白星はつかなかった成瀬も「運が良かった。打ってくれて感謝している」と最敬礼だ。復調の足掛かりをつかんだ4番と共に、神話はまだまだ続く。

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サブローが代打逆転打、川崎プロ初セーブ…ロッテ[報知]

ロッテは0−1の8回にズレータ、西岡の安打などで2死満塁の好機を作り、代打サブローの3点二塁打で逆転して3連勝を決めた。アブレイユが初勝利。3番手の川崎がプロ初セーブを挙げた。

サブローが代打で逆転打を放った。1点を追う8回二死満塁。「彼が1番得意なので狙っていた」と言う加藤の2球続いた高めの直球。初球は仕留め損なったが、今度は右翼フェンス直撃の二塁打に。「速球に負けずに芯でとらえた。打球方向も良かった」と振り返った。開幕から不振が続いていたが、ようやくの好結果を好調大松の代打で残し「格別の一打」と笑みが絶えなかった。

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アブレイユが来日初勝利[ニッカン]

ロッテ新外国人のアブレイユが来日初勝利を挙げた。1点ビハインドの8回表から登板し走者を出しながらも無失点に抑えた。8回裏の逆転で初白星も、最後を締めた川崎がウイニングボールをスタンドへ投げ込んでしまった。後で気付いた川崎は捕球した観客を探し出して返却してもらった。アブレイユは「返してくれた少年にはサインボールをあげたよ。記念のボールには、チームメートのサインをもらいたい」と嬉しそうに話していた。

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