ソフトバンクはルーキー大場の史上18人目・球団記録となる16奪三振、自身2度目の無四球完封勝利で千葉マリンの連敗を4で止め貯金を2とした。大場は9回を132球、被安打4、8回を除く回で三振を奪い、パリーグ13人目の7者連続奪三振と04年松坂、05年川上憲伸に次ぐ史上3人目の先発全員奪三振。ソフトバンクは1回松中のタイムリーで先制、5回も松中の2点タイムリー二塁打で加点。ロッテ成瀬は7回6安打3四死球3失点で06年9月11日楽天戦以来のパリーグ相手の黒星、07年7月10日西武戦からの連勝は11で止まる。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ成瀬の不敗神話が16で止まった。ソフトバンク大場との同い年対決だったが、力が入りすぎて8回途中3失点降板。06年9月18日のオリックス戦から続いたパ・リーグ連勝記録がついに途切れた。「連勝はいつか止まりますから。序盤なので逆に気持ちを切り替えて、また1から積み重ねていきたい」と、あっさり完敗を認めた。
連勝の重圧より、大場へのライバル心が空回りにつながった。高校時代に対戦はないが、デビュー戦で完封した好投手の存在が手元を狂わせた。1点を追う5回2死一、二塁から、松中への直球が逆球となり、真ん中に入ったところを右中間へ2点点タイムリーを浴びた。「早く追い込みたい気持ちがあって、微妙に球を早く離してしまった」と悔しがった。今後は生命線の制球力を取り戻すため、根本的に調整し直すという。「もう1度大場と対戦があれば投げ勝ちたい」と、この敗戦を無駄にはしない。
千葉ロッテは完敗。1回2死からの7者連続を含む8回を除いた毎回、先発全員の16三振。7、8回に得点圏に走者を進めたが続かなかった。先発成瀬は制球が甘く3失点し今季初黒星。パ球団相手のリーグ戦連勝は、16で止まった。アブレイユは2回を3奪三振と好投した。ソフトバンクはルーキー大場が2度目の無四球完封で2勝目。松中は3安打3打点。
千葉ロッテ成瀬が今季初黒星。2006年9月から続いていたレギュラーシーズンでのパ球団相手の連勝記録が16で止まった。
3回を終わって71球。「序盤はよかったが球数が増えてフォームを崩した」と、上体が突っ込んで手元に狂いが生じた。5回、内野安打と四球で一、二塁とされ4番松中にこの日2本目の適時打で3失点。「大事なところで球が甘くなってしまった」と反省した。
相手マウンドは同い年の大場。「どうしても負けたくなかった」と先にプロで実績を残した実力を見せつけたかったが、この日はお株を奪われてしまった。
9回、144キロの高めの速球に根元のバットは空を切った。チーム16個目の三振。千葉ロッテ打線は、マウンドで力強く躍動したルーキー右腕の前に屈した。
中盤まで完璧に押さえ込まれた。1回2死で4番オーティズが変化球に空振り三振すると、3回まで7者連続三振。大場の伸びのある高めの直球、切れのある変化球に翻弄された。「ストレートがうまく風に乗っていた。久しぶりにいいピッチャーに当たった」と舌を巻く2三振の橋本。7回2死まで三塁を踏めなかった。
テークバックが小さく、球の出どころが分かりにくい大場の投球フォームに苦しみ、今江は「タイミングが取りづらいし球に力があった。ストレートがいいピッチャーはなかなか打てない」。里崎は2打席連続で左翼ポール際に運んだが、風に押し戻されファウル。運も相手に味方した。
7回にオーティズ、大松が連打、8回にはサブローが唯一の長打となる左翼線への二塁打を放ったが得点できず、先発全員、8回を除く毎回の16三振を喫した千葉ロッテ。前日の試合は8回に一挙5点を奪い逆転勝ちし連敗脱出。一気に勢いに乗りたかったが、勝率5割復帰を目前にチームの勢いをそがれてしまった。
ロッテ・成瀬の不敗神話が終わった。7回0/3で7安打3失点。同い年の大場に投げ負け、レギュラーシーズンの連勝は11、パ相手では16で、千葉マリンでの連勝は9で止まった。「同い年だし負けたくなかった。自分の方が早くプロに入っているし、絶対勝ちたいという意識でいったのに…。ショックです」。
4番・松中に2本の適時打を喫して3失点。要所で制球が甘くなった点を悔やんだ。パ相手では06年9月11日の楽天戦(千葉マリン)以来572日ぶりの黒星に「記録はいつか途切れる。シーズン序盤だし切り替えられる。また一からチームの勝ちに貢献できれば」。久々の敗戦を糧に新たな神話をスタートさせる。
成瀬は、16で止まったパ球団相手の連勝より、同学年の大場に投げ負けたことを悔しがった。「負けたくない気持ちが、すごくあった。ショック」。2本の適時打は、どちらも二死から松中に許した。しかも、ともに外角を狙ったボールが中に甘く入り「(大場より)早くプロに入っているので、力を見せつけたかったが…。気持ちだけが前に突っ込んだ。もっと(球離れが)遅ければ、外角にいったと思う」。プロの先輩としての対抗意識が、制球の乱れにつながったことをうかがわせた。
頭からタオルをすっぽりとかぶった成瀬が、ベンチでうなだれた。8回、自らの二塁悪送球で無死一、二塁にピンチを広げて降板。3点ビハインドのまま試合は終わった。パ・リーグのチームを相手に公式戦で黒星がついたのは06年9月11日の楽天戦以来、572日ぶり。連勝も16で止まった。「連勝はいつかは途切れますから。重圧?全然なかったです」振り返る言葉には、さすがに力がなかった。
7回0/3を7安打3失点。何より悔しかったのは、同い年の大場に投げ負けたことだった。「早くプロに入ったのは僕だから、いいところを見せつけたかった」。その気負いが、微妙な制球を奪ったのだろうか。甘く入った球を、本来得意なはずの左打者・松中にことごとく痛打され、3安打3打点を献上した。
千葉では9連勝、公式戦も昨年7月10日の西武戦以来11連勝中だったが、不敗神話はリセット。「大場?次は必ず投げ勝ちたい」。新たなライバルを得て、背番号17が再スタートを切る。
交際中だったプロ野球ロッテの西岡剛選手(23)と、タレントのさくら(24)が、シーズン開幕前に破局していたことが5日、分かった。2人は06年1月、テレビ番組の共演をきっかけに交際をスタート。この日、西岡は「別れたというだけです。お互い忙しかったということです」と別れを認めた。さくらの所属事務所も破局の事実を認めている。
ロッテの左腕エース成瀬の不敗神話が16で止まった。初回に松中に先制適時打を許すと、5回にも2死一、二塁から松中への直球が逆球となり、真ん中に入ったところを右中間へ2点タイムリーを浴びた。「早く追い込みたい気持ちがあって、微妙に球を早く離してしまった」と悔しがった。8回途中3失点降板。06年9月18日のオリックス戦から続いたパ・リーグ連勝記録がついに途切れた。
ロッテ・成瀬は、止まったパ球団相手の連勝より、同学年の大場に投げ負けたことを悔しがった。「負けたくない気持ちが、すごくあった。ショック」。2本の適時打は、どちらも2死から松中に許した。しかも、ともに外角を狙ったボールが中に甘く入り「(大場より)早くプロに入っているので、力を見せつけたかったが…。気持ちだけが前に突っ込んだ。もっと(球離れが)遅ければ、外角にいったと思う」。プロの先輩としての対抗意識が、制球の乱れにつながったことをうかがわせた。