楽天がビジター球場での連敗を8で止め、借金を1とした。楽天は、鉄平の自身最多となる6打点の活躍と、投げては岩隈が8回を6安打2失点(自責は0)に抑え3勝目を挙げた。岩隈の2ケタ奪三振は04年以来4年ぶり。防御率はダルビッシュを抜きリーグトップの0.46となった。楽天は2回、鉄平が2点二塁打を放つと、その後藤井の打席で本盗を決めこの回3点を先制。8回と9回の終盤にも着実に加点しロッテを突き放した。ロッテは、4回橋本のタイムリーなどで1点差まで追い上げるが、中継ぎ陣が崩れ連勝は4で止まり4位に転落。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 4 | 11 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ロッテ先発久保が6回途中4失点降板で3敗目を喫した。2回1死一、二塁から鉄平に中越え二塁打を浴びるなど3点を先制された。だが、その直後に「何で打たれるか分かった」と配球、フォームなど総合的に判断して打たれた要因に気付いたという。修正した4回からは2回を無安打無失点に抑え光明が見えた。「次があるか分からないけど、後がないと思って投げます」と背水の陣で臨む。
ロッテ−楽天戦の試合前に大関琴光喜が始球式を行った。本名の「啓司(けいじ)」にちなんだ背番号「914」の特注のユニホームで投げた。「佐渡ヶ嶽部屋でも野球チームをつくっていますが、その試合とはまた違って楽しかった」。部屋が千葉にあることからロッテファンで「西岡やベニーに注目しています」。
外国人2選手のトライアウトが17日、さいたま市内のロッテ浦和球場で行われ、オマール・ベルトレ投手(26)とアレクシー・オガンド投手(24)が投球を披露した。両投手は日本でのプレーを希望し、この日は巨人、阪神、ロッテなど数球団の関係者が視察。阪神の関係者も視察に訪れたが、外国人選手を補強する予定はないという。外国人選手5人を抱えるロッテも消極的な姿勢を示した。
ロッテは投打に精彩を欠いて連勝は4で止まった。先発の久保が5回1/3を4失点で3連敗を喫して「不甲斐ない投球をしてしまっている」と反省。終盤にはアブレイユと小宮山の中継ぎ陣も炎上。打線も岩隈から2点を奪うのが精いっぱいだった。バレンタイン監督は「相手の打者は凄く振れていたし、岩隈にいい投球をされてうちの打者は厳しい条件だった」とお手上げだった。
久保は2回に3点を奪われるなど、5安打4失点で6回途中KO。前回10日の西武戦(西武ドーム)の4回途中9失点KOに続く失態に「制球が悪かった。何回も不甲斐ない投球をしてしまっている」と下を向いた。
リアル系プロ野球ゲーム「プロ野球スピリッツ5」をチームの代表して受け取った成瀬=千葉マリン KONAMIが今季開幕に合わせて発売したリアル系プロ野球ゲーム「プロ野球スピリッツ5」が17日の楽天戦試合前、千葉ロッテナインに届けられた。代表して受け取った成瀬はチームきってのゲームフリーク。「遠征には必ず持っていって熱中しています」という左腕は、大活躍だった昨季のデータに基づいて作られた新バージョンを心待ちにしていたという。「自分の能力値がどのくらいになったか本当に楽しみ。ゲームの中でもフル回転ですね」と大喜びだった。
大リーグ、テキサス・レンジャーズ支配下のオマール・ベルトレー投手(26)、アレキシー・オガンドー投手(24)の合同トライアウトが17日、さいたま市内のロッテ浦和球場で行われた。
大リーグでは「ショーケース」と言われる各球団スカウトを集めたトライアウトだが、日本で行われるのは極めて異例。大リーグ機構側が日本プロ野球組織の許可を取り、12球団に通知する形で実施された。ロッテ・バレンタイン監督が視察に訪れるなど阪神、楽天、日本ハムなど9球団の編成担当者が集まった。
ともにドミニカ出身で、150キロ超の速球が武器の本格派右腕。ベルトレーは主に先発、オガンドーは投手転向2年目のリリーフ型だ。両投手はレンジャーズと契約したが米国への入国ビザが下りず、日本に活躍の場を求めて今回のトライアウトが実現した。
この日はロッテ2軍選手相手のシート打撃に登板。ベルトレーは最速152キロを記録し、5三振を奪う内容だった。ただ、獲得となれば移籍金が発生し「実戦登板も久しぶりで、球に力はあるが制球がばらついていた」(ロッテ編成担当者)と評価も分かれた。
代理人の団野村氏は「個別に球団が見たいという話があれば、再度テストを実施する」と説明。楽天・三村GMは「持ち帰って考えたい。(再テストも)可能性はある」と話すなど、今後の動向が注目される。
ロッテは雨の影響で1万人を切った観衆と同様、お寒い内容で大敗し、連勝も止まった。両先発の最近の状態を考えると、試合前から分は悪かった。さらに、練習中から雨は降っていたが、球団は試合を強行した。楽天と比べて投打に全く力を発揮できず、バレンタイン監督は「(悪条件は)相手も一緒。相手はマイナス面がなかったと思う」と諦め顔だった。
ロッテの連勝は4で止まった。練習中から雨は降っていたが、球団は試合を強行した。楽天と比べて投打に全く力を発揮できず、バレンタイン監督は「(悪条件は)相手も一緒。相手はマイナス面がなかったと思う」と諦め顔だった。
ロッテの連勝が3で止まった。先発久保が6回途中4失点降板で3敗目を喫した。バレンタイン監督は「何故打たれるのか分からない」とぶ然とした表情で話した。だが、久保自身はフォームを修正した4回から2回を無安打無失点に抑えており、次回登板への手ごたえをつかんでいた。「何回も不甲斐ない投球をしているので次があるか分からないけど、後がないと思って投げます」と巻き返しを誓った。