わたしはかもめ2008年鴎の便り(4月)

便

4月20日

オリックス0−6千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテがチーム今季初の完封で連敗を2、東京ドームでの連敗も4で止め、1日で5割に戻した。ロッテは5回に根元のタイムリー三塁打で先制。さらに6回には大松の5号ソロ、オーティズのタイムリー二塁打、橋本の3号2ラン、今江の1号ソロで計5点を追加した。東京ドーム初登板初先発の成瀬は8回124球、被安打3奪三振9四球1失点0で今季3勝目、オリックス戦5連勝。オリックスは先発・近藤が5回1/3を9安打5失点でロッテ戦初黒星、自身は2連敗。打線は4安打に抑えられ今季5度目の完封負けを喫し、連勝が2でストップした。

123456789R
千葉ロッテ0000150006
オリックス0000000000
成瀬
「チームが連敗していたので嫌な流れを止める事ができて良かったと思います。今シーズンの中で1番いいピッチングができたと思います。野手の人も大量点を取ってくれたので中盤からは大胆に投げる事ができたと思います。自分自身はこれで2連勝ですがこれからも連勝を伸ばして行けるように頑張ります。」(8回無失点、今季3勝目)

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西岡“交際発覚”以来の初安打[スポニチ]

左ふくらはぎ痛で欠場が続いていたロッテの西岡が、7試合ぶりにスタメン復帰。初回、美人プロゴルファー・古閑美保との“交際”が発覚して以降初安打となる左前打を放った。2打席目以降は痛烈な打球が野手の正面をつく不運もあって無安打も、好守でもり立てるなど不安を一掃。「(患部は)まだ100%じゃないけど1本出て気が楽になった。勝って気分がいい」と笑顔だった。

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ロッテ成瀬、復調で“魔球封印”!8回を零封3勝目[夕刊フジ]

◇五輪への秘密兵器になる!?

悪循環を断ち切った。20日のオリックス戦で8回をわずか3安打で無失点、今季3勝目をゲットしたロッテ・成瀬。「やっと調子が良くなってきた。ここまで練習してきて、昨年の状態に近くなってきた」と、ようやく開花宣言だ。

ヒヤッとさせたのは3回だけ。1死から辻、坂口に連打を浴びて一、三塁とされたが、直球を主体とした組み立てで後続を封印。8回終了時点で球数が124球に達したため、今季初完封はお預けとなった。

「最後まで投げたかった。もう少し球数を減らすことはできた。今年はいかに完投を多くするかが課題ですから」と、試合後も気合十分。開幕直後の表情とは雲泥の差だ。この日の戦前まで、すでに2勝をあげていたが、内容は今一つ。その原因は制球難だ。投手の生命線である直球のコントロールに四苦八苦し、それゆえ勝負球のチェンジアップを多投した。カウント稼ぎを打者に見送られ、四球を選ばれて、走者をためてガツン−。

まさに悪夢の展開。昨季まで12球団でも指折りだった藤田、薮田、小林雅のリリーフ陣がいなくなり、完投を意識するあまりの悪循環でもあった。

それだけに、調整も悪戦苦闘。中6日の登板間隔での調整で、昨年までは50球だった投球数も、完投へのスタミナ作りのため70球に増やしたが、うまくいかない。結局は「昨年の感じに戻したんです。試合前の練習も打者がいないところで投げても力むので、肩が温まったらマウンドにいくようにしてます」。

復調した成瀬が現在、試していたコトがもう1つある。新球のフォークだ。投球の幅を広げるために自主トレ、キャンプで練習。「(相手に)あると思わせるだけでも効果がある。(報道陣の)皆さん書いてください」と漏らしていたが、昨季並みの内容が戻りつつあるだけに、新球投入の必要はなさそう。

とはいえ、「アイツのフォークはえげつない。落ちる角度が日本人離れしていて、チームスタッフじゃ捕れないよ。完全にマスターしたら、すごい武器になるんだけどね」(球団関係者)という証言もある。まだまだ日の丸の左腕エースの“伸びしろ”は計り知れない。

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一発攻勢で快勝、好投成瀬3勝目[千葉日報]

千葉ロッテが一発攻勢で快勝。6回、大松の5号ソロで加点し、橋本の右越え2ランで5点目。今江も1号ソロを放ち、5本の長打を集めて5点を奪った。先発成瀬は安定した制球で8回を3安打無失点。7回を除く毎回の9奪三振で3勝目。オリックスは3回1死一、三塁の先制機を逃した。

◇西岡7試合ぶり出場

左ふくらはぎに死球を受け欠場していた千葉ロッテの西岡が、7試合ぶりに出場した。3番・遊撃で先発出場。第1打席でいきなり左前打を放ち、守備でも難しいハーフバウンドの打球を処理するなど攻守で持ち味を発揮した。患部にはまだ違和感があり「百パーセントじゃないので全力で走れない」と慎重だが、ヒットには「気が楽になった」と笑顔を見せた。

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大松“勝負パンツ”はかなくても打った[ニッカン]

ロッテの新4番・大松尚逸外野手(25)が“勝負パンツ”をはかなくても打った。1−0の6回1死から高めスライダーを右翼席中段へ運んだ。オリックス近藤を意気消沈させる価値ある1発で、一挙5点のビッグイニングの口火を切った。「低めだけは手を出さないようにして、狙った球を打てた」と、してやったり。前の打席はスライダーをひっかけて一ゴロに倒れただけに、ファウルで粘ったスライダーを見事にとらえた。

今季、ピンクのボクサータイプのパンツをはいた時は本塁打やサヨナラ打を放ち、3回全てお立ち台に上がっている。この日は連敗中のチームを救おうとピンクのパンツをはこうか迷ったが「パンツ選びは嫁の直感に任せている」と、洗濯の都合上ピンクではなかった。それでもチームトップの5号ソロで連敗を止め、4番の役割を十分に果たした。

これで勢いに乗ると、里崎、オーティズの連続二塁打に橋本の3号2ランまで4連打で4点。さらに今江の1号ソロも飛び出し、10日の西武戦以来となる1イニング3本塁打で圧倒した。今江は「みんなの勢いで打たせてもらった」と満面の笑みを浮かべた。

不調のズレータ、福浦と左太もも痛のサブローが登録抹消される苦しい状況を、持ち味のつなぐ野球で乗り切った。バレンタイン監督は「長打が続き、打線は自信を深められるいい流れになった」と上機嫌。勝率も5割に戻し、22日からの西武との3連戦で一気に首位奪取を狙う。

◇成瀬8回0封で3勝

ロッテの左腕エース成瀬が8回3安打無失点と今季ベストピッチで3勝目を挙げた。オリックスの右打者への内角直球の制球が冴え渡り9奪三振をマーク。4番ローズも2三振に仕留めるなどビッグボーイズを無安打に封じた。「勝負どころでいいところを突けましたね。やっと張が出てきたかな」と満足げに笑った。捕手の橋本も「ローズの攻め方を話し合い、うまく攻略できた。大人のピッチングでしたね」と絶賛した。

今季は開幕から生命線の制球に苦しみ、登板2日前のブルペンは前年より約20球多い70球も投げるなど球数が増えていた。だが今回は50球で納得して切り上げられるまでに調子を取り戻した。長打が出やすい東京ドームで無失点に抑え「収穫ありました」と自信も深めていた。

◇西岡、スタメン好守

左ふくらはぎ打撲で欠場していた西岡が7試合ぶりにスタメン復帰し、攻守に存在感を見せた。初打席でカーブをうまくとらえて左前へ運ぶと、守備では、5回にオリックス辻の中前へ抜けそうな当たりを回り込んで止め、アウトに仕留めた。「たまたまグラブに入りました。早川さんのファインプレーも出て、守りからリズムに乗れました」と、笑顔で話していた。

根元
「内角直球で厳しいボールだったけど思い切りフッタ。東京ドームは打球がよく伸びますね。先発の成瀬も頑張っていたので何とか先制したかった。」(5回に先制の適時三塁打)

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成瀬“完全復活”3勝目[デイリー]

130キロ台の直球にバットが空を切る。ロッテ・成瀬の真骨頂だ。「今季、1番良かった。勝負どころで制球ができたし、直球もスピード表示以上に(キレが)出ていたと思う」。8回3安打無失点。こぼれる笑みが、完全復活を物語った。

前日2本塁打のローズを直球で2三振に封じるなど、打者の内角を突く大胆さ。これに初登板の東京ドームで「慎重に投げた」という繊細さを加えた投球で9奪三振。援護を受けた5回から降板するまでの4イニングは完璧に抑えた。

復調の兆しは、登板間の調整にも表れた。開幕から生命線の制球が乱れ、ブルペン投球を納得して終えるまで約70球を要した。それが前回登板前から「去年と同じ」と50球未満で仕上げられるように。今季は肉中心の食生活も改善し「外食でも野菜を採るようになった」という体作りの効果が出はじめている。

今季初完封は逃し「球数が多かった。完封のチャンスもあったのに」。だが、5日の敗戦でパ・リーグ相手の16連勝が止まった後の連勝に「これからも続けていきます」と成瀬。新たな“不敗伝説”への第一歩となる快投だった。

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ロッテに成瀬あり!8回を9K無失点で防御率3位に浮上[サンスポ]

成瀬が再び、連勝街道に乗った。8回を3安打無失点9奪三振の好投で前回登板に続く2連勝。今季3勝目を挙げ、チームの連敗も2で止めた。

「今季で1番良いできでした。甘い球が少なかった」。表情には充実感がにじみ出た。

本来の強気の投球をみせた。前日に2本塁打を放ったローズからは4、6回ともに135キロの内角高めの直球で空振り三振を奪った。124球と球数が多かったため、8回で降板したが、五回以降は完全投球だった。

昨季の最優秀防御率(1.82)左腕は開幕当初、不調に苦しんだ。5日のソフトバンク戦(千葉マリン)は、8回途中3失点で負け投手となり、06年9月18日から続いたパ相手の連勝が16で止まった。原因はキャンプ中の投げ込み不足。

開幕後、登板日の2日前に行うブルペン投球をあえて通常の50球から70球以上に増やした。この突貫調整もあって肩のスタミナもついた。この日の登板は昨季と同様の調整法に戻し「昨季の投球に近づいた」と、より手応えをつかんだ。

防御率は1.35に浮上。日本代表候補のダルビッシュ、岩隈に次ぐ3位で涌井よりも上につける。「制球の精度をもっとあげたい」。星野ジャパンのエース候補がしのぎを削る中、左腕エースの座を目指す成瀬も勢いを増してきた。

◇大松、点火5号ソロ

4年目の大松が1点リードの6回に5号ソロ。これが呼び水となり、打線は今季2度目の1イニング3本塁打などで突き放した。低めの難しい球をファウルにして粘り、フルカウントから高めにきた唯一の失投を仕留めた。「多分ボール球だが、思い切り振った」と満足げだった。

今江
「好調の大松さんとグータッチしたので打てた。」(6回にチーム3本目の本塁打)
根元
「東京ドームは打球が伸びる。打席も土が硬く、しっくりくる。投球が見やすくて好きな球場。」(先制三塁打)

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成瀬本領発揮!8回0封!今年もタイ取る…ロッテ[報知]

昨年の最優秀防御率投手が輝きを取り戻した。成瀬が8回を3安打無失点で今季3勝目。5回以降は1人の走者も許さなかった。「納得です。勝負どころでいいボールが行きました。今季1番です」ここまで昨年のような制球がなく、不満を感じていたが、ようやく笑顔になった。

「最初に神経を使って投げたのが良かった」初体験の東京ドーム。気圧式でドームの屋根を持ち上げている関係で「打球が飛ぶ」と言われているだけに、慎重にゲームに入った。19日に2本塁打したローズの第1打席は四球。しかし、「直球はスピードガンの表示より出ている」と大胆に攻めた。第2、3打席はともに135キロの内角直球で空振り三振。カブレラと合わせて3、4番を無安打に抑えた。

今年から1人暮らしを始めた。そこで気をつけているのが食事。これまでは食べたいものを食べていたが、野菜を積極的に取ることを心掛けている。自炊もしている。増え続けるばかりだった体重は現状維持となり、体にキレも出てきた。今季、不調からブルペンで投げる球数が多くなっていたが、前回の登板前からは昨年と同数(約40球)の調整で十分になった。「元の状態に戻った」と手応えを感じていた。

2試合連続で自責点ゼロ。防御率は1.35となった。0点台の日本ハム・ダルビッシュ、楽天・岩隈が見えてきた。昨シーズンのような繊細な制球力と「今年もやれる」という自信を取り戻したマウンドとなった。

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ピンクのパンツでなくても大松5号[スポニチ]

1点リードの6回1死、ロッテの4番・大松が右翼席に5号ソロを突き刺した。これが呼び水となって今季2度目の1イニング3本塁打などで5点の猛攻だ。“験担ぎ”のピンクのパンツについては「はきたかったんですけどね。嫁が直感で決めているんで。まだ勝負どころは先にたくさんあるから」。5本塁打16打点に勝利打点6はチームトップ。大松のバットが打線を引っ張る。

◇成瀬9K3勝目

東京ドーム初見参の成瀬が8回3安打無失点で3勝目。直球が走り、今季最多タイの9三振を奪うなど危なげない内容だった。開幕直後はばらつきがあった制球も安定し「今年1番の出来。やっと調子が良くなってきた」と振り返った。今季初完封こそ逃したが、こだわりが強い防御率は1.35までアップ。不調から70球を投げていた登板2日前ブルペン投球も最近2試合は50球と昨年同様の調整に戻した左腕は「点を取られなければ負けない。次は球数を減らして完投したい」とさらなる飛躍を誓った。

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成瀬8回0封!チームは5割[ニッカン]

ロッテの左腕エース成瀬善久投手(22)が8回3安打無失点と今季ベストピッチで3勝目を挙げた「勝負どころでいい所を突けましたね。やっと調子が出できたかな」と話した。打線も6回に大松、橋本、今江の3本塁打が飛び出し一挙5点の援護射撃で6−0と完勝した。これで連敗を2で止めて勝率を5割に戻した。

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成瀬8回3安打無失点、ロッテ快勝[スポニチ]

ロッテは5回、根元が右中間に適時三塁打を放ち先制。6回は大松、橋本、今江の3本塁打を含む5長打で5点を挙げた。成瀬は緩急をうまく使い、8回を3安打無失点、9奪三振で3勝目。オリックスは打線が狙い球を絞れなかった。

ボール半個分も誤ることができない重圧が続いた。0−0の3回1死一、三塁で、阿部へのカウントは2−0。それでもロッテ・成瀬の手元が狂うことはなかった。

スピンが利いた直球でバットを動かせないほど厳しい内角を突く。見逃し三振−。続くカブレラにも中に甘く入ることなく内角を攻め続け、最後はセオリー通りの外の変化球で左飛に仕留めた。

この日最大のピンチをしのいだ制球力に「走者を背負って厳しいところに投げられた」と胸を張る。5回以降は完璧で8回を無失点。開幕から制球の精度が今一つだった左腕は「今季1番の投球。去年に近づいてきた」とようやく満足感に浸った。

東京ドームが一発が出やすい球場であることは知っていた。前日は小林宏が8失点。自分の球威なら、間違うと確実にスタンドに運ばれる。常にその恐怖感が隣り合わせの状況で、捕手が構えたコースと高低の誤差を、特に要所で最小限にとどめた。

「制球ミスは許されない。そういう球場で神経使って投げられたのは良かった」。昨季のような繊細な制球力と共に「今季もやれる」という手応えも感じ取っていた。

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